東京都中央区銀座の区立泰明小が、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」監修の新標準服の導入を決めたことを巡り、4月に入学予定だった新1年生の保護者3人が、「教育方針に同意できない」などの理由で子どもの入学を辞退していたことが分かった。

16日に開かれた区議会予算特別委員会で、区教委の森下康浩学務課長が明らかにした。

区教委などによると、今春の泰明小の入学予定者は当初60人だったが、16日までに7人が辞退した。辞退者のうち4人は私立小への入学などが主な理由だったが、3人の保護者は、泰明小の教育方針などを辞退理由に挙げたという。

一方、泰明小は1人の追加入学を決め、現時点での入学予定者は54人。区によると、この54人は全員、アルマーニ監修の標準服の着用を決めているという。
2018年03月18日 14時19分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180318-OYT1T50046.html