http://www.cnn.co.jp/business/35098756.html


ニューヨーク(CNNMoney) 米ユナイテッド航空が、レギンスを履いているという理由で
女の子の搭乗を拒否したとして批判を受けている。銃反対を訴える団体の創始者、
シャノン・ワッツ氏がツイッターで26日に投稿した内容から明らかになった。ただ、ユナイテッド航空は今回の件は従業員特典の利用者であり、
通常の乗客に適用される服装規定ではないと説明している。
ワッツ氏はデンバー発ミネアポリス行きの便へのゲートで、
ユナイテッド航空の職員がレギンスを履いた女の子たちの搭乗を拒否しているのを目撃した。
体に密着し伸縮性に富む合成繊維を素材としたレギンスは搭乗時の服装にそぐわないというのが理由だという。
ワッツ氏はツイートで「ユナイテッドはスポーツウェアを着た女性も乗せないのだろうか」と疑問を呈した。
同氏のツイートは3万2000人以上がフォローしている。
ユナイテッドは当初、自社の判断について「適切な服装でない乗客に対しては搭乗を拒否する権利があってしかるべき」
とコメント。これがネット上での混乱と怒りに拍車をかけた。
女優のパトリシア・アークェットさんは「レギンスは10歳の女の子にとってのビジネススーツ。子どもらしくあることが彼女たちの仕事だ」とツイートした。
ユナイテッドはその後、当該の乗客が同社の従業員特典の利用者だったと説明。
同社がCNNMoneyに提示した企業方針によれば、従業員特典を利用する場合、本人やその家族などが搭乗を許可されるに
は「きちんとした、職業意識を感じさせる」服装をしていることが求められる。レギンスのような体に密着する素材の衣服はこうした基準から外れているという。
同社は批判に答え「レギンスは搭乗に不適切な服装ではない。ただ従業員が社内の特典を利用して乗る場合は事情が異なる」とツイートした。
それでもツイッター上には、ユナイテッドについて「従業員の娘の服にまで目を光らせている。すごい」とその方針を揶揄(やゆ)するコメントが寄せられた。