総務省は10日、携帯電話など無線通信に割り当てる周波数の目標を見直す方針を示した。これまでは20年までに2700メガ(メガは100万)ヘルツ幅を確保するとの目標だったが、30年以降の目標を新たに設定する。次世代通信「5G」の登場で電波の利用量が増大することに対応する。

 電波行政の長期的な方向性を議論する「電波有効利用成長戦略懇談会」で明らかにした。周波数の確保にあたり、警察や防衛、消防などの公共用無線の周波数の利用実態を検証。民間との共用で有効活用するための技術的な条件を議論し、18年夏に結論を出す。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23352720Q7A111C1EA4000/