東京電力ホールディングス傘下の小売事業者、東京電力エナジーパートナーは21日、家庭向けに留守中のペットの見守りサービスを始めると発表した。自宅にカメラを設置し、外出先でスマートフォンを通してペットの様子を映像で確認できるほか、人工知能(AI)がペットが映り込んだ場面を選んで、アルバムを作成することもできる。

 21日から「ペットみるん」の名称で全国でサービスを始めた。対象となるペットは犬と猫で、料金は月額1350円。カメラの設置費用は利用者が負担する。東電との電力契約の有無は問わない。カメラの映像を解析し、ペットが水を飲んだ回数や排せつした回数などもグラフで確認できる。数年で数万件のサービス提供をめざす。

 東電が2017年5月にまとめた経営再建計画では、新事業やガス販売などで19年度に4500億円を売り上げる目標を掲げる。東電は高齢者や子どもの見守りサービスも提供している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30775560R20C18A5TJ1000/