ピーシーデポコーポレーションが14日発表した2017年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比44%減の8億1900万円だった。会員制のパソコン保守サービスで高齢者に高い解約料を請求していた問題が尾を引き、顧客離れに歯止めがかからなかった。

 売上高は12%減の210億円だった。昨年8月に問題が発覚した後も顧客からの問い合わせが続いた。店頭での販売に十分な人員や労力をかけられず、機器類の販売が落ち込んだ。女性など新規客を獲得するため一部店舗を改装したが、客足の回復につながらなかった。

 保守サービスの売上高はようやく底入れし始め、10月は1年1カ月ぶりのプラスに転じた。18年3月期通期の売上高は前期並みの466億円、純利益は27%減の16億円の見通し。
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