http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20170418-OYT1T50046.html?from=ytop_ylist

 【ニューヨーク=有光裕】ムニューシン米財務長官は17日の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)のインタビューで、「長期的に考えれば、強いドルは望ましい。

 米国経済の信頼と強さの表れでもある」と話した。貿易赤字の削減を狙うトランプ政権がドル安を誘導するのではないかとの観測を否定した。

 トランプ米大統領が先週、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、「ドルが強くなりすぎている」と発言し、市場に動揺が広がっていた。ムニューシン氏の発言はトランプ氏のドル高けん制の修正を図った形だ。
 ただ、ムニューシン氏は「短期的に、強いドルは(米企業の)輸出に悪影響を与える」とも語った。自らの発言で、過度にドル高が進行することを避けたかったとみられる。

 ムニューシン氏は20〜21日にワシントンで開かれる主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせ、麻生財務相と会談し、為替政策などについて、議論する見通しだ。

2017年04月18日 12時35分