栃木・那須町で登山講習会に参加していた高校生が雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故で、高瀬淳生さん(16)の告別式が営まれ、角膜が移植用に提供されることが明らかにされた。
多くの友人たちが集まった高瀬淳生さんの告別式では、高瀬さんが見ることができなくなった世界を代わりに見てほしいという遺族の思いから、角膜が移植を待つ人のために提供されることが明らかにされた。
高瀬さんの遺族は「淳生がまだ見ることのできなかった景色を見、最後に世の中のお役に立てるのだ、生きた証しが残るのだというかすかな喜びを、勇気ある決断で感じることができました」と話した。
また、佐藤宏祐さん(16)の告別式も営まれ、次々に訪れた友人たちは最後の別れを惜しんだ。
中学時代の塾の友達は「塾の友達だったが、すごく優しくて(勉強を)教えてもらったりして、すごくお世話になったので『ありがとう』という言葉をかけた」と話した。
一方、現場近くの献花台には、献花に訪れる人の姿が見られた。
警察は、ラッセル訓練を行った判断が適切だったか調べている。

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