BBC NEWS JAPAN 5月17日
(記事元にツイッター原文あり)
http://www.bbc.com/japanese/44150537

定刻より数十秒早く電車を発車させたことで、日本の鉄道会社が謝罪した。日本では、同様の事例が
昨年11月にも起きており、海外のソーシャルメディア・ユーザーたちの間で話題になっている。

詳細をおろそかにできないとしたら事実関係はこうだ。昨年11月は発車が20秒早かったが、今回はなんと
25秒も早すぎたのだ。

当然ながら、ソーシャルメディアのユーザーたちはこれを見逃さなかった。

インドネシアのアズハリ・ハリスさんはツイッターで、「なんてことだ日本!!? 25秒も早く出発? 
4秒前に乗ろうとしても乗れなかったっていうこと!??」とコメントした。

報道によると、JR西日本・琵琶湖線にある能登川駅で先週11日、出発時刻が午前7時12分だったところを
11分だと勘違いした車掌が電車のドアを閉めた。すぐ間違いに気が付いた車掌は、再びドアを開けて
失態を避けることもできたが、プラットホームに乗客が見当たらなかったので、定刻までまだ
25秒あったものの出発させることにした。

米テキサス州のピーター・J・リコディさんはツイッターに、「ニュースです。西日本旅客鉄道は
日本中部を走る鉄道が25秒予定より早くプラットホームを出たと謝罪しました」と投稿した。

また、英国のアンドリュー・クルーズさんは、「すごいね。鉄道会社がサービスに言い訳できない
不届きがあったと全面的に謝罪するのは日本だけだ。それも電車が25秒早く出たからだって!」とツイートした。

日本の鉄道会社は非常に時間に正確な運行で知られるが、能登川駅で定刻前に出発した電車に乗ろうとして
取り残された乗客が実際いたことが判明した。

プラットホームに取り残された乗客たちからの抗議を受けてまもなく、JR西日本は、「お客様には
大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」との謝罪文を出した。

昨年11月に東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」が定刻前に出発した際も、
運営する首都圏新都市鉄道は、「お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」
と発表文で述べている。

当時も車掌が出発時刻を間違ったことが原因だった。乗り遅れた乗客はいなかった。


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朝日新聞デジタル 2018年5月12日10時45分
https://www.asahi.com/articles/ASL5C4GXWL5CPTIL00V.html