宅配大手各社が、昨年度に配達した荷物の数は、最大手の「ヤマト運輸」が前の年度よりも減らした影響で、「日本郵便」が大幅に増えて過去最高となりました。

宅配大手3社が昨年度、配達した荷物の数は、最大手の「ヤマト運輸」が前の年度に比べ1.7%減って18億3668万個となった一方で、業界3位の「日本郵便」は25.6%増えて8億7588万個と、過去最高になりました。

また業界2位の「佐川急便」は0.1%増えて12億2000万個でした。

最大手のヤマトは、ネット通販の拡大による荷物の増加に対応することが厳しくなっているとして、個人向けの宅配料金の値上げや大口取引先からの引き受けを減らしていて、今年度もさらに減らす計画です。

こうした中、日本郵便が配達した荷物が急増したのは、ヤマトが扱っていた荷物の受け皿になったためだとみられます。
5月12日 4時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180512/k10011435601000.html