群馬大学は1日、公道で実証実験を行っていた自動運転車が、物損事故を起こしたと発表した。
車には女性運転手のほか、男性開発者2人の計3人が乗車していたが、けが人はなかった。

同大の発表によると、事故は1日午前1時10分頃、群馬県桐生市天神町の県道で起きた。

開発者がプログラムを自動運転に切り替えた後、
緩やかな左カーブでハンドルが想定以上に大きく回ってしまい、道路左側のガードレールに衝突した。
運転手はハンドルを操作したが、間に合わなかった。
当時、時速は約20キロ・メートルだった。

事故を起こした時は、滑らかにハンドルを動かすプログラムに変更して実験をしていた。
群馬大は、運転手が適切な対応を取れなかったなどと説明している。

同大は、
「プログラムを変更した際に生じる危険性について、
 運転手と開発者との間で認識が共有されていなかった」とした。

今後は両者で情報共有を徹底するとともに、
プログラムを切り替える際には、車のブレーキに足をかけた状態で行うことを義務づけるとしている。

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年09月02日 14時23分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170902-OYT1T50046.html