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2017/05/16(火) 19:26:17.83ID:CAP_USER今の中国では、スマホなしでは生きていけない。支払いにはスマホを使い、連絡にはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用する。
ビジネスではメールよりもSNSを重宝し、名刺さえも持ち歩く必要がなくなった。だが、寝る時までスマホが手放せない生活に、中国人はそろそろ疲れ始めている。
そうした現状を中国の最新事情に詳しいジャーナリストの中島恵さんにリポートしてもらった。
もう名刺はいらない
「朝起きたらまず顔を洗うよりも先に、ベッドの中で微信(ウィーチャット)を見るのが習慣になっています。
友達や仕事関係者から重要なメッセージが来ていないか、チェックするためです。何も来てなければ……ちょっとホッとしますね」
上海の企業で営業マンとして働く徐偉さん(27歳)はこう言いながら苦笑いする。微信とは、中国で8億人以上が使っているスマホのメッセージアプリだ。
ツイッターとフェイスブックを混ぜ合わせたようなSNSで、友達の投稿を見たり、直接、メッセージを送信したりすることができる。
パソコンを開かなくても、一度登録すれば、いつでもどこでもスマホで簡単にやりとりができるとあって、2〜3年前から中国で爆発的に流行している。
微信の使い方は様々だ。最も使用頻度が高いのは友達とのメッセージのやりとり、つまり、連絡手段としての使用方法だ。
フェイスブックのメッセンジャーと同じように使うが、中国人は日本人よりも仕事で使用する頻度が高く、業務連絡のツールとして欠かせないものになっている。
その結果なのか、最近の中国人は名刺交換をほとんどしない。微信のQRコードで相手を認識し、「友達」になれば、メールアドレスがわからなくても連絡ができ、
無料で「微信電話」もかけられるため、ビジネス用として便利だからだ。名刺を整理し、保管する必要もなくなった。
その他、微信支付(ウィーチャットペイ)と呼ばれる決済機能もよく使う。買い物をしたら代金が銀行口座から引き落としされる決済アプリで、
スマホさえあれば財布(現金)を持ち歩く必要がなくなった。友人同士の送金もワンクリックで完了となる。このように非常に便利なツールがあるために、
中国人は寝るとき以外、片時もスマホを手放さず、これらの機能を使いこなすようになった。…
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170510-OYT8T50069.html?from=ytop_os1&seq=03