2018-08-23 07:12
 日本の給食は栄養価が高く、美味しくて彩り豊かであることはよく知られている。各国の給食事情は実にさまざまで、給食を提供しない国も多い。中国では、生徒は昼にいったん家に帰り、
昼食後に昼寝と宿題を済ませてから午後にまた登校させている地域も少なくない。中国メディアの快資訊は18日、「日本の小学校の給食を直撃」し、「世界に認められている日本の給食」とはどのようなものか紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本では親が昼食の心配をしなくて良いと紹介。小中学校では給食が準備されるため、親にとっては助かるうえに、栄養豊かで成長期の子どもの健康も保障され、給食の時間を教育の機会にする側面も持っていると紹介した。

 例えば、給食の時間に子どもたちは多くの仕事を担うと紹介。配膳や片付けなどの作業は交代制で、子ども自身が牛乳パックを洗って乾かし、回収することは、環境保護の教育にもなっている。
記事は他にも、給食を通じて食事を楽しむこと、マナーを守ること、感謝することも教えていると伝えた。食事の準備も後片付けもさせず、偏食する子どもが多い中国との違いは大きい。

 記事はさらに、日本の給食の内容の素晴らしさを紹介した。子どもたちの健康を考え、専門の栄養士が決めたメニューは変化に富んでいて、月ごとにあらかじめ決められた献立は保護者にも配られる。食材も、地元の新鮮な食材が多く使われ、
安全も確認されているので安心だ。学校側も保護者を招待して試食会を開き、栄養士や調理師と交流する機会を設けていることや、調理従事者の健康に注意が配られていることにも感心している。そのうえ日本の給食は非常に安価だとも指摘した。

 栄養価が高く、子どもの教育にも貢献している日本の給食。限りある予算で地元の食材を使い、塩分や栄養素などが細かく決められたなかで毎日違ったメニューを提供し続けるのは至難の業に違いないが、
日本の将来を担う子どもたちの健康を確保する点でも、この取り組みは続けていって欲しいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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