経営破綻した格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京)に旅行を申し込み、代金を支払った人たちが23日、「てるみくらぶ被害者の会」を結成し、都内で記者会見した。今後、被害回復に向けた法的手続きや、破綻に至る経緯の調査ができるか検討を進めるという。

 アドバイザーとして出席した中川素充弁護士は「破綻直前に現金一括での支払いを呼びかけていたことは問題となる可能性が高い。集めたお金がどこに流れているかがポイントになる」と説明した。

 会見に参加した都内在住の会社員の男性(29)は、8月にハワイでの結婚式を計画し、自身の家族や友人計12人で1月に約150万円の旅行代金を支払ったと明かし「多くの人が泣き寝入りしている状況をなんとかしなくてはならないと思い参加した」と話した。

 会によると、現時点で32人が参加の意向を示しており、この日は15人が集まった。


2017.4.23 17:22
http://www.sankei.com/life/news/170423/lif1704230028-n1.html