通信販売やインターネットショッピングで注文すると、すぐに宅配便で届けてもらえる。おまけに、留守にしていて荷物を受け取れなくても、後から再配達をしてもらえる。とても便利だが、実は再配達に伴うドライバーの長時間労働に加え、配達する自動車の走行距離の増加で地球温暖化の原因となる二酸化炭素CO2の排出が無視できなくなっている。再配達を減らす取り組みも始まった。

 3月末、山本公一環境相が訴えた。「宅配便のうち約2割が再配達だ。再配達によるCO2排出量は年42万トンに上る。1回での受け取りにご協力下さい」

 環境省によると、42万トンのCO2を植物に吸収してもらおうとすると、JR山手線内の面積の2・5倍の杉林が必要だという。そこで、この春、環境省が旗振り役となり、宅配や通販などの約100社・団体も加わる形で、再配達を減らすキャンペーンを始めた。荷物を受け取る時間や場所を指定できるサービスの利用で、荷物を1回で受け取るよう呼びかけている。

 売り手や運送業界も取り組みを進めている。

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ソース元
朝日新聞デジタル2017年5月2日17時43分
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z5T4TK3ZULBJ00P.html

事務用品通販のアスクルは配達によるCO2排出削減を狙い電気自動車も使っている=東京都世田谷区
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170424002524_comm.jpg
再配達、デメリットと対策
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170421002681_comm.jpg