岐阜県美濃加茂市本郷町、美濃加茂高校の硬式野球部に所属する2年の男子生徒(16)が
16日の練習中に重度の熱中症で倒れ、1週間入院していたことが27日分かった。
男性コーチ(26)の指示で、日中に100メートルダッシュを100回以上走った後に倒れたという。
同校は「体罰に近い行き過ぎた指導だった」とし26日、コーチを無期限の指導停止、監督(32)を厳重注意とした。

同校によると、コーチは男子生徒の前日の練習後の振る舞いが悪かったとして、
「気合いを入れ直す」と、グラウンドで100メートルダッシュを100回走るよう指示。
16日午後1時ごろから、この生徒だけを走らせた。
途中で30回追加を指示した。

約3時間後、生徒は残り数回となったところで呼吸困難を起こして倒れ、救急搬送された。
16日の同市の最高気温は27.8度だった。
練習中2度、水分を補給した。

生徒は5日間、集中治療室で治療を受け、23日に退院。
後遺症はないとみられ28日から登校する。

同校は「生徒の健康管理を徹底し、二度と事故が起きないようにしたい」とコメント。
26日、部員の保護者に謝罪した。

同校は夏の甲子園出場2回の強豪。

以下ソース:岐阜新聞 2017年08月28日09:00
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170828/201708280900_30379.shtml