米商務省が28日発表した2017年1〜3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、年率換算で前期(昨年10〜12月期)比0・7%増となった。専門家の予想(0・8%前後の増加)を下回った。2期連続の減速となったが、米国の景気は底堅く、一時的な落ち込みとの見方が強い。

 GDPの発表はトランプ政権発足後初めて。国際通貨基金(IMF)が今月発表した世界経済見通しは、トランプ氏の景気刺激策で米国の景気の拡大基調は続くとみており、17年の米国の経済成長率は2・3%、18年は2・5%と拡大するとの見通しを出している。一方で、保護主義的で内向きな政策への懸念も根強く、先行きには不透明感も漂っていると指摘した。(ワシントン=福山亜希)

朝日新聞デジタル 4/28(金) 22:40配信
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