[東京 27日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は27日、米国が遅くとも2019年までにロシアを明確に追い抜き、世界最大の産油国になるとの見通しを示した。米国のシェールオイルブームが続くという。

米国の原油生産量C-OUT-T-EIAは昨年末に1970年代以来初めて日量1000万バレルを突破。主要産油国のサウジアラビアを上回った。

米エネルギー情報局(EIA)は今月、米原油生産量が2018年末に日量1100万バレルに達するとの予測を発表。ロシアの1100万バレル弱の原油生産量C-RU-OUTを上回る見込みとなっている。

事務局長は米原油生産が2020年までにピークを付けることはなく、向こう4─5年間において減少することもないだろうと述べた。

また事務局長は米国以外の原油生産の増加要因としてカナダのオイルサンドとブラジルの海洋プロジェクトを挙げた。

2018年の原油需要に関しては日量約140万バレル増加するとの予想を示した。

2018年2月27日 / 14:36
ロイター
https://jp.reuters.com/article/energy-iea-idJPKCN1GB0ED