北海道北斗市の山中に、陸上自衛隊のLR2連絡偵察機が墜落し、乗員4人が死亡した事故で、陸自の事故調査委員会は17日午前、現地で調査を始めた。

 事故原因解明のため、操縦室内の会話を録音するボイスレコーダーの回収を急ぐ。

 この日の調査には、自衛隊約50人、道警約60人が参加。午前8時半頃から、自衛隊や警察の車両が、同機が墜落した北斗市の袴腰(はかまごし)山(616メートル)から東約3キロの山中に向かった。現場を中心に、ボイスレコーダーを捜索したり、破片の飛散状況を調べたりし、事故原因の特定を進める。

 防衛省によると、同機には飛行データを記録するフライトレコーダーと、ボイスレコーダーが搭載されているが、フライトレコーダーは電気系統の故障のため、飛行前に取り外されていた。

 道警によると、17日の現地調査は夕方まで行う予定で、18日以降も続けるという。

読売新聞 5/17(水) 11:28配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170517-00050053-yom-soci