>>456
当時のリーフは北米での販売台数が伸び悩みバッテリーの劣化問題でも
苦しんでいたし、そもそもEV同士が競合するだけのEV市場が全然
立ち上がっていなかったのにもかかわらず、ピンポイントでリーフに負けて
RAV4EVが撤退に追い込まれたと不自然極まりなく決め打ちする人に
常識を語られてもなぁ。

ついでに、トヨタがテスラと提携を決めたのはアメリカの意識高い系ベンチャーに
投資することで北米での異常加速問題で落ちたトヨタのイメージを回復させることや、
トヨタを狙い撃ちにするネガキャンで票を集める議員がカルフォルニア州に複数いるのを
地域貢献という形で政治的に根回しするのが目的と当時は報道されている。
そうして出来上がった二代目RAV4EVはバッテリー容量こそ42kWhと立派なもの
だったけれども週一で充電しないと全損してしまうしモーターはパーキングレンジで
物理的にロックしないという怖い設計だった。
出力的にも115 kWで296 Nmと誘導モーターの割に平凡な数字で、2005年から
ハリアーHVに積まれていた1JMの123kWで333Nmに劣るという始末で、しかも
開発期間もたった2年しか注ぎ込まれておらず販売を続けていてもトヨタの評判は
上がらずテスラの経験値だけ上がるという状況ともなれば早々に店仕舞いするのが
経営的にも技術的にも正解と考えるのが自然。

当時のトヨタはLiBのマネジメント技術が無かったとも言われており、その点では
テスラと提携する必要があったとも考えられるけど、今やLiBのBMSはデンソーや
ルネサスが外販するに至ってるしTIやADといった大手も販売していて、日産自身も
バッテリーマネジメントを手掛けていたカルソニックカンセイを売却してしまうほど
業界全体の技術が底上げされている。
となれば、常識で考えても撤退後3年でトヨタが日産を上回る技術を手に入れることは
十二分に有り得るよね。