都内の桜の名所に咲くのはソメイヨシノがほとんど。
しかし、東京都足立区の江北公園内にある都市農業公園は、
開花時期が異なる49品種290本の桜が順次満開になり、
3月下旬から4月下旬まで長期間にわたって楽しめるのが特徴だ。


 ■一晩中寝られない!?


 桜のことを勉強するのに会いたい人がいた。
都内有数の名所だった足立区の荒川堤の桜の歴史を研究する
「江北村の歴史を伝える会」の浅香孝子会長(69)だ。
3月下旬、浅香会長と一緒に公園を訪ねると正門前の大木のエドヒガンは満開。


 「江北の桜研究で有名な地元の船津静作さんの
お孫さんから開園に合わせ寄贈され、看板娘と呼んでいます」


 都市農業公園は、四季折々の花や水田、
畑を利用した農業体験を楽しめる公園として昭和59年に開園。
正門を入り左手の芝生公園に34種類80本余の桜がある。


 15本と最も多い八重桜の関山(カンザン、4月下旬開花)は
「花が濃紅色で豪華な雰囲気」(公園スタッフ)。
浅香会長は一重の花と八重の花が咲く御車返(ミクルマガエシ、同中旬開花)を「
昔の貴族が花の下を通り過ぎたときに、後に一重の品種か、二重の品種なのか気になり、
再び御車で戻ってきたという言い伝えがある」と説明。
地下鉄の車両をどこから入れるかのネタで知られる漫才コンビ、
三球照代の名セリフ「それを考えていると一晩中寝られないの〜」を思い出してしまった。


 園をいったん出て土手に上がると荒川河川敷にスタッフが手入れした花壇を見下ろせる。
春は約3万5千球植えたチューリップが咲く。

 スタッフは「満開になるとかわいらしいキャラクターが
浮き上がるので楽しみにしてください」と話す。

続きはソースで  Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00000506-san-l13