オーストラリア財務省は28日、自動車メーカーやディーラーなどに、欠陥のあるタカタ製エアバッグを搭載した車約230万台の強制リコール(無料の回収・修理)を命じる通知を出した。2020年末までの修理完了を求めている。

財務省によると、オーストラリアでタカタの欠陥エアバッグを積んだ車は約400万台。このうち日米欧の自動車メーカーの約270万台が既にリコール対象となっていたが、修理が済んだ車は約170万台にとどまっていた。

財務省は、競争消費者委員会の安全調査結果に基づき、残りの約100万台に新たに米フォード・モーターやドイツのフォルクスワーゲン(VW)などの車約130万台を追加し、計約230万台を強制的にリコールさせることとした。(共同)
2018.2.28 12:14
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180228/mcb1802281214037-n1.htm