世界最大の交流サイトを運営する、アメリカのフェイスブックは、先月までの3か月間の決算を発表し、利用者向けの広告事業が大きく伸びたことから大幅な増収増益となりました。

フェイスブックが25日に発表した、ことし1月から先月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは119億6600万ドル(日本円でおよそ1兆3000億円)となり、前の年の同じ時期を49%上回りました。

一方、最終的な利益は49億8800万ドル(日本円でおよそ5400億円)となり、63%増えました。

これは、先月末の時点でフェイスブックを少なくとも月に1度は利用するという人が世界で21億9600万人に達し、利用者を対象としたスマートフォン向けの広告事業が大きく伸びたためです。

フェイスブックをめぐっては、先月中旬、利用者の個人データが大量に流出したことが明らかになり、プライバシー保護が不十分だとして批判が強まっていますが、今回の決算にはほとんど反映されていません。

フェイスブックのザッカーバーグCEOは、「重要な課題に直面しているにもかかわらず、2018年は力強いスタートとなった」とコメントしました。

また、ツイッターも同じ期間の決算を発表し、利用者が3億3600万人まで伸びたことを背景に広告が増えて、増収増益となりました。
4月26日 6時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180426/k10011417771000.html