iMac Pro…恐ろしい子!

8〜16コアのXeonプロセッサを搭載し、一体型PCとは思えぬハイエンドっぷりを実現する「iMac Pro」。なんとも興味深いことにiMac Proは「A10 Fusion」プロセッサを搭載し、「Hey Siri」への常時応答が可能なようなんです。

9to5Macが報じた情報によると「BridgeOS 2.0」のソフトウェアからiMac ProにARMベースのコプロセッサ…つまり、iPhone 7などに搭載されている「A10 Fusion」プロセッサの存在が明らかになったのです。Macの内部にiPhone用のプロセッサが搭載されるなんて、非常に興味深い設計ですね。

そしてTwitterユーザーのGuilherme Ramboが発見したように、なんとiMac Proでは「Hey Siri」による常時応答ができるんです。iPhoneでおなじみのこの機能、実はMacでは使えなかったんですよね。また、Hey SiriはiMac Proの電源がオフでも利用できるみたいですよ!

なお、ARMベースのプロセッサをMacへ採用する計画は以前から報じられており、MacBook Proでは省電力用の「T310」プロセッサを組み込む計画があるとBloombergが報じたことがあります。さらに、あのピカピカ光る「Touch Bar」もARMベースの「T1」プロセッサによって駆動されているんですよね。いよいよ、その流れがデスクトップ向けのMacにもやってくる、ということでしょうか。

Apple(アップル)が強みを失いつつあったワークステーション分野で復権するために来月12月に発売されるiMac Pro。しかしその中身は、スペック以上に意欲作なのかもしれませんね。
https://www.gizmodo.jp/2017/11/apple-imacpro-a10-fusion.html