電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、有機ELテレビの国内出荷実績を初めて公表した。ソニーやパナソニック、東芝などテレビ大手4社の製品が出そろった6〜9月までの国内出荷台数は計5万台で、出荷額は201億円だった。9月単体では27億円だった。

 民生用電子機器の9月の国内出荷額は前年同月比0.9%減の1108億円で、3カ月連続のマイナスだった。テレビの販売減少が影響したほか、今年前半に前のめりだった出荷数をメーカー各社が後半に入り抑えているようだ。2017年度上期(4〜9月)は前年同期比1.5%減の6049億円だった。

 薄型テレビなどを含む映像機器の9月の出荷額は0.8%減の512億円。薄型テレビの出荷台数が4.5%減の35万7千台となり全体に響いた。カーナビなど車載関連は1.5%減の519億円だった。
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