香港と広東省珠海市、マカオを結ぶ全長約55キロ・メートルの「港珠澳大橋」の建設工事の様子が17日、一部外国メディアに公開された。

 現在、舗装工事が進められており、今年末には完工する見込みだ。

 中国メディアによると、海をまたぐ橋(海底トンネル部分含む)としては世界最長で、総工費は1000億元(1兆6300億円)を超える。工事責任者の一人、港珠澳大橋管理局の韋東慶氏は「日本やドイツを含めた8か国の技術者が参加し、協力して工事を進めている」と説明した。

 現在、香港から珠海までは船で約1時間、車で3時間以上かかるが、大橋が開通すれば車で30分程度に短縮される。習近平(シージンピン)政権は、広東省と香港とマカオの経済連携を強める「大湾区」構想を打ち出しており、大橋も一翼を担う。

読売新聞 5/17(水) 19:39配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170517-00050080-yom-int