米銀JPモルガン・チェースは中国事業に「全力」投入する。同行は14日、グローバル株式共同責任者のマーク・レオン氏を中国事業の新最高経営責任者(CEO)に指名した。電子メールで配布されたリリースによれば、中国で証券会社の設立を目指し、資産運用合弁会社の過半数株取得も計画している。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は「JPモルガンは中国に全力を注ぎ込み、リソースを投入する。今回の投資はその約束に沿ったものだ」と述べ、「人員を雇用し、企業に融資し、市場の発展を後押しし、慈善活動を通じて地域社会を支える」と続けた。

21年前にJPモルガンに入行したレオン氏は、中国事業CEOの就任に伴いグローバルな役割からは外れ、グローバル株式責任者はジェーソン・シッペル氏が単独で務めることになる。JPモルガンの中国事業CEOは、2014年4月に邵子力氏が同行副会長となるため退任して以来、空席が続いていた。(ブルームバーグ Cathy Chan、Jun Luo)
2018.5.25 05:00
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180525/mcb1805250500018-n1.htm