http://www.sankei.com/premium/news/170304/prm1703040024-n1.html

平成30年卒の大学生らの就職活動が3月1日、始まった。政府を挙げて働き方改革が進み学生
優位の売り手市場が続く中、学生の意識は「働きやすさ」を求める方向へと大きくシフトしているとされる。
そんな中、新入社員だった高橋まつりさんの過労死事件が大きく報じられた電通を志望する学生は何を望むのか。
各地の合同企業説明会を訪れた学生に聞いてみた。

「社内の雰囲気知りたい」と電通のブースに
 「過労死? 特に気にならないですね」
 そう語ったのは、広告業界が第一志望という都内の私立大3年の男子学生(21)だ。学生は合同説明会の
一角にあった電通のブースを訪問し、改めて「広告業界への興味が高まった」と話す。
 学生によると、電通側は冒頭、違法な長時間労働で幹部社員が書類送検された件に触れ、
社内で改革を進めている最中だと説明したという。「(ブースに)来てくれてありがとうございます、
というようなことも言っていたが、話の内容は仕事の紹介がメーンで、質問も自由にできた」

 これらの説明に「自分のやりたいことと広告業界の仕事内容は合っていると感じた」と語った学生。
電通以外にも、広告業界数社の説明会に行く予定だと話した。