「サードウエーブ(第3の波)コーヒー」の先を行く
「フォースウエーブ(第4の波)」の到来がささやかれつつある。
その波のひとつと言われるのが、
ニューヨークを中心に大流行している「ドラフトコーヒー」だ。


 ドラフトコーヒーは簡単に言えば、泡の立ったアイスコーヒー。
専用のサーバーで窒素ガスを入れながらアイスコーヒーを注ぐことで、
きめ細かい泡が表面に立つ。原理はビールサーバーと同様だが
、ビールを泡立てるために使う炭酸ガスより、
窒素ガスを注入したほうがきめ細かい泡ができるという。
なお、クリーミーな泡が特徴のギネスビールは、炭酸と窒素の混合ガスが使われている。


 人気の理由は、クリーミーな泡によって味わいがまろやかになること。
また泡の内側に香りが閉じ込められ、
グラスを口にしたときに泡の中からふわりと香りが立ち昇る点にある。


■「ペットボトルコーヒー」市場は伸びている


 まだ一部の先進的なカフェが導入したばかりのこのカテゴリーに着目し、
ペットボトル入りアイスコーヒーの市場拡大を狙うのが、ネスレ日本だ。


 コンビニコーヒーの普及を背景に缶コーヒーの売り上げが減少する一方で、
ネスレ日本では、ペットボトル入りコーヒーの市場が伸びているという。


 「この5年でペットボトルアイスコーヒーを飲む人も、
消費量も増えていますが、このままではいつか頭打ちがくるという認識で、
ニーズの先取りはつねに考えています」
(ネスレ日本飲料事業本部液体飲料ビジネス部・永田真一部長)

 そこで、クリーミーな泡立ちコーヒーを家庭で簡単に楽しめるサーバー
「ネスカフェ ゴールドブレンド アイスコーヒーサーバー」を開発。
4月15日より販売を開始した。

前身はオフィス用アイスコーヒーサーバー
 同社はこれまでにも「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」
「ネスカフェ ドルチェ グスト」といった家庭用コーヒーマシンを販売しており、
好調な売れ行きを記録している。前者は累計出荷台数380万台以上でシェア1位を獲得、
後者は世界で3000万台、国内に限っても220万台を出荷している。
そうした背景があるため、アイスコーヒーサーバーにも自ずと大きな期待が掛かる。


 今回発売したアイスコーヒーサーバーの前身となったのが、
2016年に無料レンタルのサービスを開始したオフィス用アイスコーヒーサーバーだ。
「職場でもアイスコーヒーを飲みたいが、冷蔵庫がない、
氷が作れないといったオフィスでの課題がありました。
その課題解決を目指してサービスを開始したものです」(永田部長)。


 この「ネスカフェ アイスコーヒーサーバー」は、冷却・保冷機能を搭載しており、
規格に対応するペットボトル入りのアイスコーヒーをセットすると、
いつでも冷たいアイスコーヒーが飲めるという製品だ。
なおネスレ日本では「ネスカフェ アンバサダー」制度という、
コーヒーマシンの無料レンタルサービスを2012年に開始しており、
同サービスへの応募者数はこれまでで約30万人に上る。


 今回発売の家庭用アイスコーヒーサーバーでは、
泡立て機能をプラスしたほか、家庭のスペースに合わせてサイズダウンを図っている。


続きはソースで Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170423-00168323-toyo-bus_all