ミクシィ(2121)は27日、運営する子会社のフンザ(東京・渋谷)が展開するチケット二次流通サイト「チケットキャンプ(チケキャン)」のサービスを終了すると発表した。また、経営責任を取ってフンザの笹森良代表取締役と酒徳千尋取締役が同日付で辞任する。

 サービス終了に伴い、2018年3月期の連結純利益が前期比33%減の402億円(従来予想は480億円)になりそうだと発表した。第3四半期にのれん償却費75億円と固定資産の減損損失1億3100万円を特別損失として計上するため。売上高などは本件の影響は軽微として修正しなかった。

 チケキャンは、フンザが商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査を受けたことに伴い、一部サービスを停止。再開時期は未定としていた。27日開示の調査委員会による調査報告書では、違反の疑念を生じさせるようなものであったことは否定できず、サービスの存続は慎重に検討すべきと指摘された。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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