ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)取締役で、日本アジア地域統括(プレジデント)の盛田厚氏は7日、産経新聞のインタビューに応じ、昨年10月に発売した仮想現実(VR)端末「プレイステーション(PS)VR」の販売店を、6月中旬に約160店増やし、394店舗にする方針を示した。販売拡大を図る。

 PSVRは日本を含む60カ国以上で発売し、販売台数は現在までに100万台を突破。盛田氏は「日本は供給不足が問題となっているが、生産体制を増強している」と述べ、品薄状態を早期に解消する考えを示した。あわせて体験イベントなどにより、中長期の普及を目指す方針だ。

 その上で盛田氏は今後、音楽番組や映画のVR版などゲーム以外の開発にも注力し、「多様な関連企業を持つソニーグループ全体で育てていく」と強調した。
http://www.sankei.com/economy/news/170607/ecn1706070021-n1.html