博多湾を周遊する観光船「マリエラ」が、船室などを大幅に改装して2日から運航を再開した。西日本鉄道グループが1993年に運航を始めてから、本格的な改装は初めて。目玉は船室3階の屋外デッキで、バーカウンターも設置して高級感を出した。外国人客の取り込みもめざす。

 船内で食事を楽しめるのが人気だが、今回はメニューも刷新した。九州の食材を使い、1階はビュッフェ形式、個室もある2階はコース料理が提供される。

 代金は乗船料込みで5千円〜1万2500円(税別)。昼、夕、夜の三つの利用時間帯があり、生演奏を毎晩実施する。3階のデッキは乗船(最低価格は2千円)だけの利用もできる。投資額は2億円。

 改装前に年間4万人超だった利用客を、5万6千人まで増やしたい考えだ。フロアごとや全船の貸し切りも可能だ。(湯地正裕)



ソース元
朝日新聞デジタル2017年5月3日09時31分
http://www.asahi.com/articles/ASK513JHYK51TIPE00H.html

大幅に改装した観光船「マリエラ」の3階デッキ=博多湾
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改装した観光船「マリエラ」の2階レストラン=博多湾
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