小嶋雄介さん率いるMacbee Planetは、2015年夏に設立されたばかりの若い会社だ。まだ30代の小嶋さんは、その若い会社の若い代表ということになる。

Macbee Planetの業務は広告代理店だが、その領域は広く、広告主においては、あらゆる「売り方」を戦略的にコンサルティングしているようである。

「もともと総合代理店にいたことから、デジタルマーケティングとは違うプロモーションをやっていくなかでの、売れる仕組みづくりを考えていました。Macbee Planetでは、そこのオフラインとデジタルテクノロジーをかけあわせて新しい代理店の形をつくっていきたいと考えています」

そういった高い目標を掲げ、設立から2年半。達成度は、「まだ1割か2割くらい」だという。しかし、方向性に間違いはないと確信しているようでもある。

「やりたいコンサルティングの形、マーケティングの形は5〜6割できています。根本としては、クライアントとともに共存共栄していくことを目指しています。われわれがコンサルティングしている企業は、まだ東京の一部というのが現状。ゆくゆくは日本全国、海外のクライアントとの仕事もしていきたいと思ってます。ただ、デジタルマーケティングの領域はトレンドの変化が速いので、現状主流である成果報酬型から、マーケティングの根幹がどう変わっていくのか。今後も同様なのか、それとも違うあらたなテクノロジーが生まれていくのかなど、しっかりトレンドをキャッチアップして、マーケティングにアウトプットしていきたいと考えています」

そんな小嶋さんに時間の使い方を聞いてみると、広告代理店という仕事柄、とても気を使っているのだという。それは、特に取引のある相手へ向けたものだ。

「ひと手間広告代理店が間に入っていることがクライアントのストレスになってしまってはいけない。だから、レスポンスの速さが非常に大事なんです」

だからなのか、選択する腕時計も実用的になる。時計遍歴をうかがうと、GMTマスターU、ヨットマスター、そして、現在お気に入りのコスモグラフ デイトナとロレックスがズラリと並ぶ。選ぶ時計のほとんどが“実用時計の王様”であった。

「腕時計は、人とのコミュニケーションだと思ってます。だから、その時計を身に着けた自分が相手にどう思われるかを意識して選んでいますね。コスモグラフ デイトナは、いつかは欲しいなと思っていた時計で、30代半ばになって、ようやく着けても違和感のない年齢にさしかかってきたかな、と思えたのです」
https://d1kls9wq53whe1.cloudfront.net/articles/20404/wysiwyg/3e6bb9aa964ac8381eef64a78db598de.jpg
世界中に愛用者やコレクターを持つコスモグラフ デイトナは、1959年に米国フロリダ州デイトナビーチに建造された「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」の公式時計であることもあり、63年に誕生した画期的なクロノグラフモデルだ。

このモデルのケースに使用したエバーローズゴールドは、微量のプラチナを含有し美しい色味が長く保たれる独自素材。ブラックセラミックベゼルとのコンビネーションが、精悍かつ優美だ。
https://forbesjapan.com/articles/detail/20404