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【原作リーク禁止】ウォーキング・デッド148
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
0001奥さまは名無しさん (ワッチョイ 2b63-w0Jm)
垢版 |
2017/11/04(土) 12:13:30.76ID:otmcamjX0
★ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」のネタバレ禁止スレです。
日本で視聴可能な内容のみ扱います。(FOXで放送後はお好きに)
他国で先にご覧になった方、原作の話題、リークネタはネタバレOKスレへどうぞ。

★番組公式ウェブサイト(日本)

S6
http://tv.foxjapan.com/fox/program/index/prgm_id/20091
S7
http://tv.foxjapan.com/fox/program/index/prgm_id/20608
S8
http://tv.foxjapan.com/fox/program/index/prgm_id/21056

次スレは>>980が宣言して建ててください

前スレ
【原作リーク禁止】ウォーキング・デッド145
http://itest.5ch.net/egg/test/read.cgi/tv2/1508308749/
【原作リーク禁止】ウォーキング・デッド146
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/tv2/1508844790/
【原作リーク禁止】ウォーキング・デッド147
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/tv2/1509372158/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured
0004奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:09:26.21ID:6Xqr8h9Qa
 「次の脇道から山道に入って。そこから、10分くらい。多分。」
脇道を入ってすぐに簡単な門があり、俺は門を開いて車を進め、再び門を閉めた。
車を走らせると、そこが今までとは違う領域であると、俺にも分かった。
鬱蒼と茂った森の中、ゆるやかに曲がりながら上っていく山道は綺麗に舗装されている。
その道には、ただ一本の枯れ枝も、ただ一枚の枯れ葉も落ちてはいない。
そして道の両側、深い森の中には静かな気配が其処此処にひっそりと蹲っていた。
それらは当主様のお社とお住まいを護る式たちだろう。
おそらく、許可された者でなければこの道を最後まで辿ることは出来ない。
興味本位で入り込んだ者があれば、森の深みに迷い込む。
もしも悪意を持って入り込んだ者があれば、すぐに式たちに排除される。
道自体が『聖域』を行き来する人を選別する。そういう道なのだ。
5分あまり車を走らせると突き当たりの広場に出た。広場の奥の斜面に細い階段。
木々と空の感じで山の頂に近い場所であることが分かる。
「ここに車を停めて歩きましょ。」
車を出たSさんが不意に振り向いて、今辿ってきた山道の方向を見つめた。遠い目。
鳥の声と風の音、さっきと変わった気配は感じられない。
「どうか、したんですか?」
「ううん、大した事じゃない。」 階段を上り始めた。
Sさんだって緊張しているのだろう。俺も階段に足をかけた。これからが正念場だ。
黙ったまま並んで階段を上る。階段の上には鳥居。
その先には鬱蒼とした森の中を抜けていく石畳の長い参道。
Sさんが一礼して鳥居をくぐる。おれもSさんに倣って後を追う。
0005奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:11:07.39ID:phm2LzdVa
 「見えた。」
参道の端は開けた平地になっていて、右側奥に大きな洋館がある。
洋館の左を抜ける細い道は階段に繋がり、階段の上には立派なお社の屋根が見えた。
「あの洋館が当主様と桃花の方様のお住まい。お社はあの階段の上。
お目通りの場所は洋館の中の部屋。いよいよね。覚悟は良い?」
「はい。此処まで来て、もう後戻りは出来ません。」
「うん、良い返事。付いてきて。」
Sさんの後に付いて洋館の門をくぐる。綺麗に手入れされた庭、其処を抜ける小道。
小道を辿ると大きな玄関。扉の脇に男性が立っている。
俺たちが扉の前まで来ると男性が一礼して扉を開いた。
Sさんが軽く会釈をして扉をくぐる。俺も後に続く。
玄関の中には少女が一人、俺たちに頭を下げる。
「Sさま、Rさま、お待ちしておりました。どうぞ中へ、御案内致します。」
少女が顔を上げた。中学生か高校生くらい、どこかで見覚えのある顔だ。
「ご苦労様。宜しくお願いしますね。」
少女は踵を返して廊下を進む。俺たちはその後を追う。軽い足音だけが響く、静かだ。
廊下の一方は一面ガラス張りの壁で中庭の様子が見える。やはり良く手入れされていた。
廊下の途中で階段を上り、上り切ったところで右へ。少し細くなった廊下を進む。
3つ目の扉の前で少女が立ち止まった。一礼して扉を開く。
0006奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:13:06.63ID:GXLXJ/kfa
 「当主様はもうすぐ御出になります。正面のソファでお待ち下さい。」
「ありがとう。」 Sさんがドアをくぐり、俺も少女に一礼して部屋の中に入った。
思ったより小さな部屋だ。カーテンを背にした大きな机と椅子。
その正面にソファとテーブル。俺たちが入ってきたドアと反対側の壁に立派な扉。
Sさんがソファへ座る。 「あなたは其処へ。」
Sさんと俺はテーブルを挟んで座り、俺は壁の扉を背にした位置。
ノックの音がして扉が開き、さっきの少女がお盆を持って入ってきた。
テーブルの上に背の高いグラスを2つ並べ、一礼して出て行く。
冷えて露の着いたグラスに透明の氷と薄緑色の液体、緑茶だろうか。
「緊張して喉が渇いたでしょ?今の内に飲んでおいて。」
確かに喉がカラカラだ。誓詞の詠唱に差し支えないよう、慎重に喉を湿らせる。
良い香りがするが、緊張していて味が良く分からない。
再びノックの音がした。
扉が開き、少女が扉を押さえたまま、扉の向こうに向かって最敬礼をする。
Sさんと俺も立ち上がり、大きな机に向かって最敬礼、そのままの姿勢を保つ。
何度も何度もシミュレーションした手順の通りだ。
0007奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:21:42.95ID:Q2faOAcca
997 奥さまは名無しさん [sage] 2017/11/04(土) 13:02:07.61 ID:BAtRKwvq
次スレがワッチョイになって連投荒らし意気消沈でやめててわろた
お前みたいなの死んでも誰も悲しまないし人に迷惑しかかけないから首つって自殺しろよ負け犬

オラオラ
どうした
煽りはそんで終わりか?

死ねよテメー自殺しろ

煽るなら最後までやれ
半端もんが

ダッサ死ねよ
0008奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-BUYa)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:32:34.85ID:YOzhCiZya
前スレでライドがAMCで見られると 教えてくれた人ありがとう!
ダリルが「どうしてグレンを助けなかった?」と煽られててw
二ーガンが愛らし過ぎて引いたw嫁と子供もかわいかったw
パエリアの食べ方にルールがあるの初めて知った
面白かったから 日本でも放送してくれたらいいな
0011奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4281-L4cI)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:40:28.34ID:c8x6+eFp0
 遠く前方に見える信号が3度目の赤に変わったところでSさんは眼を開けた。
「泣いたらお腹が空いた。ね、もし翠の世話で手一杯だったらLは食事作れないかも。
出前取りましょうよ、お寿司の。いつもの藤◇で。回復するには沢山食べないと。」
まあ、もし姫がお昼を作っていたとしても、それは夕食にアレンジすれば良いのだし。
何よりSさん自身が食べたいものを食べるのが一番だ。
携帯で出前の手配を済ませると、Sさんはすっかりいつもの調子を取り戻していた。
「じゃ、車出して。心配してくれて嬉しかったから、特別に質問は3つのままにしてあげる。」
「ありがとう御座います。じゃ、最初の質問です。」
「どうぞ、何なりと。」
「あの写真の手みたいな影なんですけど。あれは何かがあの男を護ってるってことですか?
例えばあの男の守護霊が、あ、でも守護霊が犯罪の片棒担ぐのは変ですね。」
「R君、あなた見たことあるの?誰かの守護霊。」
「ありません。でもさっき、榊さんの守護霊も僕には見えませんでしたから。」
「確かに彼の一族は護られてるし、榊さんは跡取りだから特に手厚い加護を受けてる。
でも榊さんたちを護ってるのは高次の、途方も無く大きな力。
守護霊なんて言ったら、とても失礼だわ。それこそ恐れ多い。それにね、
今はとても一般的になっちゃってるけど...もともと一般的な意味での守護霊なんて無い。
多分守護霊なんて、憑依した悪霊が自分の悪行を続けるために
宿主を護ってるのを誤解した半端な能力者が言い出した概念だと思う。」
0012奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4281-L4cI)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:41:48.95ID:c8x6+eFp0
>>9
オラオラ

アホはお前なんじゃねーの?w

バーカ

死ねよ
0014奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:51:57.03ID:7xaDupUja
アホはお前なんじゃねーのw

ワッチョイなんてブラウザ変えれば変わるし串させば無限に変わるなあ

ホントもの知らずのバカってどうしようもねーな

自分が何でも知ってると思い込んでやがるウスラバカ

まあめんどくさいから

変えないままにしてやるよw

NG?どうぞどうぞ

お前みたいな貧乏人が荒らしの手伝いしてるとい自覚すらないバカが何を言ってもなあ

これからもイヤガラセの為にコピペしてやるよw
0015奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 13:54:45.32ID:zcYBzkoWa
 詠唱を終えて一礼。顔を上げると、桃花の方様が懐紙で目頭を押さえているのが見えた。
何故、と想った途端。張りのある声が直接頭の中に響いた。
『...これ程の『力』がこもった誓詞を聞いたのは初めてだ。
安心して、SとLを託すことが出来る。喜んで裁許しよう。』
当主様から感じる雰囲気が、一変していた。
その眼差しは一瞬で俺の全てを見通すような光に満ちている。
広大な海の、決して手の届かない深淵を眼の前にしたような畏怖の念が湧き上がり、
どうしようもなく体が震えた。正直、怖いのに眼を逸らすことが出来ない。
『R君。いや、裁許したのだから、これからはRと呼ばせて貰う。
R、良き資質を持つ青年が我が一族に加わった事を心から嬉しく思う。
その資質を余す所無く開花させ、近い将来、術者として働いてくれる事を期待する。』
Sさんと俺はもう一度深く頭を下げた。当主様が立ち上がる気配。
御退出なされた後で俺たちも退出、それで完了だ。もう一度頭の中で手順を確認する。
「ところで、S。」
「はい。」
!? また、手順と違っている。慌てて当主様とSさんの様子を窺う。
当主様の声は、頭の中で無く、耳に聞こえる普通の声に戻っていた。悪戯っぽい笑顔。
「成した子は、娘だと聞いた。私たちに、会わせてはくれないのか?」
「夫を御裁許頂きました上、娘のお目通りも叶うなら、これ以上の望みは御座いません。」
「うん。出来るだけ早く、頼む。」 当主様は扉に向かって歩き出した。
慌てて頭を下げる。
「S、きっとですよ。きっと、近いうちに。」
「はい。必ず。」
桃花の方様とSさんの短い会話が聞こえた後、扉の閉まる音がした。
0017奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:00:18.48ID:AKUHAGBNa
>>16
お前の目腐ってんのか?
どこに敗北なんかしてんの?バーカ

ホラホラ
NGはどうしたんだよ?マヌケ

相手してんのはNGしてないからだよなあw

嘘つきは泥棒と同じだぞwあーアフィカスの貧乏人だから同じようなもんだな
0018奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:03:16.97ID:/O3Y64V7a
 「久し振りだな。S。」
「そうね。6年振り、かしら。」
Sさんの声は冷ややかだ。
「縁談を断り、前線からも退いたと聞いて訝しんでいたが。」
男の眼が俺を見た。『鍵』を掛けているのに、俺の心を見透かすような鋭い視線。
「なるほど。原石を見つけた、という訳か。確かに、暇潰しにはなりそうだ。」
「類い希な原石には違いない。決して暇潰しではないけれど。」
数秒間の沈黙。辺りの空気が張り詰めて、肌がピリピリする程だ。
「話したいこともあるが、今日は『公務』で時間が無い。
前線に戻ってきたのなら、急がずとも話す機会はあるだろう。」
「機会があったしても、話したいこと、私にはない。」
男の口元が緩む。 「相変わらずだな。安心した。」
男の体がゆらりと流れるように動き、Sさんの左側をすり抜けた。革靴が石を踏む硬い音。
Sさんが唇にそっと右手の人差し指を当て、それから前に向ける。
おそらく『黙って前へ』の合図。
Sさんがゆっくりと歩を進める。おれも並んだまま歩調を合わせた。
背後で男の足音が次第に小さくなっていく。
しかし、何故か濃密な気配がいつまでもすぐ背後にある。
振り返って確かめたいが、指示通りSさんの歩調に会わせて歩き続けた。
0019奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:04:38.02ID:AgpOMfnqa
 参道を過ぎ、車を停めた広場へ続く階段を下りる。
未だ気配を背後に感じる。まるで何かが俺のすぐ後ろに付いて来ているようだ。
一体何だ、この得体の知れない気配は?心臓の鼓動が半端じゃない。
怖い。走って、一刻も早く車に乗りたい。そんな気持ちを必死で抑える。
ようやく車に辿り着いた。少し震える手でポケットを探り、鍵を取り出す。
助手席のドアを開けると、Sさんは俺の手から鍵を取り上げた。
左手で俺の背中を軽く払ってから助手席を指さす。
『先に乗って』という意味だろう。できるだけ素早く助手席に乗り込んでドアを閉める。
Sさんは慌てる風もなく運転席に乗り込んだ。ドアを閉じる。
すぐに車を出した。山道を飛ばし、5分足らずで扉の場所に着く。
車を止め、俺を制して車を出たSさんが扉を閉めた。
運転席に戻り、俺の顔を見て微笑んだ。
『もう大丈夫』ということだろう。俺も気持ちを静めるために深呼吸をした。
「御免ね。まさか、出会うはずないと思って黙ってたの。ちゃんと話しておけば良かったけど。」
車を出し、山道から県道に戻る。ようやく俺の心臓の鼓動も元に戻った。
「一体、あれは人間なんですか?」
「人間、には違いない。一族の女性が産んだんだから。その家系の、『最高傑作』。」
普通、人間に対して最高傑作という言葉は使わないだろう。
「人間と言うより、計画的に作り出された存在、という風に聞こえますが。」
「その通りよ。3世代かけて行われた計画だったの。」
0020奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:06:24.41ID:OOKvAAzJa
 「計画って。人間を材料に使うような計画だったんですか?」
「慢性的に術者が不足してるって前に話したでしょ?」
「はい、もう何十年も前から不足していると。」
「何故不足してると思う?」
Sさんや姫とともに、これまでいくつもの『非科学的』な事件に関わって来た。つい最近も。
科学全盛の時代とはいえ、俺の知らないところでそんな事件が増えているのだろうか?
しかし、それならそういう事件の、信憑性のある噂がもっと広まっているはずだ。
「正直、想像もつきません。」 「能力を持つ子が、生まれなくなってきているからよ。」
「何故、そんなことに。」 「一番の原因は少子化。」 「少子化?」
「そう、一族の中にも一夫一婦制の結婚が普通に見られるようになったし、
それに一人っ子も多くなった。特に最近はその傾向が顕著になってる。
当然だけど、たった一人の子供を術者にしたいと考える親は少ない。一族の者でも。」
確かに、自分自身が術者ではなく普通の生活を送っている親なら、
今の時代、子供にも普通の生活を送らせたいと考えるのはむしろ必然の流れだろう。
俺だって積極的に翠を術者にしようと思っている訳ではない。
「時代の流れ、ってことですか?」 
「そう。でも、その状況に危機感を持つ人たちがいたのは当然よね。
術者の数が減れば、一族の力や影響力が弱まるのは自明の理だもの。」
0021奥さまは名無しさん (エムゾネ FF62-6rU/)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:06:47.79ID:wAewzHpqF
>>19
あぼーんだらけだぞ?www
0022奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/04(土) 14:08:33.24ID:hHgWrq3ma
>>21
どうぞどうぞ

 冷たいものが背筋をはい上がってくる。それは、つまり。
「まず、外法を使って強力な依り代を作り出し、
依り代に憑依した神や精霊の力に頼ろうとした一派が現れた。
そうすれば、生まれてくる子に任意の能力を与える事が出来るから。
でも外法を認めない『上』はその一派を異端として一族から排除したの。
それが分家、Lの心に術を仕込んだ者たち。」
俺の曾祖母はその分家の出身だと母から聞いていた。
「ただ、外法を使うのは論外としても、影響力の低下を防ぎたいという人は多かった。
だからある家系で、その計画が立てられた。そして、実行されたの。」
術者の減少に対応する計画、やはりそれは。寒気が全身に拡がった。
「そう。その家系の術者の中から計画に参加する希望者を募り、
計画的な妊娠によってその能力を組み合わせた術者を生み出そうとした。」
ジーンリッチ・優性思想・デザイナーチャイルド・・・そんな言葉が次々と浮かんでくる。
いや、しかし。一族に生まれる子供の中で、能力を持つ者はむしろ少数だとSさんは言った。
一夫一婦制とは限らない結婚制度のもとで、能力を持つ子供が十分な数生まれていたのなら、
それは男性の優秀な術者が多数の妻を娶り、多くの子を残すのがあたりまえだったという事だ。
逆の組み合わせでは、生まれてくる子の数は一夫一婦制と同じだけしか期待できない。
近代まで、その血筋を保つために権力者が多くの側室を持つのは当たり前だった。
一夫一婦制になった後でも、恋愛結婚が普通になったのは最近のことだ。
見合い結婚が主流の時代には、結婚式で初めて相手の顔を見たという話も多かったと聞く。
つまり、もともと結婚という言葉やその制度が、常に愛情と結びついている訳ではない。
無理に強制したのでもなければ、現代の価値観でその計画を非難することは筋違いだろう。
0024奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:09:50.74ID:GXLXJ/kfa
 「あくまで希望者、なんですよね?」
「そう、強制したという話は聞いていない。だから『上』も計画を黙認し続けた。
実際、優秀な術者ほど、強制するのは難しいでしょうね。
それに、確実に能力を持つ子が生まれる訳ではないから、
この計画で作られた術者もそれほど多くない。『上』が把握しているのは8人。」
「その中で一番強い力を持っているのがさっきの...」
「そう、だから最高傑作。名前は『炎(ほむら)』。
ね、憶えてる?学校法人の理事長、Lの高校の。」
「はい、あの背の高い。すごく礼儀正しい人ですよね。」
「炎はあの人の孫にあたる。計画を実行したのは、その家系なの。」
あの老人に対するSさんの態度はどこか冷ややかでよそよそしかった。
そしてさっきは『話したいこと、私にはない。』と。
Sさん自身がその計画を快く思っていないということか、あるいは。
「やっぱり、いたんじゃないですか?許婚。」
「違う、許婚じゃない。縁談が来て、それを断っただけ。」
『最高傑作』とSさんの縁談がまとまれば、更に良い結果を期待できただろう。
「私の家系は一族の中で一番古い、いわゆる直系。優れた術者も多かったし、
それに歴代の当主様も、直系の出身者が一番多い。
計画の仕上げに、直系の者との結婚を考えるのは彼らにとって当然でしょうね。」
でも、Sさんはそれを断った。やはりこの計画に賛同していないという事だ。
前もって俺に話さなかったのは、あまり思い出したくない記憶だからだろう。
0026奥さまは名無しさん (エムゾネ FF62-6rU/)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:19:33.12ID:wAewzHpqF
>>24
おい糖質オヤジもう終わりか?www
0030奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:39:17.42ID:hHgWrq3ma
 「『孫の顔を見たい』という事ね。」
「え? 孫??」
「立場上、血縁を封印しているとはいえ、やはり当主様も人間だから。」
「ちょっと待って下さい。翠が当主様の孫なら、それは、Sさんが。」
「そう、私は当主様と桃花の方様の、血を分けた実の娘。」
「!? そんな...」
全く、想像もしていなかった。何を、どう考えればいいのか、混乱して事態を飲み込めない。
じゃあ俺は今日、Sさんの御両親の前で誓詞を、当主様と桃花の方様は俺を...
頭の中の混乱が収まるにつれ、怒りと悲しさが入り交じった激しい感情が湧き上がってきた。
思わず右手を握りしめる。
「どうして!! どうして先に教えてくれなかったんですか?教えてくれていたら...」
自分でも驚く程大きな声を出した後で、腹の底がヒヤリと冷たくなった。
それを教えて貰っていたとして、俺に、一体何が出来たというのか?
一族を追われた異端・分家の末裔。術者としては修行を始めたばかりの駆け出し。
Sさんが胸を張って俺を御両親に紹介できる材料など何ひとつない。
他の縁談を断って選んだのが、こんな半端者だなんて...
「違う、そうじゃない。信じて、お願い。」
俺の大声に驚いて泣き出した翠を抱き上げたあと、Sさんは俺の左隣に座った。
膝の上で握りしめた俺の右手に、そっと右手を重ねる。温かい。
0032奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
垢版 |
2017/11/04(土) 14:49:44.57ID:Az44h4uRd
>>30
おい糖質オヤジ、もう終わりか?www
0036奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-u38N)
垢版 |
2017/11/04(土) 15:31:24.63ID:etjG2cMha
見てつまらなかったらしょうがないだろ
0037奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 15:40:57.75ID:rECKv3Gma
>>32
お前みたいに連休に何もする事なく
煽るしかやる事ない人間と一緒にするなよ

で?NGどうしたんだよ?
あ?あれは脅しか?

ダッセー出来ないなら最初から煽るなよ
貧乏人
0038奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 15:54:26.21ID:sx94H859a
 姫と2人、翠の相手をして遊んでいるとSさんがリビングに入ってきた。
「R君。今日の打ち合わせ、あの男の子の件でしょ?交通事故の。」
「はい。病院に行く日と、それから依頼の内容を詳しく確認してきました。」
「それだけ?」 「そうです。」
「じゃ、これは何かしらね?」 Sさんは小さなカードをテーブルに置いた。
「これ、誰ですか?何だか派手な感じの女の人ですね。」 姫がカードを手に取る。
顔から音を立てて血の気が引いた。しまった、あのまま胸ポケットに。
いや、待て。2人は俺の心が読める。あったことをそのまま話せば大丈夫だ。
ホッとして思わず笑みが浮かぶ。
「ちょっと、R君。何笑ってるの?」
「僕、ナンパされたんですよ。それも女子高生に。笑えますよね。」
「ナンパ?」 「はい、カラオケ行こうって。びっくりしました。」
「大人っぽいけど、本当に高校生なんですか?。」 姫からカードを受けとる。
カードには少女の写真。電話番号とメールアドレス。何かのロゴみたいな筆記体の文字。
思わず溜息をつく。
「制服着てたし、実際に見た感じは確かに高校生だったんですが、これじゃあ全然。」
「制服って、セーラー服?」 Sさんは悪戯っぽい笑顔を浮かべた。
「セーラー服です。でも、スカートは短すぎるし化粧してるし、邪道ですね。」
「あの、セーラー服の邪道って何ですか?」 姫が不思議そうな顔で俺を見る。
「いや、邪道っていうか、校則違反って意味で。多分化粧も違反だし。」
いくらSさんに乗せられたとは言え、危うくセーラー服嗜好を姫の前で。馬鹿か俺は。
まあ取り敢えずセーフ、それとなく掌で額の汗を拭う。
0039奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
垢版 |
2017/11/04(土) 16:00:16.83ID:Az44h4uRd
>>38
おい糖質オヤジ、あぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0041奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4281-L4cI)
垢版 |
2017/11/04(土) 16:17:48.71ID:c8x6+eFp0
>>39
ダッサw威勢の割に自分で何も出来なくて
運営に助けてーアイツをアク禁にしてくれーと泣きつきに言ったのか?w

ダッサ
お前の狙いは分かってるよ煽ってレスさせてアク禁にするのが目的だろ

ダッサお前程度の頭の出来なんかお見通しだよ
ホントにウスラバカしか居ないんだなココは
0042奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 16:27:50.26ID:zcYBzkoWa
>>39
糞ガキ

ホラホラどうしたよ
もっと煽ってみろ

糞ガキの貧乏人w
0044奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
垢版 |
2017/11/04(土) 17:01:58.35ID:Az44h4uRd
>>42
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0046奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 17:08:20.60ID:iEUt2TAfa
>>44
俺様が何をしようがテメェに関係ねーよ
お前レベル程度の人間が人様に意見出来る立場じゃないんだよ
お前が意見出来るのはせいぜい犬だなw

思い上がるんじゃねーよw
0049奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/04(土) 17:12:00.58ID:6Xqr8h9Qa
>>47
俺様を煽った
報復だ
0051奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
垢版 |
2017/11/04(土) 17:14:41.27ID:yM97I5m9a
ホラホラ煽ってみろよ糞ガキ
祖父の倉の整理を手伝っていると日本刀が出てきました。
柄や鐔の部分は錆びていたのですが、抜いてみると刀身は全く錆びておらず若干白く光っていました。
それを見て私は何とも言えない気分になり、その刀がほしくなりました。
祖父にもらっていいかと聞くと「模造刀か何かやろ。よかばい」と答えたので有り難くいただくことにしました。
倉の整理も終わり家に帰ることにしました。
中学生の妹が出迎えてくれたのですが、いつも明るい妹がその模造刀を見た途端に真っ青な顔になり泣き出してしまいました。
どうしたのか聞くと「嫌な感じがする」と言っていました。
母もやって来ましたがやはりその刀を見ると不安げな表情になっていました。
母方の家系の女性は霊感が強く、そういう場所に行ったり、霊的なものに触れると、何かを見たり聞いたり、体調を崩す方が多いそうです。
母方の祖母に相談すると「すぐに戻した方がいい」とのことで急いで祖父と倉に戻してきました。
それから特に何もありませんが、一つだけ変わったことがあります。
それはその刀を持って昔の合戦に行く夢を毎晩見ています。
0052奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/04(土) 17:15:50.41ID:rECKv3Gma
>>50
ホラホラ煽ってみろ
私の一族は、現在、大変な窮地に
立たされているようです。
一族の長女である私が、財産放棄をして家を出た後、しばらくは
何事もなかったようですが、なぜか、
一族の財産を受け継ぐ予定であった妹夫婦の稼業が、従業員によって何らかの告発をされ、閉業に追い込まれてしまいました。
私は、この妹夫婦に一族を追い出されたも同然な形だったのですが、
因果応報とはよくいうものです。
そして、私に財産放棄を署名させた母は、65歳という老女ながら、ほとんど無一文の妹夫婦と孫の世話をし
なければならなくなったのです。
母は、父が胎児殺しで得た財産を
実子でありながら、生い立ちに事情がある私に、一文たりとも譲り受けたくなかったのです。
金の亡者の母は、現在、気も狂わんばかりの状態なのだそうです。
年老いた父は、私が出た後、急激に
体力がなくなり、今は
週に1日程度しか働けないそうです。
結局、因果な金で長年稼いだ大金は、彼らが年老いた今、少しも
残らないようになってしまう事に
なりそうです。
0053奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/04(土) 17:20:04.04ID:MNu8frTwa
>>50
埋めるのが目的じゃないからなあ
お前みたいなウスラバカがイライラさせるのが目的だからスクリプトなんていらねーよw
バーカw

友人から聞いた話。
そいつは小学校四年のときに子犬を拾ってきた
まあよくある話なんですが
僕が世話するから、飼っていいでしょお願いって言って飼いだしたんですよ
最初はいい気になって世話してたんですが、犬がでかくなってくると
あんまり可愛くなくなってきたと
犬のほうはなついてくるんですけどうっとおしくなったんでしょう
ずーっとシカトし始めたっていうんですね
で、世話しなくなったんですよ
散歩に連れて行かない
エサも満足にやらない

あるとき小学校から帰ってくると
自分使ってた野球のグローブをその犬が噛んでた
そいで頭にキテこんな犬はもういらねえってんで捨てに行ったと言うんですよ

まあ俺の家でそんなことしたら親から「ドアホウ!お前が拾ってきたんやから最後まで責任持てぇ!」と怒鳴りつけられて
ゲンコ一発ってとこなんでしょうが、そいつの親はなかなか甘ったれてたんでそのことを何も言わなかったんですね

で、次の朝の学校に行く途中同級生がわあわあ騒いでる
見てみると犬が一匹内蔵を出して血だらけになって頭はぺちゃんこになってもう顎が駄目になってたんでしょうなベロを垂らしながら
目玉だけがしっかりと開いていて
おそらく交通事故、車にでも轢かれたんでしょう
その捨てた犬なんですよ
でもそいつはなんとも思わないでシカトしてそのまんま学校へ行ったんですね
0055奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/04(土) 17:32:27.23ID:/O3Y64V7a
>>54
センス0
チンポの亀頭と金玉だろ
0057奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8187-zM96)
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2017/11/04(土) 17:56:45.87ID:Q1rf2Ixf0
huluでシーズン8はいつ見れるのでしょうか?
出てこないのですが・・・
0059奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-/2U+)
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2017/11/04(土) 18:25:37.08ID:5mgk6Tlz0
Abema楽しみだな実況できるし4時間くらいあるし
0060奥さまは名無しさん (ワッチョイ adc1-0lYs)
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2017/11/04(土) 18:53:33.40ID:CbHAIFaW0
100円はいいな
連続物はこうあるべき
0061奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/04(土) 19:33:06.67ID:ggDrYoi6a
モニター3台でお気に入りのエロ動画見ながら
電動アナルバイブを肛門に入れて
電動オナホールでチンチンシュシュ
しながら
金玉を軽くくすぐると最高に気持ち良いな

女のマンコより気持ち良いな
0066奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/04(土) 20:07:17.54ID:Az44h4uRd
>>65
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0069奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/04(土) 20:21:17.32ID:AgpOMfnqa
ガキは糞ババアと交尾してろよ
ここにも旦那に相手されなくなった糞ババアがたくさんいるぞw

マリンちゃんの練習して汗だくの裸体をレロレロ舐めてー
小陰唇ビラビラ指で開かせて練習で蒸れたマンコ
ペロペロ舐めてー
0071奥さまは名無しさん (ワッチョイ 797c-wI8j)
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2017/11/04(土) 20:33:49.35ID:OPPJNOPk0
荒らし行為や炎上に加勢する人の大半は40〜50代の高学歴、高収入、社外的地位の高い家族持ちが多いとの調査結果が出てたよね
コイツは分からんけど
0072奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/04(土) 20:37:28.17ID:ggDrYoi6a
こんな板年齢層が高いわけないだろ

朝短文煽りの糞アルバイトがいるのは高校生がクラウドソーシングでアルバイトして
アンカー貰うと報酬が出るんだよ

そんな事も知らないで2ちゃんしてんのかよw
0076奥さまは名無しさん (ワッチョイ d294-A3bN)
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2017/11/04(土) 21:47:32.03ID:8/wsV0sl0
>>74
偶然にも俺もさっき観てたわ
口を開けて首を傾げる仕草がそのままで笑った
0085奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/05(日) 00:52:53.97ID:X1lj33UL0
プリズンとこれで当てたローリーの方がすごいんじゃないのか
0087奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 01:54:28.02ID:8xxM5m13a
ほらな糞ガキが
アンカー欲しがって煽ってるだろw
アルバイトご苦労貧乏人のコジキw
嫌だねえ、貧乏人は掲示板でわざと
腹立たせてレス貰おうとしてるよw
そのやり方広告代理店から指示受けるんだろ?w

親はどんな教育受けさせてんだろうなあ
まあ、親も金儲けの為なら平気でモラルやマナーを踏みにじるような
親なんだろうなあ

可哀想にw
0089奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 01:58:41.44ID:VpRgvalwa
その晩そいつは夜中に突然40℃を超える熱が出たんですね
次の日になっても熱が引かないそれどころかまだ上がる
病院連れってたら即入院
その晩彼の夢に犬が出たっていうんですね血だらけででも目だけはじーっとこっちを見てる
次の日も次の日も出た
彼は恐ろしくなって母親に母さんこれはね犬の祟だよどうしようと
それで母親は今の時代にね犬の祟なんて無いよと言いながら帰ってた
その晩に母親の夢にその犬が出た
だんだん牙を剥いて怒ったように声をあげて襲いかかってきた
いやそうじゃない母親の向こうにあるタンスに飛びついていって消えていった
お母さんがタンスの中を色々調べていくと一枚の写真が出てきた
自分の息子とその犬がまだ子犬の頃のツーショットの写真
ところが不思議なことに前見たときはそんな写真じゃなかったのに今見ると
息子の頭から顔にかかって白いもやのようなものがとぐろを巻いている
犬はそれをじっと見てる写真になってたんです

恐ろしくなった母親は近所の寺に行って話をした
それで写真を見たお坊さんは
それは逆ですよ見てください犬はこの白い霊体を見てるでしょ
犬は息子さんを守ってくれてるんですよ
もしかしたら犬は息子さんの代わりに事故にあってくれたのかもしれませんよ
0090奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 02:00:04.91ID:rLtq64Sna
私の一族は、現在、大変な窮地に
立たされているようです。
一族の長女である私が、財産放棄をして家を出た後、しばらくは
何事もなかったようですが、なぜか、
一族の財産を受け継ぐ予定であった妹夫婦の稼業が、従業員によって何らかの告発をされ、閉業に追い込まれてしまいました。
私は、この妹夫婦に一族を追い出されたも同然な形だったのですが、
因果応報とはよくいうものです。
そして、私に財産放棄を署名させた母は、65歳という老女ながら、ほとんど無一文の妹夫婦と孫の世話をし
なければならなくなったのです。
母は、父が胎児殺しで得た財産を
実子でありながら、生い立ちに事情がある私に、一文たりとも譲り受けたくなかったのです。
金の亡者の母は、現在、気も狂わんばかりの状態なのだそうです。
年老いた父は、私が出た後、急激に
体力がなくなり、今は
週に1日程度しか働けないそうです。
結局、因果な金で長年稼いだ大金は、彼らが年老いた今、少しも
残らないようになってしまう事に
なりそうです。
0091奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 02:01:45.96ID:4Yn+QQSLa
高校の時の担任から聞いた話をひとつ。
その先生が大学生の時に友人らと飲み会をしており、そこで心霊話などで盛り上がっていたそうだ。
とある有名な心霊スポットの○○さんの家(記憶が曖昧)話が上がり、深夜にも関わらず車でいってみようと言う事になった。
メンバーは先生含めて男二人の女三人で先生が運転して行ったらしい。

まず入り口には小さな祠のような物があり、そこに髪の毛などが供えてあり雰囲気満点。(実際には安産祈願で女性が供えるとかなんとか?)

そして草木で生い茂った道とも言えない道を車でかき分けながら進んでしばらくしてから後部座席に座らせた三人の女の内の一人が痙攣して白目を向き失禁しながら「ああ……ああ……」と声にならない声を上げ始めた。
すると右斜め上の枝から白い人型の物体がプラプラと揺れていたらしい。
そいつが立体的なのか平面的なのか、そして自分達とどの程度の距離があるのか不思議とわからないのに、死んだ魚のような目がしっかりとこちらを見ているのだけはハッキリわかったそうだ。

みんなでヤバいヤバいと焦り引き返すも人型は依然プラプラとしており、そして車を周りからバンバンと叩かれ始めた。
無我夢中で逃げて、少し離れた24時間営業の食事処の駐車場で一旦休む事にした。
そして車を降りると季節でもないのに真っ赤な紅葉が車にたくさん張り付いていたそうだ。
0099奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 02:27:08.16ID:6W9SREeFa
三原ちゃんより点数下か
コレじゃオリンピックは無理か
オリンピックは、宮原がダメな場合は
三原ちゃんと樋口か

電通とオスカーは残念だったなあ

あーココにも電通の子会社の広告代理店のアルバイトいるだろうなあwレスアルバイトが
0100奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/05(日) 02:50:34.65ID:X5mdi0fad
>>99
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0104奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 03:13:38.64ID:F7iCF+YQa
一年くらい前の話です
祖父の倉の整理を手伝っていると日本刀が出てきました。
柄や鐔の部分は錆びていたのですが、抜いてみると刀身は全く錆びておらず若干白く光っていました。
それを見て私は何とも言えない気分になり、その刀がほしくなりました。
祖父にもらっていいかと聞くと「模造刀か何かやろ。よかばい」と答えたので有り難くいただくことにしました。
倉の整理も終わり家に帰ることにしました。
中学生の妹が出迎えてくれたのですが、いつも明るい妹がその模造刀を見た途端に真っ青な顔になり泣き出してしまいました。
どうしたのか聞くと「嫌な感じがする」と言っていました。
母もやって来ましたがやはりその刀を見ると不安げな表情になっていました。
母方の家系の女性は霊感が強く、そういう場所に行ったり、霊的なものに触れると、何かを見たり聞いたり、体調を崩す方が多いそうです。
母方の祖母に相談すると「すぐに戻した方がいい」とのことで急いで祖父と倉に戻してきました。
それから特に何もありませんが、一つだけ変わったことがあります。
それはその刀を持って昔の合戦に行く夢を毎晩見ています。
0105奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 03:14:55.77ID:DlrEkiAYa
高校の時の担任から聞いた話をひとつ。
その先生が大学生の時に友人らと飲み会をしており、そこで心霊話などで盛り上がっていたそうだ。
とある有名な心霊スポットの○○さんの家(記憶が曖昧)話が上がり、深夜にも関わらず車でいってみようと言う事になった。
メンバーは先生含めて男二人の女三人で先生が運転して行ったらしい。
まず入り口には小さな祠のような物があり、そこに髪の毛などが供えてあり雰囲気満点。(実際には安産祈願で女性が供えるとかなんとか?)
そして草木で生い茂った道とも言えない道を車でかき分けながら進んでしばらくしてから後部座席に座らせた三人の女の内の一人が痙攣して白目を向き失禁しながら「ああ……ああ……」と声にならない声を上げ始めた。
すると右斜め上の枝から白い人型の物体がプラプラと揺れていたらしい。
そいつが立体的なのか平面的なのか、そして自分達とどの程度の距離があるのか不思議とわからないのに、死んだ魚のような目がしっかりとこちらを見ているのだけはハッキリわかったそうだ。
みんなでヤバいヤバいと焦り引き返すも人型は依然プラプラとしており、そして車を周りからバンバンと叩かれ始めた。
無我夢中で逃げて、少し離れた24時間営業の食事処の駐車場で一旦休む事にした。
そして車を降りると季節でもないのに真っ赤な紅葉が車にたくさん張り付いていたそうだ。
0106奥さまは名無しさん (ワッチョイ 458e-7T4N)
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2017/11/05(日) 03:21:43.07ID:YjckhrfD0
くそう
シーズン6見たらフィアーの方ちょっと見てみようと思ってたんだが
あんな終わり方したらフィアーみてから7みよーなんて思えるわけ無いじゃないかw
7みてからフィアーだな・・
0111奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 08:06:00.58ID:kMlYpyCSa
ローションは
ぺぺローションだよな

濃いからお湯を手に付ければ
何回もヌルヌルが復活

さて、手のひらにぺぺローションを垂らして

チンチンに絡めて

シコシコ
0112奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 08:10:49.44ID:+1UXN4gRa
しばらくシコシコを繰り返してから

オナホールの穴にぺぺローションの付いた手を入れてグリグリ

オナホールにぺぺローションが付いて

亀頭からオナホールに挿入

まりんちゃんの膣穴もこんなに気持ち良いんだろうなあ

まりんちゃんの子宮ドンドン突きてー

まりんちゃんの子宮口にタップリ射精して
まりんちゃんの卵子に受胎させてーな
0113奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/05(日) 10:22:47.33ID:X5mdi0fad
>>112
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0114奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 10:45:35.73ID:lOZU5rJoa
さて、くそでもするか

タンパク質の取りすぎで屁とクソが臭くなったからヨーグルトでも買いに行くかな

おっと、ピザトースト用のピザソースをも忘れずに買わないとな

業務用のスーパーだとお買い得用のがあるから
忘れずに買わないと
0118奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-q6sf)
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2017/11/05(日) 10:57:07.65ID:viAdiLqF0
まだシーズン7中盤前なんだが
そこまでつまらないとは思わないぞ
今までにない緊張感とかニーガンへのなんとも言えない感情が見え隠れしてて
0119奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 11:00:06.22ID:lVX0TDuLa
その晩そいつは夜中に突然40℃を超える熱が出たんですね
次の日になっても熱が引かないそれどころかまだ上がる
病院連れってたら即入院
その晩彼の夢に犬が出たっていうんですね血だらけででも目だけはじーっとこっちを見てる
次の日も次の日も出た
彼は恐ろしくなって母親に母さんこれはね犬の祟だよどうしようと
それで母親は今の時代にね犬の祟なんて無いよと言いながら帰ってた
その晩に母親の夢にその犬が出た
だんだん牙を剥いて怒ったように声をあげて襲いかかってきた
いやそうじゃない母親の向こうにあるタンスに飛びついていって消えていった
お母さんがタンスの中を色々調べていくと一枚の写真が出てきた
自分の息子とその犬がまだ子犬の頃のツーショットの写真
ところが不思議なことに前見たときはそんな写真じゃなかったのに今見ると
息子の頭から顔にかかって白いもやのようなものがとぐろを巻いている
犬はそれをじっと見てる写真になってたんです

恐ろしくなった母親は近所の寺に行って話をした
それで写真を見たお坊さんは
それは逆ですよ見てください犬はこの白い霊体を見てるでしょ
犬は息子さんを守ってくれてるんですよ
もしかしたら犬は息子さんの代わりに事故にあってくれたのかもしれませんよ
と言ったんですね
お宅では何かペットを飼ってますか?
無闇やたらと捨てないほうがいいと思うんですがね
0120奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 11:02:02.66ID:4rAGH2rIa
友人から聞いた話。
そいつは小学校四年のときに子犬を拾ってきた
まあよくある話なんですが
僕が世話するから、飼っていいでしょお願いって言って飼いだしたんですよ
最初はいい気になって世話してたんですが、犬がでかくなってくると
あんまり可愛くなくなってきたと
犬のほうはなついてくるんですけどうっとおしくなったんでしょう
ずーっとシカトし始めたっていうんですね
で、世話しなくなったんですよ
散歩に連れて行かないエサも満足にやらない
あるとき小学校から帰ってくると
自分使ってた野球のグローブをその犬が噛んでた
そいで頭にキテこんな犬はもういらねえってんで捨てに行ったと言うんですよ
まあ俺の家でそんなことしたら親から「ドアホウ!お前が拾ってきたんやから最後まで責任持てぇ!」と怒鳴りつけられて
ゲンコ一発ってとこなんでしょうが、そいつの親はなかなか甘ったれてたんでそのことを何も言わなかったんですね
で、次の朝の学校に行く途中同級生がわあわあ騒いでる
見てみると犬が一匹内蔵を出して血だらけになって頭はぺちゃんこになってもう顎が駄目になってたんでしょうなベロを垂らしながら
目玉だけがしっかりと開いていて
おそらく交通事故、車にでも轢かれたんでしょう
その捨てた犬なんですよ
でもそいつはなんとも思わないでシカトしてそのまんま学校へ行ったんですね
0121奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 11:04:13.99ID:8xxM5m13a
数日後に私の実家近くの神社にAと二人で行きました。
本当はBも誘ったのですが大事な用事で行けないと断られました
途中Aが車で酔ったのか気持ち悪いと言い出したので私の実家で休憩させて
私一人で尋ねる事になりました。
神社を通り過ぎて神社の主人がいる本家に向かいました
玄関のインターホンを鳴らすと主人が出てきて
主人「婆様が待っとるよ、居間におるから上がって」
私「いえ、用があるのは主人の娘さんなんですが」
主人「あん子は嫁に行って上京しとるよぉ?まー婆様の話相手になったって」
そんな悠長な・・・そうと分かったら上京先聞いてそっちに急ぎたい
でもあの子の御婆ちゃんならと思い居間に上がると
御婆ちゃん「やっーっと来たかね?あん子に用があるんじゃろ?」
煙草を取り出して吸い始めて立て続けに喋り始めました
御婆ちゃん「生成りさね、角がもう出きっとるし’もう手遅れじゃろ’わしにはどうすることもでけんで」
一瞬パニック状態になりました
何がもう手遅れなのかナマナリ?何それ?角?人間に生える訳が無い
それに何でここに尋ねる事も友人の事で相談しようとすることを知っていたのか
何故できることが無いのだろうか
私は目の前にいる婆さんの胸座を掴む勢いで質問を重ねました
すると御婆ちゃんは
御婆ちゃん「あんたが来るのは大分前から知っとった、わしは地獄耳だけえ
動物の類ならわしでも何とか出来よったけど、生成りなら人が御しきれる物じゃねえ
それにT君ばもうこの世におらんしのう、だけん手遅れさね」
私は理解の範疇を超えたので考えるのをやめました
唯一解った事は
T君は死んだらしい
とてもヤバイ物がBに憑いている
そしてそのBを放置してしまっているという事
主人に娘さんの今の住所を聞いてすぐに向かう事にしました。
0122奥さまは名無しさん (スップ Sdc2-SvPy)
垢版 |
2017/11/05(日) 11:26:19.34ID:GNSAltPXd
オレはオオカミだぞ!グルル←バカ。
0124奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-PUU9)
垢版 |
2017/11/05(日) 11:32:42.40ID:WPUtOKcGa
アハハアハハ

やっぱりなw

他で使ったワッチョイ試しに使ったら案の定
ワッチョイで検索してやんのw

糞ワロタwww

アハハアハハw

笑いすぎて腹いてーよwww

こっちの狙いどおりに動いてんやんのwww

単純バカwww

コイツ最高だなwww

お前の行動なんてお見通しだよバーカw
0128奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 12:54:16.98ID:+1UXN4gRa
ヨーグルトとピザソース買ってきたぞ

食パンにピザソース塗って
てか最近は食パン6枚切りから8枚切りに変えた

とろけるスライスチーズを乗せて
シーチキンをパラパラと乗せて、
ゆで卵のスライスを乗せて
また、とろけるスライスチーズを乗せて最後にピーマンのみじん切り

トースターに入れて待つ間に

牛乳にインスタントコーヒーの粉を入れて、人工甘味料を入れて
チンするか
0129奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-1ip7)
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2017/11/05(日) 13:03:40.08ID:V96VwgJO0
タラやジーザスと行動していた弓の女性の名前わかる?脇役だろうけど好きだから死なないでほしい
エリックも好きだけど死にそうだね…
0133奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-1ip7)
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2017/11/05(日) 14:12:28.41ID:V96VwgJO0
>>131
ありがとう!ダイアンて名前だったんだ!
0134奥さまは名無しさん (アウアウイー Sab1-9xvD)
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2017/11/05(日) 14:23:25.18ID:Qijr1G7La
サバイバー変化

リック
警官→気苦労多い纏め役→独裁リーダー→ガイジ→良い人→負け犬→狂犬→去勢→今

ガバナー
リーダー/ヘタレ→サディスト→復讐→●

モーガン
善人→ネガティブ狂人→ポジティブ狂人→今・キルマシーン2号

ゲイブリエル
臆病者→密告者→今・聖戦士

ニーガン
ニヤニヤ→何したいか分からないキャラ
0135奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 14:29:25.27ID:+1UXN4gRa
 俺は上機嫌で水割りを飲んでた。まずは新婦の職場の上司が来賓祝辞。
そしたら、途中でまたそれが披露宴の会場に入ってきた。
結婚式の時とは雰囲気が違ってて、じっくり誰かを探してるって感じ。
左手を握りしめて精神統一、出来るだけ気配を殺す(ヤバイ場所に踏み込んだ時の常套手段)。
よし上手く行ったと思ったら、左隣の席の従姉妹が話しかけてきた。
「俺君、その手どうしたの?気分悪い?」 「あ、いや、何でもない(馬鹿、ジャマすんな)。」
その時突然、スポーン!って大きな音がした。当然来賓祝辞は中断、皆がキョロキョロ。
俺の視界上端に灰色っぽいもの、それは俺の右肩をかすめて絨毯に転がった。
シャンパンのコルクを止めている金具だった。
俺の右隣に座ってた従兄弟の嫁さんがコルクを持ってる。すぐ傍に落ちてきたらしい。

 飲み物のテーブルで、真っ青になった女の子(式場のスタッフ)が両手を口に当てている。
何でこんなタイミングでシャンパンのコルクが飛んだのか分からない。
席を立って拾い上げた。熱い。何で?おまけに金具は緩んでるんじゃ無くてねじ切られてた。
「済みません。本当に申し訳御座いません。」 駆け寄ってきた女の子はハーフっぽい美人。
「気にしないで。ご先祖様が喜んでるんだから(勿論全く根拠無し)。」って金具を手渡した。
0136奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/05(日) 14:31:52.59ID:oP9Z+wvja
「ぜったい変だ、これあつしじゃない」そう思って後ずさりしたんです。
するとあつしとナミのカレは顔を見合わせていましたが、
ナミの手を引っぱって車の後ろに押し込んだんです。
そのときナミが始めて不安そうな顔をしました。
「マヅ ヒトリデイイ」あつしの顔をしたものがそう言うと、運転席に乗って車を急発進させました。
わたしは呆然と見ていたんですが、頭の上のバチバチいう音が大きくなって、
「ブーン・ブーン」といううなりに変わったんです。
急に頭が痛くなって、その場にしゃがみ込んでしまいました。

「おい、どうしたの?何かあったのか」心配そうなあつしの声がしてわれに帰りました。
車のあるところまで戻ったと思ったのに、女子のトイレの前にうずくまっていました。
バチバチという音はまだ聞こえていました。
そのほうを見ると、電柱からトイレに引いてある電線の付け根のあたりから火花が出ていました。
ナミのカレが「ナミは?」と聞いてきたのですが、
「車に乗って行った」とも言えずどうしたらいいかわかりませんでした。
0137奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 14:33:31.22ID:KpMt29k2a
寝室で弟が寝ていました。弟はこの頃、心臓の具合がますます悪くなって、
学校に登校できずほとんど寝たきりの状態でした。
涙が出るような気持ちでした。私の人生の中で、最もつらく陰鬱だった時期。
弟の傍らに、またあの女の人がいました。
その人は前の夢のときと同様に手に瓶を持ち、中身を弟にさじで与えています。
一口飲ませると、弟は嫌がるように首を振りました。
その人はいらだつようなそぶりをして、さじの頭で弟の口の横をガツガツと叩きました。
そしてさじでまた瓶の中のものをすくったとき、白濁した液体の中にうごめくものが見えました。

暗然とした気分で目を覚ましました。時計をみるともうすぐ朝の検温の時間でした。
10時ころまで待って病室を抜け出し、母に電話をかけました。
母はまだ50代でしたが、あのアパートの階段で転んで両足を複雑骨折して歩けなくなり、
地元の養護施設に入所しています。・・・母には今回の入院のことは知らせていませんでした。
どうせこちらには来られないのだし、心配をかけるだけだと思ったからです。
ややしばらくして母が電話に出たので、
話のついでをよそおって夢の中に出てきた女の人について尋ねました。
0140奥さまは名無しさん (ワッチョイ ad8e-CObK)
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2017/11/05(日) 17:27:36.44ID:3Xma5EbN0
俺も吹き替え版初めて観たけどダリルがジャックバウアーに見えてくるわ
あかんでアレw
0145奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 18:36:17.74ID:ptiFW+tka
といっても、顔かたちがはっきりと見てとれるわけではありません。
出てきたときから靄がかかったようになって、輪郭くらいしかわからないのです。
ただ、その背格好はどこか見覚えがある気がしました。
その人は、牛乳瓶半分くらいの容器とさじを持っていて、
そして弟のそばに近づくと、ぐったりしている弟の額をつついて何かを言いました。
弟がそちらを見てうっすらと口を開けました。
女の人は、その口の中にさじで瓶の中のものを二度三度とゆっくりと流し込みます。
そのとき急に、夢が映画のズームアップのようになり、さじが大きく拡大されて見えました。
さじの中には白いおかゆのようなものがありましたが、
その米粒に見える一つ一つがくにゅくにゅと動いていました。

ここで目が覚めました。あと数分で目覚ましをセットした時間になるところでした。
夢の余韻が残っていました。
全体としては懐かしい雰囲気の夢でしたが、あのさじの上のものはいったい・・・
それと女の人が誰なのか、どうしても思い出せないのです。
いつも身近にいた人だったような気はするのですが・・・
でも私の家は4人家族で、それ以外の人が一緒に暮らしていたことはなかったはずなのです。
起き上がると強い吐き気を覚えました。
ここのところずっとの、仕事での無理がたたっているようでした。
口を押さえ、バスルームに行って吐きました。
便器にはわずかな胃液が流れ落ちただけでした。
0146奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 18:38:17.63ID:+1UXN4gRa
それから神主は不思議な動きをすると、手を胸の前に組んで、
「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」
こうね、朗々と歌ったんだ。もちろんそのときにはよく聞き取れなかったし、
意味もわからなかったよ。後になって調べたんだ。
今では百人一首もやるんだよ、私。
すると神主の朗詠に合わせて、鹿と鹿人間が一斉に鳴いた。
「びょー、ぴゅー、ぴゅー、びゅー、びょーん」・・・って。
その声が木々に反響して、何かものすごい音楽を聞いている感じがした。
焚火からは肉の焦げる臭いがするし、気が遠くなりかけた。
その中で神主の声が聞こえたんだ。「私といっしょに来ないか」って。

気がつくと、反省室の中にカーテンのすき間から朝の光が差し込んでた。
思わず毛布をはがして足を見たよ。両足ともちゃんとあった。
ああ、やっぱり夢だろって思うんだろうね。
でもね、それ以来、ときどき夢を見るんだ。
林の中を自分が鹿になって駆けている夢。これは本物の夢だよ。
そのときには神主が歌っていた「世の中よ・・・」の和歌が頭の中に響いている。
・・・この夢はね、私がその後、何度か道を外しそうになったときに決まって見るんだよ。
それでなんとかここまでやってこれたのかもしれないね。
それにほら、ここ見てよ。この左足、ヒザのまわりがぐるっと紫にひきつれてるだろ。
ふだんは隠してるけど、切られた足が戻ってきたからじゃないかと思うんだ。
ああ、こんなとこで足伸ばして変に思われたかもしれないね、ハハハ。
0147奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/05(日) 18:39:40.05ID:+1UXN4gRa
反省室はベッド以外何もない部屋で、一階の職員室の近くにあった。
いちおう窓はあるんだけど、外から鉄格子がついてて、外は新芽の伸びてきた林。
その日はそこで8時にはもう電気を消されちゃって、
しかたないからベッドに入っていろんなことを想像してたんだ。
けっこう空想するの好きだったんだよ。他に楽しみもないし・・・
お姫様とかそういうんじゃないけど。
そのうちにうとうとしちゃたんだろうね。
11時頃に当直の先生の見回りがあるんだけど気づかなかったから。
だからね、これから話すのはただの夢かもしれないんだよ。いちおう断っとくね。

目がさめると熱くて、寒いんだよ。わけわかんないって?
うつ伏せに倒れてたんだ。それで背中側に焚火があってそっちのほうが熱い。
体を起こすと、外にいたんだ。林の中の森に囲まれた草地みたいなとこ。
まだ4月だったからね。「気がついたかい」という声がして、そっち向くと、
神主の格好をした人が、横倒しになった朽木に座っていた。40代くらいなのかなあ。
特徴のないのっぺりした顔だったと思う。
驚いて立ち上がろうとしたけど、前のほうに転んでしまった。
片足がなくなってたんだ。ジャージのヒザの部分から左足がすっぱりない。
神主は平然とね「逃げられないように片足は切ったよ」なんて言うんだ。
それでも片足跳びで逃げ出そうとした。痛みはなかったからね。
0148奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/05(日) 18:42:17.31ID:kVSYZpJga
いつの間にか料理の音が止まっていて、キッチンからののれんをくぐって母が出てきました。
目がつり上がって、額の真ん中にシワが寄っていました。
お腹のところに両手で包丁を持って、まっすぐに私のほうに向けていました。
「ちょっと、何、お母さん本当に冗談はやめて」
「どこの家でもやってるんだよ。いらない子は取り替えてもらえるんだから。
こんなに大きくなってから取り替えるのは恥ずかしいんだけどね。育て方失敗したみたいで」
母はそのまま真っすぐに私のほうに体当たりをしてきました。
包丁の先はかろうじてそれ、私は電気こたつをはさんで母と向き合いましたが、
隙をみて玄関のほうに走り出て、裸足のままで家から飛び出しました。

雨が降っている中を泣きながら夢中で駆けていたら、
「ちょっと由奈、あんたずぶ濡れでどこ行くの!」こう前から呼びかけられました。
顔をあげると、傘を傾けて心配そうに顔をのぞかせているのは母でした。
「いやーっ」私は身をよじって叫びました。
「何、何があったの?家に変な人でも来たの?」
私はその場にしゃがみこんで、泣き崩れてしまいました。
・・・その後、母に連れられて家に戻ったら、
さっき飛び出したはずの玄関は戸が閉まり、鍵までかかっていたんです。
0149奥さまは名無しさん (ワッチョイ 3167-x3RL)
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2017/11/05(日) 18:43:12.39ID:M/wUeYww0
モラレスがニックに敵対心剥き出しで銃向けてるの見て
そんなに険悪に別れたかなーと昔過ぎて思い出せなかったけど
日テレのシーズン1見て、モラレスと円満に分かれて銃まで持たせてやったのに
いくらあの仲間になったからって、別にニーガンが見てる訳でもないのにそりゃないだろと思ったわw
0152奥さまは名無しさん (ササクッテロル Spf1-CNyv)
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2017/11/05(日) 19:02:12.83ID:2kMWLTUPp
>>150
ウケるw
0153奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-g930)
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2017/11/05(日) 19:14:47.19ID:IjjWmlI60
S6でエイブラハムが見つけたロケット弾
ダリルが一発撃って以来出番無くて
ニーガンがアレクサンドラの武器庫から
運び出すとき再登場だったけど
いろいろ使い場所あっただろうに
宝の持ち腐れだとつくづく思ってた
これから出番あるかな
0155奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4900-AJ0T)
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2017/11/05(日) 19:41:48.99ID:Vf5MXyaT0
シーズン7でミショーンとニーガン側の女が車の中かから見たニーガンの基地?結局、何を見たんだっけ?

覚えてる人教えてちょうだいな
0160奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-CNyv)
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2017/11/05(日) 20:53:18.63ID:LLxAZjGxa
>>143
外なんでID変わってるけどありがとう
0162奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/05(日) 21:24:48.04ID:fpAC9AxH0
>>159
リックとニック、ニーガンとモーガン、ジュディスとジェイディス などWDでは勘違いしやすい似たような名前がある。
原作からしてこんなんなの?
だったら原作者に問題がある。
0164奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-rygg)
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2017/11/05(日) 22:33:17.26ID:8och8wSg0
>>161
まずカメラワークが良くないわ。
敵から見てるのか味方から見てるのかわからんけど
スキだらけなシーンが何回かあったよなぁ。
死亡フラグと思いきや誰も撃たないしますます混乱するわ。
0167奥さまは名無しさん (JP 0Hd6-zB0p)
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2017/11/06(月) 01:02:03.99ID:/cn+OEaGH
あんな世界じゃ助け合っていかないとねってのが日本人のメンタリティーだけど
白人は人権?何それ美味しいの?欲しいものは力付くで奪うメンタリティーだからなあ
0168奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-DLEs)
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2017/11/06(月) 01:51:58.29ID:APFXd87ad
今S7の13見てるんだけどモーガンがメロン隠した奴殺したのって憎しみよりもそーゆー段取りというか彼の思惑を汲んでの事と思ったけど合ってる?
0170奥さまは名無しさん (ワッチョイ 319f-SltT)
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2017/11/06(月) 02:46:13.26ID:kR+UznCg0
リチャードは自分の命を失ってでも戦争になればいいって思ってたけど、代わりに少年が死んでしまった
モーガンは少年を失った悲しみときっかけとなったリチャードへの怒りを、望み通り命と引き替えに戦争に持ち込んでやるっていう大義の元にリチャードを殺したんだと思う
最期、生への執着が見えたのが切なかった
0171奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4900-AJ0T)
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2017/11/06(月) 03:22:23.73ID:/OdIi2350
>>163
ありがとう
0172奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4900-AJ0T)
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2017/11/06(月) 03:26:01.63ID:/OdIi2350
>>163
ついでに
セイヴァー軍って何処の軍?ニーガン軍でおけ?
ググってもわからず
0174奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4900-AJ0T)
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2017/11/06(月) 03:46:47.52ID:/OdIi2350
チーカンはダメだぞ
0175奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-g930)
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2017/11/06(月) 06:12:15.42ID:ytslSBLP0
>>154
池に一発使ってたね。残り2発かな

>>156
ロケラン使う条件教えて欲しい
0183奥さまは名無しさん (スフッ Sd62-g930)
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2017/11/06(月) 11:33:16.42ID:XebvN9+Gd
何故に藍物語?
これはこれで好きだけど、スレ違いはヤメレ
0185奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 12:13:10.38ID:jIyn78jEa
サッシ窓は中で×字に板が打ちつけられていましたが、内部はよく見えました。
高い天井にたくさんの蛍光灯が灯り、奥に巨大な振り子時計がありました。
よくあるアンティークの柱時計、あれをとてつもなく大きくしたもので、
高さは3m以上あったと思います。
ちょうど軽自動車を縦にしたほどの時計です。さっきの「チコッ」という音はずっと続いていて、
この時計の車のタイヤほどの振り子が振れたときに出る音だとわかりました。
不思議なものがあるなあ、と思いました。何かの展示にでも使ったのだろうか・・・

見ていると、時計の裏側のほうから台車を押して人が二人出てきました。
作業服を着て帽子をかぶっていましたが、色が浅黒くどちらも外国人だと思いました。
台車の上には金属製の大きなバケツが二個のっていました。
一人が時計の横にまわりパネルを開け、
もう一人が、シャベルを取り出して一つのバケツにつっこみ持ち上げました。
シャベルの上にはピンクと赤の、うねうねとした生き物の内臓に見えるものがのっていました。
それを無造作に、時計のパネルの中に注ぎ込みました。
片方のバケツが空になると、もう一方のバケツをすくいました。
・・・これは自分の見間違いだと思うのですが、シャベルには乳児の頭のようなものが二つ・・・
0186奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 12:14:30.57ID:OntLeX9Pa
ところがしばらく行くと前方に車止めが見え、行き止まりになっていることに気がつきました。
失敗したな、引き返さなくちゃなんないと思いましたが、
右手があまり大きくはない廃工場のようなところで、入り口の鉄扉がなくなっていました。
そしてその向こう側に裏門が見え、そこも開いていたので、
中を通っていけば一つ向こうの道路にショートカットできそうでした。
駐車場には車は一台もなく、3つならんだコンクリ製の四角い建物のシャッターもすべて閉まっていて、
稼働しているようには思えませんでした。

そこに入ってみたんです。1分もあれば抜けられそうだったし、人の気配もありませんでしたから。
真ん中の建物の前まできたとき、「チコッ、チコッ」という聞き慣れない音がしました。
分厚いシャッターごしに聞こえてくるようなので、もとはそうとう大きな音なんだろうと思いました。
それで・・・いらない好奇心を出しちゃったんですよ。
建物と建物の間が1mくらいのスペースになっていて、
音が聞こえてくる建物には低いところに窓があるようでした。
その隙間に入り込んで、窓から中をのぞいてみたんです。
0187奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 12:16:07.39ID:KzGidooya
とは言ってもね、1ヶ月を過ぎると少し飽きが出てきました。
遠出をすればいいのかもしれませんが、
1時間以内で帰ってこれる距離にはあまり面白いスポットがないんですね。
せいぜいちょっとした児童公園があるくらいです。
それで、せめてもと思って毎日歩くルートを変えてみたんです。
家の前は通常の道路で、右か左のどちらに行くか、それと右にちょっと歩くと縦に入っていく道があり、
家を出た段階で3方向の選択肢があります。それを毎日変えてみることで、
少し気分転換にはなりました。

あと、パソコンから町内の地図をダウンロードしまして、
すべての道を通って最短距離で家まで戻ってくる方法なども考えたんですよ。なにしろ暇ですから。
当然ながら一筆書きは無理なんですが、今日はこのルートにしようと暗記してから出かけると
それなりに頭を使ってボケ防止にもなりそうでした。そんなウオーキング中の出来事です。
その日は、縦に入る道を選んで、ここの丁目と隣との境界となる道路まで歩き、
少し歩いてから別の縦の道を折り返してみることにしました。
入っていくと、ああこの道は通ったことがない、とすぐにわかりました。
0189奥さまは名無しさん (スップ Sdc2-6rU/)
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2017/11/06(月) 12:34:13.38ID:7yT7i4Lgd
>>187
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0190奥さまは名無しさん (ササクッテロロ Spf1-AJ0T)
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2017/11/06(月) 12:38:55.90ID:ljhQsuVip
>>177
ありがとう😊
0191奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 12:51:48.02ID:sAUBQAIxa
60歳で印刷会社の定年をむかえ、その後数年は嘱託で働いていたんですが、
年度いっぱいでそれも終わって、4月から完全な年金生活に入ったんです。
長い間の念願であったし、あれもこれもとやることを考えていたものの、
いざそうなってみると、もてあます時間というのはかなりあるものです。
家の中にいても家内にじゃまにされるだけなので、
ウオーキングを始めることにしました。どちらかというとわたしはやせ気味なので、
ダイエットというわけではなく、足腰の力を落とさないようにと考えたんです。

無理なく長く続けることが目標でしたので、早朝ではなく9時半から1時間ばかり、
万歩計をつけて家の周囲を歩くことにしました。
家は新興住宅地にあって碁盤の目のように区画が整備されており、通勤の時間帯を過ぎると
車も人もほとんど通らず、歩きやすかったです。
ウオーキングを始めてみると、いろいろと気づくことがありました。
例えば橋のたもとにとても大きなイチョウの木があったり、
住宅街の中に小さな金管楽器の修理店を見つけたり、あれっと思うようなことがあるんです。
0192奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 12:53:26.29ID:4UouMWLra
「あんたたち、さぼってないで描きなさいよ」と、西田先生が言いましたが、
目は笑ってました。俺が「でも、あれ」と下の岸のことを指さすと、
西田先生はいぶかしそうにそっちを見てましたが、
「何か変ねえ。ちょっと行ってみようか」と俺らをふり返ったんで、
4人で階段を下に降りて行きました。橋を越えて岸の近くまでくると、
「おい何描いてる?」とダチの一人が後ろから声をかけましたが、
ふり向きもしませんでした。
肩越しに絵筆を握った手がフルフルと震えているのがわかりました。
それから、岸の描いてるとこは上からはただの斜面に見えたんですが、
土がくぼんで1mくらい掘れたような形で草が生えてました。
「・・・ここ、昔は防空壕があったって話よね」西田先生が言いました。

岸の背後までくるとヒザの上のスケッチブックが見えました。
西田先生が息を呑む音が聞こえました。
スケッチブックは鉛筆の下書きの跡もなく、四隅からどぎつい赤紫で塗られ、
中央の部分だけ白く残ってましたね。
パレットには絵の具の赤、黒、青がチューブ全部絞り出されてました。
「おい岸、何やってんだ」声をかけてもこっちを見ようともしないので、
前に回って驚きました。
目が完全に据わって血走ってるんですよ。
ダチが肩に手をかけて揺さぶっても、
絵筆を持った手を宙に浮かせたままでガクガク揺れるだけです。
西田先生はじっとスケッチブックをのぞき込んでいましたが、
「あんたたち、これ何に見える?」と聞いてきました。
0193奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 12:54:57.87ID:GsH5HB6Ja
俺とあと2人のダチはもう最初から描く気はなく、
木の陰の芝生になったところに寝そべって、30分くらいゲームの話とかしてました。
ただ教師がずっと巡回してて、スケッチブックが白いままだと注意されるんで
全く何もやらないわけにもいかず、鉛筆で殴り書きのようなことはしてましたね。
その場所からは下のお堀と街路が見下ろせるんですが、
何気なくそのあたりを見てると、同じクラスの岸ってやつが、
端を渡ってお堀の向こう側に行って、体育座りで膝の上にスケッチブックを置いて
夢中になって絵を書いてるんです。
意外だな、と思いました。普段からそんなに真面目なやつじゃないんです。
むしろこんな機会ならいちばんにサボるのが定番なんです。

それと意外というか変だなと感じたのは、スケッチって普通景色を描くもんでしょ。
それが岸のやつはすぐ目の前にある雑草の生えた斜面のほうを向いてて、
しかもまだ絵の具は出さないはずなのに、絵筆で色をぬってるようなんです。
「おい、あれ何やってるんだろうな」
「草を描いてるんじゃないか。緑と黄緑だけ使って塗りつぶせば楽だし」
「にしても、いやに熱心だよな」
こんな話をしていると、こっちに西田先生がやってきました。
この西田先生というのは、教師ではなくて地元の女流画家なんです。
新聞の挿絵とかも描いてたし、なんとか展覧会にも入選したという地元では有名な人で、
好意で俺らの学校の美術の時間にときどき来てくれてました。
当時60過ぎてたと思います。
0206奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 15:22:52.48ID:3MTTcemza
でもケンちゃんの中は頑丈で立ち上がることができません。
そのまま前のめりに教卓から落ちました。頭が床にあたるボコッという音が聞こえました。
着ぐるみの詰め物がなければ大ケガをしていたかもしれません。
そのまま床の上で、机やイスを弾き飛ばしてのたうち始めました。
「あじ、あぶう、あぶあ、あぶういい」と叫んでいるように聞こえました。
もし着ぐるみごしでなければ「熱い」と言ってたんじゃないかと思います。
あわてて湊先生が駆け寄り、
山田君のうつ伏せの足の上に載って強く背中を押さえ、ジッパーを開けようとしました。
びびびっという感じで、ジッパーの横の布が大きく裂けました。
そのすき間から両脇をすくうようにして山田君を抱き上げました。
山田君は小さかったのでひっかからずに出てきましたが、そのときにはぐったりとしていました。

外面的なケガはなかったのですが、頭を打っているので先生が保健室に連れていきました。
とくに大したこともなかったようで、次の日からも登校してきたはずです。
湊先生はまもなく、みんなにお別れを言って学校を去られました。
そして春休みに入り、町のある地区で大きな火災が起きました。
十数件の家が燃え、死者が二桁にのぼりました。
その地区はごちゃごちゃした木造の家屋が密集しているところだったので、
被害が大きくなってしまったのだと思います。
その死者の中には山田君も入っていました。家族全員が亡くなったと記憶しています。
・・・これで私の話は終わりです。
0207奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8187-iQJQ)
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2017/11/06(月) 15:24:08.37ID:SZh9wzpA0
ニーガンは幕府を開いて五公五民税制を確立すれば
幕府は何百年ももったのに
0208奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 15:27:29.45ID:OntLeX9Pa
小学校の3年のときの話です。
だから記憶があいまいなので、今、卒業アルバムを見ながら書いています。
クラス替えがあって、最初の担任が30代前半くらいの女の先生でした。
名前は北見先生です。卒業アルバムは当然ながら6年生のときの写真が中心なんですが、
その先生方の集合写真の中に顔が見えます。転任されていなかったのでしょう。
この先生は最初の9ヶ月くらいいて、それから産休に入られたと記憶しています。
代わりの担任として、湊先生という若い女の先生がこられました。
冬休み過ぎ、3学期のことでした。

いえ、学級崩壊などといったことはありませんでした。
わりとおとなしいクラスだったと思いますよ。
新しい先生に反発したということもとくにはなかったと記憶してます。
この湊先生は今にして思えばかなり変わった人でした。
低学年の担任はジャージを着ていることも多いと思うんですが、
いつも白いスーツで来られていたんです、
小さい子ども相手で汚れることも多いだろうに。
それから、教室に大きな牛のヌイグルミを持って来られていました。
あの牛乳をとる白黒のホルスタインじゃなくて、薄茶色の牛なんです。
0209奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 15:30:26.16ID:v99FCGkha
するとそのときです。ガクンと列車が揺れ、ギィーッという長いブレーキ音ととに停止しました。
私はずいぶん長く鉄道を利用していましたので、
これは何か事故があったんだなとわかりました。
その人にもわかったようで、
額にしわをよせて、「飛び込みでしょうかね」と言いました。
そのあとでそわそわとした様子になり、「ちょっと見てきますね。野次馬趣味でお恥ずかしい」
そう言って、荷物を持つと前の車両に移っていきました。

席を立つときに、その人はつぶやくように歌うように「しかぞなくなる」と言ったんです。
・・・それからもう戻ってはきませんでした。
前の車両に席を移して、そのままどこかで降りられたのかもしれません。
列車は動き出し、私はいつしか眠ってしまいまして、気がついたら朝になっていました。
これだけの話です。・・・「しかぞなくなる」というのは、
万葉集にある「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」
という和歌のことではないかと、だいぶ後になってわかりました。
0213奥さまは名無しさん (ワッチョイ 453c-SaAB)
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2017/11/06(月) 17:11:12.26ID:wQRFTI8u0
いつの間にかフィアーの方もシーズン3が始まってたんだな
2は酷かったけど結構面白いわ
本家と両方見れて満足満足
0217奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 19:47:07.87ID:3yhww9Uxa
もうずいぶん昔のことです。そのころ私は、和服の行商をしていましてね。
いや、荷を担いで廻ってたわけじゃありません。
カタログ販売です。むろんインターネットも携帯電話もない頃でしたから、
本社からその県のね、拠点となる場所に商品を送ってもらって、
私はカタログを持って小さな集落を廻って歩くんです。
一軒一軒を訪ねて注文があれば代金をいただいて品物を送らせる。
今にして考えれば悠長な商売ですよね。のんびりした時代だったんです。

移動は、経費節約のため鈍行列車を使うことが多かったですよ。
集落に入ってからは、自転車を調達できればそれで、なければ徒歩で回っていました。
たいした給料ではありませんでしたが、
いろんな場所へ旅から旅の生活は楽しかったですよ。
ああ、すみません。前置きが長くなってしまいました。
夜行列車に載っていました。もちろんローカル線の各駅です。
当時は鉄道も単線の区間が多くて、急行列車を待つために駅でもなんでもないところで
数十分くらい停車しているということがよくありましてね。
0218奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 19:48:56.00ID:3MTTcemza
靴を脱いで廊下を歩いている彼女は何故かボンヤリした表情。
その後ろを小さな男の子が歩いています。
まるでその顔が彼女のお尻にぴったりくっつきそうな距離。文字通り「異様」。
一体あの子は誰だろう?何であんなにくっついて歩くんだろう?
今まで見た事のない男の子は、従姉妹が手伝いを始めてからもその後をついて回りました。
私の視線を不思議に思ったのか、母は私を勝手口から庭に連れ出しました。
「藍、さっきからずっと○●ちゃん見てるよね。何が見えてるの?」
「○●お姉ちゃんの後ろをね、小さな男の子がついて廻ってるの。帰ってきてからずっと。」
「その男の子、どんな格好してる?着物?それとも洋服?」
「洋服だよ。黒い服。靴も黒いよ。ピカピカで。」

その途端に、母の表情が変わりました。とても険しい表情だったと思います。
「藍、今話したこと、皆には内緒ね。お利口に出来たら帰りに好きなもの買ってあげる。」
「うん、約束ね。」 そんなやりとりがあって、私は何時の間にか寝てしまったようです。
ふと、目が覚めると薄暗い居間のソファの上でした。台所は明るく、話し声が聞こえました。
母を探そうと立ち上がったとき、突然左肩を掴まれました。
年上の従姉妹が私の顔を覗き込んでいました。大きく見開いた目は少し怖かったです。
そしてその左肩の後ろ、あの男の子の顔が見えます。
「○●お姉ちゃん、その男の子、誰?」
「ああ、やっぱり藍ちゃんには見えてたんだ。この子はね。」
0219奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 19:50:40.25ID:DBvE0S/ha
「マミの為にも、オジサンには『青い人』になって欲しいな。
無事に帰ってきて、『今度は』セイジにオジサンの空手を教えてあげてよ。
あいつはオジサンの事が大好きなんだ。マミのこともね。
くれぐれも『赤い人』には気を付けて」

俺たち一族にとっては、捨て去った筈の呪いの地。
かつて、その地で俺たちに向けられた『呪詛の視線』を思い出し、俺の掌には冷たい汗が滲み出していた。
其処に何が待つのかは判らない。
だが、俺は行かなくてはならない。
俺たち一族を呪い続ける人々との『和解』のために。

それが、坂下家同様に、既に絶えていた筈の俺たちの一族が存続し、俺が今日まで生き延びてきた理由だと思えるからだ。

今度こそ、逃げる訳には行かない。
逃げた先に安住の地はない。
今度こそ、手に入れるのだ。

マミや家族との平穏な暮らしを。
俺は父の実家のあった『田舎』、怨念の地へ向かう事にした。
0221奥さまは名無しさん (JP 0Hf1-x3Hc)
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2017/11/06(月) 20:15:08.93ID:eCyM2Dn/H
精神障害者の基地外荒らし、スレ潰すとか言ってたけど連投のペース遅すぎるしあぼーんも余裕で全く相手すらされてねぇじゃんwww
ワッチョイなんて意味ないとか言ってたし頭悪すぎるわwww
マジでこんなゴミクズ人間早く死んだ方が良い
0222奥さまは名無しさん (スップ Sd62-6rU/)
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2017/11/06(月) 20:21:21.70ID:Ne/aMoibd
>>219
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0224奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 20:42:15.23ID:F0MSmGkoa
俺はちゃんと潰してやったよ

オフシーズンにw

お前がシーズンオフに来てないど新参だからだろw
なあw

さて、俺が潰してやると言って
本心をここで言うわけないだろ
お前偏差値30しかないだろw
お前らがココでイライラさせる為に

のらりくらりとコピペしてやってんだけど?
そんな事すら分からないバカ?

まあ、平気で障害者と書ける人間性のほうが俺より終わってるけどなあ
お前の家族や親族に障害者が居ても障害者と罵れるかねえw

キチガイを基地外としか書けない臆病者がw

ダサいクソガキやんw
おい糞ガキ
もっと煽ってみろよw
ダッサ
煽り方が早く潰してみろってさ

どこの広告代理店の指示?w
0225奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 20:49:41.65ID:F0MSmGkoa
ダサいんだよな
ココで煽ってる糞ガキ

他の板でも潰してやろうかって書くと

早く潰せと

おんなじ煽り方

どこの広告代理店だよw

おんなじ煽り方してるから、おんなじ広告代理店のアルバイトかアフィカスだろうな
0229奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 21:14:13.62ID:vqvsCldna
997 奥さまは名無しさん [sage] 2017/11/04(土) 13:02:07.61 ID:BAtRKwvq
次スレがワッチョイになって連投荒らし意気消沈でやめててわろた
お前みたいなの死んでも誰も悲しまないし人に迷惑しかかけないから首つって自殺しろよ負け犬


糞ワロタよ
俺がいつ意気消沈したんだよバーカw
偏差値30の糞ガキw
おいおい、何だこのへっぴり腰の煽り

おい茶坊主w

おい、喉渇いたからコーヒー持ってこいや
茶坊主w
0231奥さまは名無しさん (スップ Sd62-6rU/)
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2017/11/06(月) 21:23:29.58ID:Ne/aMoibd
>>229
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0247奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4203-bOcs)
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2017/11/06(月) 22:22:47.74ID:EuSB2LBT0
ジーザス厄介すぎるな。はよ死ねよ
0251奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Wkje)
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2017/11/06(月) 22:29:59.90ID:m9kzlGMra
ほもネタキモいからやめて
0252奥さまは名無しさん (ワッチョイ 416c-CNyv)
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2017/11/06(月) 22:30:19.02ID:+p9hN8fJ0
ジーザス邪魔
0258奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4203-bOcs)
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2017/11/06(月) 22:35:09.59ID:EuSB2LBT0
このレッドジョン情けなすぎだろ…
0259奥さまは名無しさん (ワッチョイ c28e-CObK)
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2017/11/06(月) 22:35:51.29ID:cuMjs8rb0
ロン毛のニヤニヤむかつくけど、ええ役者やな
0262奥さまは名無しさん (ワッチョイ 416c-CNyv)
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2017/11/06(月) 22:40:41.89ID:+p9hN8fJ0
エリック(´;ω;`)
0268奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4203-bOcs)
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2017/11/06(月) 22:48:33.07ID:EuSB2LBT0
あ、虎が死ぬパターンだな
0271奥さまは名無しさん (ワッチョイ 416c-CNyv)
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2017/11/06(月) 22:50:00.56ID:+p9hN8fJ0
終わりか。うむ
0289奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4667-7Abs)
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2017/11/06(月) 22:53:03.93ID:QkdS0fTe0
モーガンとジーザスがもめるだけでもなかなかイライラきたのにダリルリックがモメたら大分ダレるよなこれ
一丸となって戦うんじゃねーのかよ
0291奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 22:53:15.66ID:xI6Hch+ja
浅い池の表面を叩くのではなく、深い池に重い石を投げ込んだ時、高く水柱が立つように、呪詛は仕掛けた者に直接降り掛かるようになったのだ。
今後、他人に呪詛を仕掛ける者は、恐らく、予想外の激烈な形で滅びを迎えるだろう。
俺は思う。
これは恐らく、『生命の樹』に備わった免疫反応なのだ。
他人に呪詛を仕掛ける存在を……『生命の樹』を傷つける『癌細胞』をより効果的にデリートするための。
先に延ばされた、次の変化のために。。。
俺には、これといった欲望は無い。
マミや他の家族と、仲の良い隣人に囲まれながら、平和に穏やかに暮らしたいだけだ。
だが、大人しくしているだけで、多分、俺の中には今尚住み着いているのだ。
激しい憎悪を内包した『鬼』が。
『鬼』の憎悪や怨念は、俺とマミの平穏を何れ破壊するだろう。
一度は『滅び』を免れたが、今尚俺は『生命の樹』を傷つける『癌細胞』の一つなのだ。
目を逸らして、知らない振りをしても無駄だ。
真の意味で『鬼』を鎮めなければならない。
和解しなければ。
既に途絶えているはずだった、俺の一族が今日まで存続し続けたのは、その為だったのかも知れない。
0298奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 22:53:53.88ID:xI6Hch+ja
一昨年末に、大きな変化が生じたという。
音の世界に『言葉』が混入し始めた。
曲に歌詞がついて『歌』となり、音の世界の音楽に混入し始めた、とでも言えば良いのだろうか?
今回、俺はこのように表現したが、瞑想のやり方は色々だし、感じ方もそれぞれ、表現も人によるだろう。
他人がどう表現するのか、俺にとっても興味深いのだが。
だが、確かに大きな変化が生じたようなのだ。
そして、変化の結果、人間の顕在意識下での思考が、言語による思考がより深い階層の意識に届き易くなってしまったらしい。
これは恐ろしい事態だ。
『願い』や『呪詛』が叶い易くなってしまったのだ。
より深い階層から、大きく強いうねりとして。
『願い』は良い。
潜在意識にアクセスする術を持つ者は、より早く、より強く自己の欲望を実現して行くだろう。
そして、恐らく、この精神の深奥を利用する術に気付くか気付かないかで、人々の間に新たな二極分化が生じるだろう。
問題は『呪詛』だ。
以前に書いたように、自己も他人も同じ生命体の一部。
他人を傷付ける事は、自己を傷つけることに等しい。
自己も他人も相対的なものだ。
違いがあるとすれば、それは呪詛の発信源からの『距離』か?
上手い表現が見つからない。
これまでの『呪詛』のエネルギーは、浅い階層を徐々に弱まりながら同心円状に広がっていった。
相手に当たった呪詛のエネルギーは跳ね返って自分にも戻ってきた。『呪詛返し』だ。
だが、『変化』の後、状況は変わった。
0299奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2e3-7T4N)
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2017/11/06(月) 22:54:09.58ID:0ohARvls0
>>289
もっと意思統一しとけよなw
戦場じゃ迷いは死に直結するんだからこういうケースでは迷わず殺すとか
こういうケースでは交渉して拘束するとか
どんだけ行き当たりばったりよw
0302奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 22:54:56.87ID:UN0Uq3qta
瞑想状態に入り込むと、ある一定の深度から先の段階で見たり聞いたりしたものを記憶に残す事が非常に困難となる。
同時に、昼間の顕在意識下での思考や意思をその先の瞑想深度で保持し続ける事も困難だ。
その境界を仮に『眠りの壁』と呼ぼう。
正にその名の如く、『眠り』が壁になってしまうのだ。経験のある人も多いだろう。
ただ、この壁を乗り越えることはそう難しい事ではない。
瞑想を繰り返せば『壁』自体が弱くなるし、一定の方法を知り訓練を重ねれば普通に思考する事も可能だ。
だが、次の段階にある『壁』は難物だ。
仮に『音の壁』とでも呼ぼうか?
この壁の向こう側では、言語による論理的思考は不可能だ。
人間は言語により思考する動物だから意識を保つ事も難しい。
言語で思考できない領域だから言葉で表現することは非常に難しい。
この領域ではバイブレーション、敢えて言うなら音の高低やリズム、音質で……『音楽』で思考する。
感情の起伏も『音』に顕著な影響を与える。
多くの宗教に様々な形で『音楽』が取り入れられているのは、この段階の精神階層にアクセスする為ではないかと俺は考えている。
俺は、この階層の瞑想中に聴いた『音楽』を持ち帰った。
そして、それを再生・演奏したものを繰り返し聞いて身に付けた。
イサムに託したUSBメモリーに入れてあった音楽ファイルだ。
あの音楽に、瞑想中に見聞きしたものを『感情』を『接着剤』に使って結び付けて記憶し、顕在意識下に持ち帰っていたのだ。
0304奥さまは名無しさん (ワッチョイ 2e9c-n3vx)
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2017/11/06(月) 22:55:08.29ID:veqlNTHI0
>>274
観てる方は不安要素残さないように皆殺しにしろよと思うけど
それだとドラマ的には終わっちゃうからね
不安要素残してそれが問題起こすでまた1本話し作れる
ネタ作りのためには仕方ないね
0305奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/06(月) 22:55:18.91ID:sQDwfWhf0
ダリルさんがサイコパスになってきたな
むしろリックさんがマシになってきてる

ジーザスは邪魔だったな
0308奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 22:55:55.61ID:k5xVn6Vxa
だが今、目の前にいる彼女は、柔らかい、孫とでも遊んでいるのがお似合いの、ただの老女だった。
一木耀子と似た優しい雰囲気を醸し出していた。
慶が言っていた。
『組織』の上層部は既に『呪術』を捨ててしまっていると。
これほど変わってしまうものなのか?
俺は、驚きを隠せなかった。
そして、改めて確信した。
『呪術』とは、人を不幸にしかしない、自分自身を傷付ける自傷行為に他ならないのだと。
マサさんの息子が俺に話しかけてきた。
「オジサン、『例の言葉』は見つかった?」
「ああ。『全てを許し、その存在を許容する』と言った所かな?」
「まあ、ほぼ正解。それを他人だけでなく、自分自身にも適用できれば良いのだけどね」
「自分自身に?他人にではなくて?」
「そう。他人を許すことはそんなに難しいことじゃない。許すと『決めて』しまえばいいんだ。
でも、自分自身を許すことは何倍も難しいよ。
マミを見れば判るでしょ?オジサン自身も自分の事を許せていないじゃないか」
「そうかな?」
「そうだよ。まあ、自分自身を完全に許せている人なんて、いないと思うけどね」
「だろうな」
0317奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8908-lboT)
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2017/11/06(月) 22:57:02.44ID:KMrt3m/J0
神父の肛門って相当ヤバくね(´・ω・`)?
0318奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 22:57:09.39ID:KzGidooya
マミの治療は、マサさんが呼び寄せたチェンフィに引き継がれた。
俺の治療で縁の出来たチェンフィには、月に1度ほどの頻度で姉の診察・治療もして貰っていた。
人見知りの激しいマミもチェンフィとは面識が有ったので、比較的すんなりと治療に入れたようだ。
彼女の腕は確かだ。
マミの体のことは、安心して任せておけた。
 
俺はその日、天見琉華の呼び出しを受けていた。
マサさんと共に、彼女の教団本部に赴くと、其処には例の3人の子供達が来ていた。
やがて、天見琉華が姿を現した。
俺は、まず彼女に礼を述べた。
「礼なんて無用よ。
私は貴方を何度も危険な目に遭わせてきたのだから。
むしろ、膨大な借りが残っている。
それに、貴方やマミさんのことは、こちらの都合でもあるのだから、気にしないで」
実のところ、かなり緊張して赴いていた俺は拍子抜けしていた。
これまでの彼女のイメージと懸け離れた印象だった。
俺のそれまでの天見琉華へのイメージは、出来れば関わりを持ちたくない、冷酷で恐ろしい人物だった。
実際、彼女によって俺の手に余る危険な仕事を『押し付けられた』ことは1度や2度ではない。
我ながら、よく今日まで生き残れたものだと感心する。
彼女と彼女に関わる全てが俺にとって不吉だった。
0321奥さまは名無しさん (ワッチョイ a215-dVlt)
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2017/11/06(月) 22:57:45.47ID:2H8971V90
>>304
でも散々ひどい目にあってきたリック自ら
もう連中を皆殺しにするしか手段はないって
宣言してる上でまたそうやって引き延ばされるのはなあ
赤ちゃん見て動揺するのは仕方ないと思うよそこはマジで
0323奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 22:57:55.14ID:jIuNU5uPa
「以前、お前に言ったはずだ。
俺はもう、好きな女を失ったら、お前を失ったら耐えられそうに無いって。
昔、俺の先輩……お前の伯父さんが言っていたよ。
どんな理由があっても、どんな形であっても人殺しは許さないってな。
人殺しは最も重大な罪だからな。その中でも、自殺は特に罪深いと思うぞ?
ただの人殺しなら、残された者は殺した者に対する怒りや憎しみ、復讐心に縋って生きることも出来るだろう。
殺した者にも、贖罪の道が残されている。
でも、自殺は、残された者に悲しみしか残さない。贖罪の道も最初から絶たれてしまっている。
前に、お前が手首を切ったときに言ったはずだ。
お前が自分自身を傷付ける事は、俺や父さん、母さんや久子を傷つけることに等しいって。
死にたくなったら、先に俺を殺して、もう一度考えてからにしろって。
お前が何をしたとしても、俺は許せると思う。時間が掛かったとしても、いつかは。
生きてさえいてくれたらな。
お前に去られたとしても、耐えてみせよう。
でも、自分を傷付けるのは、自殺だけは止めてくれ。
お前は、俺にとっては誰よりも大切な存在なんだ。その存在を、おまえ自身が否定するのは止めてくれ。
……俺は、それに耐えられるほど強くはないんだ。いっそ、お前に殺された方がマシだよ」
0329奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8908-lboT)
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2017/11/06(月) 22:58:49.74ID:KMrt3m/J0
>>325
そりゃ腕の良いスタイリストさんがいるから(´・ω・`)
0333奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 22:59:12.62ID:vqvsCldna
「そんなことはないよ。
確かに、ほのかや香織はちょっと居ないレベルだけど、マミだってキレイで可愛いぞ?
ホモか余程の変人でもない限り、男ならお前に好きだと言われたら、10人中9人は舞い上がるだろうさ。
マミは、ジョンエみたいに誰にでも優しい訳ではないかもしれないけれど、俺や周りの人たちには十分過ぎるほど優しいじゃないか。
それに、俺だって藍みたいに頭は良くないし、祐子みたいに強くも無い。
……馬鹿で同じ失敗を何度も繰り返しているし、お前と同じくらいに、いや、お前以上に弱い。
恐怖に負けずに、お前と一緒に居る強さがあれば、お前に全て打ち明ける勇気があれば、お前をここまで傷つける事は無かった。
ごめんな。……俺が弱かったばかりに」
「……奈津子さんの事は? 私、XXさんの事は大好きだけど、奈津子さんほど強く想えているのかは判らない」
「そんなことは、誰にもわからない。人間の感情を数値化して比較することなんて出来ないのだから。
奈津子は確かに良い娘だよ。人の姿をしているけど、本当は天使か何かなんじゃないかって位にな。
でも、俺はお前を選んだ。
ただ、それだけだ。理由なんて無いよ」
「ごめんなさい……」
「謝る事なんてない。
俺だって、同じような状況だったら、同じようなことを考えるかもしれないからな。
マミが誰かのものになりそうなら……マミを誰にも渡したくないから。
独占欲ってヤツなのかな? 俺はむしろ、マミに其処まで思ってもらえて嬉しいぞ?」
0345奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:00:59.69ID:vqvsCldna
どれくらいそうしていただろうか?
マミが口を開いた。
「XXさん、私、おなかが空いちゃった」
「俺もだ。何か、食べたいものはあるか?」
「XXさんの焼いたアップルパイ! シナモンは抜いて」
「そんなのはお安い御用だけど、さすがに今は無理じゃないかな?」
「そう? それじゃ、ミルクティーでいいや。うんと甘くして。
……ラーナさんが入れてくれたのは美味しかったよね。シナモンは余計だったけど」
 
「……マミ、早く元気になって家に帰らないとな。みんな待っているぞ?」
「私、もう帰れない」
「何で?」
「私、久子さんに嫌われちゃった。大好きな久子さんに……合わせる顔なんて無いよ!」
「そんな事ないって」
「XXさんは、知ってる?
……私は、お母さんに聞いたのだけど。。。
久子さん、素子さんが結婚した時に、お父さんに言ったんだって」
「何を?」
「久子さん、……一生、誰とも結婚しない。子供も産まないって」
「そうか……。昔、嫌な事件があったんだ。アイツはそれ以来、男性恐怖症気味だから……仕方ないな」
0346奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-pkAX)
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2017/11/06(月) 23:01:27.88ID:g61cfVK80
モラレスを出した意味は、リックもニーガンと同じ、俺も同じ
みんなかわったんだというテーマだと思うけど
今更このテーマ必要か?ガバナーや人食い族たちを報復で殺してきただろ
0353奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4667-7Abs)
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2017/11/06(月) 23:02:08.77ID:QkdS0fTe0
てか話自体大分陳腐じゃね?
俺がついていけてないだけなのもあるだろうけど、ニーガンがまだ聖域にいること誰も分かってないだろ
そんで各部隊で逃げてるニーガン追ってんの?

>>341
モラレスの前に戦った男のガキだと思ってる
0354奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:02:08.90ID:OntLeX9Pa
だが、その晩は違っていた。
疲労困憊していた俺は、夢と現実の判断を完全に失っていた。
目の前の『神木』を実体を持った存在と認識していた。
俺は、目の前の樹に対して『同化の行』を行った。
樹から夥しい量の『気』が流れ込んでくる。
大量の『気』と共に、俺は嗅いだ事のない花、或いは香のような匂いを感じていた。
嗅いだことのない匂い?
いや、あるのか?
やがて俺は目覚めた。
俺の全身には、信じられないほどに『気』が漲っていた。
俺はつまらない固定観念から、やり方を少し間違えていたようだ。
全ては始めから用意されていたのだ。
俺は夢の中の『神木』と繋がっていた。
神木から引いた『気』を体内で一回ししてからマミに注いでみた。
上手く行く。確信があった。
予想通り、マミの中に大量の『気』が入って行くのが判る。
30分ほど気の注入を行い、俺はマミから離れた。
終わった。
慶に礼を言い、瞑想に入った。
瞑想を通じて、榊家の森と夢の中で見た『神木』に礼を述べた。
瞑想から覚めたところで榊婦人が俺を呼びに来た。
「マミさんが目を覚ましたわ!」
0359奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:02:49.00ID:OntLeX9Pa
「謝らないで、……褒めて欲しいな。頭を撫でて欲しいな」
俺は、奈津子が泣き止むまで、細くて柔らかい髪を撫で続けた。
やがて泣き止んだ奈津子は、腫れた目で俺の顔をじっと見つめ出した。
見つめ返すと、奈津子は目を閉じて唇を尖らせた。
「ご褒美!」
少し迷って、俺は奈津子の額にキスした。
「ううぅ、ちょっと違う! でも、まあ、いいか。マミちゃんに怒られちゃうものね!」
 
マミの『治療』は難航した。
他の治療師や榊氏たちが『気』の注入を試みたが、マミは俺の『気』以外、相変わらず受け付けようとしなかった。
俺を『通路』にして、榊家の『井戸』から『気』を導入してみたが、結果は芳しくなかった。
しかし、俺の能力不足で、自前で回した俺の気や気力では全く足りない。
方法は合っている筈なのだ。
少々無理をして『気』を引き出し続けたために、俺の体調は急速に悪化して行った。
榊夫妻が「もう止めろ」と言ったが、止める訳にはいかなかった。
慶が俺をフォローしたが、慶の疲労の色も濃くなって行った。
0361奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/06(月) 23:03:37.32ID:sQDwfWhf0
ダリルさんは今回で小物度が増したな
昔の仲間を躊躇なく殺すのはないわ
0365奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4667-7Abs)
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2017/11/06(月) 23:04:51.69ID:QkdS0fTe0
昔の仲間とかなんとかいっても今の仲間に銃向けてるんだから問答無用だろ
ダリルは情に厚いけど、そんなムカつくほど行動が甘い奴じゃないでしょ
0368奥さまは名無しさん (ワッチョイ 49e8-P3uF)
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2017/11/06(月) 23:05:17.75ID:Fyfo5KhY0
つーか方針くらい統一しとけや
どんだけ葛藤描写で尺稼ぐ気や
ダリルが正しい
0373奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:06:39.77ID:wBnz8+Zma
どれくらい続けただろう?
既に時間の感覚は無かった。
疲労からか「許す」と唱える俺の意識の方が希薄になり始めていた。
だが、ふと気が付くと大きな変化が生じていた。
「許す」と言う俺の言葉に「本当に?」というマミの言葉が繋がっていた。
「本当に?」と言う言葉に「本当だ」と繋げた。
徐々にイメージの『空間』が軽く、明るくなってきた。
俺は言葉を変えた。
「許して欲しい」と唱えた。
始め、マミからの言葉は返ってこなかった。
だが、唱え続けていると、やがて言葉が返ってきた。
「許している」と。
「ありがとう、マミ。愛しているよ」
この言葉は瞑想状態のまま、実際に口に出していたらしい。
「本当に?」
「本当だ!」
気の流入を拒んでいた、マミの『殻』は消えた。
マミの中に俺の『気』が入って行く。
枯渇状態だったマミの中に『気』が吸い込まれて行った。
やがて俺は限界に達し、意識を失った。
0375奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/06(月) 23:06:53.50ID:sQDwfWhf0
>>362
いゃいつだろうが理由もなしに躊躇なく殺すのはないわ
0378奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-pkAX)
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2017/11/06(月) 23:07:30.59ID:g61cfVK80
ダリルはいきなりきていきなり助けようと殺したわけじゃなく
後ろで話聞いてたんじゃない?それで殺す判断したのかと
モラレスって事わかってたようだし
0379奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/06(月) 23:07:37.44ID:sQDwfWhf0
>>367
グレンを拷問した
兄貴は逃したじゃん
0380奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:07:44.90ID:UN0Uq3qta
何故だかは判らないが、この時の俺には何をどうすれば良いのか判っていた。
知らない、知る機会も無かった『知識』が俺の中にあった。
俺はマミの額と胸に手を置き、目を瞑り、目の前の『スクリーン』に彼女を映し出した。
彼女の『気』の滞りが手に取る様に判った。
頭部と心臓に『黒い気』の塊があり、内臓、下腹部の辺りには気が殆ど通っていなかった。
特に子宮周辺の滞りは慢性的なものらしい。
『赤黒い冷たい塊』が深く根を張っていた。
この塊が全身の気の滞りの『核』になっている。
俺は、マミの中に『気』を注入してみた。
予想通り、マミの意識は硬い『殻』の中にあり、殻が弾いて『気』を全く受け付けない。
俺は、マミに『同化』を図った。
イメージの中のマミは、俺に背中を向け、膝を抱えて震えていた。
呼びかけても何も応えない。
ぶつぶつと何かを言っている。
『耳』を澄ませると、「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」と、終わらない呪文の様に唱えていた。
空ろで希薄な意識のまま……。
俺は、背中からマミを抱きしめ、マミの言葉に答えるように「許す」と唱え続けた。
「ごめんなさい」と「許す」が交互に続き、シンクロして行く。
しかし、ここから中々進まない。
0386奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4253-Aaqs)
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2017/11/06(月) 23:09:13.03ID:sQDwfWhf0
ダリルさんは仲間は躊躇なく理由も知らず殺したのに
仲間を拷問した兄貴は免除するからな
0389奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:09:21.04ID:3MTTcemza
「だから、優、いやアリサの事は引き摺るな。忘れろとは言わない。お前には無理だろうからな。
あのマミって娘、良い子じゃないか。
幸せにしてやれよ。そして、お前もな。月並みな言い方だが、あいつもそれを望んでいると思う」
「……すまない」
「あの娘は、ずっと意識がないままだ。
お前の許を去って此処に来てから、殆ど何も口にしようとしなかったからな。
今は点滴と奈津子の『手当て』で何とか命を繋いでいる状態だ。
『気』を通してやれば何とかなるのだが、全く受け付けないんだ。
意識はないけれど、他人の『気』を体内に受け入れることを強烈に拒絶しているんだよ。
あれは、一種の自殺なんだろうな。
奈津子が頑張っているが、あの娘に何かのスキルがある訳じゃないから、もう限界なんだ。
他の『子供達』にも心を閉ざしたままだ。手詰まりなんだよ」
「慶、お前は『新しい子供達』の事を知っているのか?」
「ああ、知っているよ。
『組織』を離れていたお前は知らなかっただろうが、組織は以前のものではない。
事実上、呪術集団としては終わっている。上層部は既に『呪術』を捨ててしまっているからな。
お前も逢っただろ? 一木家の3人の子供たち。
組織を動かしているのは、あの『子供達』の意思だよ。一木家も榊家も彼らの代弁者に過ぎない。
まあ、組織の人間でも気付いていないヤツの方が多いけれどな」
0393奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:10:18.45ID:hmAXIOS+a
マサさんの息子が例の頭の中に直接響く声で話しかけてきた。
恐ろしい視線と共に。
以前は無かった、青く光る眼光……昔見たデビット・リンチの映画を思い出させる、怪しい光を帯びた不気味な目だった。
『約束だ。マミを助けてあげて。やり方は判っているはずだよ』
「ああ、判っているさ」
何故か、俺はそう答えた。
 
朝食を済ませ身支度を整えると榊家から迎えの車が到着した。
運転手の男が「お迎えに上がりました」と言って、後部座席のドアを開けた。
男を見た瞬間、俺は固まった。
後部座席に乗り込み、車が出て直ぐに俺は運転手の男を問い詰めた。
「星野 慶、何故お前が此処に?」
「驚いたか?無理もないな。お前らに捕まって開放された後、木島さんにスカウトされてな。
今は、榊さんの下で修行しながら、お嬢さんたちの運転手兼ボディーガードを勤めている」
星野 慶は、アリサの実兄だ。
以前、俺は彼に襲われ、殺されかけた事がある。
「逢いたかったよ。その内、逢えるとは思っていたけどね」
「俺もだ。……俺は、お前に詫びなくてはならない。済まない、俺の為にアリサが。。。」
「言うな。俺よりも、お前の方が辛いだろう。それに、アイツの事で俺にお前を責める資格はない。
アイツは、あの時点でああなる事を知っていたのだよ。判っていて選んだんだ。
お前は最初から最後まで、アイツを一人の『女』として扱った。
望み半ばだったとはいえ、惚れた男の為に命を張ったんだ。女冥利に尽きるだろうさ」
0397奥さまは名無しさん (ワッチョイ e147-Sruq)
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2017/11/06(月) 23:11:21.28ID:sswGJw2/0
久しぶりにピーープーーヒュルルルルルルルが聴けたから良かった
それ以外はもう・・・ここまで1.5話分で余裕で収まるでしょうよ…
0398奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-Ubud)
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2017/11/06(月) 23:11:50.76ID:vVcwUP6f0
グレイシーってニーガンの子だったりする?
0404奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:13:44.61ID:k5xVn6Vxa
「全ては仮定の話にすぎないだろ?」
「そうね。でも、マミさんにとってはそうではなかった」
「どういう事だ?」
「あの娘はね、未だに自分の存在に罪悪感を持っているのよ。可哀想にね。
母親の不幸も、貴方に降りかかった生命の危機も、全て自分のせいだと、持たなくても良い罪の意識に苛まれていたの。
そして、奈津子さんに出会って、あの娘の罪の意識は決定的なものになってしまった。。。」
「何故?」
「奈津子さんは、優しくて、本当に良い娘だからね……あの娘は、マミさんにも優しかったわ。
そして、貴方の事が大好きだから。。。あの娘は、自分の感情を隠さない。
見ていて羨ましいくらいに自分の気持ちを真っ直ぐに表現する。……奈津子さんの存在はマミさんを打ちのめしたわ」
「どういうことだ?」
「マミさんは、自分が奈津子さんから貴方を奪ってしまったと、持たなくても良い罪悪感を持ってしまったようね。
そして、貴方を深い眠りから目覚めさせたのが奈津子さんだった事が決定的だったみたい」
「馬鹿な。。。」
「そう、馬鹿よね。あの娘は、貴方を本当に幸せに出来るのは奈津子さんだと思ってしまった。
それだけじゃないわ。
貴方があの娘に注いだ愛情は、自分が捻じ曲げて奪ったものであって、本来は全て奈津子さんのものだった、そんな風に誤解してしまったの。
貴方が奈津子さんの声に反応して目覚めた事で、マミさんの罪悪感は決定的なものになってしまったのよ」
0409奥さまは名無しさん (ワッチョイ 49e8-P3uF)
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2017/11/06(月) 23:15:22.22ID:Fyfo5KhY0
シーズン8ってコーエーテクモの作ってるゲームみたいに救世主をバッサバッサ芝刈りするもんだと思ってたわ

なんだこれ
0413奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:17:07.96ID:Sm/yFJvHa
一木邸に一泊することになった俺は、眠れぬ夜を過ごしていた。
横になりながら、ぼんやりと考え事をしていると「いいかしら?」と言って、一木耀子が室内に入ってきた。
暫く無言の状態が続いたが、やがて、耀子が口を開いた。
「マミさん、……あの娘が貴方の『夢』だったのね?」
「ああ」
少し間を空けて、耀子が言葉を続けた。
「マミさんが言っていたわ。
あの娘は、子供の頃からずっと望んでいた。
無条件に自分を愛してくれて、守ってくれる存在を。……父親のような存在をね。
望んでも、自分には得られないものだと、初めから諦めていたらしいけど。
あなたも知っているように、辛い事ばかりだったあの娘は、更に辛い状況に追い込まれていたわ。
逃げ出したいけれど、怖くて逃げられない。
誰でもいいから、自分をここから連れ出して、救い出して欲しい。でなければ、いっそ死んでしまいたい。
実際に、死に方や死に場所を探している時に現れたのが貴方だったそうよ」
「……」
「貴方は、マミさんに、あの娘の貴方への思いは『刷り込み』かも知れないと言った事があるそうね?」
「ええ、ありますよ」
「そう。……貴方は、『引き寄せ』という言葉を知っている?」
「言葉だけなら聞いた事はあります」
0414奥さまは名無しさん (ワッチョイ 49e8-P3uF)
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2017/11/06(月) 23:17:47.32ID:Fyfo5KhY0
モーガン、不殺時代に築き上げた債務を
一気に返済してくんねーかな
0415奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:17:58.90ID:4UouMWLra
「マミさんは、まだ目覚めてはいないけれど、私たちが探し続けてきた『新しい子供』の一人。
そして、今判っている子供達の力の一つが『引き寄せ』の力なの」
「へえ……。それが、どうしたと? 俺には、アンタが何を言いたいのか、まるで判らないな」
「本当に? ……子供達は深い精神の階層から現実をコントロールするわ。時に利己的に、或いは利他的に」
「で、アンタは俺が、マミに引き寄せられた存在だとでも言いたいのか?」
「ええ。『引き寄せ』の対象が貴方だったのは、母親の深層心理が反映したのでしょうね」
「……くだらない! 実にくだらないね。それが本当だったとして、何の問題もないだろう?
俺とマミの問題だ。俺達が良ければ、それで良いじゃないか!」
「そうね。私もそう思うわ。でもね、マミさんは違っていた」
「どういう事だ?」
「マミさんの『干渉』が無ければ、あなた達が出会っていなければ、貴方は奈津子さんと結ばれていたはず」
「それはないだろう。榊さんが反対しただろうし、俺は『アンタたちの世界』から足を洗いたかったのだから」
「榊さんの反対は、貴方とマミさんが出会ってから出てきた事象に過ぎないわ。
更に言えば、あの娘が貴方を『保護者』ではなく、一人の男性として好きになってからの事象よ。
それに、貴方なら、多分、奈津子さんを連れ出して逃げたでしょうね。この世界に残して行く事は無かったはず。
榊さんも、奈津子さんを連れ去ったのが貴方なら、結局は追認したでしょう。あの人たちは、貴方の事が好きなのよ」
0416奥さまは名無しさん (ワッチョイ e147-Sruq)
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2017/11/06(月) 23:18:05.53ID:sswGJw2/0
後乗りでネトフリで一気にまとめて見てたからかもしれないがずっと面白いと思ってた
でも8をリアルタイムで見始めてからは退屈だ。一気に見たら面白く感じるのかな
0417奥さまは名無しさん (ワッチョイ 2e96-CNyv)
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2017/11/06(月) 23:18:42.88ID:KxIwtHA20
流石に今日のはちょっと微妙だったな
つかモラレスのとこってリックに関する伏線回収しただけの意味合いが強そう
しかも会話でお前も死ぬとか言わせてたし今シーズン中に何かありそうだなやっぱ
0419奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:19:02.33ID:zVGNkdXua
一木邸に一泊することになった俺は、眠れぬ夜を過ごしていた。
横になりながら、ぼんやりと考え事をしていると「いいかしら?」と言って、一木耀子が室内に入ってきた。
暫く無言の状態が続いたが、やがて、耀子が口を開いた。
「マミさん、……あの娘が貴方の『夢』だったのね?」
「ああ」
少し間を空けて、耀子が言葉を続けた。
「マミさんが言っていたわ。
あの娘は、子供の頃からずっと望んでいた。
無条件に自分を愛してくれて、守ってくれる存在を。……父親のような存在をね。
望んでも、自分には得られないものだと、初めから諦めていたらしいけど。
あなたも知っているように、辛い事ばかりだったあの娘は、更に辛い状況に追い込まれていたわ。
逃げ出したいけれど、怖くて逃げられない。
誰でもいいから、自分をここから連れ出して、救い出して欲しい。でなければ、いっそ死んでしまいたい。
実際に、死に方や死に場所を探している時に現れたのが貴方だったそうよ」
「……」
「貴方は、マミさんに、あの娘の貴方への思いは『刷り込み』かも知れないと言った事があるそうね?」
「ええ、ありますよ」
「そう。……貴方は、『引き寄せ』という言葉を知っている?」
「言葉だけなら聞いた事はあります」
0420奥さまは名無しさん (ラクッペ MM61-rGH+)
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2017/11/06(月) 23:19:11.12ID:U4ZATYYgM
モラレスは殺されても仕方ないとして
いかにも弱そうな最後に残ってた男を
瞬殺にはびっくりしたわ
まあ嘘つきーと叫びながらウォーカーに喰われるより
即死なだけましか

とりあえず昼トップ組は
あのクソロン毛だけは殺しとけよ
モーガンあんな絶好のタイミングで
なんでモブ撃ってんだよ
0422奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:20:06.79ID:sAUBQAIxa
マサさんが動いて、俺と関わりのある女たち……俺を『生』へと執着させる可能性のある人物が集められた。
日替わりで彼女達は自宅療養中の俺を訪れ、天見琉華の『術』を介して俺に語りかけた。
本来は、マミが行うはずだった『儀式』だ。
訪れた女達の中で、俺を目覚めさせたのは奈津子だったらしい。
目覚めはしたが、俺は全くの白紙の状態だった。
生ける屍だ。
天見琉華が俺を助ける条件として提示したのは、一定期間、マミが木島氏たちの許に身を置くというものだった。
俺が目覚めた時点で、マミは木島氏の許に行くはずだった。
だが、俺の意識が完全に戻るまで傍にいさせてやって欲しい、と俺の両親が木島氏に頼み込んだらしい。
榊氏の計らいでマミは実家に留まる事を許された。
やがて、俺は、記憶はないものの完全に意識を取り戻した。
天見琉華の予告通り、俺はマミに激しい拒絶感を抱いていた。
態度には出すまいとしていたが、マミも感じ取っていたはずだ。
記憶を失う以前の事については、周りの人間が俺に教えることは厳しく禁じられていた。
俺が意識を取り戻してから暫くの間は猶予が与えられたが、それも遂に終わりを告げた。
イサムの訪問だ。
0424奥さまは名無しさん (ワッチョイ be67-lboT)
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2017/11/06(月) 23:20:34.40ID:qJXhfYxU0
仲間を殺したのに自宅に捕虜を連れ帰るのがよくわからない
グレンを殺した後におとなしくしてるマギーを連れて帰ったら
絶対に隙を見て寝首をかかれるはず
あれだけの殺し合いをして仲間になるのは無理だと思うけどなあ
0426奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:21:05.68ID:SSYGq4WLa
だが、天見琉華はマミに言ったそうだ。
恐らく、俺は『逃げる』という選択は出来ないだろうと。
『行』では、俺の中の『鬼』は抑え切れない。
それが俺の業であり性質であると。
俺が抱え続ける『死への執着のカルマ』により、俺は、『死地』の中に逃げ込むだろう、と。
だが、これは、俺が自ら気付き、越えなくてはならない関門だ。
他の者が、特にマミが俺に教えてはならない、と、念を押したらしい。
俺が、自分の中の『鬼』と対峙する場、『行』により鬼を調伏出来なかった俺が逃げ込む『戦いの場』は、彼らの方で用意しようと。
この『戦いの場』で、イサム達との戦いの過程で、俺が命を落す危険性は高い。
生存本能による抑制が、働かないからだ。
だが、問題はその後だ。
死線を越えた後、俺が今生の、今ある『生』に執着するか、それが最大の問題だ。
俺の『生』への執着のポイントになるのがマミの存在だと、念を押したという事だ。
耐えて待つしかないと。
マミは、耐えた。
本当は、真相を話し、俺に『逃げる』選択を促したかったことだろう。
だが、最後の最後でマミは耐えられなかった。
それが久子の言っていたマミの脆さ、弱さだったのだろう。
俺が家を出たことを知ったマミは、イサムに連絡を入れ彼を問い詰めた。
イサムはマミを止めようとしたが結局押し切られ、マミを道場に連れて行ってしまったようだ。
0429奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:22:12.77ID:zVGNkdXua
取り押さえられた俺は、そのまま昏睡状態に陥ったらしい。
マミも精神的に深刻なショックを受けていたようだ。
久子経由で連絡を受けた祐子は、キムさん達を集団暴行で告発すると息巻いていたそうだ。
特に、マミの状態は、彼女の為に各方面に掛け合って尽力した祐子の怒りに火を注いだ。
だが、被害で言えばキムさん側の方が甚大だった。
キムさん以下、6名が病院送りとなり、3名が未だ入院中なのだ。
マサさんが言った。
「そのまま放置すれば、お前の命はなかっただろう。
バルド・トドゥルの49日間の間に命を落していたはずだ」
 
俺がマサさんの井戸の中身の『箱』を封印している間、木島氏と天見琉華は、秘密裏に俺の両親とマミに接触していた。
そして、マミは、俺の置かれた状況の詳しい説明を受けた。俺が知っていた以上の。
彼女は、琉華たちの説明や一木家の人々との面談を通して、はじめて俺の置かれた状況を『理解』したようだ。
だが、その事は敢えて隠された。
俺が『定められた日』を回避する為の道は、『戦う』以外の最良の道は、他にあったのだ。
俺は、香織を通じてもたらされた『行』を続けながら、マミと共に『定められた日』を震え、怯えながら過ごしていれば良かった。
朴の言ったように、俺が逃げてしまえばよかったのだ。
ヒントは与えられていた。
俺に逢いに来た除だ。
クライアントの愛人の女と逃げた彼のように、マミを連れて逃げてしまえば良かったのだ。
0430奥さまは名無しさん (ワッチョイ e1c6-GQA+)
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2017/11/06(月) 23:23:24.31ID:D9K7GzlL0
>>416
イッキ見とリアルタイムは楽しみ方が違うから何とも言えないなー
イッキ見…ひたすらストーリーに没入する
リアルタイム…都度ネットでああだこうだ語り合いながら次回の予想をする
だからリアルタイム視聴なのに淡々と見るだけだと楽しさは半減するかも
0431奥さまは名無しさん (ワッチョイ e147-Sruq)
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2017/11/06(月) 23:23:26.01ID:sswGJw2/0
というかニーガンはヒルトップとアレクサンドリア潰しに行けよ
0432奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:23:45.51ID:wBnz8+Zma
イサムと本気で手合わせしたのは、この時が初めてだった。
一緒にロングツーリングに出かけたとき、俺は計画していた。
適当なところでイサムを打ち倒して逃亡を図ろうと。
だが、計画を実行しても、恐らくは失敗に終わっただろう。
意外だった。
強い。
今日、ここまで相手にした男たちの中では最強だ。
俺の攻撃が当たらない。
僅か数センチのもどかしい距離で全て躱されてしまう。
躱すとともに放たれる蹴りが強烈だ。
長い脚がしなるように叩き込まれてくる。
追ってもフットワークの速さが俺よりも1枚も2枚も上手だ。
……この戦い方は、権さんか?
俺は戦い方を変えた。
再び、『受け』に重点を置いた『待ち』の戦い方に戦法をシフトした。
ロングレンジで軸足をスライドさせながら、踵で蹴り込んでくるサイドキックが厄介だ。
被弾を覚悟して肘を落とす。
鞭のようなイサムの蹴りが襲ってくる。
蹴りをカットし続けた脛に激痛が走る。
だが、足にダメージが溜まり、焦りが出たのだろうか、イサムの蹴りが上段に集中しだした。
そして、チャンスが到来した。
俺はイサムの後ろ回し蹴りをキャッチすることに成功した。
すかさず軸足に足刀を叩き込んだ。理想的な角度で膝に蹴りが入った。
イサムの膝は確実に破壊されただろう。
倒れたイサムが膝を庇おうとするよりも早く、俺は踵でイサムの破壊された膝を踏み抜いた。
イサムが苦痛の悲鳴を上げた。
更に俺は踵で倒れたイサムを蹴り付ける。
膝を、腹を、顔面を……これまでのフラストレーションをすべて開放するように。
0434奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-Ubud)
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2017/11/06(月) 23:24:41.04ID:vVcwUP6f0
>>402
あーそっか
サンクス
0437奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:25:20.39ID:zxqNcFFra
時間が来た。
道着に着替えて地下の道場に下りると、キムさん達が既に待っていた。
キムさんと師範。権さんもいる。
文と朴、その他7名の有段者たち。
どの面々も曲者揃いだ。
文が若い男に声をかけた。
「安東はどうした?」
……イサムもメンバーだったのか!
だが、イサムが姿を現さなかったのは、俺にとっては好都合だった。
俺が居なくなったあと、マミのことを託せるのはイサムしかいなかった。
マサさんの井戸の中に入っていた『箱』に触れ、動かすことのできなかったPにマミを委せることはできない。
俺の杞憂であれば良いのだが……ヤスさんのいた工務店の社員たちのように、『箱』がPと彼の周りの人々の命を奪うかもしれない。
マミに危害の及ぶ可能性は、どんな些細なものであっても見逃すことはできなかった。
奈津子を俺から遠ざけた榊夫妻の気持ちが俺には痛いほど理解できた。
それに、まだ強烈に男性恐怖が残っているマミにとって、イサムは心を許せる数少ない男の一人だった。
俺と俺の父、義兄以外では、ほぼ唯一と言える存在だ。
そして、口にこそ出さないが、イサムがマミに単なる好意以上の感情を持っているのも確かだった。
姉の香織以外、女性に対する猜疑心や嫌悪感の強いイサムには、自分の感情の意味は未だ理解できてはいない様子だったが。
0439奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:26:22.85ID:hmAXIOS+a
やがて、車は通い慣れた道場に到着した。
キムさんのボディーガードの3人組、文・朴・徐が修行した道場であり、権さんに命じられて徐とタイマンを張った場所でもある。
徐に誘われる形で俺も通い、稽古を重ねた場所だ。ここでイサムとも出会った。
開始まで、まだ大分時間があるので、俺は事務室のソファーで横になった。
『……結局、与えられたチャンスとやらは活かすことはできなかったな』
マサさんの息子……いや、『新しい子供達』が示した、俺が怨みや怒りを捨てたことを示す言葉……
唱えれば、新しく全てが始まるという『あの言葉』とやらに、俺は辿り着くことが出来なかった。
琉華によってもたらされた『行』の効果にも期待はしていなかった。
ならばこそ、出来る事だけに全力を注ぐ。
目の前の敵と戦うのみだ。
勝目は薄いが、全ての『敵』を打ち倒して、真の『自由』を手に入れてやる。
父と約束したように、最後まで足掻き抜いてやる。
そして、帰るのだ。
マミと家族の待つ家に。
俺は、考える事を止め、頭の中に響く『真言』だけを聞いていた。
0442奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:27:15.43ID:sPRxFAxga
そんな俺にイサムの姉の香織がコンタクトを取ってきた。
霊能者・天見 琉華の使いということだった。
ある行法を伝える為だった。
もたらされた『行法』自体は、ごく単純だった。
ただひたすらに、声に出さず頭の中で『真言』を唱え続けるだけの行だ。
単純だが困難な行だった。
『真言』は常に唱え続けなければならない。
あらゆる場面で、飯を食っているときも、寝ている時も、人と会話している時もだ。
これは、やってみれば判ると思うが、非常に苦しい。
気を確かに持たないと精神に変調を来しかねない。
実際、俺の精神は何処か壊れてしまっていたのかもしれない。
だが、『行』が安定するに従って、徐々に悪夢は見なくなっていった。
やがて、『ヤマ』を超えると、苦痛も消えて無くなった。
意識しなくても、勝手に『心』が真言を唱えているようになった。
そして、俺の精神は『独り言』を止め、意識的に思考しなければ真言の詠唱以外、何も考えなくなっていった。
それが『儀式』の前提条件だった。
このような形を選び、決行日を俺の死期として予告された『定められた日』に合わせてくれたのは、キムさんの厚意だったのだろう。
正体の判らない『死』に怯えるよりは、目の前の『敵』と戦う方が余程いい。
今夜がその仕上げだ。
0444奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:27:54.58ID:GsH5HB6Ja
キムさんから、場所と日取りの連絡が来た直後の事だった。
風呂上りに洗面台の鏡を見た俺は、その場に凍りついた。
鏡に映っていたのは、異様な『何か』だった。
死体のような?どす黒い肌をした『それ』は、赤く光る目で俺を睨み付けていた。
怯んで後ずさった次の瞬間、鏡に映っていたのは普通の俺の姿だった。
……あれは、何だったのだ?
鏡に映る、不気味な『何か』を見た晩から、俺は毎晩、同じ悪夢に魘されるようになった。
見覚えのある、古く薄汚れた部屋。
マミとユファが住んでいた、団地の部屋だ。
耐え難い悪臭が漂っていた。 ……この臭いは、屍臭だ。
部屋の奥に誰かがいる。
中に進むと、あの不気味な何かが、誰かを組み敷いて犯していた。
……マミだった。
激昂した俺は、マミから引き離そうと、ヤツの髪を掴んで引っ張った。
引っ張った髪は、大した手応えも無く頭皮ごとズルリと抜け落ちた。
凍り付く俺に、両眼から赤い光を放ちながらソレは襲い掛かってきた。
俺は喉笛に喰い付かれ、噛み砕かれた。
激痛とゴボゴボという呼吸音を聞きながら俺の意識は薄れていった。
次に気付いた時、俺は誰かを組み敷いて、その首を絞めていた。
マミだ。
マミは既に息絶えていた。
正気に戻った俺は絶叫した。
そして、絶叫した瞬間に俺は目覚めていた。
0446奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:29:14.41ID:+0mU3RI7a
待ち合わせの場所に迎えの車が来ていた。
タバコを咥えた朴が車外で俺を待っていた。
「来たか……」
「ああ。待たせたな」
「……では、行こうか」
俺たちは、後部座席に乗り込んだ。
道中、車内の沈黙を破って朴が口を開いた。
「何故、来たんだ? 逃げてしまえばよかったんだよ、除のようにな」
「ケジメだよ。 俺一人なら、それも悪くない選択肢だけどな」
「そうか……。 なあ、拝み屋。拝み屋を辞めたいなら、辞めればいいさ。
でも、『会社』まで辞める必要は無いじゃないか。 俺が社長に掛け合ってやるから、もう一度、一緒に遣らないか?」
「悪いな。 もう決めたことなんだ。俺は脚を洗うよ、キッパリとな」
「……そうか、判った。 もう、何も言うまい。 今夜は、全力で掛からせてもらうよ」
「ああ、そうしてくれ。 そうでないと意味がないんだ」
これから12時間後、俺はキムさんが選んだ10人の男達と戦う事になっていた。
朴もその中の一人なのだろう。
恐らく文も。
俺の腕では朴に勝てる可能性は低い。
普段の稽古なら3回戦って、1回勝てれば良い、そんな所だ。
文に至っては、どう戦えば良いか見当も付かなかった。
文や朴以外も、出てくるのは猛者揃いのあの道場の中でも選びぬかれた男達だろう。
まともに戦っても、勝ち目は薄い。
1人目で終わる可能性も低くは無い。
普通に考えて、逃げるのが一番の得策なのだろう。
だが、それが出来ない理由が俺には有った。
0448奥さまは名無しさん (ワッチョイ be67-lboT)
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2017/11/06(月) 23:29:59.62ID:qJXhfYxU0
>>440
どうすればよかったの?
逃がしてもちゃんと遠くまで逃げるかどうかわからない
途中で仲間にあって一緒に仕返しに戻ってくるかもしれない
殺す以外なかったと思う
0450奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:30:19.33ID:F0MSmGkoa
「俺が、マミの前から居なくなる訳が無いだろ?馬鹿だな」……胸が苦しかった。
「本当ですか?XXさんは、私に何か隠しています……馬鹿だけど、それくらい、私にだってわかりますよ!
……大事なことは何も、教えてはくれないんですね。。。」……もう耐えられなかった。
何を言おうとしても、まともに言葉にできる自信がない。
俺はマミを強く抱き締め、長い、とても長いキスをした。
このまま時間が止まればいい。
もっと時間が、マミと過ごす時間が欲しかった。
だが、時を司る神は残酷だ。
俺は既に時を使い果たしてしまっていた。
時が与えられないのなら、このまま世界が滅んでしまってもいい。
唇を離すとマミが言った。
「XXさん、何で泣いているんですか?」
迂闊にも、俺はいつの間にか涙を流していた。
「……何でかな?俺にも判らないよ。でも、お前以上に『大事なこと』は、俺には無いよ。
俺は、いつもお前の傍にいて、お前を愛してる。それだけは、何があっても本当だ」
「私もです。……私は、何があってもXXさんの傍にいます。愛してます」
……お互いに何百回も『愛している』と囁き、口づけを交わしたが、俺達の間には本来有るべき確かな証がなかった。
紙一枚の法律的なものではない。……そんなものは大した問題ではない。婚姻届など、いつでも出せたのだ。
俺の身体的な問題もあったが、マミの抱えた深いトラウマを俺は恐れていた。
落ち着いては見えるが、マミの心の傷は出血が止まっただけで、今なお生々しく、深く抉られたままだ。
0451奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:30:56.63ID:jIyn78jEa
移動中の車の中で、俺は『あの日』の事を思い出していた。 

12月21日の朝だった。
朝7時。
PCの電源を落したばかりの俺の部屋のドアがノックされた。
「XXさん、いますか?」
「いるよ。おはよう、マミ」
「昨夜は遅かったの?」
「ああ。よく寝ていたから起こしたら悪いと思ってね」
「目、真っ赤ですよ?寝ていないんですか?」
「ああ……寝そびれてしまって」
「そう……」
マミはゆっくりと俺に近づいてきて、一瞬躊躇したかのように止まると、抱きついてきた。
細い肩だ。
思いに任せて力いっぱい抱きしめたら壊してしまいそうだ。
「嘘つき……」
俺の腕の中でマミは肩を震わせていた。……泣いているのか?
「どうした、何があった?」
「知っていましたか?私、XXさんと一緒じゃないと眠れないんですよ?
愛してるって言ってもらって、キスしてもらって、XXさんが先に眠りに就くのを見届けないと眠れないんです」
「……何で?」
「怖いんです。朝、起きたら、XXさんが居なくなっているんじゃないかって。
目が覚めたら、あなたと出会ってからの日々が全て夢で、あの団地のあの部屋にいるんじゃないかって……怖いんです!」
0452奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:31:43.75ID:I28T/C4ha
久子の許に身を寄せて3ヵ月。
木島氏と約束した日の前夜。
眠れぬまま横になっていた俺の布団の中に久子が入ってきた。
そして、無言のまま、背中から抱きついてきた。
「……おい、何だよ?」
「……ごめん、少しでいいから、このままで居させて」
背中で久子が泣いているのが感じられた。
やがて久子は泣き止み、口を開いた。
「いよいよ、明日ね」
「ああ。 ……なあ、マミは帰ってくると思うか?」
「判らない」
「そうだよな。
嫌な事を思い出させて悪いんだが、あの事件の後、お前、俺のことを酷く怖がっていたよな?
……俺は、そんなに怖かったか?」
「……怖かったよ。お兄ちゃんが、私のせいで、私の知っているお兄ちゃんじゃ無くなっちゃったんじゃないかって」
「そうか。。。」
「頭では判っているの。例え『鬼』になっても、お兄ちゃんが女の子に手を挙げる事は無いってことは。
むしろ、お兄ちゃんが『鬼』になるのは、誰かを守りたいからなんじゃないかな?
でも、怖いのよ。 理屈じゃないの。
特に、マミちゃんは、私なんかと比べようが無いくらいに傷付けられているから、理屈抜きに怖かったんだと思う」
0457奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:32:50.28ID:Sm/yFJvHa
前の晩に聞いた曲は、イサムに託したUSBメモリーの中に俺が入れて置いた曲だった。
ファイルには財産目録や遺言書のコピー、そして、マミに宛てた遺書が書き込まれていた。
俺に何かあったとき、マミに渡して欲しい……そう、頼んであったのだ。
そして、俺はこの曲を使って自己暗示を掛けていた。
この曲を切っ掛けにして、全ての記憶を思い出す精神操作だ。
……深い瞑想時に、深層意識下で見たり聞いたりしたものを覚醒後に思い出す為の技術の応用だ。
この曲は、長年、俺が使い続けて来た曲でもあった。
役立つとは思っていなかったが、一縷の望みをかけて自己操作を行っていたのが功を奏したのだ。
  
俺は、目論見通り、『定められた日』を回避する事に成功していた。
だが、その事に何の意味がある?
俺は、足掻いた。
全力で。
しかし、俺の足掻きは彼女を決定的に傷付ける結果となってしまった。
俺には、もう、彼女に触れ、愛を囁く勇気はなかった。
記憶のない俺に、マミは献身的に尽くしてくれた。
俺の記憶が戻らなければ、あるいは、徐々にでも新たな関係を構築する事も可能だったのかもしれない。
だが、それは叶わない。
俺は、マミにとっては恐怖と嫌悪の対象。
『あの日』と同じ自分でしかないのだから。
0461奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:34:03.08ID:jKm77ZPwa
マミは、朝、俺が目覚めてから、夜、眠りに就くまで付きっ切りといった按配で俺の身の回りの世話をし続けた。
20歳前後の年格好の彼女が、何故そこまでするのか、俺には理解不能だった。
俺の見舞いに訪れた二人の女……俺の姉と妹と名乗った女達にも違和感を感じた。
眼鏡をかけた長い黒髪の小柄な女が素子。俺の姉らしい。
背が高く、髪をベリーショートにした、見るからに勝気そうな女が久子。妹のようだ。
二人の体格や雰囲気は大分違っていたが、顔立ちは良く似ていた。
俺のきょうだいだとは信じられなかったが、二人が姉妹なの間違いなさそうだった。
そして、二人の顔立ちは俺の『母』にも良く似ていた。
だが、マミの顔立ちは二人とはかなり違っており、姉妹とは思えなかった。
違和感は消えなかったが、俺は徐々に家や両親、素子や久子の存在に『慣れて』いった。
だが、マミに感じていた違和感は強まりこそすれ、彼女の存在に慣れることは無かった。
マミが心根の優しい娘である事は直ぐに判った。
まだ幼さの残る容姿も、細過ぎる嫌いは有ったが、美しいと言えるだろう。
だが、彼女に甲斐甲斐しく世話をされるほどに俺の感じる違和感……嫌悪感は強まっていた。
理性の部分では彼女に感謝していたが、彼女の存在は俺にとって苦痛でしかなかった。
何故?
父も母も、素子や久子、そしてマミも、意識を失う以前の俺の事を何も教えてくれなかった。
錆び付いていた心身の回復に伴って、俺の中に耐え難い焦燥感が生じ、大きくなっていった。
0464奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:34:59.58ID:jKm77ZPwa
相手の男は両眼をほぼ失明し、頭蓋骨の陥没骨折、頚椎の骨折と脱臼いう瀕死の重傷を負っていた。
何とか命は取り留め、意識も回復したが、首から下が完全に麻痺したらしい。
祐子の父親の尽力も有って、俺は刑事上も民事上も責任を問われる事はなかった。
しかし、事件が久子に与えた精神的衝撃は、余りにも酷かった。
そして、久子と仲の良かった祐子の精神的ショックも大きかった。
あの日、俺を誘わなければと、自分を責め続けた。
久子や祐子とは違った形で、事件は俺にも深い影響を与えていた。
男の眼を潰したとき、そして、階段に頭から投げ落とした時、俺は極めて冷静だった。
人一人を殺そうとしておきながらだ。
咄嗟の事態に狼狽してでは無く、ナイフで刺されて逆上したからでもなく、結果を予見しつつやったのだ。
極めて冷静に、眼を潰され抵抗力を失った男を投げ落とした時には、むしろ、楽しんでさえいたのだ。
後に、権さんは俺に言った。
俺の狂気を、ジュリーこと姜 種憲(カン・ジョンホン)以上の狂気を買っていると。
そして、俺の中には、確かに棲んでいるのだろう。
マサさんの息子が言っていた『鬼』とやらが。
0466奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:35:51.04ID:0BjQqEi1a
マミは、三瀬と迫田の暴力と、醜い男の欲望に晒され続けて、今尚深いトラウマを抱えたままだ。
そして、持ち前の気丈さで人に悟られまいとしているが、久子もまた、マミと同様の男性恐怖や嫌悪を抱えている。
久子が、マミを引き取る事を俺たちの両親に強力に働きかけてくれたのは、同様の心の傷を抱えた者同士だったからでもあるのだろう。
久子もまた、学生時代に顔見知りの男に襲われ、深く傷つけられた経験があるのだ。
だが、久子のトラウマの原因は、犯人の男よりも、むしろ俺自身の『狂気』だったのかもしれない。。。
 
まだ、ストーカーという言葉も一般的でなかった頃の事だ。
久子は2年以上に渡って、中学時代の同級生による執拗な付き纏いを受けていた。
ストーカー規正法もまだなく、相手の保護者に再三抗議したが、その男の付き纏いが止まる事はなかった。
やがて俺は一浪、久子は現役で大学に進学し、地元を離れた。
俺たちは家賃の節約も兼ねて、同じ部屋に同居して大学に通学した。
地元を離れて油断していた俺たちは、ストーカー男の存在をほぼ忘れかけていた。
そんな時に事件が起こった。
祐子たち勉強仲間と自主ゼミを行った後、俺は祐子に誘われて彼女の部屋に寄って、予定より1時間ほど遅れて帰宅した。
点いているはずの部屋の灯りは消えていた。
医学生だった久子は、急に帰宅時刻が遅くなる事も少なくなかったので、特に不審には思わなかった。
だが、玄関のドアの鍵が開いていた。
部屋に入ると玄関先にスーパーのレジ袋と中身が散乱していた。
部屋の奥から人の気配がする。
照明のスイッチを入れて、「久子?」と声を掛けた瞬間、暗いままの奥の部屋から誰かが駆け出してきて俺にぶつかった。
男の襟首を掴んで奥の部屋を見ると、半裸状態の久子が海老のように体を丸めて横たわっていた。
俺は全身の毛が逆立つのを感じた。
そして次の瞬間、逃走しようとした男に俺はナイフで刺されていた。
0467奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:36:59.74ID:sPRxFAxga
「心配性だな。考えすぎだよ」
「はあ?何を言っているのよ!……実際に、2度も命を落し掛けているじゃないのよ!
……お兄ちゃんは、全然、判ってくれないんだね。。。
子供の頃から、お父さんも、お母さんも、お姉ちゃんも、私も、……いつも心配していたわ。
いつか、……いいえ、明日にでも、お兄ちゃんが居なくなってしまうんじゃないかって。
二度と会えなくなっちゃうんじゃないかって……いつも怖かった。今でもね!
私達、家族なのよ? 本当の……偶には振り返ってよ。
あの娘の事ばかりじゃなくて、私のことも見てよ!……お願いだから。。。」
泣き出した久子を抱き寄せて、彼女の頭を撫でながら俺は言った。
「お前、相変わらず嘘が下手だな。
そんな事を言っても、本当は、マミのことを心配しているんだろ?」
「ええ。……それでも、……マミちゃんとお兄ちゃんは、……嫌」
「何故? ヤキモチか何かか?」
「そんなんじゃないわよ。……いいえ、それが全く無いとは言わないわ。
それでも、私は別に、お兄ちゃんが恋人を作ったり、結婚すること全てに反対と言っている訳じゃないのよ。
でも、マミちゃんは駄目。 あの娘は……お兄ちゃんと一緒に居るには、脆すぎる。傷付き易すぎる。
お兄ちゃんも弱い人だから、傷つき易い上に、立ち直りが遅いわ。
あの娘に何かがある度に、あの娘の事で傷ついて、いつまでも自分を責め続ける。
由花さんやアリサさんみたいにね。
お兄ちゃんの相手は強い人じゃないと。……祐子さんみたいな。
祐子さん、……私のせいで駄目にならなければ、お兄ちゃん達、今頃。。。」
俺は、語気が荒れそうになるのを抑えながら言った。
「お前は、何も悪くない。 それに、祐子は同級生で、ただの昔の勉強仲間だよ。
それ以上でも、それ以下でもない」
0468奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:38:39.25ID:wBnz8+Zma
 少年は、俺の目を真っ直ぐに見つめた後、深く頭を下げた。
「このお社の祭主様だよ。紫、ご挨拶なさい。」
...やはり、そうだった。あの夢の中の会話が鮮やかに蘇る。
少年が女の子の涙を袱紗で拭う。女の子は一度鼻をすすってから小さく頷いた。
「祭主さま、紫と申します。今日はお仕事を仰せつかったので、兄様とこちらに参りました。」
2人に歩み寄り、ゆっくりと跪く。 少年と女の子は澄み切った笑顔を浮かべている。
「ご助力頂き、心から感謝致します。今後機会がありましたら、是非よしなに。」
一礼して顔を上げる、既に2人の姿はない。
立ち上がり、振り返ると、すぐ後ろにSさんが立っていた。
「Sさんの答えは正しかった。僕は、そう思います。」
Sさんは大きく、何度も頷いた。奇麗な眼が赤く潤んでいる。そっと、小さな肩を抱いた。
「あの晩の出来事。眼が覚める前に不思議な夢を見たんです。
川の神様が2人の魂を救って下さる夢、それはきっと正夢だと、ずっと信じていました。」
「もし、私が炎を受け入れていたら、こうはならなかった。
あの縁談を断って、あなたと出会えたから、あなたを愛したから、こんな風に。
炎と紫にとっても、これはハッピーエンド。ね、そうでしょ?」
「はい、間違いなくハッピーエンドです。」 「後でLにも話して上げなきゃね。」
「今日は久し振りに僕が夕食を作ります。腕によりを掛けて。
みんなで美味しいものを一杯食べて、元気出しましょう。」
0469奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:40:05.31ID:sPRxFAxga
 車を停め、久し振りに参道の入り口に立つ。 俺は息を呑んだ。
2月の2回。3月の1回。計3回の祭祀と掃除の日は『立ち入り禁止』で参内していない。
あちこち、たくさんの落ち葉が積もっているだろうと思っていたのだが...
参道にも、手水舎とその周辺にも、全くと言っていい程落ち葉は落ちていない。
そして、いつも俺が落ち葉を掃き集める場所に、落ち葉の山。
「これ、どういうこと...一体誰が?」 Sさんも落ち葉の山を見つめている。
強い風が吹けば、直ぐに落ち葉の山は崩れる。ということは。
「Sさん、ちょっと拝殿と本殿の様子を見てきます。」
俺は小走りで拝殿に向かった。もしかしたらまだ。
拝殿、瑞垣の外から様子を見る。やはり落ち葉は落ちていない。本殿は?
本殿の正面。瑞垣の中に入ると、女の子の声が聞こえた。
「兄様、こっちよ。」
「もう、お仕事は済んだのだから、早く帰らないと。」 「嫌だ。少し遊びたい。」
パタパタパタ、軽い足音が本殿の右側から近付いてくる。
「あっ!」
小さな、5〜6歳の女の子が、俺の右側、3m程先で派手に転んだ。
白い着物。少しの間を置いて、大きな泣き声。
思わず駆け寄ろうとしたが、何とか立ち止まった。
女の子の後を追ってきたのだろう。12〜13歳の少年が女の子を抱き上げる。
「だから言ったろ。お社で走ってはいけないと。」
次の瞬間、女の子を抱いた少年と目が合った。女の子と同じ、純白の着物。
0471奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:41:55.08ID:zVGNkdXua
 「今回の幸運は偶然が重なった結果だったのか、あるいは御加護があったのか、
それは確かめようがありません。でも、絶対に確かめておかなければならないことが有ります。」
「何故『あれ』が現れたのか、どんな経緯で、誰が関わっているのか。そうでしょ?」
「はい、ただでさえ数少ない『あれ』の記録は、どれも200年以上前のもので、
しかも遠い昔に、神さまの御加護を受けた術者達によって、全て封じられている筈ですよね。」
あれから何度も、俺なりに図書室の記録を調べてみた。
『あれ』は悪霊というより、邪神に近い存在。高位の精霊が人間に害をなすように変化したもの。
だが、それらは既に封じられ、200年以上もその活動は確認されていなかった。それなのに。
「血眼になって『上』が調査してるのも、まさにそれよ。
『あれ』が封じられている場所を全てあたって、封印の状況を調べている途中。
その封印を破り、邪な契約を結んで一族を壊滅させようとした者がいる。
そう考えるのが一番単純な解釈だから。 それに『あれ』が焼き尽くされたということは、
契約は完成していない。契約の対価となる命を受け取るべき『あれ』が滅びたのだから。
つまり『あれ』の封印を破った者は、未だ生きている可能性がある。」
そこまで話すと、Sさんは微かな笑みを浮かべた。
「ただ、どんな力を持っていても、そう何度も封印を破ることは出来ない。
生きているとしても、今回の失敗でかなりのダメージを負っている筈。
あの後『不幸の輪廻』の活動は通常のレベルに戻ったみたいだし、取り敢えず一段落。
それは間違いないと思う。ただ、念には念を入れて、そういうこと。」
0472奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-VxwK)
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2017/11/06(月) 23:46:29.61ID:12Ej/g0Gd
モラレス相手ならTドッグにも触れてやれよと思った

モラレスの役者の心境が気になるわ
テストのシーズン1で同行してればTドッグ程度の出番はあっただろうし変に人気が出れば大出世もあり得た
同じくモブ出身のモーガンは大出世なのにモラレスは即退場
役者の心境が気になるわ
0473奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:48:44.59ID:zVGNkdXua
 しかしその存在に俺が気付いた時、『あれ』は俺と炎さんを嘲笑っていた。
「どうして『あれ』は、さっさと僕を殺さなかったんでしょうか?」
「まずは様子見。炎とあなた、どっちの中に潜んでいるのが有利なのか。
次に油断、『たかが人間に何が出来る』。そう、見くびっていたのね。」
此所まで話してくれたのだから、もう1つ、質問しても良いだろう。
「ずっと、疑問に思っていたんですが。」 「何?」
「炎さんは、僕があの術で『あれ』に対処すると予想していたんでしょうか?
もしそうなら、僕があの術を使える事を、あらかじめ知っていた事になりますね。
Sさんは暫く窓の外を見つめた後、小さく溜息をついた。
「今考えれば、あなたが対処する方法はあれしかなかった。
でも、それはあくまでも後知恵。私があなたの立場だったとして、
あの術をあんな風に使って対処する方法を思いついたかどうか分からない。
炎がそれを期待していたとしたら、あなたと炎には共通点が有ったということ。
術に対する感覚、極限状態での行動や考え方、そしてその覚悟も。」
言われてみれば、炎さんも俺も、Sさんを好きになった。確かに似ている部分がある。
あの晩、炎さんは俺を『いちいち気に触る』と言った。
あれは、一種の近親憎悪から出た言葉だったのだろうか。
0476奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:50:06.67ID:sPRxFAxga
 「じゃあ、最初からそれが。」
「そう、『あれ』は宿主の力を自分の力の触媒として使う。
だから、どれだけの力が使えるかは宿主の力の強さに依存する。
炎クラスの術者が宿主なら、どんな術者にも力で劣ることはない。
それに、休眠を続けていれば、何時かは当主様に接触する機会も巡ってくる。
炎の中で休眠し、チャンスになれば目覚めるようにトリガーをセットしてあった。完璧な計画。
でも、どうしてか、紫は『あれ』の存在に気付いてそれを炎に伝えようとした。
そして、炎も気付いた。自分の中に『何か』が入り込んでいる。
しかも、自分が全く気付かないうちに。それなら入り込んだのは間違いなく『あれ』。
そうでなければ、そんなに容易く入り込まれる筈がない。
ただ、気付いたとしても、どう対処すべきか。炎は焦ったでしょうね。」
「たとえば炎さんがその存在を『上』に伝えようとすれば、『あれ』が目覚める訳ですね?」
「そう、その名やその存在を口にすれば、『あれ』が目覚めて自分は完全に乗っ取られる。
炎の力を触媒にすれば、『あれ』は一族を壊滅させるほどの力を使えたでしょうね。
だから、炎は必死で考えた。その答えがあなた。人質を取ってでもあなたを呼ぶ、と。」
心に幾重にも鍵を掛けたまま、それでも会話を通して『あれ』の存在を感知出来る適性。
さらに『あれ』を滅ぼすことの出来る神器の持ち主。 だから、俺。
そう思ったから、炎さんは俺の適性とあの剣に全てを賭けた。
もちろん俺がそれに気付いた瞬間、自分の命は無いという覚悟の上で。
0477奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:51:30.23ID:OntLeX9Pa
 「『Sが俺との縁談を断ったのを知った時、紫は『自分を妻に』と言った。』
紫さんはずっと炎さんを愛していたのに、何故縁談を持ちかける前でなく、
Sさんが縁談を断ったのを知った後で『自分を妻に』と言ったんでしょうね?
もし、Sさんが縁談を承知したら、自分の想いは永遠に報われないと分かっているのに。」
Sさんは黙ったまま、俺の横顔をじっと見つめている。
「答えは簡単です。Sさんに縁談を断られて、炎さんはとても落ち込んだんですよ。
他の人には弱みを見せなかったでしょうけれど、
紫さんはとても炎さんの様子を見ていられなかった。
だから、秘めてきた自分の思いを思わず口にしたんです。
Sさんもそこに気付いて、炎さんが自分に恋愛感情を持っていたことを知った。
それなら、もう少し炎さんに。あの縁談も。そう思うのは当然だろうな、と。」
そう、炎さんの気持ちを知ったのならそれは当然。もちろん俺自身を卑下しているのではない。
あの縁談には術者を生み出す計画だけでなく、炎さんのSさんに対する恋慕の情が
含まれていた。今回の事でそれがSさんに伝わった。むしろそれが嬉しいと思う。
自分たちの出自が特殊であること、それ故に大き過ぎる期待を背負って生きること。
炎さんたちは常にそれらと向き合って来たのだろう。
せめてその気持ちだけは、Sさんに知って欲しいと思う気持ちになっていた。
0479奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:53:35.71ID:jIuNU5uPa
 昼食の後、一緒に食器を洗ったり、テレビを見ながら他愛のない話をしたり。
時間は穏やかに過ぎて、4人が帰ってくる時間が近づいていた。
「もうすぐ、皆が帰ってくる時間ですね。」
「外で帰りを待とう。もう一度、梅の花を見ながら。」
「それは良いですけど、暖かい服を着て下さいね。」 「分かった。」
俺たちは並んで梅の花を眺めた。傾いた日差しの中で、梅の花は輝くように美しかった。
「さっきの話だけど。」 「はい?」
「『私はSさんやLさんのように奇麗じゃないし強くもない。』そう言ったよね?」 「はい。」
「それは違うと思う。瑞紀ちゃんはとても奇麗だし、強い。
そしてこれからもっと奇麗になるし、もっと強くなれる。」
「でも、Rさんは...」 「瑞紀ちゃんが、君が、好きだよ。」 「え?」
「今日、俺は君が好きになった。でも、好きになったばっかりで、
それがどういう『好き』なのかまだ分からない。
友達として好き、う〜ん、これは違う。妹として好き、近いかも。でも、正直分からない。
だから、そうだな。瑞紀ちゃんが沖縄に戻っても、時々は一緒に暮らそう。
俺が沖縄に旅行しても良いし、夏休みに瑞紀ちゃんが此処に来てくれても良い。
これから過ごす時間の中で、お互いの『好き』を確かめて、それをゆっくり育てていきたいから。」
「ありがとう、御座います。とっても、嬉しいです。私。」
0481奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:55:00.58ID:SSYGq4WLa
 「もしかして、お祖母さんは自分の手で?」
「はい、その人が生まれて育ったあの集落と、その人が大好きだったあの海岸を
死ぬまで守ると決めた、そう言って笑っていました。」
「じゃあ、瑞紀ちゃんはお祖母さんにも似たんだね。」
少女はにっこり笑って頷いた。
「ノロになるための修行を始める前に、祖母とそんな話が出来て本当に良かったです。
好きな人のために、好きな人の暮らす土地を護るために、私はノロになりたい。
それは決して間違っていないと、自信が持てましたから。」
何と爽やかで、そして鮮やかな覚悟だろう。その言葉を聞いているだけで胸が震える。
俺は、間違っていたのかも知れない。
最初の頃の悪い印象をいつまでも引きずって、今の少女の姿を見ようともしなかった。
少女は真摯な態度で範士に師事し、新たな覚悟で『今』を生きてきたというのに。
これが、姫とSさんが俺に伝えたかった事。少女の気持ちを受け入れるにしろ拒むにしろ、
少女の『今の姿』を見てからにするべきだ。そうでなければ悔いが残る。
後で気が付いたとしても、取り返しがつくかどうかは分からないのだから。
「すごいな。瑞紀ちゃんは本当に変わったね。初めて会った頃とはまるで別人。
今の瑞紀ちゃんはキラキラ光って見える。何て言うか、すごく素敵だよ。」
「ありがとう御座います。とても嬉しいです。
でも、私はSさんやLさんのように奇麗じゃないし強くもないですから、未だ全然。
あ、もうこんな時間。すぐにお昼ご飯準備しますね。」
0484奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:55:47.64ID:SSYGq4WLa
 「その人は、祖母の夫です。祖母はノロだから籍は入れなかったそうですけど。」
「じゃあ、瑞紀ちゃんのお祖父さんでしょ?『祖母の夫』って、何だか他人行儀だね。」
「早くに亡くなったから私はその人の顔も知らないんです。
でも、祖母の話を聞いて。その人のことが好きになりました。
その人は祖母に『自分は必ず村で一番の漁師になるから、そしたら自分と結婚して下さい。
絶対にあなたに恥ずかしい思いはさせません。』って言ったそうです。
『貧乏だから勉強では身を立てられない。でも必ず村一番の漁師になって、
あなたがノロを辞めてからも良い暮らしが出来るようにしますから。』って。」
勉強と漁師、そのうち漁師を選んだと言うことは。
「もしかして、その人は年下、だったのかな。」
「はい、3つ年下だって言ってました。父親から習ったり、自分で必死に工夫したり、
19歳の時には、もう村で一番の漁師と言われるようになったそうです。」
「それでお祖母さんに結婚を申し込んだ?」
「はい、村中大騒ぎだったって言っていました。それで5人の子供に恵まれて。
その人は早くに亡くなったし、結局籍は入れられなかったけれど、とても幸せだったって。」
「後継者がいたら、ノロを辞めて籍を入れられたかも知れないね。」
「はい。でも、その人が亡くなった後、自分がノロを続けていて良かったと、
後継者が現れなくても自分は死ぬまでノロを続けようと、そう思ったと言ってました。」
「お祖母さんはどうしてそんな風に?」
少女は俺の眼を真っ直ぐに見つめて微笑んだ。
「その人は病気になったあと、ずっとあの集落の海岸を恋しがっていたそうです。
入院してからも『元気になって集落に戻り、せめてもう一度海岸を歩きたい。』と。」
0485奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:56:27.20ID:4UouMWLra
 ガレージの裏側には梅の木がある。白い花の木と紅い花の木が一本ずつ。
盛りは過ぎていたが、まだかなりの花が咲き残っていて、良い香りが漂っていた。
俺たちは暫く黙ったまま、並んで梅の花を眺めた。赤と白のコントラスト、飛び交う小鳥たち。
「奇麗だね。」 「はい、とっても奇麗です。」
「この時期だと沖縄は桜も終わってるよね。梅の花はいつ頃咲くの?」
「お正月が終わった頃に咲いているのを見たことがあります。
でも、沖縄では梅の花をあまり見かけません。もともと数が少ないんでしょうね。
それと、私が見た梅は全部白い花でした。紅い花の梅は見たことが無いです。
その代わり、沖縄の桜はこの梅みたいにピンク色ですよ。私、本土の桜を初めて見た時
あんまり違うので驚きました。ソメイヨシノっていう品種なんですね。」
「そう、沖縄の桜は山桜に近い緋寒桜だって聞いたから、全然違うだろうね。」
それから、また暫く黙ったまま花を見つめた。
「Rさん、体が冷えると傷に悪いと思います。もう、戻りましょう。」
「瑞紀ちゃん、御免。本当は車でドライブとか出来たら良いんだけど。」
「いいえ、私、今日はとても楽しくて嬉しいです。まるでRさんのお嫁さんに...
御免なさい、私、勝手にお嫁さんとか。」
「まあ、それは構わないけど。ノロになる理由を話したらお祖母さんに怒られないかな?」
「私も、怒られるかもって思ってました。でも、笑われました。」 「え、笑われたって?」
「去年の夏休みに、一週間お休みを頂いて沖縄に帰ったんです。その時、祖母に話しました。
そしたら『瑞紀はあの人に似たんだね。』って。その後で色々な事を話してくれたんです。」
「『あの人』って誰のこと?」 その人はこの少女とどう関わっているのだろう。
話の続きはリビングのソファで、少女が淹れてくれた温かいお茶を飲みながら。
0486奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/06(月) 23:57:39.31ID:OntLeX9Pa
 「今度のことがあっても、考えは変わらないんですか?」 「ええと、どういうことですか?」
「長生き出来ないかも知れないのは、術者でも術者でなくても、同じだってことです。」
不意に、胸の奥が痛んだ。何故、急にこんな。
「瑞紀ちゃんが本当にノロになって、Rさんのお嫁さんになるかどうかなんて、
そんな未来のこと、誰にも分かりません。でも、大事なのは『今』瑞紀ちゃんがRさんを
好きだということ。そのためにノロになる決心をして、実際に歩き始めたということ。
すごく遠くて辛い道ですが、少しでも目的地に近づいて欲しい、そう、思いませんか?」
「もちろん思いますよ。でも、それと彼女をお嫁さんにすることは。」
「もう、瑞紀ちゃんのことになると、不思議な位鈍いんですから。
例えば沖縄に帰った後、瑞紀ちゃんが事故や病気で亡くなったらどうなると思いますか?
瑞紀ちゃんはもちろん、Rさんにも悔いが残りますよ。『こんなことならあの時』って。
だから明日1日、瑞紀ちゃんをお嫁さんだと思って接してあげて下さい。恋人でも良いです。
とにかく、できるだけ悔いの残らないように。お願いしますね。」
少女に悔いが残ると言うのは分かる。しかし、俺にも悔いが残るというのは?
しかし、藍を抱いた姫はさっさと自分の部屋に戻ってしまい、
昼食の前にはSさんと少女も帰ってきたので、それ以上この話は出来なかった。
0489奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/06(月) 23:59:26.04ID:17Bcu+j6a
 「Rさん。体調は、もう随分良いんですよね?」
姫の卒業式、その追憶は、他ならぬ姫の言葉で中断された。
「あ、はい、今月中には川の神様のお社に参内できると思います。」
実際、傷の具合はかなり良い。表面の傷口は完全に塞がっている。
それにその日の夕食後、少女の卒業を祝う乾杯では、お酒が解禁になる予定だった。
何かの拍子にくしゃみや咳をするとかなり痛むが、これはまあ仕方ない。
「明日、私とSさんは朝早くから出掛けます。翠ちゃんと藍ちゃんも一緒に。」
ということは。
「あの、じゃあ明日、お屋敷には。」
「はい、Rさんと瑞紀ちゃんが二人きり。私たちは当主様と桃花の方様にお目通りする、
瑞紀ちゃんにはそう話してありますけど、方便です。分かりますよね?」
「あの子に何か良い思い出を、そういうことですか?」
何故か小声になってしまう自分が少し情けない。
「何か特別な事をする必要はないです。夕方までRさんの世話を瑞紀ちゃんに任せるだけ。
一日中二人きりで過ごす、きっとそれだけで十分です。瑞紀ちゃんはRさんのお嫁さんに」
「ちょっと待って下さい。あ痛たたたた。」
「何を慌ててるんですか。瑞紀ちゃんがRさんのこと好きなのは皆が知ってるのに。」
「だ・か・ら、僕はあの子のこと」 「何とも思ってないって言いたいんですね?」
「そうです。」 姫は小さく溜息をついた。
0490奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:00:44.88ID:pQEZvp2Ua
 「そう言えば、もうすぐ川の神様のお社に参内する日ですね。」
少なくとも今回は、姫かSさんに代理を頼まなければならないと、そう思っていた。
すると、Sさんが少女を見つめて微笑んだ。はにかんだような少女の笑顔。
「R君、それがね、暫くあなたは立ち入り禁止みたいよ。川の神様のお社。
瑞紀ちゃん、一昨日のこと、R君とLに話してあげて。」
「はい。ええと、一昨日の3時少し前でした。翠ちゃんと藍ちゃんは昼寝をしていて、
私とSさんはおやつの準備をしていたんです。そしたら急に翠ちゃんが立ち上がって。」
Sさんは堪えきれない様子でくすくすと笑った。
「眼も開けずに『傷が癒えるまで参内は禁止する。Rに、そう、伝えよ。』って言ったんです。」
「じゃあ、川の神様が。」
「私もそう思ったから翠の前に跪いて、『では私がRの代理で参内致します。』と、
そう申し上げたのよ。そしたら、ね。」 Sさんはもう一度少女に微笑みかけた。
「『Rは近々此処へ戻るから、そなたにはRを頼む。
大丈夫だ。社の心配は要らぬ、手は足りている。』って、そう言った後、
またパタンと横になって寝ちゃったんです。本当に、びっくりしました。」
「寝惚けた顔だし、声は翠のままなのに、殊更に芝居がかった調子でそんなこと仰るのよ。
有り難いけど、もう、私、可笑しくて可笑しくて。」
でも、何で翠に?それは俺の夢でも充分なのに。
「私たちを笑わせて、元気づけようとして下さったのでしょうね。」
話を聞いていた姫が真面目な顔でそう言うと、Sさんは小さく頷いた。
0491奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:02:01.84ID:JI+K8pfoa
 「L、Sとともに、Rの世話にはよくよく心を尽くしなさい。
Rの傷が癒え、体が本復するのには未だ時間がかかります。」
涼やかな、心地良い声で我に返った。桃花の方様の声。姫は深く一礼し、病室のドアを開けた。
神器の弓と矢、そして白の宝玉を携えた桃花の方様が、ゆっくりとドアをくぐる。
「良かった、これで。」
ドアを閉じて振り返った姫の笑顔に、ようやくいつもの温もりが戻っていた。

 数日後、自宅療養の許可が出て、俺と姫はお屋敷に戻った。
その晩、翠と藍を寝かしつけた後、俺たちはリビングでお茶を飲んだ。
いつも通り、穏やかなお屋敷の夜。それがとても懐かしく、そして愛おしい。
いつもと違うのは俺の傷を心配してハイボールがお茶に変わったこと。
そして此所には3人ではなく4人、あの少女も一緒にいること。
「本当はお酒で乾杯したいけど、それはもう少しお預けね。」
「瑞紀ちゃんの卒業式まであと3週間。その夜は乾杯出来るかも知れませんよ。」
Sさんも姫も、すっかり落ち着きを取り戻していた。もう、不意に涙を零したりはしない。
確かに、とても大きな災難だった。俺は深い傷を負い、Sさんと姫は酷く心を痛めた。
しかし、それを乗り越えつつある今、3人の魂を結ぶ絆は以前にも増して強くなっている。
その絆を頼りに、きっと俺は『日常』に戻ることが出来る。そう思った。
0493奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:03:07.46ID:JI+K8pfoa
 病室の中には俺と姫、そして桃花の方様。昨夜姫から聞いた段取りの通りだ。
「L、では、あれを。使わずに済んで、本当に良かった。」
姫は一礼して立ち上がり、壁の棚の中から白い布の包みを取りだした。
桃花の方様の前で跪き、白い包みを両手で捧げる。
「お陰様で心安らかにこの日を迎えることが出来ました。心より感謝申し上げます。」
桃花の方様が頷いてそれを受け取り、そっと着物の袂に納めた。
包みの中身は黒檀の小箱。その小箱の中に純白の宝玉、号は『深雪』。姫からそう聞いた。
黒檀の小箱には封印をしてあるらしく、白い布包みを見ただけでは
その中身が一族に伝わる宝玉であるとはとても思えない。
もしもの時のためにSさんがお願いをして、その宝玉を当主様から借り受けたと聞いていた。
俺の魂が穢れていたら、その宝玉を使うということだ。しかし、どんな風に使うのかは知らない。
『Rさんがそれを知る必要はありません』と姫は言った。
『もし、これを使う必要があるなら、その時Rさんの意識が無いということですから。』と。
もちろん包みが解かれることはなく、黒檀の小箱すら見ることは出来なかった。
魂の操作を伴う術は『禁呪』。Sさんや姫の命を削る術は絶対に使って欲しくない。
そう思ったが、昨夜はどうしても適当な言葉が見つからなかった。
逆に、姫は俺の心を見通したように微笑んだ。
「翠ちゃんと藍ちゃんには『父親』が必要です。忘れないで下さいね。」
0495奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:04:07.24ID:j9Kv7Qzya
 桃花の方様は一旦言葉を切って大きく深呼吸をした。

 『先程の失言を許して下さい。やはりあなたは偉大な術者だ。そしておそらくは妹さんも。
必ず、僕が皆に伝えます。あなたと妹さんは業に呑まれたのではなかった。
それは、今あなたの中に潜んでいる『何か』に関わっていたのだと。
そしてもし、この怖ろしい災厄を祓うことが出来たなら、その功績と栄光は、
命を賭けて『何か』の存在を知らせたあなた達2人の魂と共にある、と。』
『アりがトう。コれデ、アトハ、オマえシだイ。まカセ、タ...』

 そうだ、確かにこの言葉を聞いた事は憶えている。しかし、この後が全く。

 『この剣を持ったら、自分の腹を突く。』

 姫が息を呑んだ。
これは...俺の声。 そうか、思い出した。俺の術。
口に出してはいないが、心の中で必死に練った言葉。あの術を俺自身に掛けるために。
俺の術など効く相手ではない。剣で斬りかかれば、刃の届く前に俺は殺される。
だが、俺の体に潜み、一族に害をなすのが相手の目的なら、あの術が使えるのではないか。
術を掛けたこと自体を忘れるのだから、俺の意図を相手に感付かれることもない。そう思った。
細かな操作は難しいだろうが、狙いを外す訳にはいかない。自分で見える大きな的、腹。
相手が俺の中に入り込み、誰かに害をなそうとしてあの剣を持てば、多分この術が発動する。
自信など全くない、しかし、それしか策がなかった。
今回は何とか術が発動し、相手は剣の力で焼き尽くされた。 本当に、信じ難い程の幸運。
0496奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/07(火) 00:04:20.51ID:lxtOg4ySd
>>493
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0497奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:05:35.35ID:6rShf9GJa
 当主様が立ち上がり、桃花の方様の肩を借りて弓の弦を張った。
続いて桃花の方様が筒の中から矢を取り出し、それを当主様が受け取る。
左手で弓と矢を交差させるように持ち、右手を弦にかけた。
鏃は未だ鞘で覆われている。しかし必要があれば恐らく左手の一振りで
「参る。」
ぴいいぃん。不思議な音が病室の空気を震わせ、俺の中に染み込んでくる。
神器の弓を半分程に引き絞り、弦を放す時に発する音。『寄絃』の儀式。
穢れた魂の持ち主は、この音を聞いて意識を保てない。姫からそう聞いていた。
2度、そして3度。弓と弦の発する音は、響きの調子を変えながら病室の空気を震わせた。
姫が息を潜めて俺を見ているのを感じる。大丈夫だ。何ともない、俺は。
「宜しい。皆、見届けたな。Rの魂、穢れてはいない。
憑依されていた時間が短くて幸いだった。」
当主様が小さく息を吐く。壁際の遍さんともう1人の男もホッとした表情を浮かべた。
続いて矢を桃花の方様に返し、弦を外して弓を白い袋に戻した。
しかし、未だ事情聴取は終わっていない。当主様はもう一度椅子に腰掛けた。
「さて、R。当主として、私は知らねばならない。あの晩何が起きたのか。
特に会話だ。お前と炎の会話、あの晩お前達が何を話したのか。それが、知りたい。」
「全てお話ししたいのですが、記憶が途切れ途切れで、ご期待に添えるかどうか。」
「それは承知している。無理をすれば体にも障るだろう。桃花の方、あとは頼む。」
「はい。」 当主様の足元に控えていた桃花の方様が立ち上がり、俺のすぐ前に立った。
0498奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:06:49.73ID:7Wh4Fs7ha
 「顔を上げなさい。」 病室に涼しい声が響いた。桃花の方様の声。
顔を上げると、ベッドの脇の椅子に当主様が座っていた。その右斜め後方に立つ桃花の方様。
さらに後方、病室の壁際に直立不動で立つ2人の男性。
1人は知っている顔、遍さんだ。もう1人は知らない顔だが、この2人が『上』の代表。
俺の枕元で姫が跪いている。Sさんはこの階のロビーで翠と藍の相手をしているはずだ。
建前とはいえ、『上』の前で親子が揃えば要らぬ疑いを招きかねない。
ただ、『上』の二人には見えないだろうが、俺のベッドの下には管さんがいる。
Sさんは管さん経由でこの部屋で起こることをリアルタイムで知る事が出来る訳だ。

 「本日はわざわざ御出頂きありがとう御座います。」
「大変だったな、R。もう少し回復してからとも思ったが、これも公務だ、許せ。」
もし、俺の魂が穢れているなら、当然、回復する前に対応すべきだ。
「もし私の魂が穢れているなら、全てを当主様にお任せ致します。」
「そうなって欲しくはないが。」 桃花の方様が跪き、細長いものを当主様に手渡した。
桃花の方様の身長よりもはるかに長い、白い布の袋。当主様が袋の口を開く。
姫から聞いていた通りだ。神器、『梓の弓』。 もの凄い存在感が病室を満たす。
そしてもう一つの神器。弓の半分程の長さの筒、その中に納められている筈の『破魔の矢』。
筒の中から伝わってくる気配、こちらの存在感も尋常ではない。
0501奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:12:03.75ID:7Wh4Fs7ha
 翌日、昼食を食べ終えて暫くするとノックの音がした。
Sさんだ。翠の手を引いている。あれ、藍は?
そう言いかけた時、Sさんが押さえたドアをもう一人の女性がくぐった。藍を抱いている。
人質になったあの少女。良かった、無事だったのか。本当に、良かった。
「また助けて頂いて、ありがとう御座いました。」 少女は深く頭を下げた。
「いや、俺を呼び出すために人質にされたんだから、謝るのは俺の方だよ。」
「それを言ったら、瑞紀ちゃんをあの家に紹介した私にも責任が有る訳だから。
もう、その話は無し。それよりどう?瑞紀ちゃん、見違えたでしょ?」
「はい、服がすごく似合ってて。初めは別人かと思いました。」
服のせいか、あの日範士の屋敷で会った時より、少女は大人っぽく見えた。
「服を褒めるなんて、全く気が利かないわね。でも、確かによく似合ってる。
この服、私のお下がりよ。サイズ、ほとんどそのままでOKなの。」
「あの、お下がりって?」 そう言えば、何故少女は藍を?
「ふふ、あの晩から瑞紀ちゃんにはお屋敷に来てもらってるの。
Lがあなたの付き添いしてるから、家事とか手伝って貰って大助かりだわ。」
Sさんが努めて楽しそうに振る舞っているのが分かる。
それなら、炎さんは。 姫かSさんが話してくれるまで、その質問はしない。そう、決めた。
記憶が未だ曖昧な所も、今無理して思い出す必要はない。とにかく俺は生きている。
今はもう暫く、この賑やかな病室の中で、暖かな幸せに包まれていたい。
少女が俺の横に寝かせてくれた藍の頭をそっと撫でた。
0502奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:12:53.43ID:odLWQxfKa
 また、痛みで目が覚めた。もう窓の外は薄暗い、既に夕方。
姫が用意してくれた飲み物を飲んでいると、暫くして姫が立ち上がり翠の手を取った。
「翠ちゃん、そろそろ時間だから一緒にお母さんと藍ちゃん迎えに行こうね。」 「うん。」
姫と翠が病室を出て行って10分程すると廊下から足音が聞こえ、
磨りガラスの向こうに人影が見えた。控えめなノックの音。間違いない、Sさんだ。
「どうぞ、起きてますから。」 ノブが回り、ゆっくりとドアが開く。
Sさんは無言で歩み寄り、ベッドの脇に膝をついた。
俺が差し出した右手を両手で握り、頬ずりをしながら、声を殺してSさんは泣いた。
何と声を掛けて良いのか分からない。Sさんの嗚咽、俺も必死で涙を堪える。
Sさんが一人で病室に来たのは姫の配慮。Sさんの泣き声が藍と翠を不安にさせないように。
どれくらいそうしていたのか。ようやくSさんは顔を上げた。涙でぐしょぐしょの笑顔。
「泣いたりして御免なさい。私、きっと、大丈夫だと思っていたのよ。なのに涙が、変なの。」
「心配掛けて済みません。言い訳したいんですが、まだ頭がボンヤリしてて、どうにも。」
「言い訳なんかしなくて良い。あなたは精一杯頑張ったんだから。」
Sさんは俺の唇にキスをした。長く、熱いキス。
「顔が涙でぐしょぐしょ。御免ね。」 ハンカチで俺の顔をそっと拭い、そして自分の頬を拭う。
それから姫に電話をかけた。家族が全員揃う。何故かとても、懐かしい気分だ。
0503奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-Ubud)
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2017/11/07(火) 00:17:28.49ID:/rQ6+uLE0
2話でジーザスが殺さなかったお漏らし男どうなった?
0504奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8908-lboT)
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2017/11/07(火) 00:18:11.00ID:J5bxdMvp0
何週間もかけてじっくり神父のケツは開発されてるのかな・・・・(´・ω・`)
0505奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:19:45.54ID:I+ZqlCLYa
 夢を見ていた。 俺の体は暗闇の中をゆっくりと沈んでいく。
腹の真ん中あたりに鈍い痛みがある。いや、かなり強い痛みだ。 腹に、傷?
その時、微かに俺の名を呼ぶ声がした。女性の声。
ああ、俺は知っている。 これは、誰の声だったろう。
『いた。見つけたぞ。』 やはり、若い女性の声だ。
続いて背中に何か温かいものが触れ、俺の体が沈むのは止まった。
『そうか、間に合ったか。』 こちらは男性の声。落ち着いた、渋い声だ。
『○瀬の主、祭主殿を見つけたぞ。全く、■◆が絡んでいるのだから
さっさと助ければ良いものを。お主が硬いことを言うから我らの仲人殿が死にかけた。
もし、手遅れになったらどうするつもりだったのだ?』
『人が、人同士が自分たちの力で難局を乗り切ろうとしている時に、安易に助ければ
魂の堕落を招く。我が祭主であれば尚更、この試練は大いなる成長の機会となる。』
『それにしても仲人殿は無茶をしたな。神器で自らの腹を貫くなど、前代未聞だ。』
『神器を持ってはいても、祭主殿が■◆を滅ぼすには、あれしか策はない。
あの術を使わねば、その意図は■◆に読まれたろう。
そうでなくとも、家族への未練や痛みへの怖れで躊躇し、機を逸したかも知れぬ。
力と術への敬意が無意識のうちに正解を探り当てる。あの港で私を助けた時もそうだった。』
ボンヤリとした頭で俺は不思議な会話を聞いていた。これは川の神様と、そして。
0506奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:20:52.20ID:odLWQxfKa
 重い音がした。我に返る。男の体が向かいのソファから床にずり落ちていた。
あれは...あれは、業に呑まれた敗者、だ。まだ、生きている。息の根を止めなければ。
俺はゆっくりと立ち上がった。全身の感覚が妙にボンヤリとして体がふらつく。
テーブルの上の短剣。そう、この短剣であの男を。
そうすれば俺は一族でも有数の術者を倒した勝者。皆が俺を讃えるだろう。
それにこの剣なら、あの女どもを殺せる。S、そしてL。ついでに子供も始末すれば良い。
これまで何度と無く、『不幸の輪廻』の邪魔をしてきた厄介者たち。
そして俺が望めば当主との面会も叶う。そうすればこの一族も...そう、契約は成就する
その後は仲間たちの、思わず笑みが浮かぶ。 右手で短剣を取る、早く、あの男を。
? 足が動かない。 そして、左手がひとりでに動いて短剣の刃を握った。
ゆらりと右手が離れて短剣を持ち変える。さらに左手を添え、両手が逆手で短剣を握り締めた。
何故だ、何故俺の両手がひとりでに?
次の瞬間、両手は短剣を俺自身の腹に突き刺した。激痛、足から力が抜け、床に膝を着く。
凄まじい悲鳴。薄れていく意識の中、男の、呟くような声を聞いた気がした。
0508奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:24:05.62ID:BiupJxqoa
 「妹さんの術で記憶が飛んだのではありませんか?
『不幸の輪廻』から流れ込む力で妹さんの術が力を増していたとしたら。」
「もしそうなラ、死んでいタのは俺ノ方ダ。そレに紫は、紫ハ業に呑マレてなド、イなカッタ。」
間違いない。この男が俺に伝えたかった事、それを感知出来た。
「先程の失言を許して下さい。やはりあなたは偉大な術者だ。そしておそらくは妹さんも。
必ず、僕が皆に伝えます。あなたと妹さんは業に呑まれたのではなかった。
それは、今あなたの中に潜んでいる『何か』に関わっていたのだと。
そしてもし、この怖ろしい災厄を祓うことが出来たなら、その功績と栄光は、
命を賭けて『何か』の存在を知らせた、あなた方2人の魂と共にある、と。」
「アりがトう。こレデ、アトハ、オマえシだイ。マカセ、た...」
突然、リビングルームに冷気が満ちた。そして、心が挫けそうになる程の、圧倒的な気配。
笑い声や言葉こそ聞こえないが、『何か』は確かに俺と炎さんを嘲笑っていた。
『気付いたとしても、人間には為す術がない。せいぜい足掻いてみせろ。』 そんな風に。
『何か』は俺の反応を楽しむようにゆっくりと、その姿を現そうとしている。
炎さんの体がぐったりと背もたれに沈み、のけぞった顔が天井を向いた。
体が大きく震え、口から赤黒い液体が溢れる。赤ワイン、そして血の臭い。
始まった。どうすれば良い?
0510奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:29:33.89ID:+ieyUhLGa
 「さっき、妹さんにあなたの言葉が届かなかったと、そう言いましたね?」
「ああ、俺が行った時、紫はもう俺の事も分からなくなっていた。
会うなり俺を本気で殺そうとしたよ。以前はあんなに慕ってくれていたのに。」
男の表情は変わらない。しかし、その言葉から深い悲しみが伝わってくる。
「Sが俺との縁談を断ったのを知った時、紫は『自分を妻に』と言った。
計画のためでなく、俺を男として愛してくれていたと知って驚いたが、やはり嬉しかった。」
現代の倫理や法律には反するが、一族の中で兄妹・姉弟の結婚それ自体は禁忌ではない。
実際そういう組み合わせの夫婦を俺も知っている。しかし今、何故、俺にその話を?
「だが、俺は憶えていない。気が付いたら紫は床に倒れていて、既に死んでいた。
どうやって俺は紫を殺したのか?あんなに慕ってくレた妹を殺したのに、憶エていナイんだ。」
時折男の声の調子が外れる。それはまるで、錆びたドアがきしむ音のように聞こえた。
そして、錆びたドアの向こうの微かな、それでいてとてつもなくおぞましい気配。
それは、いつか呪物のトランプを手にした時の感覚に似ていた。
ドアの向こうで目覚めた『何か』が、僅かに開いたドアの隙間から俺の様子を探っている。
まずい。これは、俺の手に負える事態ではない。しかし、もう、止められない。
それに、この男は俺の適性に期待して俺を呼んだのだ。
もし他の、例えばSさんを呼べば、更に悪い事態になると分かっていたから。
だとすれば、この男が俺に伝えたい事、それは。
そう、念のためにもう一言、あと1つヒントがあれば確信出来る。
0512奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:35:06.36ID:IBUR9oMxa
 緊張して喉がカラカラだ。俺も一口だけワインを飲んだ。当然、味などまるで分からない。
深呼吸、腹に力を込める。何とか少女を無事に。
「何故こんな事をしたんです。まず人質を解放して、話はそれからでも良いじゃないですか。
そうすれば『上』だって、荒っぽいことはしないでしょう。」
あの男の左頬がピクリと動いた。微かな笑みが浮かぶ。
「これが、言霊、か。俺がどうしても会得できなかった術を大した修行もせずに。
本当に、いちいち気に障る。だが、それでなければお前を呼ぶ意味がない。
お前の言葉は確かに俺に届いている。俺の言葉は紫に届かなかったが。」
違和感。 何故、今、妹の話を? もしかしてこれは何か別の...慎重に言葉を選ぶ。
「『言の葉』の適性。それが、他の人でなく、僕を呼んだ理由ですか?」
「それもある。そしてもう1つ、その剣。お前の適性と、その神器が必要だ。」
「あなたがその気になれば、僕はこの剣に護ってもらうのが精一杯。
これを使って彼女を助け出すことなど出来ませんよ。」
男はまた一口、ワインを飲んだ。穏やかな笑みを浮かべている。
「あたりまえだ。たとえ俺の意識がなくても、お前はその剣で俺に触れることさえ出来ない。」
『俺の意識がなくても』...やはり何かある。恐らくこれは謎かけだ。
しかしこの男は心に幾重にも鍵を掛けている。伝達の手段はただ会話のみ。
それも、直接には口に出せない『何か』を俺の適性で感じ取れという、この男からのメッセージ。
0513奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8187-iQJQ)
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2017/11/07(火) 00:46:32.73ID:v87pRPpf0
ニーガンの刀狩り、五公五民って
江戸時代じゃなくとも
スウェーデンとかから見ればべらぼーには見えないんじゃないのか?
0514奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:49:26.49ID:JI+K8pfoa
 「来て、くれたんですね。」 少女が体の向きを変え、正面から俺の眼を見つめた。
「嬉しい。来てくれないんじゃないかと、私、心配で。それに、とても怖かった。」
少女が歩み寄り、俺を抱きしめた。左肩に顔を埋めている。
温かい吐息を感じるが、逆に俺の心は冷えていった。
「趣味の悪い術ですね。少し、見損ないました。」
ふっ、と、少女の体から力が抜けた。しっかり抱き止める。
いつの間にか奥のソファにあの男が座っていた。テーブルからワインの瓶を取る。
「完全に気配を消したと思ったが、会話だけで術だと見抜いたか。
Sに師事しているとはいえ、大したものだ。それでこそお前を呼んだ甲斐がある。」
俺は少女の体をソファに横たえ、脱いだ上着を着せ掛けた。
少女の隣りに座る。あの男の斜め向かいの席。
あの男は2つのグラスにワインを注ぎ、1つを俺の前に置いた。
「良く来てくれた。まずは一杯。さっき此処のセラーで見つけた、85年のラフィット。
かなり良いワインだ。前に飲んだのは、3年前だったか。
それと、待ってる間に料理も準備した。その子はなかなか料理が上手い。助かったよ。」
あの男はワインを一気に半分程飲んだ。
「パーティーをしに来た訳ではありません。僕を呼んだ理由を教えて下さい。
それに、当然瑞紀さんは返してくれるんでしょうね?」
「その子も他の者たちも寝てるだけだ。お前が来てくれたから、もう用はない。
あとはお前と話をすれば済む。」 言い終わってワインを飲み干し、もう一度ワインを注ぐ。
0516奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-vIFb)
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2017/11/07(火) 00:54:00.95ID:kbqlEXKt0
今見終わったけどさ、このスタッフ達、戦争描くの下手過ぎるだろ
何であんな開けた所にエゼキエル呑気に立ってんだよ
敵が本当に全滅したか分からない段階で、あんなノンビリダラダラしてるのんてあり得ないわ
それこそ、リーダーの命令無くても、自然に警戒心マックスになる状況なのに
0517奥さまは名無しさん (ワッチョイ 6e67-OkHc)
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2017/11/07(火) 00:54:16.63ID:2Wr0QaKW0
神父放置しすぎ
漏らしすぎて大変なことになってそう
0520奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 00:57:40.42ID:KRFqRajMa
 「『上』の指示って、どういうことですか?」
「今朝、『上』が臨時の会議を開いて決めた。
今後、俺を含む7人の術者には特別な監視が付く。7人、どういう意味か分かるな?」
あの計画で、生み出された8人の術者達。処理された1人を除いた7人、ということだ。
「では、準備というのは?」
「万が一にもお前に断られると困る。だから人質を用意した。」
ぞく、と、背筋が冷たくなった。まさか、いや、Sさんがいるのだからそれはない。
「人質って、誰なんですか?」
「来てもらう場所は、ある『範士』の屋敷だ。そう言えば分かるだろう。」
その瞬間、セーラー服を着た少女の姿が目に浮かんだ。
自分はカミンチュだと言い、ノロになると言った沖縄出身の少女。名は瑞紀。
『高校はもうすぐ就職休みなので、少しずつ沖縄に帰る準備をしています。』
美しい字で近況を綴った葉書がお屋敷に届いたのは、つい先日の事だった。
「Sと『上』には俺から連絡しておく。お前は直ぐに出発しろ。
電話や寄り道をしてると人質の無事は保証できない。では、待っている。」
次の瞬間、男の姿は消えた。
まるで最初から、其処には誰もいなかったかのように。
0521奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8187-CNyv)
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2017/11/07(火) 00:58:00.00ID:CUIe9y7Y0
キングダムの王をかばって何人か撃たれたね
キャロル以外はあのチーム全滅かもな
0522奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:58:41.81ID:0RdAeq6oa
 翌日は日曜日、まだ少し元気の無い姫をSさんに託して川の神様のお社に参内した。
最初の頃は必ずSさんか姫が付き添ってくれたが、この頃は一人で参内することも多い。
2人ともすっかり川の神様を信用して(ちょっと失礼だが)安心しているのだろう。
最後に掃除を終え、参道の脇に停めた車に乗り込む。
廃村を抜けてしばらく走ると、廃村へ通じる道と山道の交差点。大きくて丈夫な門扉がある。
門扉を開けて車を出し、再び門扉を閉めて鍵を掛ける。いつも通りの手順だ。
ふと、蝉の声を聞いたような気がした。 真冬に蝉?耳鳴りか。
車に乗ろうと振り返った瞬間、車を隔てた向こう側に男が立っていた。
黒いスーツ、俺より背が高い。これは...あの時の男、『炎』。
「炎さん、ですね?」
「俺の名を。Sから聞いていたか。」
「つい最近も、聞いたばかりです。でも、わざわざ此処まで分身を...要件は何ですか?」
「お前と話がしたい。2人きりで。」 「でも、此処では。寒いし、すぐに日が暮れます。」
「もちろん此処ではない。場所はこれから指示する。」
「僕はまだ行くと決めた訳ではありませんが。」
「お前は必ず来る。『上』の指示が出る前だったから準備も上手く行った。」
0523奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 00:59:43.09ID:+ieyUhLGa
 「あの男が派遣されて、処理が済んだなら一件落着、ではないんですか?」
「処理された術者は炎の妹なの。母親は違うけど。」
「『紫(ゆかり)』さん、なんですか?本当に?」 姫が息を呑んだ。
「紫が受けた依頼。その打ち合わせ場所で、依頼人の遺体が見つかったの。
紫が自分の部屋に戻っているのは間違い無いけど、連絡が取れない。
『上』の調査では、依頼人の魂はおそらく『不幸の輪廻』に飲み込まれた。だから、ね。」
Sさんが言葉を濁すのは滅多に無い、しかしそれも当然だろう。
あの男は、腹違いとはいえ妹を、自分の手で殺したということなのだから。
しかも異母妹ということは。そうだ、さっきSさんは言った。その術者の出自が『特殊』だと。
「もしかして、その人もあの計画の?」
「そう、あの計画の結果生み出された術者の一人、彼女もかなりの力を持ってた。」
「しかし幾ら何でも...妹の処理に兄を派遣するなんて、『上』は酷過ぎる気がしますが。」
「炎が志願したの。いや、あの家系の意志で炎に志願させたというべきかしらね。
『上』が黙認していたとは言え、あの計画への疑念を持つ人は今でも多い。
この件を切っ掛けにして、計画の結果生み出された術者は危険だという流れになるのは、
あの家系としても避けたいでしょうから。それで。」
「危険なのはその人だけで、他の7人は安全だと」
0525奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:02:12.35ID:IBUR9oMxa
 Sさんはテーブルを回り込んで俺の右隣に座った。
「R君、どうしたの?あなた、今日はおかしいわよ。何故そんな事言うの?」
「夢を見たんです。」 「夢?」 「はい、僕が短剣、川の神様から授かった短剣で...」
俺が話している間、Sさんはじっと俺の眼を見つめていた。
「あんな夢を見た自分が許せなくて。」 本当に、許せない。
「夢、なのよ。そんなに思い詰めることないわ。」 「でも。」
Sさんは俺の膝の上に座り、真正面から俺の唇にキスをした。熱く、長いキス。
「逆夢かもしれないでしょ?」 「逆夢、ですか。」
「そう、もしかしたら家族が増えるかも知れない。私とLが同じ時期に妊娠するとか。」
「そりゃ、絶対無いとは言えませんが」 Sさんは人差し指で俺の唇を押さえた。
「それにね。私、もし殺されるなら、あなたに殺して欲しい。
他の誰かに殺されるなんて絶対に嫌。」 Sさんはもう一度俺にキスをした。
言われてみればその通りだ。俺だって殺されるならSさんに殺して欲しい。
「御免なさい。変な事言って。でも、僕はSさんが、みんなが大好きだから。」
「もう良い。そんなの分かってる。だからこの話はお終い、ね。
それより、痛くない? ホントに御免なさい、事情も聞かずに叩いたりして。」
Sさんはそっと俺の頬を撫でた。眼にうっすらと涙が浮かんでいる。胸が痛い。
「僕が悪かったんです。それに、こんな美人にお仕置きされて、ちょっとドキドキしました。」
「もう、心配してるのに。」 Sさんの笑顔。俺の心もすっかり軽くなっていた。
0527奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:03:03.69ID:MaBLqq5Ma
 目を閉じて、言葉を練る。 俺の無意識に語りかける、出来るだけ簡潔な指示。
『もし俺が家族を傷つけようとしたら、すぐに自分自身を始末する』
今朝方見た夢、あんなことが絶対に起きてはならない。そのために、この術が使える。
練り上げた言葉に『力』を込め、血液に乗せて左の薬指に送り込む。そんなイメージ。
目を開けて左手の薬指を舐めた。あとはこの指を額に。
「待って! 何するの。」 Sさんが両手で俺の手を止めた。 とても冷たい感触。
Sさんは両手で俺の左手を掴んだまま、何事か小声で呟いた
やがて、俺の薬指の先端に、小さな紫色の光が現れた。まるで、紫色の火花。
それは、一度強く輝いた後、ゆっくりと降下し、テーブルの上で小さく跳ねて輝き続ける。
もう一つ、また一つ。次々と小さな光がテーブルに舞い降りてゆく。
呪力を光の粒子に還元する、極めて高度な術。『○◆の雪』。
光が現れなくなると、Sさんは両手を離した。
「馬鹿!」 平手、俺の左頬が派手な音を立てる。痛。
「自分自身を始末するなんて、術を、そんな風に。」
「御免なさい。でも、有り得ない指示なら害はないかな、と。」
「有り得ないって...始末ってことは自殺、なのよ?万が一。」
「その前です。例えば僕がSさんを傷つけようとするなんて、絶対に有り得ません。
僕はSさんが大好きだし、それに。」
「それに?」 Sさんの表情は少し緩んだが、眼差しは鋭いままだ。
「もし僕がおかしくなって、翠や藍を傷つけようとしたら、
Sさんは僕を止めてくれますよね?その、例え僕を殺してでも。」
0528奥さまは名無しさん (ワッチョイ 827f-9i4o)
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2017/11/07(火) 01:03:11.78ID:KQ69W+y40
王様は敢えて戦闘の素人として描いてるだろ
本人も言ってるように、精神主義で乗り切ろうとしてる
キャロルも半ば呆れ気味な感じ出してるし
根拠のないカミカゼ理論とか、旧日本軍とか意識してるのかも

銃の件は、幹部一人一人にちょっとずつ違う情報与えてあるのかな
裏切り者がいれば炙り出せるように
なんか、ユージーンのアイディアぽいんだが…
0529奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-vIFb)
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2017/11/07(火) 01:03:48.76ID:kbqlEXKt0
今まではおまえらがクソだクソだ言ってる時も楽しく見てたけど
最近の戦争展開はおかしな所が多すぎて、話に没頭できんわ…
(何でそうなる?)がまず来ちゃう
0530奥さまは名無しさん (ワッチョイ 319f-SltT)
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2017/11/07(火) 01:03:51.50ID:qj3rGs9k0
アーロンにエリックのとどめ刺させてやれよと思った
ジーザスモーガンの一騎打ちは異世界に移動したかのようだったなw
結局モラレスはなんで出てきたのかわからんかった
0531奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-7v9/)
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2017/11/07(火) 01:03:58.95ID:KM8iUsiC0
>>503
タラともう一人が荷台に乗ったピックアップトラックに
死体と一緒に寝転がされてた
0532奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:04:08.40ID:j9Kv7Qzya
 「また欠伸、4回目よ。体調悪いの?」
「いいえ、大丈夫です。ちょっと寝不足なだけで。続きをお願いします。」
俺の『勉強』の時間、Sさんが様々な系統の術を基本から教えてくれる。
その間、翠と藍の面倒を見てくれるのは姫。当然俺の『勉強』は土日か休日。
「直接の身体接触を通じて掛ける術は、単純だけど効果が大きい。
簡単な行動の強制くらいなら相手の意識がなくても可能だし、
相手には術を掛けられた記憶さえ残らない。
霊質の関係で、ごく希にこの系統の術が効かない人がいるけれど、
それだけ気を付けていれば、費用対効果が抜群に良い術なの。」
そうだ、あれは藍が生まれた時。
O川先生と看護師さん、3人の視覚と記憶を操作するために、Sさんはこの術を使った。
しかし、看護師の◎内さんには術が完全には効かず、それを補完したのが姫の術。
おそらく事前にSさんは◎内さんの霊質に気が付いていたのだろう。
だから姫に出産の立ち会いを頼んだ。そして、あの時『頼りにしてる』と。
あらかじめ相談が出来ていたとしても、本当に見事な連携プレーだった。
「ちょっと、R君。今度は何?」 目の前でSさんの掌が揺れている、まずい。
「あ、いや、この術。僕にも効くのかなと思って。」
「僕にも、って。私、前に掛けたことあるでしょ、あなたに。忘れたの?」
「え〜っと、言い方が悪かったです。僕が僕に掛けても効くのかな、ということで。」
Sさんのキョトンとした表情。 「あなたがあなた自身に? この術を?」 「はい。」
「効く、でしょうね。でも、術を掛けたこと自体忘れてしまうんだから、意味が無いでしょ?」
「そうですね。でも、この術の練習には丁度良いです。他の人には影響が無いですから。」
0533奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:05:01.41ID:I+ZqlCLYa
 思わず飛び起きた。 図書室? あれは、夢か。
全身に冷や汗をかいていた。 右手を確かめる、大丈夫だ。 血の跡などない。
窓の外、空はうっすらと明るい。 昨晩、俺は資料を調べるために夜更かしをしていた。
そのまま居眠りをしたのだろう。でも一体何故あんな夢を。
感覚は鈍かったが、あれはおれの腕だった。 そして、川の神様に授けられた短剣を。
思い出しても身震いする。俺がSさんと藍に斬りつけるなんて。
あの状況が、全く理解出来ない、待て、血の海に倒れていた女性と小さな女の子は。
姫と、翠だ。あれ以前に、俺は2人にも手をかけたのか?
図書室を飛び出して廊下を走った。階段を駆け上る。
...大丈夫。Sさんの寝室、ドアの向こうから4人の気配を感じる。
ぐっすりと寝ているようだ。ノブにかけた右手をそっと離した。
ただの悪夢。わざわざSさんや姫を起こす必要はない。俺は自分の部屋で服を着替えた。
今日は土曜日、姫の送りも仕事の予定もない。少し眠れば気分も良くなるだろう。
しかしベッドに入った後も、右手に残る嫌な感触と、あの時のSさんの表情が忘れられない。
結局、それから朝食の時間が来るまで俺は一睡も出来なかった。
0534奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:06:25.60ID:iE03zj9Sa
これ、今の家に住んでからの話なんだけど。

初めて霊現象ってやつをこの家に来てから、身に沁みて体感したんだ。
初めは一ヶ月目(もうこの家に住んでからは3年は経つ)辺りに起きたんだけどさ…。
家に帰ってきて、あまりに暇すぎたから寝てたんだよ。
そしたら足元から何かが出てきて、暫くしたら脚にしがみ付いてるんだ。
見たこともないような何かが脚にしがみ付いていて、何だ?これ?って思ったんだよ。
何かわからなくて怖くてさ、夢の中なのにだよ?
気づいたら起きたんだ。で、起きてから自分のいる位置にびっくりしたよ。
本来自分が布団を敷いてる位置に布団が無いんだ。それどころか、壁際に布団があって…。
結構寝相悪いんだけどそんなレベルの話じゃなくて、布団があった場所からそっくりそのまま布団が壁際にあってさ。
最初はびっくりしたんだ。驚いたのはそれだけじゃなくて、スエットでその頃寝ていたんだけど、起きたらズボンが足元まであってびっくりした。

一応、他にも色々あるんだけど…一番最初に起きて覚えてるのがこれ。
幻想とかそうゆう類ならいいんだけどね。
0535奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-vIFb)
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2017/11/07(火) 01:09:33.77ID:kbqlEXKt0
>>528
エゼキエルが素人だとしても、さっきまで銃弾が飛び交う所にいた人間はあんな風にはならんよ
命令とは関係なく、恐怖と警戒心でそうそう物陰から出ない
0536奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:09:46.19ID:RvpwBW+ta
 11月26日、姫の誕生日。朝食の後、俺と姫は役場に出掛けて婚姻届を出した。
一度お屋敷に戻り、今度は家族5人で『○×◎』に出掛ける。
既にスタッフは準備を整えて待っていてくれた。姫のドレスが壁に掛かっている。
姫が選んだウェディングドレスは細いウエストから裾が大きく広がるデザイン。
長身で細身の姫にとても良く似合う。お伽噺から抜け出したような、文字通りの、お姫様。
薄いメイクと着付けを終えた姫の姿を見てSさんは涙ぐんだ。
「素敵。L、あなた、とても綺麗よ。」 Sさんはすっかり母親代わりの気分らしい。
「有り難う御座います。」
「Sさんのドレスも仕上がってますよ。着付けとメイク、今度はSさんの番です。」
「え、だって私は。」
『○×◎』のスタッフがドレスに掛けられていた覆いを取った。純白のウェディングドレス。
Sさんのために俺と姫が相談してオーダーしたドレスだ。
こちらは体のラインを強調した大人っぽい、それでいて肌の露出が少ない清楚なデザイン。
「何かプレゼントを用意してるのは分かってたけど、まさか、こんな...」
「もちろんこれは僕たちからのプレゼントです。
それに、『ウェディングドレスは女の子の憧れ』って言ったのはSさんですよ。」
「おかあさん、ないたらダメ。おいわいだから。」 「そうね。ごめん、ね。」
0537奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:10:46.41ID:Bews3CsOa
 翌日、朝からSさんは上機嫌だったが、
姫と一緒に出掛けた『○×◎』から帰って来ると、少し不機嫌になっていた。
それは更に翌日の月曜日、今日になっても続いている。
「もう良い加減に機嫌直して下さいよ。僕もLさんも息が詰まりそうです。」
「だって、私、太ってたのよ。新しいドレスの採寸だったのに。ウエストが3cmも。」
家族皆で写真を撮る時のために、Sさんも新しい黒のドレスをオーダーしていた。
「2人目の子供を産んでウエスト+3cmなら奇跡的じゃないですか。
それに、胸も大きくなってるんですから、バランスは崩れてないし。
むしろ僕は今の方が好きです。全然問題無いですよ。」
方便ではない。Sさんは出逢った頃より雰囲気が柔らかくなり、俺はそれが嬉しかった。
「ホントに?」 「はい。3人目も年子、間違いないって感じですね。」 「う〜ん、それは。」
ようやく良い雰囲気になった所で玄関の電話が鳴った。Sさんが受話器を取る。
「はい...そうですか。いいえ、潔い覚悟だと思います。私たちにお任せ下さい。」
それから2・3分話した後でSさんは受話器を置いた。
「Yさん、ですか?」 「そう、家ごと手放すから協力して欲しいって。」
今後、あの家とYさんの祖母の道具には『上』の調査が入るのだろう。
もしも貴重な資料が得られれば、それは術の研究に役立てられる。
0540奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:14:18.77ID:HfbHVoAD0
モーガンとジーザスが魔空空間に入って、ジーザスの強さが3倍にアップしたのか?
モーガンは「モーガンダイナミック」でジーザスを討ち取れよ。

ヒルトップにニーガン軍の捕虜をあんな大量に連れて帰っても、食糧の問題はどうすつもりだ?

ユージーンを使って”もう弾薬が少なくなっている状況”を演出していたのに、いつの間にかそんなのそっちのけで、
敵味方の双方がフルオートで撃ちまくる無限弾薬状態だなw
0541奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:14:58.97ID:Bews3CsOa
 Sさんは白い紙から先程の鋏と良く似た形を切り出した。相変わらず見事な技だ。
大きく開いていた和箪笥の引き出しの中にそれを貼り付ける。
閉じた引き出しの中に感じる気配。1年か、2年か、剛君に本当の友達が出来るまで続く術。
「これで良し。剛君は自然に眼を覚ますまで寝かせてあげて下さい。
その間に新しい繋がりができます。そして今後は、小さな子供に良くあるひとり遊び、
そう考えて見守ってあげて下さい。何の心配も要りませんから。」
「はい。本当にありがとう御座いました。」
「それではこれで失礼します。R君、荷物をお願い。」 
「はい。」 『お出掛けセット』は既に片付けてあるし、すぐに出発できる。
「Yさん。最後に1つだけ。」 「はい、何でしょう?」
「この家を含め、おそらくお祖母様の遺品はどれも私たちに取って貴重な資料です。
その管理はあなたには負担だとは思いますが、散逸すれば取り返しがつきませんし、
思わぬ事態を引き起こすかも知れません。もしも今後、この家を手放す事をお考えなら、
その前に是非ご相談下さい。出来るだけのことをさせて頂きます。」
「はい、有り難う御座います。」 Yさんの表情は見違えるように明るかった。
0542奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:16:01.61ID:RvpwBW+ta
 俺は必死で以前Sさんから教えて貰った記憶を辿った。
「まず、この鋏は壊れている訳ではないので、塚を作って供養する方法は使えません。
それに、変化した直後の付喪神には人間の霊のような善悪の基準が無いんです。
それまで御利益をもたらしていたとしても、ちょっとしたきっかけで
怖ろしい祟りをなす存在に容易く変化してしまう。そして。」
そう、おそらくYさんに取ってこれが一番大きい問題だろう。
「剛君と付喪神の間には、既に繋がりが出来ています。
おそらく剛君は心の中で付喪神を擬人化し、一種のイマジナリーフレンドとして
とらえている筈です。それをいきなり失えば、剛君の心の平衡が崩れてしまう。
そうなると、どんな影響があるのか全く予測がつきません。」
「でも、このままでは私も剛も...一体どうすれば。」
「私に、引き取らせて頂けませんか。箱ごと、この鋏を。」
「え、引き取るって?」 Yさんは驚いたようにSさんを見詰めた。
「私たちにとってはとても貴重なものです。それに。」 Sさんは木箱の蓋をそっと撫でた。
「私の適性はお祖母様と同じ、これも何かの縁でしょう。
鋏を引き取らせて頂ければ、この件に関して報酬は一切頂きません。
それと、剛君には代わりの『お友達』を作り、暫くの間それを残しておきます。
剛君の交友関係の発展に合わせて、その存在がゆっくりと薄れていくように。
それで全て解決、如何ですか?」
「是非、それでお願いします。」 Yさんはホッとした表情で深々と頭を下げた。
0543奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:16:49.33ID:srcrnfRu0
殺したニーガンの銃を回収しないところがもうね
なにかの伏線なのか?
モーガンジーザス異空間の違和感は超同意
イライライライラしながら見てる最近
0544奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:17:12.05ID:/wZUxuwXa
 数分後、カーテンを開け、明るくなったダイニングのテーブルに道具たちが並べられた。
湯呑みが3口、お碗が2客、文庫本が3冊。そして木箱が1つ、その上に鋏が一挺。
「この道具たちに、共通点がありますね?」 Sさんは優しくYさんに問いかけた。
「はい、どれも、祖母が使っていたものです。この家はもともと祖母のものでしたから。」
「お祖母様は、系統は違えど私たちと同業、優れた術者だったんですね。
依頼された弊や代を切っている御姿を、見たことがある筈です。」
Yさんは息を呑んだ。「あの、どうして、それを。」
「まず、この件の依頼です。あなたがどんな伝でこの依頼をしたのかは知りません。
でも、術者に何の関係もない人が、私たちに依頼をする方法は無いんです。
つまりこの依頼をしてきた時点で、あなたは『関係者』。そして。」
Sさんは木箱の上の鋏を手に取った。まず全体を、そして刃の部分をじっくりと眺める。
「この鋏は術者が幣や代を切る時に使っていたものです。おそらく200年位前のもので、
今この型の鋏を作る職人はいませんし、その技術も伝えられていません。
壊れると術者が確実に廃棄しますから、おそらく現存するものはごくわずか。
私も実物を見るのは初めてです。時代の割にとても状態が良いのは、
ここぞという時にしか使わない『取って置き』だったからでしょうね。」
Sさんは大切そうに鋏を油紙で包み、そっと木箱の中に戻した。
「何人かの術者が受け継いできたこの鋏を、縁あってお祖母様が受け継いだ。
そしておそらく今年、この鋏は霊力を得て付喪神に変化したんです。
そして、お祖母様に縁のある古い食器や文庫本たちがその霊力に感応した。」
0546奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-zaPX)
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2017/11/07(火) 01:18:30.26ID:5cewNfi20
作戦はどうで何が目的なのかとかはぼんやり見せて
そこはいらないって心理や葛藤はダラダラと
キャラ設定も取って付けたようなの多くて
なんだか今季の1〜3話は煮え切らないね
0547奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:18:32.60ID:tk20wf7Fa
 わずか2〜3分後。ロウソクの長さもほとんど変わらないうちに小さな物音がした。
食器棚の扉が滑るように開く。息を呑むYさんに、Sさんは『黙って』の合図をした。
開いた扉の奥から花柄の湯呑みが3口、浮き上がった。ふわふわと飛んで床に移動する。
次に木製のお碗が2客、同じように飛んで床に移動した。どれも床からは2cm程浮いている。
湯呑みとお椀は床から浮いたまま、ゆらゆらと揺れながら直径50cm程の円を描いて
ロウソクと杯のまわりを回り始めた。何とも奇妙で信じられない光景だ。
更に本棚から飛んできた文庫版の本が3冊、行列に加わった。
『・・うれし・・・ぬうち・・ひゃくとせ・・・でたき・・・』
微かに音楽が聞こえてくる。まるで祭のお囃子のように賑やかな調子と歌声。
これは..似た光景を以前どこかで見たことがある。
そうだ、付喪神。年を経た古道具が変化した妖怪たち。
顔や手足こそないが、これは百鬼夜行図に描かれる付喪神そのものではないか。
しかし。確かにどれも古そうだが100年も経っているとは思えない。
少なくとも文庫本は100年前には無かった筈だ。
それなら、やはり何者かがこの茶碗や本を動かしていることになる。
それが、ポルターガイストの本体。イタズラ好きの、霊。
その本体である霊を、Sさんは一体どうするつもりだろう。そっと様子を窺う。
0548奥さまは名無しさん (ワッチョイ 0635-DONB)
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2017/11/07(火) 01:19:09.46ID:Djavy+rg0
クソほどおもんなかったなー
s7が史上最高におもんなくてs8から面白くなるだろなって思ったらこれよ
てかもうずっとリアルタイムで見てたらアーロンレベルの奴でさえ誰だっけってなってきた
登場人物の名前が全然わからなくなってきた
0549奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:19:23.93ID:IUSmzY+Ba
『一期一会(下)』

 Yさんが家中のカーテンを閉めてまわる間に、
俺はSさんの指示通り、ダイニングの床に必要な物を準備した。
依頼に応じる際、Sさんが持参するスーツケース。通称『お出掛けセット』。
余程特殊な依頼でなければ、ほぼその中身だけで対応が可能な品々。
まずは白い杯に日本酒を注ぐ。黒い杯、こちらには米粒を盛った。
小さな燭台に細いロウソクを立てる。その間Sさんは鋏で紙細工をしていた。
銀色の星形、金色の半月形、そう言えば昨夜は下弦に向かう半月。
最後に白い紙から小さな鳥の形を切り抜いてテーブルの上に置いた。そして。
Sさんは立ち上がり、暗くなったダイニングの壁に切り抜いた星と月を貼り付けた。
貼り付けた星と月に両手をあて、目を閉じて何事か呟く。
「これで準備完了。ポルターガイストにしろ、何か別のものにしろ、怪異が力を増すのは夜。」
全てのカーテンを閉めきって灯りを消した室内は、昼とはいえかなり暗い。
その中でSさんの眼が輝いている。まるでこれから起こる事を楽しみにしているようだ。
「Yさんはこの椅子に座って下さい。護符を渡しておきますから、何が起きても大丈夫。
ただ、私が良いと言うまで声を出さないで下さい。良いですね?」
「はい。」 YさんはSさんから受け取った護符を首にかけた。
「さて、始めましょう。R君、ロウソクに火を点けて。」 「了解です。」
床に置いた燭台のロウソクにライターで火を点ける。
ロウソクに火が灯ったその瞬間、何故か部屋が更に暗くなった気がした。
俺もSさんの隣の椅子に座り、3人で床の杯とロウソクを見詰める。
白い杯に注いだ日本酒がロウソクの光を反射して妖しく光っていた。
0551奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:20:26.66ID:RvpwBW+ta
 「資料は全部読みましたが、今の所実害は無いようですね。
現在も変化がないのであれば、特別な対策を講じなくても良い気がしますが。」
Yさんは溜息をついた後、現象が次第に変化していることと、
その現象があの男の子に与えている影響について話し始めた。
「おかしな事が起こるようになったのは今年の8月頃です。
最初は私の思い違いかと思いましたが、9月の始めに本が飛ぶのを見たんです。」
「念のために聞きますが、落ちたというのとは、全然違うんですね?」
「はい、あの本棚からこのテーブルまでふわふわと。時間は2〜3秒、だったと思います。」
Yさんが指さした和室の本棚からこのテーブルまではざっと5〜6m。
当然、何かの拍子に落ちた本が移動する距離ではない。
「9月中頃からはお椀や湯呑みも移動するようになりました。」
「それも実際に見たことが?」 「はい、息子と一緒に見たこともあります。」
Yさんは一旦言葉を切って俯いたが、やがて、意を決したように顔を上げた。
「一番怖いのは息子のことなんです。息子はお椀が飛ぶのを見てとても喜びました。
そしてそれ以来、ひとりで遊ぶ時間が極端に長くなりました。」
「時間以外に、普通のひとり遊びと違う所がありますか?」
「息子が居間にいる時、他の誰かと一緒に遊んでいるような気がするんです。
話し声がしたり、突然笑い声が聞こえたり。もし何かが息子に干渉しているとしたら、私。」
「実際に誰かと話しているのを見たことはないんですね?」
「はい、私が居間に入るとそれらはピタリと止みますから。」
0553奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:21:15.67ID:srcrnfRu0
>>548
それは言えてる
ところでモブってどこのことだっけ
0554奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:21:30.62ID:0KmdfCE+a
 「確かにポルターガイストみたいですけど、これも陰陽師の仕事なんですか?」
「依頼者がキリスト教徒でないなら教会に頼む訳にもいかないし。まあ、仕方ないわね。」
夕食を済ませ、翠と藍を寝かしつけてから、Sさんは俺と姫をリビングに招集した。
配られたコピーを一通り読むと、その依頼の事件は確かにポルターガイストに良く似ていた。
湯呑みとお椀、それに本がひとりでに移動するという。
テーブルの上を動くのではなく、空中を飛んで移動するらしい。それも数mの距離を。
これまでに二度、いわゆる霊能者に依頼したが、霊能者の前ではこの現象が起きない。
取り敢えず祈祷や御祓いをして貰ったが効果はない。まあ、これも典型的だろう。
俺は依頼者の家族構成が気になった。
ポルターガイストが起こる家には、家族に思春期の女の子がいることが多いと聞いた事がある。
「いわゆるポルターガイストは、思春期の女の子と関係してると聞いたことがありますが。」
「5歳の男の子が1人。女の子でも思春期でもないし、この現象との関わりは分からない。
指定された日付けは3日後。物に関わることは私の領域だし、アシスタントは。」
「僕が行きます。Lさんは『○×◎』との相談があるかも知れませんから。」
依頼を受ければ下調べや準備でSさんが外出する事が多くなる。
それは、俺と姫が進めている計画にも好都合だった。
0555奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:22:23.96ID:0KmdfCE+a
 「式を挙げる代わりに写真を撮ろうと思ってるんです。ちゃんとした写真館で。」
「結婚の、記念写真ってこと?」
「はい、親しい人たちには後でその写真を配れば良いかなと思って。」
「...それならまあ、それでL、着物、それともドレス?」
「あの、ドレスにしようと思ってます。着物はいつも着てますから。」
「じゃあドレスは『○×◎』で仕立ててもらえば良いわ。私が頼んであげる。
それに『○×◎』は写真館も兼ねてるからお誂え向き。ふふ、何だか楽しみね。」
Sさんは席を立って玄関へ向かった。早速『○×◎』に電話をかけるのだろう。
姫と俺が予想していた通りの展開。とても楽しそうだし、相変わらず気が早い。
『○×◎』は市内にある洋裁店兼写真館で、一族の人が経営していると聞いていた。
Sさんや姫は昔からお洒落着を仕立てて貰っていたらしい。
Sさんも姫も、普段からほとんど肌を露出しない。
姫も高校生になった頃から、夏でもノースリーブのワンピースをほとんど着なくなった。
今時のデザインから2人の好みに合う服を探すより、仕立てて貰う方が早いのだろうし、
オーダーメイドだからサイズもピッタリで良く似合う。
俺も『○×◎』の服は(というか『○×◎』の服を着た2人が)大好きだった。
0556奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:23:03.43ID:srcrnfRu0
まさかドレイドが2重スパイだったなんてことにはならんよね
(ドレイドで良かったっけ?顔やけどしてる人)
原作はどうでも
0557奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:23:44.06ID:0KmdfCE+a
 「あの、本当に手に入れてくれたんですか?白衣。」
「そうよ。頼む時、すごく恥ずかしかったんだから。感謝してよね。」
一体、Sさんはどんな顔をして頼んだんだろう。思わず笑みが浮かぶ。
「もちろん、感謝感激雨霰ですよ。ところで。」 「何?」
「今夜、着て見せてくれるんですよね。どのみち光塵のお陰で寝不足は決定だし、
光塵の灯りで見る白衣はきっとロマ、あ痛たたたた。」
「馬鹿!」
「だって、僕に見せてくれるために」 「知らない!!」 「痛いですってば。」
「あ、そうだ。最後に1つだけ教えて下さい。」 「なあに?」
「あの矢です。あれは『呪い返し』ですよね。」 「そう、私が頂いた御役目。」
「あの矢は、誰に返したんですか?」 「本当に、知りたいの?」
「それはもちろん、誰が彼女に矢を射たのか、知りたいですよ。」
Sさんは深呼吸をして目を閉じた。
「海岸、今はあの街の北側にある大きな港になってる。
かなり力の強い邪神だったみたいね。もう既に始末は付いたけど。」
街の北側の大きな港。それはおそらく、俺が最初に訪ねた港。
なら、あの気配こそが。そして、俺に干渉しようとした理由も何となく分かった。
「ねぇ、どうしたの?」 「何でもありません。運転、変わりましょう。」

 俺の中で変わったこと、変わっていないこと。
俺は今更のように、『出会い』から過ぎた時間の重さを感じていた。
0559奥さまは名無しさん (ワッチョイ 319f-SltT)
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2017/11/07(火) 01:24:40.98ID:qj3rGs9k0
リックが死体の写真撮ってるけどあれどうしたいのかね
ニーガンに見せても悔しがったりしないだろうし、そういう小学生的発想がリーダーの器じゃなくて幻滅する
0560奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:24:48.32ID:6o4vadrja
 そうか、姫の母親の『強すぎる力』とは。
あの少女と比肩する力を持っていたのなら、人間の体が長く耐えられる筈がない。
少女があの御方を待ち続けるためには、時間の流れの止まったあの領域が必要だったのだ。
『Lの母親と同じく、あの御方も自分の望みを叶えたのだから幸運だったのよ。
あの御方を支えたあなたの適性、修行の時期、それら全てが『約束』だったって事ね。」
それはあの時、俺が感じたのと同じ感覚だ。
「おいおい話が出来ることはあると思うけど、今はここまでにして。OK?」
「はい、正直これ以上聞いても、今の僕には理解出来ないと思いますから。」
「ありがと。そういえば未だお土産買ってないでしょ?翠、楽しみにしてるわよ。」
「あ、済みません。県境を越える前に何処かで土産品店に寄って下さい。」
「修行が早期終了したんだから仕方ないわよね。」
Sさんは路肩に車を停めた。悪戯っぽい笑顔。
「私とLの分もお土産買ってよね。私はちゃんとあなたの望みのものを手に入れたんだから。」
「あの、望みのものって。」 Sさんの頬が見る見る真っ赤に染まった。
「自分で言っておいて、まさか忘れたんじゃ無いでしょうね。」
冷たい汗が流れた...もしかしてあの自虐ネタを本気に?
0562奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:25:46.71ID:jLphie0na
少し開けた窓から晩秋の冷たい風が吹き込んで来る。
Sさんが運転する車の助手席で、俺は紅葉に染まり始めた山の景色を眺めていた。
『少し仮眠をしたら』とSさんは言ったが、未だ興奮が醒めず、とても眠れたものではない。
「やっぱり、眠れない?」 「はい。何だかテンションが上がり気味で。」
「あの御方に恋、しちゃったかな? あんなに綺麗じゃ、忘れられなくても仕方無いけど。
嫉妬する気にもなれない位だったし。」
「恋、じゃありませんよ。人間が神様のお嫁さんになるなんてことが、
どうして起こるんだろうと、それを考えていたんです。」
「お嫁さんだけじゃなくてお婿さんもいる。神婚説話、知ってるでしょ?」
確かに、相手が神なら、それは異類婚説話ではなく神婚説話だ。
「はい、ただ、それは。」
「単なる言い伝えで、本当にあるとは思わなかった?」 「そうです。」
「何の具合なのか、極く希に起こるみたいなの。神に近い魂が人の体に宿ることが。
本人も家族も、とても辛い境遇に置かれることになる。特に近代以降はね。
実は、Lの母親もそう言われていたみたい。『後々は神の嫁になる娘』って。
でもあの人は、人の世に生きる事を選んで、Lを産んだ。
その魂と『強すぎる力』が生み出す負荷に耐えられず、早死にすることは承知の上で、ね。
0563奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:26:08.68ID:HfbHVoAD0
ゾンビ化したエリックが背を向けて、ゾンビ集団の方へ歩いて行ってる時、
アーロンが「エリ〜ック!」と大声て呼ぶんじゃないかとビクビクしてたわw

もしそうしたら、とんだクソ脚本だなと思った。
0564奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:26:58.33ID:bczbkOySa
 「はい、これでお終い。荷物まとめて、一緒に帰りましょ。」
「でも、まだ修行がまだ一週間以上残ってますが。」
「これ程の御役目を果たした時点で、祭主の印可は降りてる。もう修行は終了。
それとも、新婚さんのお社に毎日毎日早朝からお邪魔するような真似をするつもり?」
いや、確かにそれはまずいだろうけれど、俺の借りたアパートは。
「え〜っと、アパートの駐車場は一台だけしか。」 「ロータスは此処へ置いていくわ。」
成る程、そういうことか。一度2人で荷物をまとめて。
「後で取りに来るんですね?」 「違う。この社に納めるの。」 「へ? 車を?」
「そう、神様のお嫁さんを乗せてお送りしたのよ。デザインや材質は違っても、
この車は立派な御神輿。今後この車は社宝として祀られる。一般には公開されないけど。」
「でも、Sさんはこのロータス気に入ってたんじゃ?」
「あらゆる人外に、優れた術者が此処にいますと宣伝して歩くようなものよ。
幾ら何でも目立ち過ぎる。どのみち今後私たちの仕事では使い物にならない。」
そうか、神社の駐車場、『本体』が近過ぎて今は見えないが、おそらく光塵の数と明るさは。
「そう、それにね。」 Sさんは悪戯っぽい笑顔を浮かべた。
「当然『上』が社宝として買い上げる訳だから損はしない。
それどころか多分同じ車何台か買ってもお釣りが来る。帰ったら直ぐに検討しなきゃね。」
0565奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:27:02.72ID:srcrnfRu0
モブって何よってば
0566奥さまは名無しさん (ワッチョイ c20f-OC8P)
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2017/11/07(火) 01:27:25.29ID:Nkr5V7IT0
ドワイトの内通が気づかれている可能性はあるが二重スパイってことはないだろ
それだったらせっかくリックらを誘い込んだ武器貯蔵庫にもっと強力な罠を仕掛けているはず
0567奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:27:59.18ID:En8Qgr7Va
 「Sさん。僕は。」 また、涙が溢れた。止められない。
俺は、跪いたままSさんの胸に顔を埋めて泣いた。
哀しいのではない、嬉しいのでもない。でも、どうしても、涙が止まらなかった。
「全く、子供みたいね。誇りに思いこそすれ、泣く事じゃ、無い、でしょ。」
Sさんの涙声が、俺が経験したことの不思議さと、その重さを示している。
どれ位そうしていただろう。いつの間にか辺りは薄明るくなっていた。
「もう、落ち着いたでしょ。さ、立って。それから、あの鏃を頂戴。」
「鏃?」 「そう、これは私の役目。さ、上着の胸ポケットよ。」
俺は言われるままに上着の胸ポケットに触れた。柔らかな感触、その中心の固い芯。
あの、鏃の破片を包んだタオルの包みだ。一体、何時の間に?
Sさんは俺のポケットから包みを取り、無造作にそれを解いて矢尻の破片を左掌に置いた。
「Sさん、それを素手で」 Sさんは右手の人差し指で俺の唇を押さえた。『黙って』の合図。
目を閉じて深く息を吸い、小声で何事か呟いた。
Sさんの集中力が高まっていく、チリチリという音が聞こえるようだ。
やがて、目を開けた。左掌の上、鏃の破片をボンヤリとした光が包んでいる。 これは。
次の瞬間、Sさんの左手が一本の矢を握っていた。 赤黒い鏃、真っ黒な軸と矢羽根。
「返れ・・・の矢は射手へ。」
Sさんが掌を開くと、呪われた矢は、まるで手品のように、消えた。
0568奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:28:55.13ID:srcrnfRu0
>>566
だよな
それなら安心
0569奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:28:58.85ID:jl8kwefsa
 「何時までそうしてるの?」
聞き覚えのある声。振り向いた俺の直ぐ前にSさんが立っていた。
「Sさん、どうして?」
「どうしてって。あなたの電話で事情が分かったから直ぐに飛んできたの。
先回りして神社の祭主と連絡を取ったって訳。必ずこうなると思ったから。
祭主は神隠しの件を憶えていたから話が早かったわ。
あ、駐車場の車、気付かなかった?まあ、あんな状況なら無理もないけど。」
「でも、彼女が別の選択をする可能性だって。」
Sさんは両手で俺の頬を挟んだ。温かい感触。
「この私に2人も子供を産ませて、未だ女の気持ちが分からないの?
別の選択をするつもりなら自分を神隠しにする必要なんか無いでしょ。
記憶もないのに、そして文字通り血を流しながらでも待ち続けられたのは、
こうなることを彼女が心から望んでいたからじゃないの。
そしてあなたの適性なら成功すると信じたある御方が、この御役目をあなたに任せた。
そうでなければ、これ程の御役目、とても人間に担えるものじゃない。
あなたには、いつも本当に驚かされる。でも、とても誇らしいわ。御役目、御苦労様。」
事の重さに気が付いてから、その重圧に負けまいと張り詰めてきた気持ちの糸が、
Sさんのその言葉をきいてプツリと切れた。
0571奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:29:51.03ID:jl8kwefsa
 『此処までで良い。色々と苦労をかけたな。』
少女の前でもう一度跪く。この任を解いて頂く時だ。
「いえ、私は何も。むしろ、このようなお役目を頂き光栄でした。」
『一緒に釣りが出来て楽しかった。あのタチウオ、絶対に忘れない。
旅立つ前に良い思い出ができた。心から、感謝する。』
「はい...」
それは、一体どれほど重い決心だったろう。
少女が辿ってきた道程とその苦難を想うと、言葉が出ない。
無力だ。俺の力も、言霊でさえも。 ただ涙だけが溢れる。
頭を下げた俺の目の前で向きを変えた少女の足が、もう一度向きを変えた。
『人間だった時の名を、憶えておいてくれないか。縁あって私が人の世に生まれた、その証に。』
「は、今何と?」
少女の膝が曲がるのが見えた。俺の耳にかかる温かな吐息、爽やかな芳香。
『 い ず み 』 『万物を育む、清らかな水の源、『泉』。』
信じられぬ思いで俺はその言葉を聞いていた。まさか、こんな事が。
「誓って、忘れません。」 やっとの思いで言葉を絞り出す。
少女の足は向きを変えた。遙かな世界へ向かう、軽やかな足取り。
0572奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:30:51.19ID:RvpwBW+ta
 参道に続く階段の手前、狭い駐車場に車を停め、助手席のドアを開けて跪く。
今年、桃花の方様をある場所にお送りした時、Sさんから習った作法。
俺に出来る最上の礼を尽くさねばならない。そう思った。
差し出された手を取って車を降りる補助をする。 「ありがとう。」 鮮やかな笑顔。
少女が参道の方向に向かって歩き始めたのを確認してから、俺は振り向いた。
これは...
参道の入り口に篝火が焚かれ、参道の両側には五色の幟がたなびいている。
俺が毎朝通ってきた時の寂れた感じとは全く違う、厳かで華やかな雰囲気。
目が慣れてくると階段の上り口に白装束の人影が跪いているのが見えた。
上り口の両側に3人ずつ、計6人。巫女さんのようだ。巫女さんどころか、
普段の社務所には管理をしている年老いた男性が一人いるだけだというのに。
俺は少女の後を、少し離れて歩いた。未だ役目は終わっていない。
少女は階段の上り口の手前で立ち止まった。ゆっくりと振り返る。
0573奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:31:54.81ID:0KmdfCE+a
 『R、大体の事情は分かったな?』
「はい。」 慌ててさらに頭を低くする。一体何故、俺の名を。
『此所で修行を始めて直ぐに、お前ならこの役目を任せられると思った。
そして、その働きは期待以上だった。ずっと、待っていた甲斐がある。』
そうか、今、俺の部屋を満たしている存在は俺が修行している神社の...
俺と同じ適性を持つ術者は久しくいなかったとSさんは言った。
それなら俺が今年此処に修行に来たのも、遠い『約束』の1つなのだろう。
「気付かぬ内にお役目を果たす事が出来ていたなら幸いです。」
『最後にもう1つ、頼みたいことがある。』
「私に出来る事なら何なりと。」
『この娘を私の社まで連れて来てくれ。晴れて、嫁として迎えたい。』
「仰せの通りに。」
『頼む。』
その言葉を最後に、その存在は俺の部屋を去った。
『顔を上げてくれ。』 少女の声だ。
少女は俺の前に立っていた。パーカーとジーンズではない、目が覚めるような純白の着物。
儀式の時にSさんや姫が着る着物に良く似ている。
『悪いが、一刻も早くあの方の下へ行きたい。頼む。』
少女の頬はほんのりと紅に染まっていた。そしてあの鮮血と同じ色の紅をさした唇。
本当に、何もかもが美しい。穏やかに微笑む少女を見て、俺は心からそう思った。
0575奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:32:37.19ID:6o4vadrja
 『詫びを言うべきなのは、私だ。お前の気持ちがあまりに嬉しくて、油断した。
だから、あの忌まわしい呪いの矢から、お前を、護れなかった。
しかし今日その傷が癒えたからには、お前の望みを叶えたい。
そのまま人の世に居たければ、一生の幸せを約束する。
父母始め、お前の縁の者に不自由はさせないし、もう、決して油断はしない。』
「人の世に、私の幸せは無い。何度も言った筈だ。」
『本当に、人の世に帰る気は無いのか?』
『無い。許されないならあの港に戻る。許されるなら、約束通り、お前の嫁になる。』
少女の声の響きが変わっていた。
ただ一本の呪いの矢によって長く中断していた魂の変容が、完成しようとしている。
『許すも何も、悪いのはあの矢。お前は何一つ悪いことはしていない。
私が、臆病だったのだ。本当の姿を見られて、お前に嫌われるのが怖かった。
それで『目を閉じていてくれ』と。もしその目を閉じていなかったなら、
お前があの矢を受けるなど万に一つも有り得なかったのに。』
『矢を受けても、目を開けるべきではなかった。だから、私が悪い。許してくれ。』
『私の本当の姿を見たのに、嫁に来てくれるのか?』
『何度も言わせるな。私は約束を守りたい。お前の下へ、行きたい。』
0577奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:33:26.44ID:0KmdfCE+a
 「うん、良い返事。答えがNoなら、そのまま寝かせて朝まで様子を見る。
答えがYesなら...」 「はい、答えがYesなら?」
「話の途中で何が起きても慌てないで。絶対に悪い事は起きないから。
でも、ただ事じゃないと思ったら眼を伏せて、絶対に見ては駄目。絶対に。」
「見てはいけないって、一体何故ですか?」
「調べてみないとハッキリしないし、具体的に何が起こるかは言えないけど、
『人間が見てはいけないこと』が起こる可能性があるの。
だからお願い。私の言うとおりにして。ね、絶対に、見ては駄目よ。」
Sさんの声は微かに震えていた。もともと、俺がSさんを信じるのに細かい説明など要らない。
それにあの子がただの人間ではないことは俺が一番良く知っている。
『人間が見てはいけないこと』が起こるとすれば、俺が感じた通りだということだろう。
「分かりました。ただ事でないと思ったら眼を閉じて絶対に見ません。約束します。」
受話器の向こうでSさんが小さく息を吐いた。
「じゃあ、術を教える。メモを取って。」 「はい、お願いします。」
俺は説明を聞きながらメモを取った。特別な代も要らないシンプルな術、これなら俺にも使える。
「もうLと翠がお風呂から出るし、私もこの件を調べてみる。だから電話、一旦切るわよ。」
「はい、ありがとう御座いました。」
0578奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:34:49.58ID:En8Qgr7Va
それから十数分後、少女は俺の部屋の布団に横たわっていた。
何とかあの領域が消滅する前に脱出出来たようだが、やはり少女の意識が戻らない。
鏃の破片を抜いたのがまずかったのか。しかし少女は。
その時、ケイタイが鳴った。
「何だか胸騒ぎがして電話したの。今、Lは翠とお風呂に入ってるから。
今日榊さんから電話があって、それらしい行方不明者の資料が見つかったって...
あなた、一体どうしたの?あの子に、何か変わったことがあったのね?」
「誤解されることはないと思いますが、彼女は今、僕の部屋で寝てます。」
数秒間の沈黙。
「...寝てる、あなたの部屋で。一体どういうこと?」
「あの子の頭に鏃の破片が食い込んでいました。出血はその傷からで、
思い出そうとするとひどく出血するから抜いてほしいと言われました。それで短剣を。」
受話器の向こうでSさんが息を呑む気配。 「本当に、あの短剣を、抜いたの?」
「はい。鏃に彼女が素手で触ると火傷するんです。火傷がすぐに治るのも見ましたが、
素手で抜けないならあの短剣を使うしか無いと、そう思って。」
0579奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:35:58.96ID:+ieyUhLGa
 一体、少女がこの領域から出られるのかどうか。
出られないとして、この領域内に病院があるかどうかも分からない。それなら。
「試してみたいことがあります。ちょっと待って下さい。」
俺はリュックの中から短剣を取りだした。あの年の大晦日、△木野の主様から授けられた短剣。
姫は此の短剣を『理由無く抜いてはいけない』と言った。『収まりがつかないから』と。
それなら、この剣を使う以外に方法を思いつかない今こそ、その時だ。
深呼吸をして短剣を鞘から抜いた。滑らかな感触。
微かに黒みがかった銀色の刃が、月の光を反射して光っている。
短剣を一目見て、少女の表情が変わった。
「何故、人間がその短剣を持っている。お前は、何者だ?」
「陰陽師です。まだ駆け出しですが。この剣ならあるいは、その鏃を抜けるかもしれません。」
少女は黙って俺を見詰めた。じぃん、と、胸の奥が痺れる。今、少女は俺の心を。
「精妙な術を使い、天地の精霊の力を借りるものたちか。 面白い、やってくれ。」
少女は防波堤に腰を下ろし、両足を海面に向かって垂らした。
そしてパーカーのフードの端を噛み、眼を閉じる。最後に小さく頷いた。準備完了という意味だ。
0580奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-zaPX)
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2017/11/07(火) 01:36:31.29ID:5cewNfi20
肝な重火器の保管場所だけが違ってたけど
描写としては王国チームは待ち伏せされた感じだし
ドワイトが二転三転して裏切ってもしつこいだけだから
作戦の一部が筒抜けだったのは内通者の仕業で
いちばん怪しいの不自然なジーザスとかかなー
0581奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:36:57.49ID:wB/7LyS7a
 そこで初めて気が付いた。
俺が此所に来る度に、あの人影が4つ。何故かそれ以外に人影は無い。
いつも全く同じ景色。しかも少女が現れるのは晴れた日だけ。それも同じ。
そして、初めて少女を見る前に感じた、軽い目眩。
俺の世界に少女が現れたのではなく、俺が少女の世界に踏み込んでいるとしたら。
あの幻の川での釣り。記憶がフラッシュバックして、腹の底が冷たくなる。
もしかしたら少女に影があるのは、生き霊だからでは無いかも知れない。
「ルアーの違いかも知れませんよ、ほら。」
俺が使っているのはバイブレーションタイプのルアー。小魚を模しているのは同じでも、
ボラのような細長いシルエットのミノーとは違う。アイゴやメッキのような、平たいシルエット。
「ああ、これは見たことがある。だが、今は持っていない。」
一か八かの賭けにはなるが、俺の疑問を解くのには最高のチャンスだ。深呼吸。
「もし良ければ私の釣り具を使ってみませんか?」
「大事な釣り具だろう。良いのか?」 「もちろんです、どうぞ。」
少女は自分の釣り具を防波堤に置き、俺に右手を差し延べた
0582奥さまは名無しさん (ワッチョイ bed9-ABUb)
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2017/11/07(火) 01:39:41.35ID:cS7ZpLKm0
シーズン7から前回の2話までクソ回が多すぎたせいか
今回の3話は緊張感もあり良作に思えた
しかしジーザスはウザすぎるなw
第二のモーガンをまた見せられるとは

特に悪人のアイツだけはジーザスにも事情説明して殺しとけばいいのにな
救世主に貢ぎ物渡してた王国民はどんなに悪人か知ってるから反対する奴いないだろ
0583奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:39:55.58ID:JI+K8pfoa
 「榊さんに調べてもらったんだけど、ここ数年の間では
それらしい事件や事故の記録が見つからないの。今はもっと前の記録を調べてもらってる。」
Sさんから電話が来たのは少女と初めて話した翌日の昼過ぎだった。
「病気、って可能性もありますかね?」
「病気で頭から血...脳外科とか?病院の入院患者も調べてもらうように頼んでおくけど、
事情が分かるまではくれぐれも用心してよね。そう、あの短剣、港にも持って行って。
もしあなたに何かあったら、私。」
受話器の向こうで涙を堪える気配。そうだ、4年前とは何もかもが違う。
Sさん、Lさん、翠、そして藍。俺にはもう、何よりも大切な家族がいるのだから。
受話器の向こうで心配してくれるSさんの姿を思うと胸が痛む。ここは何とか。
「大丈夫です。絶対に無茶はしません。それより。」 「なあに?」
「病院関係者に伝があるなら、手に入りませんか?本物の白衣。」 「白衣?」
「見事にこの修行を終えて帰れたら、ご褒美にSさんの」
「馬鹿! ...忘れたの?セーラー服の時、ホントに大変だったんだから。」
電話越しでなければ頬か太股を思い切りつねられていただろう。
しかしそれでSさんの涙が乾くなら、つまらない自虐ネタも充分役に立つ。
0584奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:41:13.77ID:iE03zj9Sa
 「お前は、此処で釣りをしたいと言ったのか? 私に。」
まさかの男言葉。 外見と言葉遣いのギャップに驚いて俺はしどろもどろになった。
「え? あ、そうです。ルアーの釣りを、此処で。」
「それは構わない。だが。」 「はい。」
「私は釣りが下手だから、皆の邪魔にならないように此処で釣りをしている。
魚を釣りたいなら、お前はもっと別の場所を探した方が良い。」
俺を警戒している訳ではなく、心から忠告してくれているのは分かる。
しかしこの言葉遣い...高校生だとすれば5つは年下だろうに、俺を全くの子供扱い。
これではまるで時代劇のお姫様と従者の会話だ。思わず笑みが浮かぶ。
相手の気を悪くさせてしまっては元も子もないし、ここは従者を演じた方が良いに決まってる。
「実は昨日、此処で魚を釣ったんです。」 「本当か?」
「はい、良い型のタチウオを2尾、それで今日も此処でと。」
「そうか、なら好きにすると良い。」 「ありがとう御座います。」
少女はそれきり黙ったままルアーを投げ続けた。自分で言うほど下手には見えない。
そこそこ飛距離も出ている。これなら何時魚が釣れてもおかしくない。しかし彼女は...
その時俺にアタリが来た。重い引き、90cmクラスか。釣り上げたタチウオを手早く処理して
持参したレジ袋に入れる。鋭い歯で袋を破らないように魚体を丸めるのがコツだ。
0587奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:42:34.98ID:w+BjG7mDa
「もし、あの子と話をして、魂を体に戻す事ができたら。」
「もちろん魂が体に戻らなければ回復は望めない。
でも、魂が体に戻っても回復するとは限らないわ。逆の結果もあり得る。」
魂が戻った事が引き金になって、体が死んでしまうこともあり得るということか。
「もし逆の結果になったとしたら、あなたは耐えられる?」
「正直、分かりません。」
話をして記憶を戻した途端、恨みや憎しみの感情が爆発する可能性もある。
そうなればあの子の魂は『不幸の輪廻』に取り込まれてしまう。残った体は抜け殻だ。
しかし、放っておいても遅かれ早かれ同じ結果になる。それならば。
「でも、やっぱりあのままにしてはおけません。綺麗な女の子だからと言う訳ではなくて。」
「分かってる。相手が誰でも、あなたはきっとそう言うと思ってた。
でも、気を付けて欲しいことがあるの。」 「何でしょう?」
「あまり長くあの子と一緒にいるのは良くないわ。そうね、1日30分以内にして。
記憶を取り戻す前にあの子があなたに依存してしまったら、その後の対応が難しい。」
0588奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:43:30.05ID:7Wh4Fs7ha
 翌日、俺は昼寝の前に電話を掛けた。姫が大学に行っている間にSさんと話がしたかった。
「やっぱり、そろそろ電話が来るんじゃないかと思ってたわ。あの釣り友達のことね?」
「釣り友達どころか、まだ話もしてませんよ。」
「でも、放っておけないならまず話をして、友達にならないといけないでしょ。」
「放っておいた方が良いんでしょうか?でもあのまま放って置いたら、
そのうち『不幸の輪廻』に取り込まれてしまいますよね?」
「恨みや憎しみを感じないとしても、血を流しているとすれば...ねぇ昨夜はどうだったの?
やっぱり女の子の顔には血が?」 「はい、血が流れてました。」
「血は乾いてた?」 「いいえ、頬を伝って顎から胸に。それと。」
「それと?」 「影がありました。」 数秒間の沈黙
「本当に影?間違いない?」
「はい、僕と同じ濃さで同じ方向に伸びる影です。影のある霊なんて、変ですよね。」
「何度か見たことがあるわ、影のある霊。
もしそれと似たケースなら、血を流し続けているのも納得できる。」
思い出した。初めて姫と2人きりで泊まった温泉旅館。
そこに現れた女性の生霊は、月の光を背にしてはっきりした影を障子に映していた。
「あの子の体は、まだ、死んではいないということですか?」
「事件か事故に巻き込まれて大怪我をした。それで意識がない状態だと思う。」
0589奥さまは名無しさん (ワッチョイ c291-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:45:58.07ID:srcrnfRu0
ジーザスが内通者だったは無いわー
それならもっとそれなりの演出があるはず
0590奥さまは名無しさん (ワッチョイ bed9-ABUb)
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2017/11/07(火) 01:46:26.93ID:cS7ZpLKm0
ジーザスもマギーも甘すぎ
何かのキッカケで反乱起こすリスクもあり
食料に限りがあるのにあんな大勢の捕虜抱えて何のメリットがあるのか

大多数が能天気に暮らしてた王国で戦闘経験豊富なのは数名と思うが
ラストまで一人の犠牲者も出さず戦闘慣れしてる様子なのが違和感
救世主の奴等は相当場数踏んでる筈
0591奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:47:27.02ID:6o4vadrja
 明日からもあの港で釣りをするべきか、それとも二度と近付くべきではないのか。
夕食を作り、部屋に備え付けのTVを見ながら夕食を食べ終えても結論は出ない。
風呂から出た所でケイタイが鳴った。しまった、定時の電話を。
「どうしたのよ。30分も過ぎたら心配するでしょ?」 Sさんの声だ。
怒っている様子は無いのでホッとする。
「済みません。近くの港で釣り人の幽霊を見て、どうしようかと考えていたらつい。」
「釣り人の幽霊?」 「はい、顔に血が、真っ赤な血が流れていました。」
「...何か嫌な感じはした?恨みとか憎しみとか。」
「いえ、ただ一心に釣りをしているようで、特に何の感情も。」
「血が見えたなら、恐らく何かの事件か事故に関わってる。
十分に注意して、手に負えないと分かったら深入りしちゃ駄目よ。」
「え、でもまだどうするかは」
声を潜めてSさんが囁いた。
「あなただけに見えるなら縁があるって事だし。
第一あなた、あんな綺麗な女の子、絶対放ってはおけないでしょ?」
!?どうしてそれが少女だと...そうか、電話越しに俺の意識を。 思わず俺も声を潜める。
「ちょっと待って下さい。綺麗な女の子だからどうこういう訳じゃ」
「あ、L、電話来たわよ。翠もおいで。」 呼びかける声が聞こえたあと、Sさんはまた囁いた。
「今の話、Lと翠には内緒よ。絶対心配すると思うから。」 「了解です。」
姫と翠の声を聞いてから俺は眠りに就いた。
明日も朝早いし、修行は休めない。また、明日考える、それで良い。
0592奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:48:49.81ID:tk20wf7Fa
 通り過ぎる瞬間、少女は俺を見たが、すぐに海面へと視線を戻した。
そして俺が通り過ぎたタイミングを見計らうようにルアーをキャストする。
通り過ぎてから10m程、俺は立ち止まり海面を見るふりをして少女の様子を窺った。
短めの竿、小さなリール。リールのスプール(糸巻き部分)に肉抜き穴が並んでいる。
特徴的なデザインが懐かしい。S社のリール、『星座』の名を冠したフラッグシップモデルだ。
間違いなく95年型、父親から借りて使った時の感激を昨日のことのように思い出す。
もっと近くから見れば製品名や型番のロゴも確認出来る筈。
おそらく少女が父親か兄から借りて使っていたリールの記憶を再現しているのだろう。
死者が自ら望む姿で現れるのは知っている。
以前関わった事件では、女子高生の霊が持っていた刺繍入りのハンカチが手懸かりになった。
しかし服だけでなく、持ち物=釣り具をこれ程細部まで再現するなんて。
それにしても、この少女に感情が感じられないのは何故だろう。
恨みや憎しみ、あるいは悲しみ。およそ感情らしいものは何一つ伝わってこない。
先日の港で感じた姿の無い悪意と憎悪の塊。この少女の存在はその対極にある。
一心に釣りをする姿を暫く眺めた後、俺はアパートに戻った。
0593奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/07(火) 01:50:26.58ID:HfbHVoAD0
エゼキエルが王国隊を前に「1人も死んでない」と言った時に「これ、フラグが立ったんじゃない?」と思った。

そしたら案の定、敵が撃ってきた。
0594奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:51:33.63ID:JI+K8pfoa
 明日からもあの港で釣りをするべきか、それとも二度と近付くべきではないのか。
夕食を作り、部屋に備え付けのTVを見ながら夕食を食べ終えても結論は出ない。 翌日、昼寝の後夕食の下準備をしてから釣りに出掛けた。
前日と同じで、薄暗くなるとアタリが出る。小型は丁寧にリリースし、
良型が釣れたらキープ。一尾毎に血抜きをし、レジ袋に入れる。
のんびりと釣りを続け、3尾目をキープしたところで終了。しばらく夕日を眺めた。
その気になれば毎日でも釣りは出来るのだし、欲張る必要も無い。
ゆっくり釣り具をまとめて立ち上がると軽い目眩がした。立ち眩みか。
修行を始めて既に一週間、疲れも出る頃だろう。
深呼吸をしてから防波堤の上を歩く。10月下旬、既に夕方の風は涼しい。
ふと、風とは違う冷気を感じた。20m程前方に人影が見える。
違和感。自動的に拡張した感覚が警報を告げている。緊急度MAX。
そのあり方自体が俺とは違う。それはおそらく、人の形をした何か。
しかし其処を通り過ぎなければ帰れない。『鍵』を掛けて歩を進めた。
近づくと人影がルアーを投げているのが分かる。釣りをする、霊?
紺のジーンズにクリーム色のパーカー。俺より背は低い。
更に近づき、通り過ぎる直前に横顔が見えた。思わず息を呑む。
少女だ、そして。その白い横顔を伝う一筋の鮮血。
桃色の唇の脇を流れた血は、細い顎の先端から滴って、
パーカーの胸元に大きな赤い染みを作っていた。
風呂から出た所でケイタイが鳴った。しまった、定時の電話を。
「どうしたのよ。30分も過ぎたら心配するでしょ?」 Sさんの声だ。
怒っている様子は無いのでホッとする。
「済み
0596奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:52:36.49ID:hNi1YZ5+a
 この港でタチウオが釣れているという情報と、ポイントの地図を確かめた後で車を降りた。
途中の釣具屋で買い揃えた釣り具一式を持ってポイントの防波堤を目指す。
平日の午後、釣り人の姿は多くない。これなら防波堤のどこでもルアーが投げられそうだ。
その時。
突然の寒気と耳鳴り。反射的に『鍵』を掛け、立ち止まって辺りの様子を窺う。
目指す防波堤の方向から、何かが俺の意識を探っている。
『何処へ消えた?』 『勘違いか?』 『そんな筈はない』 『さっき確かに』
ねっとりと絡まり合う、複数の気配を感じる。次第に濃度を増す粘液質の悪意。
ああ、此所は駄目だ。メジャーな釣り場かもしれないが、俺には合わない。
いわゆる心霊スポットでも、何かを『感じる人』と『感じない人』がいるのと同じ。
ここにいる『それら』は俺に強く反応した。当然何かの目的が有って干渉しようとした訳だ。
本格的に対処するには情報が足りないし、そもそも俺の術が通じるかどうか分からない。
悪い噂が無いのだから恐らく実害は出ていない。今後俺が近づかなければ問題ないだろう。
無理をする必要もないので取り敢えず放置。相手の様子に注意しながら車に戻る。
情報誌には他の港の情報も幾つか載っていたが、移動の時間を考えると現実的では無い。
『暇潰しと食材確保に釣り』という計画は、いきなり躓いた。
0598奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 01:54:03.15ID:odLWQxfKa
 少し開けた窓から流れ込む潮風、微かに混じるディーゼルエンジンの排気臭。
この街では比較的大きな港に俺は車を停めた。渡船や船宿の看板が幾つか見える。
地元では釣り場としてもメジャーな港らしい。途中の釣具屋で買った釣り情報誌を開く。
見知らぬ土地ではあるが、久し振りの釣りに俺の心は浮き立っていた。

 『上』から指示された研修、平たく言えばある場所で修行をするために、
俺はその街に一ヶ月ほど滞在することになっていた。今まで滞在した中で一番大きな街。
藍が生まれてまだ四ヶ月、どうにも気が乗らないが、こればかりは仕方ない。
術の修行だけならSさんや姫に指導して貰えば済む話。
しかし、この土地にある期間滞在して修行することが必要なのだとSさんは言った。
「術者の個性によって、どの場所で修行するかは違う。縁の深い神様の下で修行すれば、
比較的短時間で感覚が研ぎ澄まされるし、基礎的な能力も高まる。それにね、この修行の
指示が来たのだから、『上』があなたを一人前の術者として認めたということ。
これから仕事の依頼も少しずつ増えてくるわよ。頑張って修行して来てよね、『お父さん』。」
0599奥さまは名無しさん (ワッチョイ bed9-ABUb)
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2017/11/07(火) 01:58:14.22ID:cS7ZpLKm0
見張らし→見晴らし
CG丸だしで世界観をぶち壊すマンガちっくな虎が出番少ないと引き締まる
虎に罪はないが王様を庇って早く退場してもらいたい
0600奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 01:58:25.95ID:I+ZqlCLYa
何年も後にその時の話を息子や夫とすることがあったので(息子に怖い記憶を思い出して欲しくなかったので息子から話すまで禁句になっていました)いくつか判ったのは

外にいた幽霊らしき者達はそんなに古いものではなく、昭和の始め頃の人であったようだということ。(夫から聞きました)
車の中から私達を出したかったようだとも言っていました。
怪我と息子は言いましたが怪我どころではなく、手足が欠けていた人もいたこと
怪我以外に火傷の様な炭化したように見えた部分もあったこと
骨も見えたそうです
全員がとても怒ったような恐ろしい形相だったという事がわかりました。
今更ながらそれを見たときの息子の気持ちを考えると涙が出ました。


随分後になって、駅前でとても立地がいいはずなのにずっと昔からそこは駐車場で
その前は空き地だったと近所に長く住む方から聞きました。
その辺りで一番の地主さんがずっと所有している土地だそうです。
私たちが怖い目にあったのは2005年頃ですが
その土地は今でも駐車場のままです。

拙い上に長文失礼いたしました。
0601奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 02:00:05.62ID:5yMr6KhAa
 「あの、前から気になっていたんですけど。」 「なあに?」
「何ていうか、僕たちは三角関係、ですよね。いくら一族では珍しくないとはいっても、
SさんはLさんと気まずい事になったりしないんですか?」
「今まで気まずいことになった事があった?」 「いや、今までは無い、と思いますけど。」
「気を遣ってくれるのは嬉しいけど、今までもこれからも、気まずくなんかならない。」
「でも。」 Sさんは人差し指で俺の唇を押さえた。
「じゃ、あなたは嫉妬してたの?」 「僕が誰に、ですか?」
「あなたは私に許婚がいると思ってたんでしょ?その許婚に嫉妬、してた?」
「いいえ。許婚がいるかもしれない人とこんな関係になって、
少し後ろめたいとは思ってましたけど。嫉妬する気には。」
「嫉妬は、相手を独占したいと思う気持ちから生まれる。自然な感情かも知れないけど、
夫婦や家族の結びつきを深めるのにはむしろ邪魔になる。その意味では邪念と言っても良い。」
「邪念、ですか?」
「あなたは今でも私のこと『Sさん』って呼ぶわね。どうして?」
「だって、Sさんは本当に綺麗で凄い人で。尊敬してるし、それに年上ですから。」
「好きな時に、そう、今だって抱けるんだから、この女は俺のものだって思わない?」
「いや、むしろこの状況が夢じゃないかと、今でも時々心配になるくらいです。
まして、Sさんが自分のものだなんて、とても。」
0603奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 02:01:48.51ID:j9Kv7Qzya
 3人で朝食を食べ、姫の持ち物を皆で点検した。やっぱり、過保護か?
姫を助手席に乗せて出発。念のため少し早めに出たので道は空いている。
姫はずっと黙って窓の外を見ていた。気のせいか、少し横顔が緊張しているように見える。
リサーチしておいた通り、姫の高校の裏門近く、広い路肩に車を停めた。
運転席から出ようとしたら姫が俺の左手を掴んだ。目にうっすらと涙を浮かべている。
「どうしたんです?」 「私、Rさんと...」 つい、俺まで泣きそうになる。
「大丈夫、学校が終わるまでにちゃんと迎えに来ます。それまでお互い頑張りましょう。」
「Rさんも、寂しいんですか?」 
「あたりまえです。こんな長い時間離れることなんて無かったんですから。」
姫はハンカチで涙を拭いた。濡れた頬にそっとキスをする。
およそ学校に行くこと自体が初めてなのだから、不安で寂しいのは無理もない。胸が痛んだ。
「ごめんなさい。私、大丈夫です。でも、もうちょっとだけ。」
姫は俺の肩に頭を預け、暫く目を閉じていたが、やがて背筋を伸ばして前を見た。
運転席から出て助手席のドアを開け、車を降りた姫に鞄を手渡す。
「行って来ます。」 「行ってらっしゃい。じゃあ、あとで。」 「はい。」
少しだけ目が赤かったが、姫は爽やかな笑顔になっていた。これなら大丈夫。
小さく手を振りながら裏門をくぐる姿を見届けてから、ゆっくりと車を走らせた。
0604奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 02:03:49.94ID:DblJzEHEa
 3人で朝食を食べ、姫の持ち物を皆で点検した。やっぱり、過保護か?
姫を助手席に乗せて出発。念のため少し早めに出たので道はa空いている。
姫はずっと黙って窓の外を見ていた。気のせいか、少し横顔が緊張しているように見える。
リサーチしておいた通り、姫の高校の裏門近く、広い路肩に車を停めた。
運転席から出よdうとしたら姫が俺の左手を掴んだ。目にうっすらと涙を浮かべている。
「どうしたんです?」 「私、Rさんと...」 つい、俺まで泣きそうになる。
「大丈夫、学校が終わるまでにちゃんと迎えに来ます。それまでお互い頑張りましょう。」
「Rさんも、寂しいんですか?」 
「あたりまえでaす。こんな長い時間離れることなんて無かったんですから。」
姫はハンカチで涙dを拭いた。濡れた頬にそっとキスをする。
およそ学校に行くこと自体が初めてなのだから、不安で寂しいのは無d理もない。胸が痛んだ。
「ごめんなさい。私、大丈夫です。でも、もうちょっとだけ。」
姫は俺の肩に頭を預け、暫く目を閉じていたが、やがて背筋を伸ばして前を見た。
運転席から出て助手席のドアを開け、車を降りた姫に鞄を手渡す。
「行って来ます。」 「行ってらっしゃい。じゃあ、あとで。」 「はい。」
少しだけa目が赤かったが、姫は爽やかな笑顔になっていた。これなら大丈夫。
小さく手を振りなaがら裏門をくぐる姿を見届けてから、ゆっくりと車を走らせた。
0605奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/07(火) 02:08:51.21ID:HfbHVoAD0
ジーザスの言うことは簡単にツッコミや論破が出来るよな。

J「戦いのあとは平和が訪れる」

いつ戦いが終わるんだ? お前にはそれが分かるのか? 本当に平和が来るのか?

J「彼らと生きていく。 平和に生きる方法を見つける」

どうやって生きていくんだ? 食料は? ルールを守って大人しくしてる保障はあるのか?
0606奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 02:09:27.57ID:6rShf9GJa
しまった・・F5の間隔が長すぎて藍さんのコメントに気づきませんでした
・・・黄龍という事なら朱雀じゃなくて赤龍だったということじゃないですか(汗)

DVDの件、やっぱりあったんですね、夢見る姫の夢を台無しにしかねないとRさんが気にかけてたあのアイテムWW
黒い猫の式=Sの宅急便という事かもしれませんね。お茶目だ。

この物語がRさんの大事な人に見せるのが大きな目的という事を考えれば、我々が見れるRさんの姿が一部オミットになるのは道理でしたね。
ともすれば自分より周りを優先してしまうRさんが、Kさんの事で何も思わないはずなかったですね。

悪しき縁。血縁相克のキーワード。物語一つ一つに重要な言葉が最低ひとつ入っている気がします。
そしてみんなの物語がひとつの結末に向かっている。そんな気がします。
Kさんのお墓は?生き残った分家の人は?今は戸籍がある事が多いのでおおっぴらに制裁は不可能

和解や手打ち無くしておそらく終息は不可能でしょう。そのことについてみんな苦しんだとおもうのです。
気持ちを押し殺して暮らしてたという側面がこの物語には重要な要素の気がします。今後の展開で明らかになるのでしょうか?
0607奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 02:11:31.06ID:DblJzEHEa
 「本当に大丈夫なんでしょうか?」 そっと姫に囁く。
玄関の外に集まったものたちは、俺たちが出てくるのを待っている。
「神様を疑うなんて、罰が当たりますよ。」
姫が玄関のドアを開け、俺は意を決して一歩踏み出した。
さわ、と、空気が震えた。俺たちを中心にして、透明な波紋がゆっくりと拡がっていく。
集まっていたものたちのほとんどが、その波紋を避けるようにあっけなく逃げ去った。
残ったものも地面に伏して次第に薄れていく。微かに聞こえる呪詛の声にも力は無い。
傾いた日差しの中で、微かに見える。俺たちの体を覆う夥しい光の粒子、『光塵』。
Sさんも、姫も、翠も、もちろん藍も。全身が淡い光で包まれていた。
川の神様の残り香が、俺たちを護ってくれている。 胸の奥が熱くなった。
そして、Sさんの見た夢によれば、もう呪いが発動することはない。
俺の夢の中で川の神様が仰った『込み入った仕事』とは、この呪いを解くことだったのだろう。
長く一族を悩ませてきた呪いは、遂にその力を失った。 とても清々しい気分だ。
俺の後に翠と手を繋いだ姫、その後に藍を抱いたSさん。ゆっくりと歩を進める。
その後ろには小さな白い影が見え隠れしていた。
「そう言えば、私も見たんです。川の神様の夢。」 俺は立ち止まって振り向いた。
「どんな、夢だったんですか?」 姫の頬がほんのりと紅に染まった。
「『今回の働きは見事だった。』と誉めて下さいました。それから。」
「それから?」 俺とSさんは声を合わせた。
「『次は君が産む子を期待している。』と。」 姫はかがんで翠と視線を合わせた。
「ねぇ翠ちゃん。私が赤ちゃんを産んだら、嬉しい?」 「うん、うれしい!」
0608奥さまは名無しさん (ワッチョイ 896c-4LH4)
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2017/11/07(火) 02:18:15.37ID:gPhZS4Y40
つまんないとは思うが、何もせずダラダラ話す回に比べたらドンパチやるだけマシかな
これで延々ダラダラ捕虜をどうするかで話し合いが続いたら見るの辛いわ
0609奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 02:19:15.70ID:bczbkOySa
 念のため、授けられた勾玉と短剣は持ってきている。
しかし、新しく生まれた子まで護ってくれるかどうかは分からない。
その時、俺はさっき見た夢を思い出した。
「あの、もしかしたら対処の必要はないかも知れません。」
Sさんと姫は同時に俺を見た。 「Rさん、どういうことですか?」
「さっき、夢を見たんです。川の神様が『大丈夫だから帰る支度をしなさい』と仰って。」
「それ、ただの夢じゃないかも知れない。私も見たのよ、川の神様の夢。
『これから後に生まれる男の子には何の障りもない。』と、そして
『新しい勾玉を届けに来た。』と仰ったの。もしかしたら。」
俺は未だ解いていない荷物の中から桐の箱を取りだした。
短剣、そして勾玉。水晶、白瑪瑙、翡翠、そして。
もう一個、見慣れない勾玉が並んでいた。吸い込まれるような深い青。
その表面に輝く、夜空の星のような、細かい金色の微粒子。
「Sさん、これ。」 俺はその勾玉をSさんに手渡した。
「瑠璃、そしてラピスラズリ。これは『藍』の極致。やっぱり、正夢だったのね。」
Sさんは藍の左足首からあの宝玉を外した。そして右手に瑠璃の勾玉を握らせる。
「川の神様のお墨付きが出たのだから大丈夫、皆で帰りましょう。」
0610奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 02:20:46.91ID:IUSmzY+Ba
 赤子の泣き声で目が覚めた。藍?
Sさんが抱き上げると藍は泣きやんだ。 「もうミルクの時間だね。」 
Sさんの微笑み。
はっとして時計を見る。3時25分、既に7日を過ぎている。

もう呪いは発動しない。しかし。
そっと窓の外を覗いた姫はすぐにカーテンを閉めた。

「もう、少なくとも数十はいます。あれだけ多いと、対処は難しいですね。」
まだ診療時間内、病院には途切れなく他の客が訪れる。
それでも他の客たちが何の影響も受けないということは、
集まっているものたちの狙いが俺たちだということだ。

「一体、目的はなんでしょうか?」
「はっきりとは分からないけど、一番ありそうなのは『乗っ取り』かしら。
私たちに憑依して体を自分のものにする。Lが言った通り、あれ程多いと対処が難しい。
私やLの術が効くかどうか分からないものも、いくつか混じってるし。」

2人の術が効かない。一体そんな相手に、どう対処すれば良いのか。
0612奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 02:21:50.03ID:j9Kv7Qzya
 ドアが、開く。
『ちょっとお邪魔するよ。』 初老の男性が立っていた。
あの川の神様、○瀬△□◎主之尊。
「〇瀬の主様!」 翠を抱き寄せ、俺は床に膝をついた。
『君に子が生まれたと分かったら、いても立ってもいられなくてね。』
川の神様は部屋の中を見回し、一人掛けのソファに腰を降ろした。
『あんな山の中まで来てもらうのは細君の体に悪いだろうし、私が出向けば済むことだ。
どうしてもこのタイミングでなければ困る仕事もあったし、ついでに立ち寄らせてもらった。
しかし込み入った仕事とはいえ、少々疲れた。歳のせい、かな。』
俺は床に両手をついた。
「本来こちらから伺うべきところ、誠に申し訳ありません。」
『気の短い年寄りが待ちきれずに祭主の子に会いに来ただけ。気に病む必要はない。
さて、この年寄りと祭主が揃えば此所は即席の社。R、聞かせてもらおうか。
生まれた子は姫君かな、それとも若君かな。』
「男の子、です。」
『そうか、どちらにしても目出度い。では顔を見せてくれ。』
俺はベビーベッドから赤子を抱き上げ、川の神様の前に跪いた。
『ふふ、母君に良く似ている。君以上の美丈夫になるぞ。この子の名は?』
「藍と名付けました。」
『姉君の名とも縁があり、君たちの家族を結びつける力の名と同じ音。良い名だ。』
川の神様は赤子の体に三度触れ、何事か呟いた。ゆっくりとソファから立ち上がる。
『これで良い、御陰神様のご機嫌を伺ってから帰るとしよう。
姫君も、ご機嫌よう。弟君を大事にしておくれ。』
川の神様は翠の頭を撫でてからドアへ向き直った。
俺は駆け寄ってドアを開け、深く頭を下げた。
『お前たちも帰る支度をしなさい。何者も、今のお前たちに害をなすことは出来ない。』
ドアをくぐった瞬間、川の神様の後ろ姿は消えた。
0614奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 02:31:31.04ID:xtcDklxMa
 6月27日、子供が生まれて5日目。
生まれた時刻は3時18分だったから、『御影』が設定した期限は

今日の同時刻で切れる。
期限が切れた後は何が起こるか予想出来ない、当然外出は控えるべきだろう。

姫は大学を早退し、2人でお屋敷に戻って籠城の用意を済ませた。

翠に新しい絵本を何冊か買って病院に戻ったのが2時50分頃。ぎりぎり期限内。
その夜は何事も無く過ぎ、翌日も日中は特に変わった様子は見えなかった。

異変が起きたのは夕方。翠が欲しがった飲み物を買いに、一階の待合室に降りた時だ。
既に診療時間は終了している。人気の無い待合室。

玄関脇に並ぶ自動販売機の前まで来ると、玄関から異様な気配を感じた。
玄関のガラス越しにそっと外を覗く。玄関を出てすぐの場所にある小さな植え込み。

その前にボンヤリとした人影が立っていた。 ...まずい、あれは。
今までに見た、どの霊よりもおぞましいもの。
ケアンズのホテルで壁から生えてきた男も、

ある男の部屋に現れた鬼も、
これ程までに禍々しい気配をまとってはいなかった。
0619奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4287-zaPX)
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2017/11/07(火) 04:01:59.57ID:5cewNfi20
キャロル&王国チームは小屋の爆発に巻き込まれたり
溶けたのと遭遇したり最後M2での待ち伏せくらったりと
他2チームよりハードモードだな
ヒルトップ組なんかは遠足気分で帰ってきてるのに
0624奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-g930)
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2017/11/07(火) 06:21:11.29ID:q5tNi/L/a
>>615
リック
0626奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4df7-SaAB)
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2017/11/07(火) 06:42:35.79ID:3TQcoMm00
モラレスあんなあっさり殺すなら何で出したんだよw
アトランタでゆっくりさせてやれよw

キャロルらが来るのあそこのニーガン軍は生き残りとの無線で把握してたのに何で回遊してやられにいったのよ
するにしても視認した時点で様子見て射殺だろ
なぜノコノコ近くまでいったんだ

まともだったのは最後のLMGの人だけじゃん
ニーガン軍が数だけの無能集団に見える
前回ゾンビに食われた司令官っぽい人は有能ぽかったけど
0628奥さまは名無しさん (ブーイモ MM62-CLsu)
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2017/11/07(火) 06:50:59.79ID:pwVztkdWM
>>586
給仕係が油断して首締められ鍵取られる
ニーガンズがそのままヒルトップ襲う
グレゴリー保身で情けない死に方する
マギーの機転とモーガン無双でヒルトップ制圧
モーガンの説法にジーザスのそれでも俺は信じるでバチバチ
でまるまる一話使う気だろ
0631奥さまは名無しさん (JP 0H62-XCcV)
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2017/11/07(火) 07:18:45.90ID:UbpSYh87H
銃撃戦や待ち伏せてあれだけ無差別にバンバン殺しておいて、かたやロンゲみたいな特に憎しみ買ってるような奴はウダウダ言いつつ殺すべきじゃないとかぬかす

どう考えても脚本破綻してるんだが
アメリカ人アホさ加減がよく分かる
0639奥さまは名無しさん (ワッチョイ 497c-I9n6)
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2017/11/07(火) 09:07:32.71ID:xF9Jb9Ar0
ローリやシェーン、アンドレアとか死んだみたいなとき、デールの名前出たっけ?
0643奥さまは名無しさん (ワッチョイ 497c-I9n6)
垢版 |
2017/11/07(火) 09:22:05.75ID:xF9Jb9Ar0
デールやっぱ出なかったか
一緒に街まで行ったTドッグの名前は出て欲しかったですね
0645奥さまは名無しさん (ワッチョイ 797c-wI8j)
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2017/11/07(火) 09:32:31.34ID:FQpbiHhi0
他のことしながらチラチラよそ見しながら見てたらいつの間にか終わった
ポイントだけ見ればいいかなと思ったんだけど…
ここ読んでおけば充分だな
0651奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 09:58:03.21ID:hswB3zjVa
>>247
>>252
>>254
>>274
古今東西の近代古代のどんな兵法みてもだいたい皆殺しの作戦は下策。
皆殺しが定着したら今後どんなやつらも死力つくして向かってくる。
兵隊の何割かはやる気無い奴なんだから殺さない法方を定着させる方が絶対有利。
0655奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-FUD5)
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2017/11/07(火) 10:04:44.72ID:hn12gWpZa
>>651
皆殺しか降伏かで降伏する確率上がるじゃん
見せしめとして皆殺しは当たり前
そもそもニーガン一派が憎い、って動機なんだこら皆殺ししか選択肢ないような気がする
あいつらがいると俺たちが夜も眠れないって動機なんだから
0658奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 10:26:43.76ID:lY+jIPii0
モーガンって武術の達人設定の割りには弱いな
仏教徒設定の割りに情緒不安定だし

それに比べてジーザスはなんであんな強くて情緒磐石なの?
ジーザスが出てきたあたりのシーズン見てなかったからジーザスの設定を教えてくれ
唐突にゲイカミングアウトしたのだけは知ってる(あれドラマに必要だった?)
0661奥さまは名無しさん (ワッチョイ 896c-py9L)
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2017/11/07(火) 10:41:32.87ID:wUBV9Fbl0
アメドラはゲイを織り込まないと行けないルールあんのか
0665奥さまは名無しさん (ワッチョイ c96c-9Rqp)
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2017/11/07(火) 11:08:08.96ID:zxWgTAk60
モラレス出てきたけど速攻でダリルに殺されたな
前回のラストでモラレスは思わせぶりに登場したけど
なんだこのガッカリ感は
あれだったら出す必要もなかったろ
0667奥さまは名無しさん (ワッチョイ 71b9-Ab9z)
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2017/11/07(火) 11:24:06.65ID:iw23tJLZ0
エリックにとどめさしてやらないの?
かわいそうじゃん
0668奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 11:24:19.40ID:lY+jIPii0
>>651
降伏させた後で皆殺しにするのは兵法に叶ってるゾ
白起だってやってるだろ

戦ってる時には「降伏すれば命をとらない」って言うのは大事だけど
その後こっそり皆殺しにするのはモラルを度外視するなら合理的

そもそもあんなに大量の捕虜を収監するのも監視するのも食わせるのも負担が大きすぎるからね
あれ以上増えていけば受け入れ側が破綻するよ
0669奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 11:27:13.27ID:lY+jIPii0
>>667
エリックは助からないって2人とも思ってるなら
別れる時に頭を撃つか別れた直後にエリックが自分で撃つべきだよね
無駄に苦しむだけだし死んだ後ああなることはよくわかってるはずだからさ
あの結末をやりたいだけの不自然な脚本だよね
0670奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 11:28:13.62ID:lY+jIPii0
自然にあの結末にしたいなら
エリックはギリギリ助かるかな?わからないな?って感じにしておいて
戦いが終わった後アーロンが急いで医者を呼んで戻ってきたら…
の方が自然だった
0672奥さまは名無しさん (ワッチョイ c96c-9Rqp)
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2017/11/07(火) 11:39:00.37ID:zxWgTAk60
前までリックは捕らえたヤツをすぐ殺してたけど
今度はリックは殺さなくなったかわりにダリルと
モーガンがすぐ人を殺すようになっちゃったな
特にモーガンなんて人は殺さないみたいなこと
言ってなかったか? 
0675奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 11:57:53.28ID:yuqrtzK8a
セクハラ・パワハラ・人種問題がこじれて
くだらない人道まがいを入れてきたな
もうこれは
見ても仕方ない
0676奥さまは名無しさん (ワッチョイ 31ec-XC5I)
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2017/11/07(火) 11:58:02.59ID:+QvH0Hb20
捕虜はウォーカーに食わせるもんだと思ってた
殺さないけど死ぬのは看過するって感じで
仲良く数珠繋ぎで連れ帰っちゃうのはないわーと思った
0679奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 12:02:20.70ID:yuqrtzK8a
>>668
そもそも。捕虜を取るとかこのドラマの基本設定を無視している
生産がされない世界。全てが過去の蓄積物資を消費するしかない
世界でどこに捕虜を養う余裕があるんだw

どうせなら車椅子とか知的障害者も登場させて
立派な障害者福祉と犯罪者更生施設を維持してくださいなwww
0681奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 12:05:49.06ID:yuqrtzK8a
>>677
収容所でも作って見張り立てて、健康の為に
一日数回は運動させて、娯楽を与えて
自給自足で食料を収奪してくる見張りより
良いご身分ですな、捕虜様わwww
0682奥さまは名無しさん (ワッチョイ be67-lboT)
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2017/11/07(火) 12:06:21.30ID:3enW67bV0
>>677
最初から人数が少なく劣勢
住民分の食料さえなくて困っていた
奇襲が成功した段階なのでまだどちらが勝つか流動的

この段階で数十人の捕虜はやっぱりなんだかなって
0685奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 12:08:27.04ID:cyEY3uOGa
そもそもヒルトップも王国も基本的物資が豊かだからな。ニーガンの搾取さえなくせば余るくらいある。
王国なんか搾取されてたってそこそこ豊かだったし。
0689奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 12:13:50.00ID:yuqrtzK8a
>>688
おいおい
過去のシリーズで人肉工場まで持ちだした
世界設定はどうなったんだよw

食い物は豊富、電気使い放題。石油や薬品は余ってますかw
0690奥さまは名無しさん (スプッッ Sd62-TgyZ)
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2017/11/07(火) 12:15:25.89ID:l8LOpU85d
単純に、人間同士の殺し合いをそんなに見たくない
十八史略でも観てるんならまだしも素人のやることだし戦争ごっこ()で何のドラマもなく貴重な生存者がバタバタ消えていくのは萎える
0691奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:15:29.49ID:7Wh4Fs7ha
 姫と2人、廊下のベンチに座ってその時を待つ。
ゆっくりと、ゆっくりと過ぎる時間。じりじりする思いで待ち続ける。
30分程で分娩室のドアが開いた。姫が胸ポケットからそっとあの宝玉を取り出す。
事前に確認した手順通りだ。子供が生まれたら姫は宝玉をSさんに渡す。
そしてもし男の子なら、Sさんは宝玉をその子の足に嵌める。それで完了。
いや待て、それでは。
O川先生と看護師さんは男の子が女の子に変わったのを目の当たりにする。
何故それに気付かなかった?
かえって、それが『本当は男の子なのに』と強調する結果になりはしないか。
しかも一族の力の一端が人目にさらされる。その後の対応は一体どうすれば。
「Rさん、Lさん。分娩室へどうぞ。立ち会いをお願いします。」
我に返った。△本さんの声。師長を務めるベテラン看護師。
分娩室の中には看護師がもう1人、◎内さん。若手だが手際の良い人だ。
「Sさん、心強い味方が来ましたよ。」 O川先生が俺たちを見て微笑んだ。
分娩台のSさんがO川先生に右手を差し出し、O川先生がその手を握った。
「O川先生、私必ず元気な女の子を産みます。力を貸して下さいね。」
「その意気です。一緒に頑張りましょう。」
Sさんは△本さんと◎内さんにも手を差し出した。2人もSさんの手を握る。
「△本さんも、◎内さんも、力を貸して下さいね。きっと、女の子ですから。」
何故、『女の子』と二度繰り返したのだろう? しかもその前にSさんは3人の手を。
...そうか、術。確かに、これなら大丈夫。
Sさんは3人の視覚と記憶を一気に、そして確実に操作するつもりだ。
お正月のトランプで見せてくれた術、あの強力な後催眠暗示。
子供が生まれた瞬間にこの術は発動する。
そして生まれた子の性別に関わらず、3人にはその子が女の子に見える。
心から信じていれば口を滑らす心配は無い。恐らくこれが、最善の策。
0693奥さまは名無しさん (ワッチョイ 2e56-EaQE)
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2017/11/07(火) 12:16:27.64ID:PziAEuys0
>>687
半分物資をもらう代わりにちょっかい出してくるニーガン軍と戦ってくれという契約
その頃は相手がこんな強大な勢力だったとはリックらは思ってなかったけど
0694奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:17:20.10ID:jLphie0na
 Sさんの陣痛が強くなったのは翌日、6月22日の昼過ぎだった。
「翠、おいで。」 Sさんはベッドで翠を隣りに座らせ、小さな肩を抱いた。
「おかあさんはこれから赤ちゃんを産むの。待っててくれる?」
「うん。あかちゃんはおとこのこ?おんなのこ?」
首筋から背中の毛が逆立った。もし男の子で、翠の感覚がそれを感知したら。
「生まれてみないと分からないけど、おかあさんはどっちでも良いな。
男の子でも女の子でも、大切な宝物だから。早く会いたい。」
「みどりも、どっちでもいいな...」
Sさんの腕の中で、翠は既に寝息を立てていた。
「式が護ってくれるから、ゆっくり寝ててね。さて、これで一番の不確定要素は対応済み。」
Sさんがナースステーションに電話を掛ける間、俺は車椅子を準備した。
姫が車椅子を押してエレベーターに向かう。「いよいよですね。」
「L、頼りにしてるわよ。」 「任せて下さい。」
今回、Sさんの希望で俺と姫は出産に立ち会うことになっている。
O川先生が処置室の前で待っていてくれた。
「お二人は暫く此処でお待ち下さい。Sさんが分娩室に入ったらお呼びします。」
O川先生の表情に曇りはない。全て順調、自分に言い聞かせる。
0696奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:20:15.36ID:RvpwBW+ta
 『案ずるな。』
もう一度、ハッキリと声が聞こえた。間違いない、この声はあの時の。
『我が、分かるか?』
「はい。分かります。」
『心配だろうが、5日間、我が時を稼ぐ。
その間、何であろうと誰であろうと、お前達の邪魔をする力を此処へは通さぬ。
ただ一心に、お前達のやるべきことに集中すれば良い。』
あの場所。『聖域』の河口から遠い距離を越えて、一族最強の式が俺に話しかけている。
「とても心強いお話ですが、これは当主様のご指示でしょうか?」
『いや、我の意志だ。危急の場合、我らは独自の判断を許されている。』
「何故、私たちのためにそこまでして下さるのか分からないのですが。」
『礼、だ。あの酒は旨かった。だが、何よりお前達の気持が嬉しい。皆も喜んでいる。
ただし、期限は5日。それが限界だ。あとはお前達次第。さて、迎えが来たようだな。
細君の出産は明日、心してあたれ。』
闇は見る間に薄れ、廊下に小さな足音が響いた。姫だ。
「Rさん、どうしたんです。今の気配はまるで。」
「先月『聖域』の河口で会った、あの最強の式が味方をしてくれるそうです。
だから子供が生まれた後5日間は誰にも僕たちの邪魔は出来ない。心強いですよね。
それにSさんの出産は明日だと教えてくれました。もう部屋に戻って休みましょう。
明日は忙しくなりますよ、ドキドキしますね。」
「大丈夫です。私も、頑張りますから。」
0698奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:24:17.09ID:7Wh4Fs7ha
何年も後にその時の話を息子や夫とすることがあったので(息子に怖い記憶を思い出して欲しくなかったので息子から話すまで禁句になっていました)いくつか判ったのは

外にいた幽霊らしき者達はそんなに古いものではなく、昭和の始め頃の人であったようだということ。(夫から聞きました)
車の中から私達を出したかったようだとも言っていました。
怪我と息子は言いましたが怪我どころではなく、手足が欠けていた人もいたこと
怪我以外に火傷の様な炭化したように見えた部分もあったこと
骨も見えたそうです
全員がとても怒ったような恐ろしい形相だったという事がわかりました。
今更ながらそれを見たときの息子の気持ちを考えると涙が出ました。


随分後になって、駅前でとても立地がいいはずなのにずっと昔からそこは駐車場で
その前は空き地だったと近所に長く住む方から聞きました。
その辺りで一番の地主さんがずっと所有している土地だそうです。
私たちが怖い目にあったのは2005年頃ですが
その土地は今でも駐車場のままです。

拙い上に長文失礼いたしました。
0699奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2c6-dVlt)
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2017/11/07(火) 12:31:57.69ID:/iGVY1Iw0
見たくないなら見なければいい…うん、ここ三回ほどは早送りで見てる
ずーっと似たようなことやってるけど この戦いが終わった後はどうやって終結するんだろ
ウィルス説があった時まだ変化があったのにな
0700奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-OkHc)
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2017/11/07(火) 12:34:50.91ID:83LCvExqa
離脱したからまたモーガン回がありそうでこわい
0701奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:35:35.81ID:vrQkaGJAa
帰国した後、息子が3歳になったばかりの頃のことです。
車に乗って家族3人買い物に行きました、その途中夫が「コーヒー買ってくる」と
ある私鉄駅の駅前にある広いコインパーキングに車をいれスタバに行きました。

私と息子は後部座席に座って待っていましたが
夫が車から出て行って1分も経たない内に息子の様子に変化が現れました。
キョロキョロと車の両側を落ち着きなく見ているのです。
いつもと違う何か切迫したものを感じた私は息子を落ち着かせようと思い
横にあった絵本を取ろうとしてはっとしました。
息子の歯が小さくカタカタ音を立てている、震えているんだと気づいたのです。

夫と同じく豪胆で怖がったことのない性格の息子の顔に浮かんでいたのは明らかな恐怖でした。

「どうしたの?お腹いたい?」と話しかけましたが息子は目を見開いてキョロキョロするばかり
只事ではないと感じました、「何が見える?怖いものいるの?」と質問を変えると
「あの人怪我してるよ」
「いっぱい怪我してる」
「血と黒いの黒いのいっぱい、痛いの」
私には全く見えませんでした
夕日から夕闇に変る丁度見難いときでなんとなく霞のようなもやっているような感じでした。
見えても怖いのでしょうが見えないものが傍にいるというのもとてつもなく恐ろしく
なんとか息子の恐怖をとってやりたい、守らねばを思い「どこにいるの?誰がいるの?」と聞きました。
息子は「家族なの、おじいちゃんとおじさん、おばあちゃんとお姉ちゃんとお兄ちゃん」と答えました。
様子と人数から車の両側からこちらに近づいて来ているようでした。
0703奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:37:47.06ID:JbSHlMEsa
帰国した後、息子が3歳になったばかりの頃のことです。
車に乗って家族3人買い物に行きました、その途中夫が「コーヒー買ってくる」と
ある私鉄駅の駅前にある広いコインパーキングに車をいれスタバに行きました。

私と息子は後部座席に座って待っていましたが
夫が車から出て行って1分も経たない内に息子の様子に変化が現れました。
キョロキョロと車の両側を落ち着きなく見ているのです。
いつもと違う何か切迫したものを感じた私は息子を落ち着かせようと思い
横にあった絵本を取ろうとしてはっとしました。
息子の歯が小さくカタカタ音を立てている、震えているんだと気づいたのです。

夫と同じく豪胆で怖がったことのない性格の息子の顔に浮かんでいたのは明らかな恐怖でした。

「どうしたの?お腹いたい?」と話しかけましたが息子は目を見開いてキョロキョロするばかり
只事ではないと感じました、「何が見える?怖いものいるの?」と質問を変えると
「あの人怪我してるよ」
「いっぱい怪我してる」
「血と黒いの黒いのいっぱい、痛いの」
私には全く見えませんでした
夕日から夕闇に変る丁度見難いときでなんとなく霞のようなもやっているような感じでした。
見えても怖いのでしょうが見えないものが傍にいるというのもとてつもなく恐ろしく
なんとか息子の恐怖をとってやりたい、守らねばを思い「どこにいるの?誰がいるの?」と聞きました。
息子は「家族なの、おじいちゃんとおじさん、おばあちゃんとお姉ちゃんとお兄ちゃん」と答えました。
様子と人数から車の両側からこちらに近づいて来ているようでした。
0704奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 12:38:03.87ID:lY+jIPii0
>>677
>あんなにと言ってもたかが数十人。
「たかだか数十人」って
そんなのを抱え込むほど物資に余裕あったっけ?
ただ飯ぐらいってだけでもキツいのに
厳しく監視しないといけないからそのためのマンパワーもいる

ドラマだから真面目に突っ込まんとこうとマイルドにしといたけど
そうやってムキになって突っかかってくるならはっきり言わせてもらう
あんなに捕虜とるのは全く現実的でない、馬鹿げてる


>基地が二つも落ちてるんだからなんとかならんわけがない。
その基地には生産力なんか有るの?
あるとしたら、そこで働く人員はどっから?
いつ頃から稼動して収益が上がるの?
起動に乗るまでは負担の方が大きいぞ?
というより救世主に場所知られてるんだから守備するのが精一杯で生産なんか出来ない
下手な守備軍置くより放棄か破壊したほうが安全かもしれない


弱小勢力相手に捕虜取るならわかるけど
自分達より圧倒的にでかくて人数が脅威って相手と戦争するのに
あんなに捕虜とってたらあっという間にパンクだよ
ほんとに捕虜を殺さずに救世主と戦争したいなら余程の物資余剰が要る
そんな段取り何もしてないだろ?
ガバガバドラマってことだよ

俺は別にそれでいいんだけどさ
この程度の非現実性に気付けない奴が突っかかってくるなっつーの
0706奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:42:25.42ID:IUSmzY+Ba
私の夫が所謂「見える人」だと知ったのは結婚2年目になってからでした。
正月に夫の実家に帰った際に夫の幼馴染から聞かされて初めて知ったのです。
結婚するまで4年一緒にいましたが一度も彼から霊感があるなどとは聞いたことがなく
私はといえば異常に感が良いと周りから言われますが見えない人間で怖がりなので想像もしませんでした。
でも思い出してみると私が生まれてはじめての心霊体験をしたのも彼と一緒の時でしたし
時々「あれ?」と思っていたことにいくつか腑に落ちたりもしました。
ただ夫が何かを怖がる様を一度も見たことがなく、その幼馴染も「こいつは本当に豪胆だよ
小さいときから怖がったところを見たところがない」と言っていたほどなので
時々「あれ?」と思うようなことがあっても夫の様子を見るとすぐ安心してしまっていたのです。

息子が生まれた時、この子も夫から何か受け継いでいるのではないかなと
少し不安に思ったりもしましたが、産んだ場所が夫の海外赴任で駐在した海外であったこともあり
毎日バタバタと忙しくしている間に時間が過ぎて行きました。

息子には常に何か見えていたようで
私には見えない何かと「きゃっきゃっ」と大きな笑い声を上げて遊んでいたり
おしゃべりしたりしていました、。
そしてそんなときは必ずうちの犬とネコ達が息子のベビーラックやベッドの周りを守るかのように囲んで座っていたのも不思議でした。
いくつも不思議なことがありましたが息子が楽しそうなのと
夫が「大丈夫」といったので見守ることにしたのです。
0707奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 12:42:47.29ID:cyEY3uOGa
>>704
もともとヒルトップも王国も仏師は豊かだからな。
ニーガンに半分もとられてる。それが今月はないからかなり物資は豊富だろうな。
王国なんてニーガンに搾取されててもあれだけ豊かだったんだぜ。
余裕じゃね?
まあ食わせなくなったら最優先で見捨てられるだろが
0709奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:44:50.25ID:xtcDklxMa
さて、明日は(もう今日ですが)4時起きなので最後のボヤキを

本家にかけられた呪いの件ですが、呪いが直系と判断するのはどういう状況なのか?それについて考えました

当主さんが居て、娘さんが二人居たとします。片方が分家に嫁いでも呪いから見たら直系の判断基準は変わりません

比較的本家に近い分家は、出産において本家の犠牲になっている?と想像できるのがこの呪いへの対応です

赤の祭具が一つなのに、男の双子だったら? 意図的に早産、流産という手を使えばもう一方を防波堤にできますね。

3つの祭具のうち、世襲でない役職の祭具はあるにしても、赤の宝玉は原則本家にしか相続されないと思われます

昔は今よりも出産に関しては鉄の掟が存在し、場合によっては軋轢も生じたかもしれませんね

成長を待たずに男子が死亡し、残りの嫁いだ女子が出産。そうすると呪いの発動は移動します

時代によっては、本家側が分家のだれかを拉致する事もあったかもしれませんね

もしかしたら分家の反乱は、「何らかの形で」本家から真の独立を目指した物だったのかもしれませんね
0710奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 12:45:15.42ID:lY+jIPii0
>>680
皆殺しが下策っていうのは戦ってるときの話であって
捕虜をとった後に殺すのが人道的には問題だけれども戦いの上での問題ではない

お前はどっかで「皆殺しは下策」っていうのだけ読んで
その教訓の前提を理解しないまま棒暗記している
バカは何読んでもあんまり役に立たないって言うのはこういうこと

戦ってる時は「俺達の目的はニーガンの命だけだぞ」「仲良くしたいんだぞ」って言うのが正しい
勿論ニーガンはニーガンで「騙されるな」「降伏なんかすればお前らも皆殺しだぞ」って言う
どんな戦争でもそういうもので、こんなのそもそも大した話じゃない
0711奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-1xKD)
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2017/11/07(火) 12:46:02.17ID:WT2yn6fpa
降伏してる相手を殺したらニーガンに仕方なく従ってるような奴まで敵意持つだろ
ある程度情は見せておいた方がいいよ
まあでも逃走した奴等とお漏らし野郎は見せしめに殺すべきだけど
0712奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:46:31.26ID:IUSmzY+Ba
 「ちょっと待って下さい!だってあのDVDは。」
「時間的な順番からすれば当然なんだし、別に責めてる訳じゃないわよ。
でも初めて一緒に過ごしたあの夜、あなたの心に彼女の姿が浮かんだでしょ?
『Sさんは彼女に少し似てる』って。さすがにあれは、彼女に嫉妬しても罰は当たらないと思うな。」
「いや、それは...今、今は違いますよ。」
Sさんはふわりと立ち上がってテーブルを回り込み、俺の左隣りに座った。
「誰か別の女性を見た時、あなたが『Sさんの眼に少し似てる』とか、
『姫の髪型に似てる』って思うこと、ちゃんと分かってる。きっとLも同じ。
私もLも、それがとても嬉しいの。だから今は、あのDVDの彼女にも嫉妬なんかしない。
あ、でもLにはさすがに刺激が強すぎるわね。」
一瞬、目の前が真っ白になった。きっと俺の顔も蒼白だったろう。
「あの、もしかして、LさんもあのDVDを?」
「まさか。セーラー服だけじゃなく、白衣の天使も大好きだなんて、私、絶対Lに説明出来ない。」
!? 思わず立ち上がった。
「白衣って!そんな詳しく調べたんですか?中身は。」
「もう、落ち着いて。Lに見られないように荷造りするの、苦労したのよ。
題名やパッケージの写真が見えちゃうのは仕方無いでしょ。それに、半分以上が」
俺は思わず耳を塞いだ。恥ずかしい、もう滅茶苦茶だ。
「あ〜あ〜あ〜聞こえない。聞こえません、聞こえませんよ。」 「馬鹿みたい。」
仰る通りです。 絵に描いたような、今まで経験したことのない、それは見事な、藪蛇。
でも恥ずかしさと同時に、俺の心は不思議な安らかさで満たされていた。

『入学式と卒業式(中・冒頭部補遺)』 了
0713奥さまは名無しさん (ワッチョイ be67-lboT)
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2017/11/07(火) 12:46:42.87ID:3enW67bV0
物資も人員も豊富なニーガンがダリルやユージーンを人質に取って遊ぶのはあり
戦闘力なさそうな医師一人だけを拉致するのもあり
最初から人間扱いしないつもりで大量の人をトレーラーに押し込める終着駅型もわかる

でもジーザスのは普通に考えたらないと思う
アメリカテレビ業界の大人の事情なのかアメリカ人の好みなのか
たとえば昨今の乱射事件を受けて「許し」を盛り込みたいとか意図があるのか
0714奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:47:31.91ID:jLphie0na
 「そう、あなたは私のことをこれ以上無いほどに尊重してくれる。
私たちの一族では、女性がかなり尊重されてるから、表立っての男尊女卑は存在しない。
でも、それに慣れてる私でも、あなたの心の動きには時々本当に驚かされる。
あなたは私を自分のものだと思ってはいない。だから嫉妬もしない。Lについても同じ。
最大限に尊重してるから年下なのに『Lさん』って呼ぶし、自分のものだとも思っていない。
「...Sさんも、Lさんも、僕を自分のものだとは思っていないということですか?」
「独立した魂を持つ誰かが、別の誰かのものだなんて、そんなこと絶対に有るはずがない。」
Sさんは目を伏せて自分の指先を見詰めた。呟くような声。
「どんな人にも天命がある。特に術者は、その天命に忠実でなければ。」
天命を果たすことが魂の旅路の目的なら、夫婦や家族の意味とは何だろう。
いや、長い旅路の途中で出会い、真に結ばれる魂。それこそが『良き縁』ではないか。
「それぞれの旅路の中で出会い、互いの魂が引かれ合うからこそ...」
「ご名答。まあ正直、私だって『呼び捨てにして欲しい』『あなたのものになりたい』って、
思うこともあるけれど。」 Sさんは顔を上げた。悪戯っぽい笑顔。
「それにね、私、嫉妬したことも有るわよ。あなたのことで。」 「誰に、ですか?」
「名前は知らないけど、女優さん。きっと、あなたの部屋に有ったDVDに出てる人ね。」
顔から音を立てて血の気が引いた。
俺は何故、PCの脇、あのDVD(R18指定)の山を忘れていたんだ?
0715奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 12:48:19.34ID:cyEY3uOGa
>>704
いや、普通に水だけやっとくだけでも一週間くらいは生きるし、なんなら逃げられないように足かせつけと奴隷として使役してもいい。
圧倒的と言うがニーガンとこも200空300人くらいで大半は死んだろ。 今はそんな差なくなってきてるんじゃないかな。
0716奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 12:48:45.40ID:lY+jIPii0
対救世主戦で捕虜を生かしておく意味は何が有るかと言うと
協力的で大人しい捕虜であれば抱きこんで、まだ抵抗する救世主の前で叫ばせるんだよ
「俺は降伏したらとても幸せになった
 今ではヒルトップの人達と仲良く働いて十分に食べている
 みんなでニーガンを殺してヒルトップと和平を結ぼう
 ヒルトップの人達は平和を愛する誠実な人達だ
 いま降伏すれば決して酷い扱いはされない」
ってね

そういう奴が救世主の中に居るかはともかく、
今回捕虜に取った奴等は非常に反抗的で凶暴だからそういうのには適さないな
今後まだまだ捕虜が増えることを考えると
あそこでウォーカーのえさにしちゃっても悪くはなかった
0717奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:49:02.68ID:EtRfT8Tla
 「あの、前から気になっていたんですけど。」 「なあに?」
「何ていうか、僕たちは三角関係、ですよね。いくら一族では珍しくないとはいっても、
SさんはLさんと気まずい事になったりしないんですか?」
「今まで気まずいことになった事があった?」 「いや、今までは無い、と思いますけど。」
「気を遣ってくれるのは嬉しいけど、今までもこれからも、気まずくなんかならない。」
「でも。」 Sさんは人差し指で俺の唇を押さえた。
「じゃ、あなたは嫉妬してたの?」 「僕が誰に、ですか?」
「あなたは私に許婚がいると思ってたんでしょ?その許婚に嫉妬、してた?」
「いいえ。許婚がいるかもしれない人とこんな関係になって、
少し後ろめたいとは思ってましたけど。嫉妬する気には。」
「嫉妬は、相手を独占したいと思う気持ちから生まれる。自然な感情かも知れないけど、
夫婦や家族の結びつきを深めるのにはむしろ邪魔になる。その意味では邪念と言っても良い。」
「邪念、ですか?」
「あなたは今でも私のこと『Sさん』って呼ぶわね。どうして?」
「だって、Sさんは本当に綺麗で凄い人で。尊敬してるし、それに年上ですから。」
「好きな時に、そう、今だって抱けるんだから、この女は俺のものだって思わない?」
「いや、むしろこの状況が夢じゃないかと、今でも時々心配になるくらいです。
まして、Sさんが自分のものだなんて、とても。」
0718奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:50:27.49ID:/wZUxuwXa
 3人で朝食を食べ、姫の持ち物を皆で点検した。やっぱり、過保護か?
姫を助手席に乗せて出発。念のため少し早めに出たので道は空いている。
姫はずっと黙って窓の外を見ていた。気のせいか、少し横顔が緊張しているように見える。
リサーチしておいた通り、姫の高校の裏門近く、広い路肩に車を停めた。
運転席から出ようとしたら姫が俺の左手を掴んだ。目にうっすらと涙を浮かべている。
「どうしたんです?」 「私、Rさんと...」 つい、俺まで泣きそうになる。
「大丈夫、学校が終わるまでにちゃんと迎えに来ます。それまでお互い頑張りましょう。」
「Rさんも、寂しいんですか?」 
「あたりまえです。こんな長い時間離れることなんて無かったんですから。」
姫はハンカチで涙を拭いた。濡れた頬にそっとキスをする。
およそ学校に行くこと自体が初めてなのだから、不安で寂しいのは無理もない。胸が痛んだ。
「ごめんなさい。私、大丈夫です。でも、もうちょっとだけ。」
姫は俺の肩に頭を預け、暫く目を閉じていたが、やがて背筋を伸ばして前を見た。
運転席から出て助手席のドアを開け、車を降りた姫に鞄を手渡す。
「行って来ます。」 「行ってらっしゃい。じゃあ、あとで。」 「はい。」
少しだけ目が赤かったが、姫は爽やかな笑顔になっていた。これなら大丈夫。
小さく手を振りながら裏門をくぐる姿を見届けてから、ゆっくりと車を走らせた。
0719奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-SltT)
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2017/11/07(火) 12:51:04.87ID:Kr1juXWad
ニーガンとこは王国とヒルトップの献上品だけで生きてたのか?
自分とこの下々にもなにかしらはやらせてただろうけど人数的に合わないよな
0720奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 12:51:24.62ID:lY+jIPii0
>>715
捕虜虐待すんの?
ますます危ないな
戦争終結後に和平を結ぼうと思って捕虜とってるなら本末転倒だ
遺恨を孕む生存者は戦死者よりずっと厄介

特に同じ基地に詰めてた奴等は仲間意識強いだろうから一人殺したら全部殺した方がいい
全く抵抗せずに基地まるごと投稿してくるような戦意の低い基地があったらそこは捕虜として温存してもいいかもしれない
0721奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 12:52:24.82ID:iE03zj9Sa
 「本当に大丈夫なんでしょうか?」 そっと姫に囁く。
玄関の外に集まったものたちは、俺たちが出てくるのを待っている。
「神様を疑うなんて、罰が当たりますよ。」
姫が玄関のドアを開gけ、俺は意を決して一歩踏み出した。
さわ、と、空気が震えた。俺たちを中心にして、透明な波紋がgゆっくりと拡がっていく。
集まっていたものたちのほとんどが、その波紋を避けるようにあっけなく逃げ去った。
残ったものも地面に伏して次第に薄れていく。微かに聞こえる呪詛の声にも力は無い。
傾いた日差しの中で、微かに見える。俺たちの体を覆う夥しい光の粒子、『光塵』。
Sさんも、姫も、翠も、もちろん藍も。全身が淡い光で包まれdていた。
川の神様の残り香が、俺たちを護ってくれている。 胸の奥が熱くなった。
そして、Sさんの見た夢によれば、もう呪いが発動することはない。
俺の夢の中で川の神様が仰った『込み入った仕事』とは、この呪いを解くことだったのだろう。
長く一族を悩ませてきた呪いは、遂にその力を失った。 とても清々しい気分だ。
俺の後に翠と手をa繋いだ姫、その後に藍を抱いたSさん。ゆっくりと歩を進める。
その後ろには小さな白い影が見え隠れしていた。
「そう言えば、私も見たんです。川の神様の夢。」 俺は立ち止まって振り向いた。
「どんな、夢だったんですか?」 姫の頬がほんのりと紅に染まった。
「『今回の働きは見事だった。』と誉めて下さいました。それから。」
「それから?」 俺とSさんは声を合わせた。
「『次は君が産む子を期待している。』と。」 姫はかがんで翠とa視線を合わせた。
「ねぇ翠ちゃん。私が赤ちゃんを産んだら、嬉しい?」 「うん、うれしい!」
0723奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:54:26.27ID:/wZUxuwXa
 念のため、授けられた勾玉と短剣は持ってきている。
しかし、新しく生まれた子まで護ってくれるかどうかは分からない。
その時、俺はさっき見た夢を思い出した。
「あの、もしかしたら対処の必要はないかも知れません。」
Sさんと姫は同時に俺を見た。 「Rさん、どういうことですか?」
「さっき、夢を見たんです。川の神様が『大丈夫だから帰る支度をしなさい』と仰って。」
「それ、ただの夢じゃないかも知れない。私も見たのよ、川の神様の夢。
『これから後に生まれる男の子には何の障りもない。』と、そして
『新しい勾玉を届けに来た。』と仰ったの。もしかしたら。」
俺は未だ解いていない荷物の中から桐の箱を取りだした。
短剣、そして勾玉。水晶、白瑪瑙、翡翠、そして。
もう一個、見慣れない勾玉が並んでいた。吸い込まれるような深い青。
その表面に輝く、夜空の星のような、細かい金色の微粒子。
「Sさん、これ。」 俺はその勾玉をSさんに手渡した。
「瑠璃、そしてラピスラズリ。これは『藍』の極致。やっぱり、正夢だったのね。」
Sさんは藍の左足首からあの宝玉を外した。そして右手に瑠璃の勾玉を握らせる。
「川の神様のお墨付きが出たのだから大丈夫、皆で帰りましょう。」
0725奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 12:58:32.50ID:8n2N+8D9a
 ドアが、開く。
『ちょっとお邪魔するよ。』 初老の男性が立っていた。
あの川の神様、○瀬△□◎主之尊。
「〇瀬の主様!」 翠を抱き寄せ、俺は床に膝をついた。
『君に子が生まれたと分かったら、いても立ってもいられなくてね。』
川の神様は部屋の中を見回し、一人掛けのソファに腰を降ろした。
『あんな山の中まで来てもらうのは細君の体に悪いだろうし、私が出向けば済むことだ。
どうしてもこのタイミングでなければ困る仕事もあったし、ついでに立ち寄らせてもらった。
しかし込み入った仕事とはいえ、少々疲れた。歳のせい、かな。』
俺は床に両手をついた。
「本来こちらから伺うべきところ、誠に申し訳ありません。」
『気の短い年寄りが待ちきれずに祭主の子に会いに来ただけ。気に病む必要はない。
さて、この年寄りと祭主が揃えば此所は即席の社。R、聞かせてもらおうか。
生まれた子は姫君かな、それとも若君かな。』
「男の子、です。」
『そうか、どちらにしても目出度い。では顔を見せてくれ。』
俺はベビーベッドから赤子を抱き上げ、川の神様の前に跪いた。
『ふふ、母君に良く似ている。君以上の美丈夫になるぞ。この子の名は?』
「藍と名付けました。」
『姉君の名とも縁があり、君たちの家族を結びつける力の名と同じ音。良い名だ。』
川の神様は赤子の体に三度触れ、何事か呟いた。ゆっくりとソファから立ち上がる。
『これで良い、御陰神様のご機嫌を伺ってから帰るとしよう。
姫君も、ご機嫌よう。弟君を大事にしておくれ。』
川の神様は翠の頭を撫でてからドアへ向き直った。
俺は駆け寄ってドアを開け、深く頭を下げた。
『お前たちも帰る支度をしなさい。何者も、今のお前たちに害をなすことは出来ない。』
ドアをくぐった瞬間、川の神様の後ろ姿は消えた。
0726奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 12:59:22.25ID:cyEY3uOGa
>>720
妄想が酷すぎてなんとも、、自分の頭で考えたんか?結束が強いグループには強いリーダーと理念があるが、救世主にはあまりそういう描かれ方はしてない。リーダー不在でしかも他人の嫁を寝とるような暴君だからな。
ついて行ってるやつも生きるため立とかなんとか。
そこまで結束が固いグループでもなさそうだが。
別に無理に殺す理由探さなくてもいいだろ。物資はもともと豊富なんだし
0727奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 13:00:00.66ID:g0MiOEwUa
 『部屋に戻れ。』 足元から聞き慣れた声が聞こえた。
管さん。しかしその大きさ、丸くなっているが体を伸ばせば優に2mはあるだろう。
「管さん。あの、どうしてそんな大きさに?」
『『不幸の輪廻』の活動が活発になれば、『良き理』の活動も活発になる。それが道理。
わしらは『良き理』から流れ込む力を借りて活動する。流れ込む力が増えれば、当然こうなる。』
「今、外にいるあれには、『不幸の輪廻』から力が流れ込んでいるということですか?」
『そうだ。だからあれも普段よりずっと強い力を使える。
『御影』が決めた期限が切れたから、此処を探し当てることが出来たのだろう。
これから時が経てば、あれと同じようなものがもっと集まってくる。
『御影』が決めた期限は切れたが、勿論わしらがあれを食い止める。
しかし、今後なるべく此処には近づくな。早く戻れ。』
軽く頭を下げ、飲み物を買って部屋に戻った。姫が窓から外を覗いている。暗い表情。
「呪いは発動していないのに、何故あんなものが此処に。」
「さっき管さんは『不幸の輪廻』の影響だと言ってました。活動が活発化しているからだって。」
「明日で7日目、呪いの発動は止められると思うけど、退院する時が問題ね。」
そうだ、無事7日を過ぎたなら出来るだけ早く此処を出なければならない。
そして川の神様のお社で...しかし『もっと集まってくる』と管さんは言った。
そんな中、どうやって此の病院を出れば良い?
0729奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 13:07:32.04ID:lY+jIPii0
>>726
>結束が強いグループには強いリーダーと理念があるが、
>救世主にはあまりそういう描かれ方はしてない。
>リーダー不在でしかも他人の嫁を寝とるような暴君だからな。

救世主は統一されてる。
死に際までみんなアイアムニーガンて言ってるだろ。
あんな雑な統制のリーダーでなんでそうなるのかさっぱりわからないがそういう設定なんだからしょうがない。
強いリーダーのもとに統一された好戦的なグループが救世主だ。
お前はまずドラマをちゃんと見ろ。

>別に無理に殺す理由探さなくてもいいだろ。物資はもともと豊富なんだし
俺は合理的な話を言ってるだけ。
人道的に言ったら人は無闇に殺すべきじゃないが
どっかの軍師気取りが聞きかじり知識で「皆殺しは下策」とか言ってるから
お前はその警句の前提を理解してないと突っ込んでるだけ

実際問題これだけ大量に殺してて和平もクソもない
遺恨が大きすぎるから皆殺しにしちゃうほうが安全だよ
ドラマの主人公勢力の方針として不適切すぎるからやれないだけで
0731奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 13:10:51.14ID:lY+jIPii0
白起だって別に快楽殺人者だから何十万も捕虜殺したわけじゃない
自分達より人数多い捕虜なんか危ないし食わせるものがないし後方に送る余力も後方の受け入れ体制もないから
現実的判断で「全員埋めよう」ってなっただけ
0732奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 13:16:18.03ID:yuqrtzK8a
>>726
全員がニーガンを全否定してて笑った
0733奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 13:22:51.07ID:yuqrtzK8a
>>731
捕虜の虐殺の大部分の理由が
「補給と管理」だからな

今後数十年の食料・医薬品の消費と
その監視に携わる数十人の人員配置
とてつもないやっかい事をジーザスは
住民に押しつけた
0734奥さまは名無しさん (ワッチョイ c26c-n1f9)
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2017/11/07(火) 13:28:41.10ID:8kiTik1R0
先が気になりすぎて危うくネタバレ見るところだった
はやく来週にならないかな
ドワイトの行方が心配すぎる
0735奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-vIFb)
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2017/11/07(火) 13:48:18.65ID:kbqlEXKt0
ニックが最終的に不殺路線に行くみたいだから、それはそれで良いけどさ
突然キャラが頭悪くなったみたいに不殺を言い始めるのはホント勘弁
そういうキャラがいても良いけど、一貫性と説得力をくれ
急に愚かになって足引っ張ってイライラ…みたいな展開は誰も望んでない
0737奥さまは名無しさん (ワッチョイ 71b9-Ab9z)
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2017/11/07(火) 14:05:07.73ID:iw23tJLZ0
ジーザスにイライラする
それにしてもウォーカーは何で急にころがりだしたの?
0739奥さまは名無しさん (ワッチョイ 71b9-Ab9z)
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2017/11/07(火) 14:17:33.13ID:iw23tJLZ0
いや、今まであんな登場の仕方なかったからさぁ
0741奥さまは名無しさん (ワッチョイ d203-pUQr)
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2017/11/07(火) 14:28:05.50ID:l4tvCDmF0
もうニーガン編ダラダラやられるより8話までに決着して、後半8話でアレクサンドリア、ヒルトップ、王国等の連合の復興拡張と個々のキャラの話もやってくれたほうが良い
シーズン9に入る前に消化してくれや
0743奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-SrK5)
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2017/11/07(火) 14:32:26.84ID:Vg7gOt4U0
シャワーのヘッドを外して
肛門の中にシャワーのホースをねじ込んで
ウンコを洗い流すからね

ネジの溝にウンコがこびりつくし、
排水溝や浴室の床もウンコだし、
洗ったとしても汚いし、不衛生極まりない
0746奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4df7-SaAB)
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2017/11/07(火) 15:54:45.87ID:3TQcoMm00
モーガンはもうメンヘラだろw

次週はキャロル無双きそうだな
王様はキャロルのお膳立てのために死す
キャロルは無言で動くからかっこええ
0747奥さまは名無しさん (ワッチョイ e187-ip3T)
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2017/11/07(火) 15:57:03.76ID:dgjXrNnB0
モーガンは明らかに人格障害
他人の為に見えて実は自分の為で自己愛というか自己を肯定しようとあちこちブレるし
極端に思考が変わり過ぎる
下手すると自己肯定の為町に火を放つレベル
この世界を終わらせるんだと呟きながら
0749奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/07(火) 16:10:12.26ID:lY+jIPii0
>>744
その展開以外にジーザスが突然「俺ホモなんやでー」って言い出した必然性がないしね
ほんと唐突な自分語りからのゲイ告白意味不明すぎて草生えた
あれ聞かされたマギーはどうすりゃええのよ
0750奥さまは名無しさん (ワッチョイ 426c-RUML)
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2017/11/07(火) 16:24:04.26ID:A2yGen/a0
いやあ凄くつまらなくなったね
打ちきり間近って感じ
0754奥さまは名無しさん (ワッチョイ d203-pUQr)
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2017/11/07(火) 17:04:03.15ID:l4tvCDmF0
アトランタからアレクサンドリア辺りまで1000km程度

バーミンガムからでもちょっと遠い程度でガソリンさえ入手可能なら行けない距離ではないね
0757奥さまは名無しさん (ワッチョイ 6299-7tl6)
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2017/11/07(火) 17:33:28.27ID:EIF5UMkx0
投降者受け入れて同じ町で生活ってなっても投降者組で派閥作ってまた争いが起こるだろうし
放逐してもまた救世主みたいな略奪者集団になるんじゃないか
どう考えても殺すのが正解だったと思うわ、というかシーズン8始まるまではその覚悟して決起したとばかり思ってた
0758奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Ww5a)
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2017/11/07(火) 17:41:20.84ID:0A3ZSOmJa
>>757
あれはニーガンを許す布石なんだよたぶん。
原作ではニーガン殺さないけどドラマでそれを突然やると非難されるから、雰囲気作り。

だけどマキャベリズムを追求するだけではついていけない視聴者も出てくるので常に倫理観を追求する良識派の存在は必ずいるんだよね。それに倫理観との葛藤がないとただの殺戮ドラマだからな。
0777奥さまは名無しさん (ワッチョイ adc1-4jh6)
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2017/11/07(火) 18:20:43.93ID:Lk8AGEOI0
1話でシーズン6、7の反省したのかな?と安心した
2話でちょっと怖くなった
0789奥さまは名無しさん (ワッチョイ dd67-1xKD)
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2017/11/07(火) 20:31:24.38ID:9zMq3J5n0
>>785
>>786
でも救世主軍の中には自分と同じように痛めつけられたり家族を人質にとられて渋々従ってるような連中も大勢いるって事を1番よく分かってるのもダリルだと思うんだよな
0790奥さまは名無しさん (ワッチョイ be67-lboT)
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2017/11/07(火) 20:35:14.38ID:p0sNOrCO0
>>617
だよね。全く同じこと思ったわ

それからラストで王国の人たちが撃たれるシーンは
先日のラスベガスでホテルの32階から機関銃乱射した事件を思い出したわ
 
0791奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 20:35:42.68ID:JI+K8pfoa
 姫と2人、廊下のベンチに座ってその時を待つ。
ゆっくりと、ゆっくりと過ぎる時間。じりじりする思いで待ち続ける。
30分程で分娩室のドアが開いた。姫が胸ポケットからそっとあの宝玉を取り出す。
事前に確認した手順通りだ。子供が生まれたら姫は宝玉をSさんに渡す。
そしてもし男の子なら、Sさんは宝玉をその子の足に嵌める。それで完了。
いや待て、それでは。
O川先生と看護師さんは男の子が女の子に変わったのを目の当たりにする。
何故それに気付かなかった?
かえって、それが『本当は男の子なのに』と強調する結果になりはしないか。
しかも一族の力の一端が人目にさらされる。その後の対応は一体どうすれば。
「Rさん、Lさん。分娩室へどうぞ。立ち会いをお願いします。」
我に返った。△本さんの声。師長を務めるベテラン看護師。
分娩室の中には看護師がもう1人、◎内さん。若手だが手際の良い人だ。
「Sさん、心強い味方が来ましたよ。」 O川先生が俺たちを見て微笑んだ。
分娩台のSさんがO川先生に右手を差し出し、O川先生がその手を握った。
「O川先生、私必ず元気な女の子を産みます。力を貸して下さいね。」
「その意気です。一緒に頑張りましょう。」
Sさんは△本さんと◎内さんにも手を差し出した。2人もSさんの手を握る。
「△本さんも、◎内さんも、力を貸して下さいね。きっと、女の子ですから。」
何故、『女の子』と二度繰り返したのだろう? しかもその前にSさんは3人の手を。
...そうか、術。確かに、これなら大丈夫。
Sさんは3人の視覚と記憶を一気に、そして確実に操作するつもりだ。
お正月のトランプで見せてくれた術、あの強力な後催眠暗示。
子供が生まれた瞬間にこの術は発動する。
そして生まれた子の性別に関わらず、3人にはその子が女の子に見える。
心から信じていれば口を滑らす心配は無い。恐らくこれが、最善の策。
0792奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 20:38:50.17ID:vrQkaGJAa
 床に膝をつき、Sさんの手を握る。ずっと声を掛けて励まし続けた。
一時間近くが経っただろうか。
「もうすぐです。生まれますよ。」 Sさんが俺の手を一際強く握り返した直後。
「おめでとう御座います。やっぱり女の子ですね。」 O川先生は満面の笑み。
続いて産声が聞こえた。 姫がSさんにそっと宝玉を手渡す。
やがて△本さんがタオルにくるまれた赤子をSさんに抱かせてくれた。
あとはSさんが赤子の足に宝玉を嵌めるかどうか。
「あの、先生、もう一度性別を確認したほうが。」 ◎内さんの訝しげな表情。
腹の底がヒヤリと冷たくなる。何故だ?彼女には術が完全には効いていない。もしもこの後。
『そうです。性別が間違っていたら困りますから。』 軽い耳鳴り。
姫の『あの声』だ。微かに空気が震えている。
姫はふわりと近づいて、Sさんから赤子を受けとった。
『やっぱり女の子。ほら、Sさんによく似ていますよ。』
3人に向けて赤子をかざして見せる。 3人はボンヤリと赤子を見つめ、小さく頷く。
その時、Sさんが澄んだ声で歌い出した。3度繰り返し、新しい命を言祝ぐ歌。
一瞬ボンヤリしていた3人は、Sさんの歌声で我に返った。
Sさんの術と姫の術、最高のコンビネーション。
今度こそ大丈夫。
『◎内さんの言葉で皆が赤子の性別を確認した。確かに、女の子。』 それが3人の記憶。
O川先生も、△本さんも、そして◎内さん自身も。
そして宝玉を身につけた赤子は、今後3人だけでなく誰が見ても女の子。
取り敢えず山場を1つ越えた。あと7日間、何事もなければ呪いは発動しない。
0793奥さまは名無しさん (ワッチョイ 426c-RUML)
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2017/11/07(火) 20:48:46.85ID:A2yGen/a0
関西弁使う奴はどこのスレでみかけても
空気よまないバカばかりだわ
0794奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 20:49:29.81ID:7Wh4Fs7ha
 Sさんの陣痛が強くなったのは翌日、6月22日の昼過ぎだった。
「翠、おいで。」 Sさんはベッドで翠を隣りに座らせ、小さな肩を抱いた。
「おかあさんはこれから赤ちゃんを産むの。待っててくれる?」
「うん。あかちゃんはおとこのこ?おんなのこ?」
首筋から背中の毛が逆立った。もし男の子で、翠の感覚がそれを感知したら。
「生まれてみないと分からないけど、おかあさんはどっちでも良いな。
男の子でも女の子でも、大切な宝物だから。早く会いたい。」
「みどりも、どっちでもいいな...」
Sさんの腕の中で、翠は既に寝息を立てていた。
「式が護ってくれるから、ゆっくり寝ててね。さて、これで一番の不確定要素は対応済み。」
Sさんがナースステーションに電話を掛ける間、俺は車椅子を準備した。
姫が車椅子を押してエレベーターに向かう。「いよいよですね。」
「L、頼りにしてるわよ。」 「任せて下さい。」
今回、Sさんの希望で俺と姫は出産に立ち会うことになっている。
O川先生が処置室の前で待っていてくれた。
「お二人は暫く此処でお待ち下さい。Sさんが分娩室に入ったらお呼びします。」
O川先生の表情に曇りはない。全て順調、自分に言い聞かせる。
0795奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 20:51:15.66ID:JbSHlMEsa
 『案ずるな。』
もう一度、ハッキリと声が聞こえた。間違いない、この声はあの時の。
『我が、分かるか?』
「はい。分かります。」
『心配だろうが、5日間、我が時を稼ぐ。
その間、何であろうと誰であろうと、お前達の邪魔をする力を此処へは通さぬ。
ただ一心に、お前達のやるべきことに集中すれば良い。』
あの場所。『聖域』の河口から遠い距離を越えて、一族最強の式が俺に話しかけている。
「とても心強いお話ですが、これは当主様のご指示でしょうか?」
『いや、我の意志だ。危急の場合、我らは独自の判断を許されている。』
「何故、私たちのためにそこまでして下さるのか分からないのですが。」
『礼、だ。あの酒は旨かった。だが、何よりお前達の気持が嬉しい。皆も喜んでいる。
ただし、期限は5日。それが限界だ。あとはお前達次第。さて、迎えが来たようだな。
細君の出産は明日、心してあたれ。』
闇は見る間に薄れ、廊下に小さな足音が響いた。姫だ。
「Rさん、どうしたんです。今の気配はまるで。」
「先月『聖域』の河口で会った、あの最強の式が味方をしてくれるそうです。
だから子供が生まれた後5日間は誰にも僕たちの邪魔は出来ない。心強いですよね。
それにSさんの出産は明日だと教えてくれました。もう部屋に戻って休みましょう。
明日は忙しくなりますよ、ドキドキしますね。」
「大丈夫です。私も、頑張りますから。」
0797奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 20:55:41.39ID:DblJzEHEa
 「しかし、ずっと女の子として育てる訳にはいきませんよね?」
「生まれてから7日間欺くことができれば、もう呪いは発動しない。
その後はこれを外して育てても大丈夫。ただし、問題が2つ。」
これ程強力な祭具を、生まれたばかりの赤子に使うのだから、問題が有って当然だろう。
「どんな、問題ですか?」
「7日が過ぎたら、なるべく早く縁の神様にお参りして、
生まれたのは男の子だと報告してからこれを外さなければならない。
7日を過ぎてもこれを嵌めたままでいると、戻れなくなると言われてるの。
でも、7日が過ぎたら退院して、そうね、あの川の神様に男の子だと報告してから
これを外せば良い。だからこれは大した問題じゃない。」
「もう1つの問題は大したこと、なんですね?」
「大したことっていうより、ややこしい問題。L、何だか分かる?」
「子供が生まれてからこれを嵌めるまでをどうするか、だと思います。」
「そう、正解。」 「どういう事ですか?」
「もし男の子なら、当然これを使うことになる。
でも、これを使う前は男の子に見える訳だから、
誰かが『可愛い男の子ですよ』って言ったら、その時点で呪いが発動してしまう。
先代の桃花の方さまは、あのお屋敷でご出産なされたから、
その対策はわりと楽だったと聞いたけど。」
0799奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-Z0mE)
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2017/11/07(火) 21:24:48.21ID:MLXI09t40
>>789
そうだろうけど
グレンの時はしくじったけど今回は計画がある余計な感情に流されてたらまた失敗するからやるべき事をやる
今信じられる仲間の方が大事だし
0803奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 22:02:26.91ID:hNi1YZ5+a
 「それで、その箱の中身は、どうやってその呪いに対抗するんですか?」
Sさんは黙って白い包みを解き、小さな木の箱を取り出した。
材質は桐?一辺が10cm程の立方体。
「その呪いにはかなり複雑な方法が使われていて、未だ解くことは出来ていない。
根本的な解決が出来ない以上、呪いの力を逸らすしかない。
そのために使われるのがこれ。代々受け継がれてきた『遺産』。」
白く細い指が箱の蓋をゆっくりと開けた。
箱の中には真っ赤な液体が満ちていた、それはゆっくりと溢れて、箱の中から流れ出す。
箱の木の肌が、そして白い布が、見る間に赤く染まっていく。
いや、そんな筈は無い。木の箱に液体、しかも溢れ出るなんて...瞬きをして目を擦る。
やはり、白い布に小さな木の箱が乗っているだけだ。見間違い?
「見間違いじゃない。ある神様の『血』が、これに封じられた『力』の源。」
Sさんは優しく微笑み、箱の中からそれを取りだした。
赤い、宝石? 直径3cm程のドーナツ型。
赤さんごを思わせる鮮やかで深い色。滑らかな質感。艶やかな光沢。
石だとすれば、これは恐らく『璧(へき)』の一種だ。完璧という言葉の語源、環状の宝玉。
0804奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 22:04:40.08ID:EtRfT8Tla
 「相変わらず冴えてるわね。ほとんど正解。
でも、これは呪物じゃ無くて祭具。まあ、突き詰めれば両者の線引きは難しいし、
これに関しては間違うのも無理はない。元々は別の目的で使うものだし。」
「御免なさい。何て言うか、感じる気配が尋常じゃない気がして。」
「強力な呪いに対抗するのだから、尋常じゃ無い力は当然。
ただ、普通は出産後に幾つかの儀式を行うだけで充分、これを使う必要はない。」
Sさんは一旦言葉を切って白い包みを見つめた。小さく溜息をつく。
「呪いの影響を最も強く受けるのは、当主様の子か孫として生まれた男の子。」
つまり、Sさんのお腹の子が男の子なら呪いの影響を強く受ける。しかし何故。
「かなり前の時代から、当主様は世襲ではないんですよね。
なのにどうして当主様の子か孫として生まれた男の子が強い影響を受けるんですか?」
「呪いが掛けられた当時は世襲だったからよ。
普通、一度成立した呪いはその対象を変更出来ない。」
呪いの対象が変更出来ないのなら、『次の当主になる運命の男の子』は一応安全だ。
しかし『力』が血縁を通じて遺伝する以上、当主様の子と孫を危険にさらすのでは
将来の優秀な術者を失いかねない。まして現在、一族は少子化の影響を受けている。
性別に関わらず、生まれた子は絶対に失いたくない筈だ。
自分でも不思議だが、
この時、俺には『自分の子を失うかも知れない』という危機感が全く無かった。
もし翠を失ったらと想像するだけでパニックになりかけるというのに。
多分それは、あの箱の中身の役割を知っていたからだ。その呪いに対抗する強力な祭具。
0806奥さまは名無しさん (スプッッ Sdc2-6rU/)
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2017/11/07(火) 22:06:18.55ID:7VBnjaXSd
>>804
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0807奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 22:06:50.61ID:DblJzEHEa
翠を寝かしつけた後で、Sさんは俺と姫をリビングに招集した。
いつもなら翠と一緒に寝てしまう時間だが、今夜は姫もしっかり起きている。
テーブルの上には背の高いグラスが3つ。そして白い布包みが1つ。
説明を聞くまでもなく、その中身があの箱であることが分かる。
Sさんが桃花の方様から相続した遺産、飛びきりの呪物。
包みの中から滲み出す気配が気になって何となく落ち着かない。
「さて、何から説明しようかな。何となく、緊張するわね。」
「呪いの話から始めた方が良いと思います。Rさんは何も知らないんですから。」
「そうね、じゃ、まずは順序良く。」
Sさんは炭酸水にウイスキーを数滴加えただけの極薄ハイボールを一口飲んだ。
「簡単に言うと、私たちの一族には古い呪いが掛けられてるの。
男の子が生まれると呪いの影響を受け、最悪の場合、その子は命を奪われる。
記録によれば、600年ほど前、ある依頼を通して関わった事件が呪いの源。
一族の生業からして、そういう恨みを買うこともあり得る。仕方ないわよね。」
何となく、分かる。術者に恨みを抱いた何者かが、一族を根絶やしにするために
家の世嗣となる男の子を対象にした呪いを掛けたのだろう。
古い伝承には時折見られるモチーフだし、それに起因するしきたりが残る地域もある。
ただ、600年経ってもこの呪いの力は衰えず、その一方で一族は現在も命脈を保っている。
それならば、その呪いに対抗する方法があるということだ。つまり、あの箱の中身は。
「相続した遺産は、その呪いに対抗するための呪物ということですか?」
0811奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42dd-w3cA)
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2017/11/07(火) 22:29:00.46ID:4P3/q57k0
モーガン怒らせてたロン毛って救世主ですら厄介者みたいな扱われかただったし
コミュニティの一員に出来るわけないんだから殺しちゃっていいよな
それでモーガンのキチガイが多少納まるなら殺させればよかったんだ
0812奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 22:29:47.10ID:w+BjG7mDa
 2度目の調査は、スズキの大物5尾分の資料を採取して終了した。
もちろん50cm以下の小物も釣れたし、『十分なデータが取れた。』と遍さんは言った。
姫が62cmのアカメを1尾釣り、その資料を追加出来たのも大きな成果だ。
施設に戻り、釣り具を片づけたあとで、俺は用意してきた荷物を解いた。
ペットボトルに小分けした日本酒、餅、紙コップ、小さな紙皿。そして型抜きした厚紙。
調査の無かった5日、午後から街へ出て用意した物だ。厚紙はSさんが型を抜いてくれた。
あらかじめ遍さんにも話して了解をもらってある。
「祭壇はどこに作れば良いですか?」 「斜面を下る道の入り口近くが良いと思います。」
厚紙を組み合わせて簡単な祭壇を組み立てた。底の部分には重しにする石を何個か詰める。
防水加工された厚紙だし、屋根もあるから少々の雨なら供物は濡れないだろう。
5分程で小さなお社の形をした祭壇が完成した。
調査の間、俺たちを見守ってくれたヤマイヌとオオカミ、鮎を届けてくれた水妖。
それから、長い間この場所の境界を護り続けている式、『御影』。
皆に感謝の気持ちを込めて日本酒と餅を供える。
動物たちが出来るだけ長く命脈を保てるよう、長命祈願の祈祷も併せて行う。
姫に教えて貰った祝詞を詠唱し、姫と並んで手を合わせた。
「手順は、大丈夫でしたか?」 「はい、素晴らしい出来でした。合格です。」
遍さんの4駆に乗り込み、施設前の広場を出発したのは7時半少し前。
そのあとも暫くの間、俺たちを見守る視線を感じていた。
0814奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 22:31:09.62ID:YCH59TLKa
 翌日、家族4人揃っての朝食。何だか久し振りのような気がして可笑しくなる。
食事を済ませた後、部屋に戻ってのんびりしていると、
床に座って絵本を読んでいた翠が何事か呟いた。誰かに話しかけた風ではない、独り言?
Sさんと姫、もちろん俺も翠の独り言に聞き耳を立てた。
「とーしゅさまは、おかあさんのおとうさん。
とーかさまは、おかあさんのおかあさん。」
俺たち3人は思わず顔を見合わせた。
建前とはいえ、当主様と桃花の方様の血縁は封じられている。
Sさんは俺と姫に、翠の前ではその話題に触れないようにと念を押していた。
「もしかして、Mさんですかね?」
此処で過ごす間、俺たちの世話ををしてくれる感じの良い女性。
「Mさんが一族のしきたりを知らないはずが無い。違うと思う。」
それなら、考えられることは1つしか無い。しかし、そうだとすれば。
「翠が自分で感知した、ということですか?」 「そうとしか、考えられない。」
「以前、翠ちゃんの感覚の一部を封印した筈ですよね?」 姫の顔も緊張している。
「したわよ。でも封が不十分だったのか、血縁による特別な現象なのかは分からない。
今後の様子を見て、対応を考えなきゃね。あ、翠、大丈夫よ、大丈夫。」
俺たちが難しい顔をして話し合っているのを見て不安になったのだろう。
翠は顔を上げて俺たちを見つめていた。泣きそうな顔。
俺は慌てて駆け寄り翠を抱き上げた。
「大丈夫だよ。お父さんと一緒に絵本読もう。ね?」
正直、翠の将来に不安はある。でも、それは考えても仕方が無いことだ。
翠の成長を見守りながら、その都度対応するしかない。
床から絵本を拾い上げ、ソファに座る。
笑顔の戻った翠と一緒に、大きな声で絵本を読んだ。
0815奥さまは名無しさん (スプッッ Sdc2-6rU/)
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2017/11/07(火) 22:41:33.87ID:7VBnjaXSd
>>814
おい糖質オヤジ、さっさとあぼーんで埋め尽くしてみろよwww
0817奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 23:09:29.15ID:wB/7LyS7a
 そうか。 水妖≒河童、山妖≒山童。 そうだったのか。
河童の原始的な姿を示すと言われる奄美のケンムンや沖縄のキジムナーには、
捕った魚を分けてくれるという伝承や魚の片眼を食べるという伝承が多い。
何故エラから口でなく、片眼から口に笹を通すのかは分からない。
しかし、俺と同じような経験をした人間が語った話が、
後にそれらの伝承に変化したのではないか。片眼の抜かれた、贈り物の魚。
河童が魚の片眼を抜くという話は聞いたことが無い。
しかし『片眼の魚』の伝承は各地に残っていると聞いた。
元を辿れば、河童と片眼の魚は結びついていたのかもしれない。
今、此処以外に、河童や山童がいる場所が残っているだろうか。
去年、沖縄に旅行した時、同行した沖縄出身の少女から
『先の大戦以降、キジムナーを見たという人はほとんどいないらしい。』という話を聞いた。
それに姫は、『先の大戦以降、此処以外であの光の列が現れたという報告は無い。』と言った。
『先の大戦以降』、単なる偶然とは思えない。それはあまりに不思議な符号ではないか。
恐らく先の大戦を境に、何かが大きく変わったのだ。
社会の仕組みか、人の心のあり方か、あるいは魂の旅路に関わる何かか。
それは一体何だろう。それが分かれば、人と妖怪が近しい生活を再び取り戻せるのか。
鮎をビニール袋に入れ、柏の葉を片づけながら、そんな事を考えていた。
0818奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 23:10:29.41ID:wB/7LyS7a
 翌朝、俺は7時前に眼を覚ました。姫は隣のベッドで寝息を立てている。
そっと部屋を出て、施設の玄関に向かった。何となく、そうすべきだと思ったからだ。
鍵を開け、ドアを押し開ける。ガサガサという異音、一体?
ドアをくぐり、足下を見て息を呑んだ。
細い笹で繋がれた鮎が、床に敷いた柏の葉の上に置かれている。
鮎の片眼から口に笹を通し、また次の鮎の片眼から口に笹を通す。
そうして十数尾の鮎が繋がれていた。間違いない、昨夜の水妖たちの仕業だ。
あの、小さな黒い人影たちが鮎を捕り、笹で繋ぐ情景が脳裏に浮かぶ。
罪滅ぼしのつもりなのか、昨夜は不気味に見えた黒い影に親しみが湧く。
「Rさん、そのお魚、昨夜のうちに?」 パーカーを羽織った姫が立っていた。
「水妖たちがお詫びに置いていったんでしょうね。今日の昼食は鮎の塩焼きです。
当主様のお屋敷に戻ったら、早速準備しましょう。」
折角だから、ヒレに塩をまぶし、魚体に踊り串を打つ。本格的な塩焼き。
笹を通してあるから片眼は潰れているが、そこに串を打てば全然目立たない...
え?片眼が潰れた、贈り物の魚?
0820奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 23:16:18.93ID:w+BjG7mDa
 「カワウソやオオカミのこと、知っていたんですか?」
姫は俺のベッドに腰掛けた。窓には鍵、そしてカーテン。
「此所には貴重な動物がいる。それは聞いた事がありました。
他の場所には、もういなくなった動物たちだって。
だから、出来れば自分の眼で見てみたかったんです。
でも、本当に遇えるかどうか分からなかったから、Rさんには話せませんでした。
期待を裏切ってしまったらと、そう思って。」
俺は姫の隣に腰掛けて、小さな肩を抱いた。
「気を遣ってもらって、本当に感謝してます。それに、遍さんの話を聞いて、
長い間忘れていた、とても大事なことを、思い出すことが出来ました。」
俺はもう絶対に、あの動物たちの事を忘れない。そう、絶対に。
「気を悪くしてませんか?」 「大・丈・夫、分かるでしょ?」 「...はい。」
決して失いたくない温もりを、もう一度しっかりと抱き締めた。
0821奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
垢版 |
2017/11/07(火) 23:17:37.07ID:w+BjG7mDa
 「はい...古い、死者の魂が河の水を依り代にして人の姿をとったものが『水妖』、
同じ魂が山に上り、落ち葉を依り代にして人の姿をとったものが『山妖』。
だから『水妖』と『山妖』、どちらも本質としては同じものです。
そのまま長い時を経て、人としての性質や記憶が失われると、
妖怪と呼ばれるものに変化します。
それは、肉体が滅んだ後もこの世に留まり続ける魂の成れの果て。
それもまた魂が辿る旅路の終着駅の1つ、そう、私は教えて貰いました。
遍さん、説明は、これで良いですか?」
姫の表情は少し緊張している。恐らく、遍さんが『上』のメンバーだと知っているのだ。
一族の事情に疎い俺には失言のしようもないが、様々な事情を知る姫にとって、
『上』の前での失言は許されない。注意深く言葉を選んでいるのが分かる。
「お見事。過不足のない、完璧な説明です。相変わらず聡明で、そして慎重なお方だ。」
聞きたいことは他にもあるが、今、姫にこれ以上の緊張を強いるのは酷だろう。
「『御影』と『水妖』、何となく分かりました。ところで遍さん、明日も調査をするんですか?」
「午前中は調査をするつもりでしたが、予想より多くの資料が集まりました。
明日は当主様のお屋敷に戻って試料を大学に発送します。次の調査が必要かどうか、
その後で相談しましょう。だから明日の朝は少しゆっくり、8時起床で如何ですか?」
「了解です。じゃ、明日の朝8時に。」
俺は姫を促して部屋に戻った。
0823奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 23:19:03.44ID:IBUR9oMxa
 思い出した。
俺は何故、昔聞いたヤマイヌとオオカミの話を忘れていたのか。
どうして昨日見た動物を、カワウソではなくヌートリアだと思ったのか。
とても哀しかった。哀し過ぎて、俺は自分の記憶を封印していた。
2003年、日本最後のトキが死んだ。その名は『トキ子(キン)』。
中国から移入したトキの増殖が行われているが、日本のトキは、もう、いない。
トキ子が死んだことを知った夜、俺は夢を見た。
とても哀しくて、辛い夢。
そしてその翌朝以来、俺は忘れていた。この国で人間が絶滅させた動物たち。
オオカミ、ヤマイヌ、そしてカワウソ。それらを忘れるように仕向けたのは、俺自身。
人間が絶滅寸前に追い込んだ生物たち。その過程には言及することなく、
今度は自分たちの利権と主義主張のために、その生物たちを利用する。
例えば希少動物を原告にした裁判。そんな恥知らずな茶番なら、幾つも知っている。
自然保護運動を隠れ蓑にした、補助金の利権を巡る争いはその最たるものだろう。
カンガルーの個体数調整を是としながら、クジラとイルカを神聖視するテロリストも同様。
此所で静かに生物たちを見守り、その生態を記録し続ける遍さんの心境を思うと、
軽々しく『保護』という言葉を口にした自分が恥ずかしくなる。
0825奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 23:21:01.57ID:Ei6KeocXa
 考えたことも無かった。
『聖域』の中には未だ生き延びている。カワウソが、ヤマイヌが、そしてオオカミが。
「今のうちに保護することは、出来ないんですか?」
「既に『聖域』以外では絶滅したと考えられている動物たちです。考え方は様々でしょうね。
でも、私はそれらの動物を此所の環境から切り離してはいけないと思っています。
あの動物たちを檻の中に閉じ込める。私にはそれが正しい方法だとは思えません。
Rさん、あなたは日本のトキが辿った道をご存じですか?
日本で最後のトキは、檻の中で、死んだのですよ。」
遍さんは言葉を切り、ふう、と小さく息を吐いた。
「人の都合で絶滅寸前に追い込んだ生物たち。
それを更に、保護の名目で檻の中に閉じ込める。傲慢だとは思いませんか?
『聖域』に生息する全ての生物は、私たち一族が大切に受け継いできた遺産。
そしてもちろん、この国全体の遺産でもあります。
もしも生物の一部が、私たちの代で絶滅することになったとしても、
私たちは絶滅した生物を忘れてはなりません。私たち自身がその生物を絶滅に追い込んだ。
その痛切な自責の念とあわせて、絶滅した生物たちを記憶し続ける義務があります。
そして、そのためにこそ、私は此所で研究を続けているのです。」
遍さんの笑顔は優しく、そして、哀しかった。
0827奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 23:30:25.61ID:KRFqRajMa
 御影、それがあの闇の名。確かに先刻、俺はあの闇に助けられた。
しかし、その前に姫は術を、『あの声』を使おうとしていた。
もし姫が術を発動していれば、あの闇に関係なく俺の身を護ってくれただろう。
不遜かもしれないが、俺には確信があった。当然、遍さんを責める気など無い。
「あの河でアカメを捕獲したのが初めてなら、その影響を予想出来なくても仕方ありません。
怪我もしなかったし、もう気にしないで下さい。それよりも、教えて下さいませんか。
御影と水妖。あれらは、一体、何ですか?」
「御影は、『聖域』の境界を護る式です。境界には強力な式が配置されていますが、
御影はその中でも最強の力を持ち、あの湾と海岸の周辺を護っています。
当然、あの場所に『余所者』が入り込む事などあり得ません。
人も動物も、そして霊的な存在も。もちろん渡り鳥や回遊魚は例外ですが。」
人はともかく、動物であっても余所者は入り込めない。それはおかしい。
『聖域』がいつ成立したのか具体的には聞いていないが、
廃村の話からして、少なくとも100年近く前なのは間違いないだろう。
しかし俺は昨日ヌートリアを見た。ヌートリアが日本に持ち込まれたのは70年ほど前。
既に『聖域』は成立していた筈だ。なのに何故ヌートリアはあの河に侵入し定着できたのか。
それにヤマイヌ。あの野犬の群れは、聖域の成立以前から存続してきたというのか。
0828奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/07(火) 23:32:29.67ID:DblJzEHEa
 『あれらに悪意はない。お前たちの釣りが、
何よりこの魚を釣ったことが、あれらを強く刺激した。』
吹き抜ける冷たい風に乗って、その声が再び空気を震わせる。
『しかも、あれらが移動する時刻に近かった。間が、悪かったのだ。
どうか、無礼を許してやってくれ。』
恐る恐る視線を正面に戻す。俺の目の前、多分数m先に、それはいた。
対岸の景色と夜空、俺の視界のほとんどがそれに遮られている。デカい。
それが何なのかは分からない。どうしても眼の焦点が合わず、それ自体は見えない。
ただ俺の前に、巨大な漆黒の闇が蟠っている。
一切の反論や質問を許さない、圧倒的な気配。冷たい汗が流れた。
『やがてあれらが山に移動する時刻。今の内に調査を終えて戻れ。
陸ならば送りの護りも効く。さあ、早く。』
調査? ああ、試料。早くウロコと背ビレを。
水面に静止しているアカメのウロコを一枚取り、そして背ビレの後端を少し切り取った。
『済んだな。もう、巣に戻すぞ。』
アカメは身体を大きくくねらせ、ゆっくりと泳ぎだした。その姿が水中に消えていく。
『あれらには、我が因果を含めておく。移動の時間さえ避ければ、今後の心配は要らぬ。』
闇と気配は見る間に薄れ、対岸の景色と星空が視界に戻ってきた。
「Rさん、急いで下さい。」 姫の声だ、我に返る。
川岸に上がり、遍さんに試料を渡して手早く釣り具をまとめた。
遍さんもすぐに調査用具を片づけた。それぞれライトを持って出発する。
皆、無言で細い獣道を歩いた。
0829奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/07(火) 23:52:49.77ID:yuqrtzK8a
>>789
渋々だろうが積極的だろうが、表に現れた行為が全てだ
ひと頃したら渋々でも犯罪者
0830奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/07(火) 23:55:39.27ID:KRFqRajMa
 『あれらに悪意はない。お前たちの釣りが、
何よりこの魚を釣ったことが、あれらを強く刺激した。』
吹き抜ける冷たい風に乗って、その声が再び空気を震わせる。
『しかも、あれらが移動する時刻に近かった。間が、悪かったのだ。
どうか、無礼を許してやってくれ。』
恐る恐る視線を正面に戻す。俺の目の前、多分数m先に、それはいた。
対岸の景色と夜空、俺の視界のほとんどがそれに遮られている。デカい。
それが何なのかは分からない。どうしても眼の焦点が合わず、それ自体は見えない。
ただ俺の前に、巨大な漆黒の闇が蟠っている。
一切の反論や質問を許さない、圧倒的な気配。冷たい汗が流れた。
『やがてあれらが山に移動する時刻。今の内に調査を終えて戻れ。
陸ならば送りの護りも効く。さあ、早く。』
調査? ああ、試料。早くウロコと背ビレを。
水面に静止しているアカメのウロコを一枚取り、そして背ビレの後端を少し切り取った。
『済んだな。もう、巣に戻すぞ。』
アカメは身体を大きくくねらせ、ゆっくりと泳ぎだした。その姿が水中に消えていく。
『あれらには、我が因果を含めておく。移動の時間さえ避ければ、今後の心配は要らぬ。』
闇と気配は見る間に薄れ、対岸の景色と星空が視界に戻ってきた。
「Rさん、急いで下さい。」 姫の声だ、我に返る。
川岸に上がり、遍さんに試料を渡して手早く釣り具をまとめた。
遍さんもすぐに調査用具を片づけた。それぞれライトを持って出発する。
皆、無言で細い獣道を歩いた。
0831奥さまは名無しさん (ワッチョイ 49dd-7T4N)
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2017/11/08(水) 00:29:20.85ID:ieuZJjb30
ニックが何故助かったのかが分からなくなった
訳分からなくなってもうもう一回一話から見直した
てっきりリックとダリルは別の場所だと思っていたら
アーロンと同じ担当だったんだ
丁度リックがアーロンにエレベータの所うんぬんの字幕を見落としてた

やっぱ二カ国語で放送して欲しい
0832奥さまは名無しさん (ワッチョイ 2270-2V/I)
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2017/11/08(水) 00:31:16.50ID:FEuXq/2e0
>>831
そもそも誰がどこで何やってんのか
視聴者は分かってない。
ってか分からせようとしない編集。
そしてその分からせようとしない編集には全くの意味を感じられない。意味不明。
0833奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8187-CNyv)
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2017/11/08(水) 00:31:47.33ID:VAwOmZ3F0
ニックって誰?w
0834奥さまは名無しさん (ワッチョイ 49dd-7T4N)
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2017/11/08(水) 00:33:46.92ID:ieuZJjb30
リックでしたw
0835奥さまは名無しさん (ワッチョイ 319f-SltT)
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2017/11/08(水) 00:47:00.03ID:EEvUgLCX0
作戦の全容は見てるうちに段々わかるけど、最初からわかってても何の問題もないよね
しかしエゼキエル襲われるだろうなってフラグは立ちまくり、最後ああやっぱりな、で終わった
演出意味不明すぎる
0836奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42dd-w3cA)
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2017/11/08(水) 00:51:10.62ID:Xrm3emv80
ピクニックじゃねえんだから頻繁に開けた場所で談笑するのやめてくれよ…
と思ってたらまんまと撃たれた

もうちょっと馬鹿っぽくないやられ方に出来ないのかな
なんでニーガンもエゼキエルも銃を恐れないのw
0846奥さまは名無しさん (ワッチョイ 827f-9i4o)
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2017/11/08(水) 06:30:06.43ID:VooNnUaT0
モラレスの人は100話記念の一環の特別招聘だろ
週跨いどいてあっさりやられたのは単純に笑うところ
このドラマは真面目な顔して、結構こういうお遊びばっかりでしょ
日本の視聴者はマジメに見過ぎ
0850奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dd-7T4N)
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2017/11/08(水) 08:51:20.05ID:J927NE+90
字幕に集中してると画を見落としてストーリーが分からなくなる
画に集中してると字幕を読み切れずにストーリーが分からなくなる

吹き替え版の放送ヨロ
0855奥さまは名無しさん (ワッチョイ 426c-RUML)
垢版 |
2017/11/08(水) 09:12:09.32ID:lLhdrR+20
吹き替えは中学生から見てないな
偽者の感じがするから
0856奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-4Mna)
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2017/11/08(水) 09:12:17.90ID:IN4CcJro0
シャワーのヘッドを外して
肛門の中にシャワーのホースをねじ込んで
ウンコを洗い流すからね

ネジの溝にウンコがこびりつくし、
排水溝や浴室の床もウンコだし、
洗ったとしても汚いし、不衛生極まりない
0857奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/08(水) 09:25:39.35ID:UiohYlMe0
ダリルの声とか最高だから吹き替えは絶対ないわ
なんで見た目だけでなく声まで理想的なんだろうなあのオッサン
0858奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/08(水) 09:27:07.20ID:UiohYlMe0
>>836
あんな簡単に誘導できるほど行動がコントローラボーなら追い返すことも出来るはずじゃないかって思っちゃうよな
0861奥さまは名無しさん (スップ Sdc2-SvPy)
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2017/11/08(水) 10:36:14.11ID:I+TW59cZd
>>859
そんな事したら来月の家のローンの支払いが・・・
0868奥さまは名無しさん (ワッチョイ c96c-9Rqp)
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2017/11/08(水) 11:09:20.51ID:ypmG6/Lr0
モラレスか、あれだったら出す必要もなかっただろ
何の立ち位置で再登場させたんだ?
0871奥さまは名無しさん (JP 0Hf1-x3Hc)
垢版 |
2017/11/08(水) 11:17:24.91ID:CvAqpMirH
ジーザスって空手かキックでもやってたの?
棒モーガンに素手で勝てるって強すぎだろ
モーガンもジーザスの目盗んであのロン毛殺せよwww
0873奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4932-Iqk6)
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2017/11/08(水) 11:58:25.14ID:xx554tTk0
ダリルは自分が甘い考えを持ったせいでタラの恋人のデブ医者を死なせたと思ってるからな
例え顔見知りだろうと闇落ちした奴は殺す事にしたんだろ
0874奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-SvPy)
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2017/11/08(水) 12:12:00.31ID:J32+vyuhd
このダリル、容赦はせん!URYYYY!
0875奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa4a-Q/5A)
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2017/11/08(水) 12:23:45.80ID:k5O0dP6Ya
 「兵に告ぐ」
敕命が發せられたのである。
既に天皇陛下の御命令が發せられたのである。
お前達は上官の命令を正しいものと信じて絶對服從を
して、誠心誠意活動して來たのであろうが、

既に敕命天皇陛下の御命令によって
お前達は皆原隊に復歸せよと仰せられたのである。
此上お前達が飽くまでも抵抗したならば、それは
敕命に反抗することとなり逆賊とならなければなら
ない。
正しいことをしてゐると信じてゐたのに、それが間違って
居ったと知ったならば、徒らに今迄の行がゝりや、義理
上からいつまでも反抗的態度をとって
天皇陛下にそむき奉り、逆賊としての汚名を
永久に受ける樣なことがあってはならない。
今からでも決して遲くはないから
直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復歸する樣に
せよ。      戒嚴司令官 香椎中將

上官の命に従っただけの一兵卒は原隊復帰で
処刑を免れたが、その後は悲惨だった

各所属隊から前線基地に送られ
「汚名をすすぐために全員白木の箱で帰還せよ」と命じられた
0876奥さまは名無しさん (ワッチョイ 718e-d23H)
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2017/11/08(水) 12:35:18.63ID:TBslvrxP0
>>872
デールやモラレスがいたキャンプでは
メルルと同じぐらいダリルも嫌われ者だったからな
その恨みみたいなのがあってあっさりと殺したんじゃねw
第一リックにも銃向けてたしな
0877奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-g930)
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2017/11/08(水) 12:44:52.64ID:7irxqvUS0
ダリルはバウワーの小山さんより
ステイサムや龍が如くの伊達役の山路さんの方が
あってる気がする
0878奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/08(水) 12:57:14.79ID:UiohYlMe0
ノーマンリーダスの声が最高なんだから吹き替えなんかいらんわ
0880奥さまは名無しさん (ワッチョイ 42bf-zM96)
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2017/11/08(水) 12:58:51.86ID:UiohYlMe0
>>869
救世主側ですら迷惑そうにしてた問題児なんか殺していいよなw
ヒルトップで善良な農民になるわけない
0885奥さまは名無しさん (ワッチョイ 6e8e-DZ9y)
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2017/11/08(水) 13:21:05.74ID:1tB/oD200
男モーガン降りる
0887奥さまは名無しさん (ワッチョイ 6e8e-DZ9y)
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2017/11/08(水) 13:31:01.73ID:1tB/oD200
Dは仲間になるだろう
ジーザスが内通くさいな
0889奥さまは名無しさん (ワッチョイ eddd-7T4N)
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2017/11/08(水) 13:42:15.47ID:SgwELQrx0
>>860
そもそも元の声を知らないんだから何も問題なし
0891奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-AROr)
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2017/11/08(水) 13:45:30.78ID:M0Kc/n/o0
衛生基地の部屋にあれだけ写真貼ってあったのに不思議なくらいルシールが濡れない
スペンサーとか救世主の元医者あたりで使ってやれよと思ったわ
0892奥さまは名無しさん (アウアウウー Saa5-Q/5A)
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2017/11/08(水) 13:49:57.28ID:zYj2C5e3a
ホモ役の男は実際にホモなのかな?
きついよなーノンケだったら男とキスすんの。
0893奥さまは名無しさん (アウアウウー Saa5-Q/5A)
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2017/11/08(水) 13:52:38.36ID:zYj2C5e3a
リック、ダリルのことちょっと嫌いになったな。
0896奥さまは名無しさん (ブーイモ MMb6-WIqU)
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2017/11/08(水) 14:17:13.92ID:H1evvvpDM
S8って、昔から顔見知りとか、たまたま自分たち側にいた奴は愛着あるし味方ということで守る、そうじゃない奴、よく知らない奴は殺して構わないし殺すべき、良くも悪くもそういう論理で動いている世界に対するアンチテーゼだと気付いた
勿論、舞台設定は平時じゃなくて稀有な非常時なんだけど

それからはモーガン等には苛々しなくなった

むしろ糞演出の方がイライラする
時間軸ズラすのがデフォみたいな
0898奥さまは名無しさん (ワッチョイ 6e8e-DZ9y)
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2017/11/08(水) 14:22:56.88ID:1tB/oD200
ニックとマギーが落ち着いたから
次回は王チームメインで見やすいだろうか
0899奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-4Mna)
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2017/11/08(水) 14:24:40.49ID:IN4CcJro0
シャワーのヘッドを外して
肛門の中にシャワーのホースをねじ込んで
ウンコを洗い流すからね

ネジの溝にウンコがこびりつくし、
排水溝や浴室の床もウンコだし、
洗ったとしても汚いし、不衛生極まりない
0901奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4df7-SaAB)
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2017/11/08(水) 14:33:13.36ID:h0gxLyKx0
>>891
もう使われないと予想
ルシール使う=超ぐろいから視聴者に気を使って使わないんだろ
S7の一話は作中屈指のハードな話だったし、いろいろ言われたんじゃないか
0904奥さまは名無しさん (ブーイモ MM6d-AERM)
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2017/11/08(水) 16:11:55.58ID:JDN5CLgxM
ニーガン軍団を抑圧するにはニーガンを生きたまま仲間にするか、全滅させるしかない。

でもそうすると、その中に居て言いなりにならないと生きていけない人たちまでヤらなくてはならない。
ドワイトみたいのも居たしね。

だから、あの時ニーガンをヤらなかった。と解釈。
0906奥さまは名無しさん (ワッチョイ 8163-4Mna)
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2017/11/08(水) 16:24:14.10ID:IN4CcJro0
ニーガンが四つんばいで、ケツの穴を両手でおっぴろげて
画面いっぱいにアナルのドアップ
で、ニーガン「ココ ホレ ワンワン」
って言えばホモ大喜びで視聴率激烈アップまでは定規
0913奥さまは名無しさん (ワッチョイ adc1-4jh6)
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2017/11/08(水) 18:34:13.48ID:gHrwh1QG0
アメリカでの7の評価ってどうなん?俺の周りでは7で脱落者続出したんだが?
0914奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/08(水) 19:17:45.34ID:jhlOibWfa
ふう、
今日は仕事忙しくて来れなかった
やっと手が空いた

 やがて、少し先の水面が大きく盛り上がり、1mを優に超える大きな魚体が浮いた。
まさか、この魚は。
スズキではない。体高のある太い魚体、身体の割に小さな頭。
そして、妖しく光るルビーのような眼。
この県にその魚がいるなんて、聞いたこともなかった。
「アカメです。間違いありません。やはりいましたね。
この河で初めての記録。貴重な資料になりますよ。しかも大物。是非、釣り上げて下さい。」
遍さんも興奮を抑えかねているようだ。
やがて大きな魚体が川岸近くに寄ってきた。動きはゆっくりで一時の勢いはない。
「少しだけテンションをかけてラインを張っておいて下さい。」 「はい。」
緊張した顔の姫に竿を託し、川岸の石に降りた。
石の上にべったりと座り、腰を据えてからリーダーを取る。信じられない程大きな口。
それに、とにかく重い。2人がかりなら持ち上げられるかも知れないが、それでは。
「遍さん。無理に体重を測ると魚体へのダメージが心配です。」
「体長が分かれば体重は推定出来ます。大体の体長を測定して下さい。」
大型のスケールを魚体に沿わせる。約130cm。その時。
「Rさん!」 姫の声だ。
俺の目の前を何かがかすめた。左足の下で水音。 石? ゾクリと鳥肌が立つ。
激しい怒りと敵意が伝わってくる。 釣りに集中していて、全く気付かなかった。
先刻、姫が大物を釣った時にも感じた視線。 予兆はあったのに...迂闊だった。
0915奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/08(水) 19:19:42.14ID:FIECwDLMa
 「ガポッ!」
少し離れた場所で水音がした。大きいが軽い音。ボラが跳ねた音とは違う。
一気に胸の鼓動が早くなる。もしスズキの捕食音だとすれば、かなりの大物。
音がした方向に眼を凝らすと、ゆるやかに波紋が拡がっていくのが見えた。
まず上流側にキャスト。流れを利用して、音がした付近にルアーを送り込む。
ゆっくりリールを巻き、流れを横切るようにルアーを泳がせた。弱った小魚のイメージ。
姫も遍さんも、俺の緊張を感じ取っている。2人とも、黙ったまま河を見つめていた。
3投目。ルアーを泳がせ始めた途端、巻きが一瞬軽くなった。
ラインが少しだけ緩み、すぐにぴいんと張る、重い。
流木か、大物か。ドラグを信じて思い切り合わせる。
2度、そして3度。 ジリッ、とドラグが滑る。一呼吸置いて、ラインが走った。
もの凄い勢いでドラグが鳴る。大物だ。ラインは真っ直ぐ河口に向かっていく。
止まらない。あっという間に50mほどのラインが引き出された。
さらに10mほど糸を引き出し、ようやく魚は止まったが、なかなか寄せられない。
時折大きな魚体が水面を割る。激しい水しぶき、大きな水音。まるで爆発だ。
その波紋が俺の立つ川岸まで届き、水面が小さく揺れていた。
何度引き寄せても、その度にラインを引き出される。
「もうすぐ7時半、大丈夫かな?」 時計を見た遍さんが独り言のように呟いた。
魚をヒットさせてから既に20分以上経っている。魚体へのダメージを心配しているのだろう。
必死で遣り取りを繰り返す内に、巻き取ったラインが増えてきた。
魚は確実に、寄ってきている。
0916奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 19:22:49.99ID:E1Qun60+a
 しかし。
状況が、先程までとは一変していた。全くアタリが無い。
時々ポイントを休ませ、ルアーも取り替えながらキャストを続ける。しかし反応はない。
微かに魚たちの気配はある。しかし、皆、息を詰めて身を潜めている。そんな雰囲気。
時計を見た。もう6時50分を過ぎている。何故、大物が回遊してこない?
風が止まり、静まりかえった水面は鏡のようだ。明るさを増した半月が綺麗に映っている。
何かがおかしい。今までの経験からして、エサとなる小魚が多い場所ほど
肉食魚の摂食行動は短い時間に集中する。朝まずめと夕まずめ。
エサが豊富なら一日中エサを探して泳ぎ回る必要はないから、そう理解していた。
実際、さっきは立て続けに大物が釣れた。より大きな個体はその後に。
...いや、さっき釣れたとき、空はまだ明るかった。どうしてあんな時間に大物が?
「釣れないみたいですね。」 遍さんがペットボトルの水を持ってきてくれた。
「そうですね。何だか様子が変です。」 水を一口飲んでペットボトルを姫に渡した。
姫は俺の左側、足下に座って河を見ている。姫も水を一口飲んだ。
「と、言うと?」 遍さんの声が川面の空気に溶けていく。
「魚の反応が全く無いんです。まるで、何かを怖れて隠れてしまったみたいに。」
そう、この状況は、大物の回遊を察知した小物達がさっさと退散した後に良く似ている。
眼鏡の奥で遍さんの眼が輝いた。
「80cmもあるスズキが怖れる何か...興味深いですね。」
言われてみればおかしな話だ。70〜80cmクラスにもなればまず敵はいない。
ヌートリアも、わざわざそんな大物を狙うような難儀はしないだろう。
もっと楽に獲れる小物が、此所には幾らでもいるのだから。
0917奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 19:25:27.59ID:tutkBnyta
 大物が派手に暴れた後だ。他のスズキは警戒するだろう。
たっぷり20分程ポイントを休ませてから釣りを再開した。
姫がルアーをキャストする。釣り姿が堂々として頼もしい、それに美しい。
つい見とれていると、わずか数投で次のヒット、取り込みも成功。
78.6cm、4150g。これもかなりの大物。
資料を遍さんに手渡して、再びポイントを休ませる。
姫と並んで川岸に座った。持参したおやつを食べる、ミニ羊羹。
「そろそろ暗くなってきたので、今度はRさんが釣って下さいね。
あれ以上の大きさだと、私には絶対無理ですから。未だ少し手が震えてます。」
「じゃ、いよいよ大物用の道具の出番ですか。」 「期待してますよ、お師匠様。」
「ところで、さっき大物を釣った時なんですけど。」 「はい?」
「2度とも、取り込みの直前にキツい視線を感じたんです。それも水の中から。」
「水の中から?変ですね。私は釣りに夢中で気が付きませんでした。」
その時、遍さんが俺の肩に手をかけた。
「Rさん、お話し中申し訳無いですが、もう6時です。時間が無くなってきましたよ。」
「あ、済みません。」 そうだ、7時半には調査終了。
メーター級の大物が釣れたらやり取りに時間がかかる。あまり余裕は無い。
視線の話の続きは、施設に帰って夕食を食べた後にしよう。
立ち上がり、木に立てかけてあった釣り具を手に取った。
注文した竿が届いたのが調査前日だったので一度もテストをしていない。
本命のポイントから離れた場所でキャストの感覚を確かめた。
強くて腰があるがガチガチに硬いわけではなく、キャストしやすい。しかも、軽い。
予想通りだ、これなら大丈夫。本命のポイントへ移動した。
既に太陽は山の稜線に隠れ、辺りは見る間に暗くなっていく。
夕まずめ、闇に乗じて大物が浅場に回遊する時間、これからが俺の本番。
0920奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/08(水) 19:48:30.44ID:UTnatAM2d
>>917
おい糖質オヤジ、いったいいつになったらこのスレ潰すんだ?www
0924奥さまは名無しさん (ワッチョイ 4989-Ab9z)
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2017/11/08(水) 20:38:02.61ID:yftw83ff0
モラレスいいやつだったのにな〜 最初グレン達と会った時に名前忘れたけど金髪のねーちゃんにリック撃たれそうになった時助けたのもモラレスだったかな
あのキャンプメンバーでメルルに言い返せたのはモラレスだった 
0929奥さまは名無しさん (アークセー Sxf1-6vTA)
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2017/11/08(水) 21:20:55.11ID:qrdnM0NGx
メキシコとかカナダぐらいいけばニーガンもくそもなくね
わざわざ来ないとこまで移動すりゃ戦闘やるよりマシなきがするが大所帯で無理なのかな
0931奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-AROr)
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2017/11/08(水) 21:25:44.50ID:M0Kc/n/o0
>>922
ゲストからの指示でスキンシップが禁止されてたにも関わらずノーマンの手に無理矢理キスをした女性がいた。イベントは一時中断になる騒ぎ

その出来事の後にサイン会(4回目)に参加したけど明らかに塩対応で他の客もテンション下がってた

ゲスト入退場時もスタッフがハンディメガホンで「撮影禁止ですよー!!」って必死に注意してるのにパパラッチ状態。運営ばかりいろいろ言われてるけど客も酷かった
0933奥さまは名無しさん (ワッチョイ c2dc-9xvD)
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2017/11/08(水) 21:26:54.40ID:vAOD3OMF0
ユージーンが銃器に使う弾薬不足を憂い、銃弾製造工場の案を出していたぐらいなのに、
いつの間にか、無限弾薬のごとくマシンガンをフルオートで撃ちまくれる状況に変わっていたw

敵を倒しても、敵が持っている銃器を貪欲に奪うこともしないから。
0938奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/08(水) 22:03:47.53ID:dKvnV6iPa
 いきなりドラグが激しい音を立て、30mほど離れた水面が割れた。
スズキが魚体をくねらせながらジャンプする。デカい、未だ明るい内にこんな。
「ジャンプする前には大抵助走(助泳?)します。そしたら思い切り竿先を下げて下さい。」
「ジャンプしにくいように、魚の頭を下に向けるんですか?」
「そうです。何度もジャンプされると、ルアーが外れる事がありますから。」
姫は冷静にやり取りを続け、魚をかなり近くまで寄せてきた。
調査道具一式を持ち、川岸の石に降りる。
リーダー(太い先糸)までの距離を確認した時、上流側から刺すような視線を感じた。
怒り?敵意? そっと視線を遡る...10m程離れた、水の中? 気のせいか。
「Rさん、魚、これで良いですか?」 我に返って目の前の水面を見る。
姫は更に魚を寄せ、俺のすぐ前まで誘導していた。
リーダーを取り、フィッシュグリップでアゴを確保する。成功。
「Lさん、大物ですよ。おめでとうございます。」 「凄い。何だか、手が震えますね。」
素早く体重と体長を測り、資料を採取してパックに入れる。そして放流、首尾は上々だ。
82.1cm、4720g。
「今回の調査では一番の大物です。貴重なデータになりますよ。」
ビニールパックの中、背びれの一部と大きなウロコを見ながら、
遍さんは満足そうに目を細めた。
0939奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/08(水) 22:05:11.94ID:+N9dWfSia
 河口のポイントに着いたのは4時半過ぎ。満潮の潮止まりに近い時間だ。
これから下げ潮に入ればスズキの活性も上がる筈。今回の狙いは大物。
群れる小魚の様子を見ながら、ゆっくりと釣り具を準備する。
まずは姫の釣り具。昨日より少し強い竿に大きめのリールをセットした。
ルアーは昨日と同じ9cmのミノー(小魚型のルアー)。
姫は早速キャストを始めた。綺麗なフォーム、飛距離も十分。
もともと身体能力は高いし、器用な人だ。何度か一緒に釣りをするうちに、
軽いルアーでの釣りなら俺よりも上手なほどに上達していた。
姫の様子を見ながら自分の釣り具を準備する。準備完了、竿を近くの木に立てかけた。
「Rさんは釣らないんですか?」 遍さんは不思議そうな顔だ。
「大物は警戒心が強いので、1人ずつ、ポイントを休ませながら釣ります。
日暮れまではLさん、日が暮れたら僕がこれで。」 「なるほど。」
何度目のキャストだったか、テンポ良くリールを巻いていた姫が、突然竿を跳ね上げた。
竿が綺麗な弧を描く。見事な合わせ。チリチリとリールのドラグ(ブレーキ)音が聞こえる。
「オーストラリアで釣った魚みたいな引きです。多分、大物ですね。」
姫の頬は紅潮しているが慌てた様子はない。
0940奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 22:07:40.20ID:xWvu5bYQa
ので、忘れないうちに語らせていただきたいと思います。
ちなみに現在僕は、独身一人暮らしのアパート住まいです。

夢の中でも寝ていたようで、ふと目が覚めたとこから話は始まります。
周りを見ると6畳くらいの和室で家具は無し。窓は障子戸で閉じてたが光の挿し具合で昼くらいだと判断。
全く見覚えのない家だった。とりあえず部屋を出て探索しようと思って廊下に出るとすぐ上への階段があった。
察するに、寝てた部屋は、1階奥の階段の裏に隠れるようにあった部屋のようだ。

廊下は全体的に薄暗く、幅は2mくらいで割と広め。通路の左端に沿って荷物類が並んでおり、
やたら幼児用のおもちゃが乱雑に置いてあり三輪車とかもあった。通路右側は襖戸が並んでいた。
造りから田舎にありそうな昔ながらの日本家屋のようだ。
異様に思ったのが廊下の先、つまり玄関が見当たらない。それどころか先は全く光が入らず暗くて見えない。

ふと気付くと、どこからかTVの音?がしてるようだ。誰かいるようだ。
音の場所を探ると、どうやら通路右側の襖の部屋から聞こえてくる。
恐る恐る襖戸を開き中を覗くと、畳部屋で正面は高さ2mほどの外へと出入りできるガラス窓が並び
庭が見えた。庭は洗濯の物干し竿があり、高い雑木の塀で敷地の外は見えない。
0941奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 22:09:20.50ID:YNxniJfoa
あえず部屋に入ってみた。パッと見、この部屋も家具が無い。TVの音は入って右側からしてるようで
見ると、古い21型のTVに昼ドラらしき番組が映っていた。喪服の40代くらいの女性が泣き喚いていた。
どうやら葬式のシーンのようだ。
そしてそれを食い入るように観てる者が居た。髪はボサボサに伸びた赤いトレーナーに下はわからんが
太めの体型の小学生くらいの女の子が、座布団に正座で背中を丸めるような感じで観ていた。
女の子はこっちには気づいてない様子で、とてもじゃないが声を掛けられる雰囲気じゃなかった。
とりあえず他を調べようと後ろを振り返ってギョッとした。
反対側の壁は無く、昼の光が射し込んでるのにも関わらず、ただ闇が広がっており、全く奥は見えない。
その闇の入口?からドライアイス効果のように白いモヤが漂ってきてる。
これは本能的にヤバイと思って部屋を急いで出た。

部屋を出てすぐ、後ろから誰かがついてきた。さっきの女の子ようだが、なぜか後ろを振り返れなかったので
正体はわからんが、悪い感じ的なものはしなかったので、とりあえずは放置することにした。
部屋を出て階段がある方を向いたら、壁に壁掛け式の直径30cmくらいの時計が見えた。
今何時なんだ?と、思ったけど時計じゃなかった・・・
確かに外観は壁掛け式時計だが、文字盤があるべき場所は目から口の位置までの生気の無い
若い女性の顔が付いており、無表情でこっちを見ていたので速攻で目を逸した。

心臓バクバクしながらも、次は2階へ移動することにした。
階段を上がるとすぐ、襖戸の部屋がまたあった。入って見ると6畳ほどの普通の和室だが
やはりまた家具類は無く、今度は窓すら無かった。入る前から灯りは点いていたようだ。
入って左側を
0942奥さまは名無しさん (ラクッペ MM61-rGH+)
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2017/11/08(水) 22:10:40.99ID:GgBcANmwM
>>931
イベント撮影禁止ならまず入り口で
スマホ預かればいいのにね
こないだ美術館でもずっとアナウンスがうるさかった
まあ場の空気を読まないおばさんの集まりだったんだろうな
0945奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-AROr)
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2017/11/08(水) 22:29:08.97ID:M0Kc/n/o0
>>935
撮影の時は機嫌よかったよ。自分からは触れるのは禁止されてたけどそのルールも後々緩くなったみたいね

サインの時は時間もかなり押してて酒飲んで機嫌悪くなったとかいろいろ言われてた

あの女性がああなった原因が謎
0952奥さまは名無しさん (ワッチョイ 9987-AROr)
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2017/11/08(水) 23:17:37.33ID:M0Kc/n/o0
>>942
あの時はフロアがデカすぎてチケット持ってない客をシャットアウトできてなかったのが問題。チケット持ってない客はイベントが中止になろうがおかまい無しだから必死にパシャパシャ。待機列の客はそれ見てヒヤヒヤしてた

必ずと言っていいほどスタッフにブチ切れてるおばさん見るけどエミリーの時は特にトラブルも無く会場の雰囲気もよかった
0954奥さまは名無しさん (スッップ Sd62-6rU/)
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2017/11/08(水) 23:22:08.80ID:UTnatAM2d
>>953
おい糖質オヤジ、いったいいつになったらこのスレ潰すんだ?www
0957奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 23:27:40.70ID:QzZXtuiJa
さあ、スロータイムスローミュージックを挟みましての第1回目

 「あれが悪霊でないなら、何故、通り過ぎるまで隠れていたんですか?」
「あれが見えるなら、あれからも見えている。そう、言われているからです。」
「あれが僕やLさんを仲間だと思うかも知れない、と?」
「はい。悪霊でも同じですが、複数の魂が融合した状態だと力が強いし、
融合した魂を1つ1つ分離しないと根本的な解決は不可能です。
でも、此所なら『不幸の輪廻』の力は及びません。
それに、今後新しい仲間が増えることもないでしょう。
昼は海の神様に縋り、夜は山の神様に縋って存在し続けるだけ。
それなら、このままでも良いような気がします。」 姫は窓の外を見た。遠い目。
確かに、人間の方が注意して、あれが移動する時間帯を避ければ実害はない。
まして、此処にいる人間があれの仲間に加わるような事態は考えられない。
何でも自分たちで解決できる、しなければならないと考えるのは、不遜だろう。
神様の御心にお任せする、そんな方法があっても良い筈だ。
窓に鍵をかけ、カーテンを閉めて、俺と姫は眠りに就いた。
明け方前、もう一度あれが此処を通る時、その声や姿に気付くことがないように。
0958奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-Fjd7)
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2017/11/08(水) 23:28:57.77ID:7IBOq10Pa
「妖怪とか、精霊みたいなもの、ということですか?」
「それが一番近い言葉、でしょうね。普通の幽霊とは、『あり方』がかなり違いますから。
「あの歌は?」
「歌かどうかは分かりません。でもああして仲間を探しているのだと聞きました。」
「仲間って、はぐれた仲間ですか?」
「いいえ、新しい仲間です。海で亡くなったり山で亡くなったりして、
救いを求めている人の魂を仲間に加えるために呼びかける声。」
なら、あの光の1つ1つが、元々は海や山で亡くなった人の魂なのか。
ふと、思い出した。七人の死者、その魂の集合体。
新しい魂を仲間を加えるたび、一番古い魂が成仏するという妖怪の話。
「七人ミサキに似てますね。それだと妖怪と言うより悪霊に近い気がします。」
「実際に確かめた人はいないようですが、
新しい仲間を加えた分、光の数が増えると言われてます。
海岸から山まで途切れなく続く光の行列が見えたという記録も幾つかあるようです。
もしそうなら、七人ミサキのような悪霊とは違いますね。」
「どうして確かめた人がいないんですか?」
「今、此所以外であれが出現するという報告がほとんど無いんです。
先の大戦前は、海辺の古い集落なら似た話が沢山あったらしいんですが。
もし『不幸の輪廻』に取り込まれてしまったのだとしたら、悲しいですね。」
じゃあ、あれは。
哀しい魂たちが『不幸の輪廻』に取り込まれないように寄り集まった姿なのか。
例えばこの世に思いを残しつつ亡くなり、その死を誰にも知って貰えなかった魂たち。
無縁仏とすら呼べない、忘れられた存在。
0962奥さまは名無しさん (アウアウカー Sa69-z5dn)
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2017/11/08(水) 23:40:01.81ID:mNjnQ4yDa
フィギュアってオマンコのとこ
オリモノシートみたいなパット付けてるよなあ

てか
まりんちゃんのオリモノ舐めたいわ
生理経血も舐めてみたいけど
0972奥さまは名無しさん (ワッチョイ 5f63-ro9k)
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2017/11/09(木) 02:50:45.06ID:akw1wCwU0
今2話見たんだがモーガン覚醒したと思ったら今度はジーザスかよ
ニーガン許す布石なんだろうし絶対偽善キャラいるのは恒例とはいえイラつくからやめてくれよほんとに
0973奥さまは名無しさん (スプッッ Sd1f-atwV)
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2017/11/09(木) 03:14:45.77ID:Hz96uCIPd
モーガンはなんつーか狂人かと思いきやちゃんと見てると酢いも甘いも経験してきて心底揺れてる感が伝わってくるからわかるんだけどジーザスはペラいんだよな
本当に薄っぺらい
0974奥さまは名無しさん (スプッッ Sd1f-AhLK)
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2017/11/09(木) 03:35:52.26ID:X35yRyWfd
つーかドラマにあれこれ言っても仕方ないけど赤ん坊みて揺れ動くところとか敵にも家族がいる事くらい当たり前なのに無理があるよな
脅して武器掻っ払ったり食料貰う代わりに基地皆殺しにしたりしといて意識が甘すぎるだろ流石に
0975奥さまは名無しさん (ワッチョイ 5f87-oels)
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2017/11/09(木) 03:39:47.43ID:G8ih/clW0
ジーザスはゲーム版でも頼れる味方として登場した、強くて性格も良い良キャラなのに
脚本の都合で突然馬鹿にされて可哀想だわ
モーガンの不殺云々は、過去の布石があったからまだ理解できたけど、これは無いわー
0979奥さまは名無しさん (ワッチョイ 5f63-x5jG)
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2017/11/09(木) 06:37:49.72ID:1iJtFqHa0
リックが四つんばいで、ケツの穴を両手でおっぴろげて
画面いっぱいにアナルのドアップ
で、リック「ココ ホレ ワンワン」
って言えばホモ大喜びで視聴率激烈アップまでは定規
0981奥さまは名無しさん (アウアウエー Sa7f-ySnM)
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2017/11/09(木) 06:58:07.66ID:EaceMj0ka
>>970
異端裁判でユダヤ人とイスラム教徒を虐殺しまくった
キリスト教徒の言える言葉じゃねーわ
0982奥さまは名無しさん (ワッチョイ 7f8e-hN1o)
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2017/11/09(木) 07:03:24.97ID:UDFUtsQm0
ハリコンにサイモン、ジーザス、ドワイト来るんか
何気にサイモン好きだわw
0983奥さまは名無しさん (アークセー Sx33-f3Vd)
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2017/11/09(木) 08:47:32.51ID:uP8bVn3/x
タイトルもうローリングデッドにしちゃえ
0990奥さまは名無しさん (ワントンキン MMdf-QQab)
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2017/11/09(木) 12:06:40.53ID:HGhCMtpiM
ジーザスて原作とくらべて活躍すくなくなってたりする?スペックのわりに扱い悪すぎない?
0991奥さまは名無しさん (ワッチョイ 5f3e-eqfP)
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2017/11/09(木) 12:10:14.80ID:NseRzNT00
法律が機能してない時点で弱肉強食なんだがジーザスは何も分かってないな。逃げ出そうとした連中は絶対に最悪の元凶になるに決まってんのに。
こんな甘っちょろいのがみんなを殺すことになるんだよなあ
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