Appleの小売部門担当上級副社長のアンジェラ・アーレンツ氏が、ファッションブランドRalph Laurenの社外取締役に就任することが発表されました。従来どおり、Appleの役員としての業務は継続されます。

現在のAppleでのポジションは継続
Ralph Laurenは、現地時間5月9日、アンジェラ・アーレンツ氏を社外取締役の候補としたことを発表しました。8月に開催される株主総会での承認によって正式決定します。

社外取締役就任後も、Appleでのポジションは継続され、Ralph Laurenでの業務は年に数回の取締役会への出席などが中心となります。

BurberryのCEOからAppleへ転身
アーレンツ氏は、高級ファッションブランドBurberryの最高経営責任者(CEO)からAppleに小売担当上級副社長として迎え入れられ、2014年5月から勤務しています。

ファッション業界からAppleに転じたアーレンツ氏は、直営店のApple Storeを、地域コミュニティの中核となる「タウン・スクエア」として位置付けたコンセプトによる旗艦店舗を世界各地にオープンさせており、4月に開店したApple 新宿もそのひとつです。

ラルフ・ローレン氏「彼女は業界のリーダー」
Ralph Laurenの名誉会長であり、最高クリエイティブ責任者のラルフ・ローレン氏は、以下のコメントを発表しています。

アンジェラを取締役会に迎えることを、大変喜ばしく思います。彼女は、高級小売業界での豊富な経験と、グローバルなブランドを成長させた輝かしい業績を持つ、業界のリーダーであり、イノベーターです。彼女からの助言は、私たちのブランドの将来を築くうえで非常に貴重なものとなるでしょう。


アーレンツ氏は、以下のコメントを発表しています。

私は、ラルフに魅了され、彼のグローバルなライフスタイルへのビジョンから多くの刺激を受けてきました。取締役として、彼とパトリース(・ルーベCEO)とともに、素晴らしい美の世界を成長させられることを光栄に思います。
2018年5月10日 08時03分
https://iphone-mania.jp/news-211791/
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