0001ムヒタ ★
2018/05/18(金) 08:54:40.93ID:CAP_USERウォルマートが17日発表した四半期決算では、売上高が前年同期比４％増の1226億9000万ドル（約13.6兆円）となり、事前の市場予想を上回った。成長期待が大きいネット部門の販売が33％増えたのに加え、比較可能な既存店売上高も２％増えた。特に生鮮食品の販売が好調だった。
鮮度が重要な食品は、今でもネットより店舗での購入が好まれる分野だ。全米最大の食品の売り手であるウォルマートは、ネットと店舗の良さを融合した取り組みに力を入れる。年末までに食品の配送拠点となる店舗を全米800店まで拡大。さらにネットで注文した商品を駐車場で受け取れる店舗も2100カ所に広げ、店舗の集客につなげる。
16日に決算を発表したメーシーズでも既存店売上高が４％増えた。同社は不採算店舗の大量閉鎖を決めた後は、攻めの姿勢に転じつつある。人気が高いディスカウント専門店の拡大や、ポイントサービスなど集客拡大を探る取り組みを次々と導入。最近ではニューヨークに１店舗だけある人気雑貨店「ストーリー」を買収し、創業者をメーシーズの店舗体験の責任者に起用した。
高級百貨店ノードストロームの既存店売上高は１％増とやや伸び悩んだが、リアル店舗への積極投資を打ち出している。４月にはマンハッタンに大型の「メンズ館」を出店。デジタル世代に訴える店舗作りを進め、リアルへの回帰を訴える。
ネット対抗策の効果が出始めた企業と、それ以外の明暗は別れた。百貨店のＪＣペニーが17日発表した２〜４月期決算では売上高が４％減り、最終損益は7800万ドルの赤字（前年同期は１億8700万ドルの赤字）だった。店舗や人員のリストラを進めているが、消費者の嗜好の変化に応じた有効な手立てを打てていないのが現状だ。
2018/5/18 7:48
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30672700Y8A510C1EAF000/
