日本郵便は27日、2020年の東京五輪・パラリンピック東京大会への寄付金を盛り込んだ18年用の年賀はがきを12月1日に発売すると発表した。店頭価格は57円で、郵便料金52円を除いた5円が寄付金として東京大会の運営に使われる。

 東京五輪のエンブレムなどを載せた3種類、合計1500万枚を限定で用意する。全国の郵便局で販売する。日本郵便の横山邦男社長は27日の発表会で「(五輪・パラリンピックは)4年に1度、日本が1つになる大切な文化。発展させたいという思いから生まれた」と語った。

 18年用の年賀はがきの当初発行枚数は約26億枚と7年連続で減少している。日本郵便では購入増につなげるため、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用など様々な施策を打っており、五輪関連の取り組みはその一環だ。
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