日本が世界に誇った鉄道の「定時運行」が揺らいでいる。首都圏の路線では平日朝の遅延が目立つ。国土交通省の調査によると6割超の路線で1日おきに起きている。原因の多くは駆け込み乗車で駅の発車が遅れるなど乗客のマナーだ。鉄道会社の相互乗り入れによる直通運転の増加や過密ダイヤにより、少しの遅れが積み重なり全体の路線に波及している。

 「いつも遅れているので、もう時刻表は見なくなった」。JR中央・総武線で千葉…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27135280Q8A220C1SHA000/