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[3日 ロイター] - 東南アジア株式市場は、全般にプラス圏で終了した。インドネシア株価は1─3月期の企業決算が軒並み予想を上回ったことを受け、史上最高値を付けた。

インドネシアの総合株価指数は一時0.9%上昇し、取引時間中の最高値を更新した。指数の上伸のうち、消費者関連株の寄与率が50%近くを占めた。

バハナ証券(ジャカルタ)のアナリスト、ハリー・スー氏は、企業決算が軒並み予想を上回っていることが「指数の支援材料になっている」と述べた。  インドネシアではまた、3月のインフレ率が前年同月比3.61%に低下した。予想は2月の3.83%近辺だったが、これを下回った。  複合企業のアストラ・インターナショナルは1.7%高、ユニリーバ・インドネシアは1.3%高で終了した。  さらに幅広いアジア株も第2・四半期の順調なスタートを切り、MSCIアジア太平洋株指数(日本除く)は0940GMT時点で0.4%高。  3月のアジアの株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)が同月14、15日の会合で緩やかなペースでの金融引き締めを示唆したことを受け、値上がりが継続した。  投資家らは、7日発表の米雇用統計や6、7日に予定されているトランプ大統領と習近平国家主席との初の米中首脳会談を警戒している。  フィリピンの主要株価指数PSiは0.4%高。不動産株と金融株が上昇を主導した。不動産開発のSMプライム・ホールディングスは1.41%高、フィリピン・アイランズ銀行は2.3%高。  タイのSET指数とシンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI)はともに0.4%高、ベトナムのVN指数は横ばいだった。

2017年 4月 3日 8:46 PM JST