「Microsoft Font Maker」は、オリジナルの手書き英字フォントを簡単に作成できるアプリ。Windows 10 Version 16299.0以降に対応しており、無料のWindows ストアアプリとなっている。なお、執筆時現在は“Microsoft ストア”上のWebページが用意されていないが、Windows 10の「ストア」アプリから“Microsoft Font Maker”を検索することでインストール可能。

 フォントの作成といっても特別な知識は不要で、必要な文字をペンで描き込むだけの簡単な操作が特徴。ラフな手書き文字であれば、5分ほどでフォントを作成できた。作成したフォントはTrue Typeフォント(TTF形式)として出力可能だ。

フォントの作成は3つのステップで行う。1つ目のステップでは、画面上に表示されたガイドに従って大文字・小文字のアルファベットや数字、記号を描き込む。2つ目のステップでは画面に表示された英文を入力すればよい。3つ目のステップで文字やスペースの間隔と文字の大きさを微調整したらフォントの完成だ。画面右上の[Create]ボタンを押せばフォントをファイルとして出力できる。

 編集部で試用したところ、利用にはInk機能に対応するペンが必要なようで、マウスやタッチ操作では文字の入力ができなかった。

入力する文字は必ずしもガイドに従う必要はなく、英字の代わりに仮名文字など別の文字を入力してもOK。かな文字のフォントを作成する際は入力時の利便性を考え、“かな入力”で使うキー配列に従って対応する英字に仮名を描き込むとよいだろう。また、絵文字を作成してみるのも面白い。
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