ソニーネットワークコミュニケーションズ(東京・品川)は1日、格安スマートフォン「ニューロモバイル」で、データ通信容量が足りなくなった際に翌月の分を「前借り」して利用できる新たなプランを追加したと発表した。顧客を直接訪問しスマホの操作方法を教える有料のオプションも用意した。大手から格安スマホへ乗り換える利用者を中心に顧客を獲得する。

 都内で開いた会見で、モバイル事業部門ビジネス開発部の細井邦俊部長は「とにかくシンプルで分かりやすいプランでアピールしたい」と話した。かけ放題の時間を5分から10分に延長するなど、プランの内容を手厚くする。ただ、ソニーグループとしての連携については「まだ発表できるものは無い」(細井氏)と述べるにとどめた。

 格安スマホ事業は料金に加え、顧客への保証などサービス内容の競争も激しくなっている。薄利多売のビジネスだけに、顧客数の拡大も求められる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01H5R_R00C17A8000000/