ヤフーは8日、自転車のシェアリングサービスに参入すると発表した。新規事業を手掛ける子会社Zコーポレーションが、ソフトバンク傘下で同事業を手がけるオープンストリート(東京・港)に出資し、株式の過半を取得する。出資額は10億円以上とみられる。自転車シェアは参入企業が相次いでおり、競争が激しくなりそうだ。

オープンストリートは2016年11月から「HELLO CYCLING」の名称で自転車シェアの仕組みを、首都圏などで企業や自治体向けに提供している。スマートフォンなどから自転車を探す、料金を支払うといった一連の手続きができる。セブン―イレブン・ジャパンが自社のコンビニエンスストアを拠点として提供。新たにAPAMANグループが導入し、5月から福岡県でサービスを開始する。

自転車のシェアリングサービスにはネット企業が相次いで参入している。フリマアプリ大手のメルカリ(東京・港)が福岡市でサービスを開始したほか、LINEは中国大手の摩拝単車(モバイク)に出資している。
2018/3/8 11:38
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27845020Y8A300C1000000/