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1月15日 14時21分
金融大手のみずほフィナンシャルグループは6年半にわたって経営トップを務めてきた佐藤康博社長がことし4月1日付けで会長に退き後任に傘下のみずほ証券の社長を務める坂井辰史氏が就任する人事を発表しました。


それによりますと、みずほフィナンシャルグループは、4月1日付けで佐藤康博社長が取締役会長に退き、新しい社長に傘下のみずほ証券の社長を務める坂井辰史氏が就任する人事を決めました。

退任する佐藤氏は65歳。平成23年に持ち株会社の社長に就任して以降、およそ6年半にわたってグループのかじ取り役として経営に当たり、暴力団員らへの融資問題を受けて、独立した立場にある社外取締役の権限を強める「委員会設置会社」への移行を進めるなどしてきました。

一方、社長に就任する坂井氏は58歳。昭和59年に当時の日本興業銀行に入り、みずほの発足後、持ち株会社の常務などを経ておととし4月からみずほ証券の社長を務めています。

歴史的な低金利などを背景に金融機関を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、みずほは、経営の効率化に向けて、去年、全体の4分の1に当たる1万9000人の従業員を2026年度末までに減らす方針を明らかにしていて、新たな経営体制のもとでどのように収益力を回復させるかが課題になります。

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