https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277291000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_030

1月2日 10時55分
労働組合の連合の神津会長はNHKのインタビューでことしの春闘の焦点について「中小企業や非正規の労働者も含めて賃上げの動きを日本全体に広げるとともに、『働き方改革元年』と位置づけ働き方改革を実現していきたい」と述べ、長時間労働の是正などにも取り組んでいく考えを強調しました。

連合は、ことしの春闘で従業員全体の基本給などを引き上げる「ベースアップ」に相当する賃上げを2%程度を基準に要求する方針です。

NHKのインタビューで神津会長は「大企業だけが賃金が上がっても意味がないと思っている。ことしも『底上げ春闘』という旗を掲げ、賃上げ率で中小が大手を、また非正規労働者が正社員を上回る流れをもっと強めて日本全体に広げていきたい」と述べました。

また「大企業が見せかけの働き方改革で残業時間を低く抑えることができても、取引先や子会社、下請けにしわ寄せがくることはあってはならない。『働き方改革元年』と位置づけ大企業だけでなく中小企業や非正規の労働者が自分たちが主役だと思えるような働き方改革を実現していきたい」と述べ、長時間労働の是正など「働き方」の見直しにも取り組む考えを強調しました。春闘は今月下旬に労使のトップが会談し、事実上、交渉がスタートします。