米アルファベット(GOOGL.O)傘下のグーグルは13日、メキシコ全土で無料の無線LAN「WiFi」に接続可能な「ホットスポット」網を設置すると発表した。新興市場国で無線LANの接続性を高め、顧客層を広げる取り組みの一環。

グーグルは人通りの多い場所に広告付きのWiFiホットスポット網を設けるプロジェクト、「グーグル・ステーション」を進めており、既にインドとインドネシアで計画を始めている。メキシコは3カ国目で、中南米では初めて。当初は56カ所に設置する。

メキシコは2013─14年の通信改革で独占体制が崩れてから通信の接続性が大幅に改善。経済協力開発機構(OECD)によると、2013年から16年にかけてインターネットに接続可能な国民が2000万人増えたが、まだ他のOECD加盟諸国を大幅に下回っている。
https://jp.reuters.com/article/google-mexico-wifi-idJPKCN1GQ07T