[ロンドン 30日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は30日、昨年の世界の電気自動車(EV)普及台数は前年比57%増の310万台となり、過去最高に達したとのリポートを発表した。

普及台数にはプラグインハイブリッド(PHV)車と燃料電池車も含まれる。全体の40%を中国が占めた。

研究開発が進んだことや政策支援、インフラ投資、生産技術の改善などがバッテリーコストを引き下げ、台数増加につながった。ただバッテリーコストは引き続きEV費用の主要部分を構成しており、一層の普及を促すには税制優遇措置などの後押しが必要になるとみられている。

IEAの推計では、現在発表されている各種政策だけに基づくと、2030年までのEV普及台数は1億2500万台になる見込み。ただ温室効果ガス排出量削減目標などを達成するためにより思い切った政策が打ち出された場合、2億2000万台に達する可能性があるという。

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2018年5月31日 / 16:00
ロイター
https://jp.reuters.com/article/ev-record-iea-idJPKCN1IW0NO