イオンは11日、傘下のスーパー400店で、食品や日用品の最大254品目を4月17日から順次値下げすると発表した。
値下げ幅は平均で10%程度。全体の品目数からするとごくわずかにすぎないものの、
同社は昨秋から順次、プライベートブランド(PB)とメーカー品を合わせて約270品値下げするなど、定番商品の価格引き下げを続けている。

4月に値下げするのは、総合スーパー(GMS)のイオンリテールが販売するメーカー品が約240品目、
グループ共通で扱うPBが15品目。メーカー品では税抜き98円で販売している菓子パンを88円に、同235円の歯ブラシを215円に引き下げる。
PBでは「トップバリュ天然微炭酸の水」を税込み149円から105円にする。

イオンリテールの岡崎双一社長は昨年10月、子育て世代など、節約志向が強い層の客離れが起きているとして
「強烈な売価訴求」を重要課題に掲げた。メーカー品の価格見直しは半年ごとなど定期的にしており、
「社会保障負担などが高まる春に合わせ、日用必需品を買いやすくする」(広報)としている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11HGO_R10C17A4000000/?dg=1