トヨタ自動車とスズキは、電気自動車の普及が見込まれるインドで、2020年ごろに電気自動車を投入することを目指し、協力を進めていくことで合意したと発表しました。
トヨタとスズキは、ことし2月に次世代のエコカーや自動運転の技術など幅広い分野で業務提携を結ぶことで合意し、具体的な協業の内容について検討を進めていました。

発表によりますと、両社は、スズキが高いシェアを持つインドで、2020年ごろに電気自動車を投入することを目指し、協力を進めていくことで合意したということです。

具体的には、スズキがインド市場向けに生産する電気自動車に対して、トヨタが技術支援を行ったうえで車両の供給を受けます。

また、充電ステーションの整備や販売店でサービスを行う人材の育成、それに使われた電池の処理体制の整備などについても両社が共同で検討を進めるとしています。

インド市場は、スズキが乗用車で47%のシェアを持つトップメーカーですが、世界的にEVシフトが進む中で、インドのモディ首相も電気自動車の普及に向けた政策を推進しようとしており、両社としては電気自動車でもシェアを握りたい考えです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171117/k10011227321000.html