産経ニュース 2018.4.25 11:00
https://www.sankei.com/west/news/180425/wst1804250003-n1.html

 「コナモン」の代表格のお好み焼きや焼きそば、たこ焼きを販売する店舗が減っているという国の統計がある。
平成21年は1万9480店だったが、26年は15%減の1万6551店に落ち込んだ。
都道府県別の店舗数では、本場の大阪が1位を続けているが、府内でもこの間に17%減少した。
専門家によると、かつて子供たちや近所の人たちが愛した個人経営の店舗が後継者不足で閉店するケースが
増えているためとみられる。実際、大阪の街頭でお好み焼き店に行くかと聞くと、「近所に店がない」
「行くのはチェーン店」などという答えが返ってきた。「コナモン」の店はどうなるのだろうか。(張英壽)


店舗数1位は大阪、1万人あたりでは広島

 総務省などが平成21年から始めた「経済センサス」という調査。さまざまな業種の事業所数などを
分析しているが、「コナモン」を扱う店舗数が分かる貴重な統計だ。「お好み焼き・焼きそば・たこ焼き」という
3種類の店舗数をまとめており、21年、24年、26年、28年と計4回にわたって行っている。

 この経済センサスによると、「コナモン」3種類の店舗数は21年に1万9480店だったが、
24年は1万7192店、26年1万6551店と徐々に減少。5年間で15%減にまで落ち込んだ。

 28年の調査は今年3月に発表されたが、一部の店舗が対象になっておらず、6月にそれらを含んだ統計が
発表される予定。比較するには6月の公表を待つ必要があるものの、3月発表のデータは1万2864店で、
21年と比べると34%減となった。


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