米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は13日、金融政策を議論する連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利となるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0・25%引き上げることを決めた。

 利上げは6月以来で今年3回目。来年の引き上げペースは今年と同じ3回になるとの見通しを維持した。

 利上げは景気の過熱を抑えるのが狙い。誘導目標は「年1〜1・25%」が「年1・25〜1・5%」になる。

 採決では、FOMCで投票権を持つ9人のうち、FRBのイエレン議長ら7人の賛成多数で決めた。FF金利は銀行間での資金の貸し借りに使う短期金利の指標で、住宅ローンや企業の借入金など多くの金利に影響を与える。
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