2018-10-02 09:12
 9月24日、中国では「中秋節」と呼ばれる伝統的な祝日が祝われた。日本でも「中秋の名月」と呼ばれるお月見をする習慣があるが、中国のものとは大きく異なる。
中国メディアの捜狐は28日、中秋節を含め、「中国人にとって全く理解できないが、日本人にとってはごく普通の生活習慣」のいくつかを紹介する記事を掲載した。

 中国人にとって「中秋節」は、旧正月の「春節」と同様に重視される祝日の1つであり、3000年もの歴史があると言われている。
満月は一家団欒を象徴し、非常に縁起が良いので、この日には遠くに住む家族も帰省し、家族そろって食卓を囲む習慣がある。また、多くの地域で、「月餅」と呼ばれる満月にちなんだ縁起の良いお菓子を食べる。

 記事は、日本にも中国から伝わった「中秋節」があると指摘したが、「日本人の習慣は中国のものとは全く異なる」と主張した。なせなら日本には、
中国の中秋節には欠かせない「月餅」がなく、変わりに「月見だんご」が食べられていると説明した。さらに日本人は、中国人ほどこの風習を重視していないことも驚きだと紹介した。

 他にも、中国人から見ると理解しがたい日本人の習慣について、「日本人はカレーをこよなく愛して、頻繁に食べる」と指摘した。中国人はカレーが嫌いなわけではないが、
家庭でカレーを作る回数はそれほど多くはない。それゆえ、中国人からすると「カレーは既に日本人好みにされた日本料理になっている」と感じたようだ。

 また、中国人もコメを食べるが、麺や餃子も同じように主食とみなしているので、「日本人が麺類や餃子をおかずに白飯を食べる」ことは、中国人には理解し難いと指摘した。さらに、細かな点では、
犬などのペットを「カート」に乗せて散歩させる人がいることや「長い行列に並んで辛抱強く待つこと」、また、「男性でも眉毛を整えること」などは、中国人には理解できない日本人の習慣だと主張した。

 中国から多くの文化が伝えられたゆえに、日本には中国文化との類似点もあると言えるが、普段の生活ではなかなか気づかない両国の生活習慣の相違を、こうして指摘されて知るのも興味深いと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
http://news.searchina.net/id/1668324?page=1